転生ゲーム〜バカとテストと召喚獣〜   作:テイクジー

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どうも、テイクジーです。
今回の話を投稿するにあたり、皆様に注意、警告が有りますので前書きにてお知らせさせていただきます。

今回の話では、一時的にではありますが、若干のアンチ・ヘイト表現と原作改変が含まれます。

原作を大切にしている方からすればあり得ないという方もいらっしゃるかもしれませんので、あらかじめ謝罪しておきます。

申し訳ございません。

それでは本編へどうぞ。


第八話 Aクラス対Fクラス〜困惑の秀吉〜

 午後1時、互いに準備を整えた両クラスは、Aクラスの教室で対峙していた。

朝の会合時に姿を見せなかった田中も、午前中のうちに補給試験を終え、万端の体制で戦争開始の時を待っていた。

 

 

「それでは、これよりAクラス対Fクラスの試験召喚戦争を開始します。審判は私、学年主任の高橋が務めます。先鋒は前へ」

「わしが出るのじゃ」

「秀吉、頑張ってね」「うむ、任せておくのじゃ」

 

 Fクラスからは秀吉が出る。

対するAクラスからはーー

 

「秀吉が相手ね。じゃあ私が出る「すまんが先鋒は譲ってもらえないか?」哉太くん?」

「これでもAクラスの特攻隊長だからな。先鋒といえば俺だろ?」

「でも秀吉が相手なのよ?だったら姉である私が相手するべきじゃない?」

「そんな事はない。先鋒といえば俺、俺といえば先鋒はこのクラスの共通認識だろう?それに秀吉は俺がこっちに来て始めての友人だからな。秀吉が先鋒で来たんなら尚更、俺にやらせて欲しいんだ」

「秀吉が始めての友人って、私そんなの聞いてないわよ?…もう、しょうがないなぁ。先鋒は譲ってあげる。その代わり、後でその話聞かせてもらうからね」

「ありがとう、優子。…お待たせしました、Aクラスからは田中哉太がでます」

「相手は哉太か。情報が無い分、迂闊に手は出せんのう」

「よろしくな、秀吉。あと…高橋先生、試合の前に少しお時間よろしいでしょうか?」

「?ええ、少しならば許可します」

「ありがとうございます。さてFクラス諸君、これから君達に少しだけ質問させてもらう。これは俺がさっきまでかけて集めた情報を基にした質問だ。知らない、分からないと言うならそれで一向に構わない」

『質問、一体何だ?』

「まずは、学校の備品に関する質問だ。先日の試召戦争の際に、窓ガラスの破損、消火器の無断使用、それによるスプリンクラーの誤作動があったらしいんだが、当時戦争を行っていた生徒に話を聞くと、Fクラス生徒を追い詰めた際、一瞬の隙を突かれ、気付いた時には窓ガラスが割られ、消火器が撒かれていたらしい。これについて聞きたいんだが、吉井明久という生徒はいるか?」

「おい、明久、ご指名だぞ」

「ぼぼぼ、僕?な、何で僕なのさ?あれは確かに美波のせいにしたはずだし、僕がやった証拠なんかないはずだよ⁉︎」

「明久…お前って奴は…本当にどうしようもない程のバカだな」

「なんだと、雄二。今僕のことをバカにしたな⁉︎雄二に「悪いが茶番に付き合う気は無いんだ。質問に戻らせてもらうぞ」…う、はい。」

「と言っても質問前に本人が答えてくれたみたいだからな。被害に遭った生徒が最後に追い詰めていたのが君だったらしいから、君なら何か知っているかと思ったんだが、まさか自白してくれるとはな。」

「……」

「犯人も分かったし、この質問はもういいか。あと一つ、今度は秀吉に質問なんだがーー」

「わしにか?先の流れからすると戦争に関することのようじゃな」

 

 

ーーCクラスを騙して、うちに攻め込ませたのは…お前か?

