転生ゲーム〜バカとテストと召喚獣〜   作:テイクジー

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どうも、テイクジーです。
少し遅れましたが、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

投稿が遅くなってしまいましたが、とりあえず今年初の投稿です。
今回は閑話であり、本編とは別の時軸を辿り、バタフライ効果を受けております。

本編とは何ら関係ありませんので悪しからずご了承ください。

それではどうぞ。


閑話1〜田中と優子と新しい年〜

〔明けましておめでとう。今年もよろしくね。で、さっそくだけど…初詣行かない?〕

 

 新年早々から田中の雄叫びはまさに天をも貫かんとし、近隣住民から苦情が届き、大家からお叱りの言葉を頂いた。

 

 新年くらいいいじゃない、人間だもの。

 

 それに、デートのお誘いなのだ。

 大事な事だからもう一度言おう。

 

 

 

 デートのお誘いなのだ。男からの。

 

 

 

 

 理不尽しか感じない。思わず叫んでしまった田中はきっと悪くない。

 

 ともかく誘われた手前断る訳にもいくまい。

いそいそと準備をした田中は、集合場所へと歩を進めるのだった。

 

 集合場所につくと、既に幾つかの影が見える。

彼らに近づき、顔を合わせたとき、田中は気付いてしまった。

 

 いや、気付かざるを得なかった。

 

 幼馴染で既に将来が確定している坂本夫妻(夫は何故かリードが付いている)

 

 数ヶ月前に付き合い始めたと報告してきた保健体育コンビ(片方は既に鼻血の海に沈んでいる)

 

 そして自分を呼び出した張本人であり、2人の女子に挟まれたリア充の吉井トリオ(姫路の方を見ながら固まっている)

 

 そして、優子情報によると最近割といい雰囲気らしい秀吉と佐藤(秀吉は何故か晴着仕様)

 

 

 

ーーーー嵌められた⁉︎

 

 何だ何だよ何ですか⁉︎

 

 4月に告白したのに未だ友人止まりの俺に対する当て付けですか⁉︎っていうか秀吉、なんで優子連れてきてくれないの⁉︎えっ?寝坊して着付けに時間かかってる?ーーーじゃあ許す。

 

 優子が来ると分かった途端に落ち着きを取り戻す田中。

見事な手のひら返しである。田中の手首はボロボロだ。

 

(とりあえず優子が来るまで吉井で遊ぶか。そうと決まればさっさと坂本を解放してやろう。)

 

 暇つぶし相手を定めた田中は、スタンガン片手にじゃれ合う坂本夫妻の元に向かう。

 

「代表、それに坂本も明けましておめでとう。今年もよろしく」

 

「………田中。明けましておめでとう」

 

「たっ、田中‼︎助けてくれ‼︎翔子に襲われてるんだ‼︎」

 

「いや見れば分かるよ。それにいつもの事だろ?まぁ俺も暇潰ししたいから助けるけどさ。…代表、少しいいか?」

 

「………何?」

 

「新年からお熱いのは構わないが、年の初めはおしとやかにしたほうが坂本受けがいいと思うよ?」

 

「………雄二、本当?」

 

「お、おう。そうだな。年明けだけじゃな「なっ?俺の言ったとおりだろ?って事でリードも外してやろうな?男は縛られると逃げたくなる生き物だからな。少し緩めるくらいが丁度良いんだよ。(バカが‼︎余計な事言おうとするな‼︎フォローの意味なくなるだろ‼︎)」……」

 

「………分かった。今後はもう少し広い心を持つ。でも雄二、浮気は許さないから」

 

「良かったな、坂本。こんな出来た許嫁がいて羨ましいよ。ところで坂本、ちょっとこれからの予定を聞きたい(暇つぶししたい)から吉井の所に行かないか?」

 

「許嫁じゃ「けしかけるぞ?」明久のところだな⁉︎さっさと行こう‼︎じゃ、翔子、少し行ってくる」

 

 その後、明久で遊んでいると、晴着姿の優子が現れ(田中は例によってトリップ)、一行は初詣に向かった。

 

 向かったはずだったのだが…

 

「はぁ、残念だったなぁ」

 

「まぁそう言うなって。乗車制限は仕方ないさ」

 

「仕方ないのは分かってるわよ。でもせっかくの初詣だったのに…」

 

「気持ちは分かるよ。まあ俺は優子の晴着を独り占め出来たからもう十分だけどね」

 

