こ、これがジョジョ脳か...
(...ウ......ん?...あれ?俺は何を...!?痛っ!!?)
(背中が痛い? なんだこれ?血?) ヌチャ
目を覚ました少年は背中に痛みを感じるとすぐさま片手で触れる
(なんで血が...?...!そうだ思い出した!!俺はあの時、サヨに刺されて意識を失ったんだ!!)
意識が曖昧になっていたタツミは気絶する前の出来事を思い出す、辺りをキョロキョロ見渡した
まず最初に目に入ったのは、少し遠い位置に倒れこむサヨ
(サヨ!何で?倒れてるんだ?...いや今はそれどころじゃないか、俺が今こうして目をさますことが出来たってことは、リゾットかアカメが間に合ったってことだ、きっと今もザンクと戦っているはずだ)
そこまで考えたタツミは今度は戦っているであろう仲間を探そうと立ち上がる、背中を刺されたが普通に動くのであった
「一体どこに要るんだ?」
そう口にこぼした、その時
キーーン
刀と刀が交える音がタツミの目の前、柵の方から音がした、タツミはその音を頼りに柵をくぐるとそこには
「アハハハハ!避けないでよ!!今度は一緒にいようよ!!!お姉ちゃん!!!!」
「くっ!クロメ」
狂気的に刀を振りかざす少女と少女の剣技を刀でいなす、少し険しい表情のアカメと
「どうした、どうした?避けるだけかぁ?」
「......」
ザンクの攻撃をスレスレで避けるリゾットの姿だった
タツミの目から映る姿はザンクの後姿と真正面から避けるリゾット
だが、その攻撃の仕方が変だった
(なんだ?ザンクから現れた、あれは?)
タツミは目を丸くしながら、ザンクから現れた人のような姿を見て困惑していた
「っく! メタリカ」
「ふん、くらえぇ」シュ
「っ!」ザシュ
ザンクはリゾットの目線から体を大幅にずらした瞬間スタンドを出しすぐさま、手刀で斬りつけ、リゾットの左肩を浅いが切り裂く
「愉快愉快、やはりな、リゾットお前、能力使った後、わずかだがタイムラグが発生する様だな」
「…」ポタポタ
肩から血が滴り落ちる、リゾットのちょっとした表情で悟るザンク
「やはりそうか、一時はお前の能力では、俺は一方的にやられるだけと思っていたが、この『スペクテッド』の能力のうち「洞視」と「未来視」を組み合わせることで、お前の予測不能の攻撃をお前の視界から一瞬、逸らすことで、回避その瞬間にスタンドで攻撃をする、帝具の能力を複数同時に使用するのは前ならできる芸当ではなかったが、スタンドを得て、精神力を鍛えた今の俺ならもしかしたらと思ったが、こうもうまくいくとはな」
ザンクはニヤニヤと余裕そうにリゾットに向ける
「...確かに、貴様は、俺のスタンド『メタリカ』の攻撃を回避する方法を生み出したようだな、だが、貴様は俺のメタリカを回避する間はスタンドを一度も出していなかった、回避した後に出していた、それはつまり、スタンド使用中は帝具の能力が使えないということ」
リゾットもまた、お前の弱点に気付いているぞと述べる
「ほう」
「もし帝具使用中にスタンドを出した状態で俺を攻撃していれば、俺の肩はこの程度ではすまなかった、最悪、左腕を切断されていた可能性だってある」
「お前の考察は当たってるぜぇリゾット、いやぁ驚いたぁ、スペクテッドを所持している俺とためを張れるくらいの洞察力と推理力だ」ぱちぱち
それでもザンクは余裕そうにリゾットを見つめながら拍手する、両腕をメタリカにやられたと言っても、拍手することは出来るようだ
「余裕そうじゃあないか、ザンク」
「ああ、余裕だなぁ、両腕複雑骨折、左肩損傷、スタンド能力発動後のタイムラグ、だが俺は両腕をやられたが動くしそれ以外にやられたのは戦闘にかかわりの少ない顔!どう転んでもお前に負けることはありえねぇんだよリゾットォオオ」
(次、能力を発動したときが最後、お前の首と胴体は切り離される、くくく愉快愉快、その首をクロメと戦っているアカメの目の前に差し出し、クロメに止めを刺させその後、アカメの首も掻っ切ってやる)