 

 

 その声は固く、彼の雰囲気が変化したのは誰の目にも明らかだった。

先程とはまるで違う雰囲気に、秀吉は戸惑い、彼を見つめるとーー固まった。

 

 その目には、偽りや誤魔化しは効かない力が込められており、唯々真実のみを求めていた。

 

 その瞳を前にし、秀吉は身を竦ませながらも口を開く。

 

「た、確かにあれはわしがやった事じゃ。しっ、しかしじゃな、あれは作戦のために必要だった事でーー」

「そうか。お前がやったことか。秀吉、もういい、質問は以上だ。試合を始めよう」

「まだじゃ、哉太。お主は勘違いしておるのじゃ。先にわしらを騙したのはCクラスの方なのじゃ。じゃからーー」

「もういいって言っただろ。科目選択権はお前にやる。さっさと始めよう」

「話を聞くのじゃ、哉太よ‼︎わしの、わしの話を…聞いて欲しい、のじゃ」

「話は終わりだ。お前が選ばないなら俺が選択するぞ。先生、科目は古文でお願いします」

「古文、承認します」

試験召喚獣、召喚(サモン)

「待ってくれ…後生じゃ。頼むからわしの話を…」

「言い訳なら後で聞いてやる、さっさと召喚しないと不戦敗になるぞ」

「…くっ、サモンじゃ」

 

 

試験科目 古文

Aクラス 田中 哉太 328点

VS

Fクラス 木下 秀吉 79点

 

 

「勝者、Aクラス」

その言葉と共に、初戦は幕を閉じた。

 田中の言葉と態度に動揺した秀吉は、まともに召喚獣を操作することも出来ず、ろくにダメージも与えられないまま田中の召喚獣の前に屈したのだった。

 

「…面目ない」

「ドンマイだよ、秀吉。点差もあったし、仕方ないよ」

「そうよ。それにあんなやつの事なんか気にしなくてイイわよ。全く、言いたいことだけ言って話は聞かないなんて最悪なヤツね」

「全くです。木下君の話を聞こうともしないなんて、田中君は酷いです。木下君、気を落とさないで下さいね?」

 

(同意するが、お前が言えた義理じゃないぞ、島田。それにしても田中だったか?初戦は木下姉がくると思っていたが思わぬ誤算だな。残る敵戦力は久保、木下姉、佐藤、それに去年転校してきた工藤辺りか?康太で一勝は出来るとして…後は姫路の相手次第か。先鋒でこの点数ならこれより下はまず無いだろう。島田じゃお手上げだな。明久の技術にかけるか)

 

 その後は滞りなく試合が行われ、Aクラスの勝利は確定的なものとなった。

 

第二試合(選択科目:日本史、選択者:吉井明久)

対戦者 Aクラス 佐藤 美穂 309点

Fクラス 吉井 明久 63点

勝者 Aクラス 佐藤 美穂

 

第三試合(選択科目:物理、選択者:姫路 瑞希)

対戦者 Aクラス 久保 利光 375点

Fクラス 姫路 瑞希 439点

勝者 Fクラス 姫路 瑞希

 

第四試合(選択科目:数学、選択者:木下優子)

対戦者 Aクラス 木下 優子 348点

Fクラス 土屋 康太 37点

勝者 Aクラス 木下 優子

 

 既に勝負はついてしまった。

現実とはかくも非道なものなのである。

 

 肩を落とすFクラス生徒だったが、彼らに希望の光が灯る。

 

 

「………雄二、勝負はついた」

「くっ、…そのようだな」

「………でも、雄二が条件を飲むなら、次の試合で雄二が勝った場合に限り、引き分けにしてあげてもいい」

「なんだと?……条件はなんだ?」

「………お願いを一つ増やす。このお願いはFクラスへのお願い。指示は田中がする」

「何考えてるか知らねえが、後悔するなよ?その条件、受けてやる」

 

 こうしてFクラスの希望をかけた最後の戦いが始まったのだった。




はい、如何でしたでしょうか?

田中君はちょい怒です。
秀吉が言い訳をしようとしている事に少し怒っております。

理由は次話で明かす予定ですので、今暫くお待ち頂けると幸いです。

そしてやっちゃった原作改変。ムッツリ大撃墜。
ひとつ断っておきますが、作者はムッツリーニ大好きです。バカテスの影の主役だと考えるくらいには好きです。

あそこまでオープンなムッツリには敬意すら抱いております。

なので彼の活躍の場を奪いたくは無かったのですが、進行上の都合で、彼か姫路さんには負けてもらう必要があったのです。Bクラス戦でトドメを刺した彼ならば、一点特化であることもすぐに調べられると考え、彼には犠牲になってもらいました。

原作で学年次席を凌駕していた姫路さんを止める手段を思いつかなかったのも理由の一つです。

さて、そんなこんなで、次回でFクラス戦完全決着となる予定です。

それではまた次回お会いしましょう。
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