 

 そう、優子と田中は電車の乗車制限(ご都合主義)のため、初詣を断念したのだ。他の面々も一緒に降りようとしたのだが、2人っきりになれる可能性に気付いた田中と彼の意図に気付いた愛子の暗躍により、無事電車に乗り込んだのだった。

 きっと今頃は満員電車で揉みくちゃにされていることだろう。吉井辺りは主人公特有のラッキースケベを発動して姫路にセクハラでもかましているかもしれない。

 

 島田にお仕置きされるところまで想像して心中で明久に黙祷を捧げた田中は、むくれている優子を眺める。今はバイト先のファミレスにお邪魔して、店長の好意で頂いたドリンクに口をつけている。

 

 ストロー咥えてむくれている優子最高です。

店長年明けから店開くとかマジグッジョブ。1人で切り盛りお疲れ様です。手伝わないけど。

 

 ジュースと田中のほめ殺しで若干気を持ち直した優子を引き連れ、田中は近場の小さな神社を訪れていた。

大人数だったから少し離れた大きめの神社へ向かう予定だったが、2人だけならば別に小さい場所でも構うまい。

 そんな結論に達した2人は、近くの神社を探し、参拝しに来たのだ。

 

 まばらな参拝客に混じってお参りを済ませる2人。流石は地元クオリティ、おみくじなんて無かった。

 

 そして帰り道、優子をおんぶして歩く田中の姿があった。

一体何があったのか?

 

 

 なんてことはない。ただのお約束だ。

 鼻緒が外れた?違う。

 じゃあ靴擦れ?違うな。

 

 ただ田中が拝み倒したのだ。ひたすら真剣に心の底から、それこそ4月の告白にも引けを取らないくらい熱くお願いしたのだ。

 

 対する優子も実は満更でも無かったりする。田中と出会って数ヶ月、友人としての付き合いを続けているが、ぶっちゃけ付き合っていいと思っている。大体の性格も把握しているし、自分(優子)を行動の中心にしてくれている辺り、本当に好意を向けられていると感じるし、大事にされてるんだと思う。

 

 ただ、返事をするのが恥ずかしいのだ。

 

 実は勉強合宿で2度目の告白を受けたのだが、恥ずかしがってしまい、保留とだけ言ってまたもや逃げ出してしまった。

 こうしている今も、きっと相手は返事を待っているのだろう。愛子や翔子にも散々発破をかけられているのだ。

 

 そんな負い目と、自分が好意を持っている相手からのお願いという事もあり、人目を避けるという条件の下でおんぶをOKしたのだ。

 

「今年こそ…」

 

ーーちゃんと返事するからね。

 

 その言葉は、残念ながら喉で止まってしまったが、

 

「ん?今年こそどうしたんだ?お参りしたこと?」

 

「な、なんでもないわよ⁉︎そっ、それより哉太君は何をお参りしたの?」

「おれ?秘密だよ。人に教えたら効果が薄れるって言うじゃん。それより優子こそ何をお参りしたんだ?」

「それ聞いた後に言うワケ無いじゃない」

「それもそうだな。まぁとりあえずーー」

「えぇーー」

 

 

『今年もよろしくな/今年もよろしくね』

 

 こうして今年も2人の時間は穏やかに過ぎるのだった。

 

 

(優子と仲良く楽しく過ごせますように)

(哉太と一緒に楽しく1年を過ごせますように)




はい、せっかくでしたので新年をテーマに書かせて頂きました。

本当は元旦投稿を目指していたのですが、普通に間に合いませんでした。申し訳ありません。
そもそも、元旦投稿を目指していた閑話は、試召戦争後のデート回で、新年と関係無いものでした。

ならば何故この新年回になっているのか?
作者が閃いた為です。

12/30〜1/2
作者、田舎へ帰省。親類に隠れコソコソと閑話(デート回)作成(未完)

1/3
作者、田舎を去る。移動中の電車内で作者に電流走る。

1/4
デート回を急遽取りやめ、新年回を作成。→投稿

………何やってるんでしょうね?
何でデート回上げてからにしなかったのかと、現在後悔中です。間違えてデート回削除しちゃったし…

まぁ終わったことは仕方ないでしょう。
作者の今年の抱負は『不要な過去は振り返らない』です。

ともかく、皆様、こんな作者ではございますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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