「…」
「…」
数秒、二人は動かなかった、だが、いつまでも動かないわけにはいかない、ザンクはアカメがクロメを倒し(まんがいち)リゾットに加勢に来れば、勝率が下がるし、リゾットはアカメが来ればザンクには勝てるが、ザンク相手ではアカメも手加減できないため、村雨でザンクは死ぬ、情報を聞き出すことが出来ない、どう転んでも、どちらかが先に動かなくては(攻撃を仕掛けなけらば)ならない
そして動いたのは
メ タ リ カ
シュッ
バッ
「避けたぞ!リゾット!!俺の勝ちだあ!!くらえぇ!!!」
ザンクはスタンドを出すとシックス・センスの手刀をリゾットの首に狙いを定める
そして
ザシュ
「ぐっふぁぁ」ブゥシャァ
シックス・センスはリゾットの首の直前で動きを止める
「ば、馬鹿...な、お、おまえ、い、いつの...まに」
ザンクが後ろを振り向くと短剣でザンクの背中を突き刺すタツミの姿が会った
「ベネ(よし)やはり、俺の推測通り、スペクテッドの能力を俺のメタリカの攻撃をかわすのに集中させるあまり、俺がタツミに指示を送っていたことに気付かなかったようだな」
「これで良かったんだよなリゾット」
「ああ、それでいい、良く、俺の指示をくみ取ったなタツミ」
「ははは、まあな…」
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(なっリゾットの肩が!俺も加勢に!!)バッ
シュッ
ドス
(え?)
タツミがリゾットに加勢に行こうとした瞬間、メスがタツミの横を通り過ぎ、後ろの柵に突き刺さった、それを確認しリゾットの方を見ると、リゾットがザンクに悟られないようタツミに一瞬のアイコンタクトをしたのだった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「そんなことが、馬鹿な、リゾット貴様ぁ~」
ザンクはタツミの行動とリゾットの指示であることが分かると血反吐を吐きリゾット目掛け眼を飛ばす
「なぁに、お前がサヨ?を不意打ちに使ったように、俺もその案を使わせてもらった」
「!き、きさまぁあああ」
やけを起こしたザンクがリゾットに飛び掛かるも
メ タ リ カ
「ぐわああぁぁああああ」
ザンクは両足を剃刀で裂かれ、そのまま倒れる
その時に掌を地面につける、そこでリゾットは生み出したナイフでザンクの掌にナイフを突き刺しそこからぬけなくした
「あああああああああああああああ」
両方の掌を突き刺されたザンクはあまりの痛みに絶叫し、大量の汗を流す
無表情で行うリゾットを見てタツミは絶句している
「はぁ...はぁ…はぁ」
(まだだ、まだ俺にはクロメがいる、アカメはクロメを斬ることは出来ないはずだ、こっちにクロメを向かわせればあるいは)
ザンクは最後の賭けだと、希望を捨てず策を考える
「クロメぇええ、こっちにこい!こいつらを殺せ!!」
ザンクが地面に顔を向けたまま、向こう側でアカメと一戦交えているであろうクロメに大声で呼びかける
シーーーーーーーーーーーーーン
しかし、来るのは静寂だけだった
(なぜだ?なぜ来ない??)
「残念だったな、ザンク...前を向け」
「...なっ!?」
なぜか冷や汗をかくリゾットの言葉通り前を向いたザンクが目にしたものは
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
「…」
首筋を斬られ、生命を終わらせたクロメ?を、お姫様抱っこで掲げる、悲しげな表情のアカメであった
するとクロメ?は足先から粒子のような光が散り散りになり、それが顔の方までいくと完全にこの世から消え去ってしまった
妹?を見届けたアカメは一滴の涙を流すとザンクの方へ顔を向けこう言った
「私はお前を絶対に許さない」
その言葉を聞くとザンクは抗うのをやめた
次回 ザンク 回想編
そして
ソルベとジェラートを殺した人物が