リゾットが逝く!   作:ティハロック

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第21話 イルーゾォの驚愕

 

 

 初任務を終え見事、無傷でナイトレイドに戻ったリゾットはナジェンダから報酬を得た数日後、情報の共有の為に、イルーゾォとの待ち合わせの場所に足を運んだ

 

帝都のとある路地裏(鏡の世界)

 

「首斬りザンク?」

 

「ああ、今、帝都で噂になってるっつう、辻斬りだ」

 

首斬りザンクと言う人名に聞き覚えのないリゾットはその話題を振ったイルーゾォに聞き返すと、イルーゾォは腕を組み壁に寄りかかりながら続ける

 

「それでイルーゾォ、その辻斬りが俺たちの目的と、どう関係あるのだ?」

 

「帝国にいる二人から聞いた話なんだがな、そのザンクって奴は、つい最近まで帝国の監獄で首を斬る役人だったらしいぜぇ」

 

「役人…!そうか、イルーゾォ、お前が言いたいことが分かった」

 

役人と言う単語でリゾットは理解したのか目を見開き顔をイルーゾォの方へ振り向く

その反応を待ってましたとばかりにイルーゾォはニヤリと笑う

 

「そう!つまりザンクはソルベとジェラートを拷問し魅せしめにした、俺たちと同じ《転生者》と関わりを持っている可能性があるということよ」

 

リゾットに人差し指を立てながら続けるイルーゾォ

 

「それにザンクは辻斬りだ、民を毎晩殺してる、流石のナイトレイドも見過ごせねえだろ、近いうちに、ザンクを標的に暗殺するだろうよ」

 

「つまり、アカメ達がザンクと遭遇し暗殺する前に、ザンクを見つけだし二人を殺した拷問官の正体を聞き出せば言いわけだな」

 

「そうゆうこった、頼むぜ、リゾット...そういや、もう一つ言っておかなくっちゃあならないことがある」

 

「...なんだ」

 

「ザンクは帝具使いらしい、どんな能力かまでは分からないがよ、まあお前のスタンド能力なら大丈夫だとは思うが」

 

「帝具使い...そうか、分かった、では今夜、ザンクを探って見よう、それとは別にイルーゾォ、これを」ジャラジャラ

 

リゾットは中くらいの中身の入った袋をイルーゾォに差し出す

 

「なんだぁ?」

 

「今回、ナイトレイドで受けた依頼の報酬だ」

 

「ほーん、どれどれ...!?なっ!こ、こんなに!!?」

 

イルーゾォが袋の中を覗くと数十枚の金貨が入っていた

 

「お前に渡したのは、俺が貰った半分だ」

 

「半分!ハッまさかナイトレイドがここまで、はぶりが良いとは思わなかったぜ、いや、この場合、パッショーネの俺らへの扱いがクソだったってことかぁ~」

 

「...普通に考えて...後者だろうな」

 

イルーゾォの驚きっぷりを見てどれほどパッショーネが我ら暗殺者チームを軽くみていたかがよく分かったリゾット

 

「そろそろ時間だな、イルーゾォ俺はナイトレイドに戻る、帝国の2人には俺がザンクから情報を聞き出すからお前らはお前らの仕事を全うしろと伝えておいてくれ」

 

「了解、じゃあまたな、リゾット」

 

キーーーーーン

 

イルーゾォの言葉と共にリゾットは鏡の世界から現実世界へと戻る

 

 

約1時間後リゾットはナイトレイドのアジトへ到着する、するとタツミがリゾットの方へ走りながら声をかける、どうやらナジェンダを含めたナイトレイドメンバーが会議室に集まっているようだ、それを聞いたリゾットに嫌な予感がよぎるも会議室のドアを開ける

 

「ちょっと、今まで何やってたのよ!二人共、新人のくせに」

 

「ハァ!お前がリゾットを連れて来いって言ったんだろうが!」

 

「まあ、落ち着け二人共、リゾットに声をかけるのを忘れてたのは私だ、リゾットを責めないでやってくれ」

 

「フン」プイ

 

マインとタツミが揉める前に玉座に腰かけているナジェンダがリゾットが居なかった理由を話す

それでも、気に入らなかったのかマインはリゾットやタツミに謝るどころかそっぽを向く

 

「だが、リゾット出かけるときは、声を掛けてくれ、言わなかった私も悪いが」

 

ナジェンダは頭を抱えリゾットに言う

 

「ああ、すまなかったな、今後はこのような事がないように気を付けよう、ところでナジェンダ、これは何の集まりなんだ?」

 

リゾットが『ナジェンダ』と口にするとラバックはムッとした顔でリゾットを睨む、リゾットはその視線に気づいてはいるが合えて気づかないそぶりを見せる

 

「ああ、実は皆に暗殺してもらいたい標的がいる、今、帝都で噂の連続通り魔」

 

~数分後~

 

どうやら今回の標的は首斬りザンクらしい、ナイトレイドが標的にする前にザンクから情報を聞き出そうとしていたリゾットは頭を抱える、実はナジェンダに二人だけで話がしたいと別の個室でどうしてもザンクから仲間を殺した奴の情報が聞きたいと話したところ、ナジェンダは

 

「情報を聞き出すのは構わないが、それはお前の前に、ザンクが表れた場合に限ってだ、もしお前以外の場所でマインらと会ったのなら、ザンクは殺す気で掛かってくるだろう、情報を聞き出すと言っても相手は帝具使い、手加減は出来ないし、今夜お前だけがザンクを探すとなると探せなかった場合、何の罪のない民が犠牲になる、だから聞き出すとなると、お前の所にザンクが表れたときだけだ」

 

と言っていた、俺もイルーゾォもこうなることが分かっていた為、ナイトレイドがザンクを標的にする前に情報を聞き出し暗殺する予定だったのだが、まさか今夜ザンクが標的になるとは思ってもいなかったのだ

 

リゾットとナジェンダがアカメ達がいる部屋に戻ると既に、チーム決めが終わっていた。

 

チームは二人一組(リゾットは、単独行動を提案したが、マインが「はぁ!新人のくせに単独行動が許されると思ってるの?」と言い出したため仕方なく、3チームのうちのどれかに入ることになる)

 

1チーム:レオーネとブラード

 

2チーム:マインとシェーレ

 

3チーム:アカメとタツミ

 

(さて、どのチームに入るか、マインのチームはまずないとして......よし、俺が入るチームは)

 

 

 

 

 

 

 

 

「...」

 

「頼りにしてるぜリゾット」

 

「ああ、では行くとするか」

 

リゾットがそう言うと、アカメとタツミと共に月夜に照らされた帝都の方へ足を進める

 

 

 

 

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