転生ゲーム〜バカとテストと召喚獣〜   作:テイクジー

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どうも、テイクジーです。

皆様、本日は外を出歩くのは危険です。大変危険です。

異性の知人、友人がいらっしゃる方は、外出時には必ずお声掛けするのがよろしいですよ。

作者は急用の為、止むを得ず1人で外出したのですが、世間の風はいつにも増して冷たいものでした。


何よりも心に吹く風が1番冷たかったです。
むしろ痛かったです。


なんで今日に限って電車なんか乗ってしまったのだろう。


悲しいから小説かきます。
クリスマスを女の子とイチャイチャネチョネチョ過ごすという私の悲願はいつか田中君にはたしてもらうとして、第二話投稿です。

実はこの前書きを書いてる時点で第二話は完成してるのですが、


カオスです。変なところにフラグが立った気がします。
一体何があったのか作者にも把握出来ていません。

そして長いです。5000字くらいあります。

何処かで区切ろうと思ったのですが、アホな作者が突っ走ってしまったのです。


それと本文中の田中君はポーカーフェイスで無知を装ってます。
ですが彼の脳内思考を書くと文章が一万字超える可能性を感じたため、脳内思考ほとんどカットしてます。

申し訳ございません。

それでもよろしい方は是非お楽しみ下さい。

それでは本編へどうぞ


第二話 自己紹介〜そして彼は伝説になる〜

「しかしいつまで固まっているんだ、田中は」

 

「かれこれ10分くらい固まっておるのじゃ」

 

「ふむ…このままここに置いたままだと流石に他の生徒の邪魔になるな。木下、すまないがこいつを職員室の高橋先生のところに連れて行ってくれないか?」

 

「職員室に?Aクラスにではないのかの?」

 

「編入の時期が中途半端だったからな。教師陣でもまだ資料しか渡っていないのが現状だ。先に高橋先生に面通ししておいた方が紹介もスムーズにできるだろう」

 

「分かったのじゃ。それでは哉太はわしが責任をもって職員室に届けるのじゃ」

 

「頼んだぞ」

 

 秀吉と鉄人がこんな会話をしている横で田中はただ呆然としていた。

 

 彼らの会話は聞こえていたし脳内の隅っこの方では一欠片の理性が届けるってなんだよ!俺荷物じゃねーから⁉︎せめて連れて行くとか送るって言ってよ‼︎などと突っ込んでいたのだがそれが表面に現れる事はなかった。

 

 Aクラス配属の文字をみた瞬間、彼の脳内では美しい花々が咲き乱れ、天使と悪魔が手を取り合って踊っていた。その中心では真上から光を浴び、両腕を組んだミニチュア田中が、他人がみたら一瞬で殺意と憎悪を抱くようなドヤ顔で踏ん反り返っている。

 

 太陽も花畑も天使も悪魔も全て台無しである。

リフォームの匠もこれには多いに怒り、ミニチュア田中ににじり寄ると全身全霊を込めて盛大に爆発した。

 

 

 そこでふと我にかえる田中。

 

 俺は今何をしていたのか?ーーまた意識を飛ばしてたんだよ。

 俺はいったい何処にいるのか?ーー職員室の前だ。

 そして何故秀吉は俺の肩を掴んで前後左右にガックンガックン揺らしているのか?ーーお前を正気に戻すためだよ。

 

 一欠片残っていた理性が現状を丁寧に教えてくれた。

理性さん、グッジョブ。ーー任せな、AIBO。

 

 ーーーあ、なんか揺らさせてるの意識したら気分悪くなってきた。ヤバイ、このままじゃモーニングにイートしたブレークファストがユニバースしちゃう。七色の液体吹き出しちゃう。あだ名がゲロリストになっちゃう。

 

「ひっ秀吉…揺するのやめてくれ。も、もう大丈夫だから」

 

「おっ、やっと気付いたのか、哉太。もう職員室前じゃぞ。これからの予定じゃがーー」

 

「大丈夫だ、耳には入っていた。Aクラスだったのが信じられなくて身体が反応出来なかっただけだ」

 

 ーー移動中の記憶はないけどなっ!

 

「そうか。ならばわしも自分の教室に行かねばならぬし、後はお主だけで良いかの?」

 

「あぁ、ここまでありがとう。これからも何かあった時にはよろしく頼む」

 

「うむ。これくらいお安い御用なのじゃ。では頑張るのじゃ、哉太よ。ーーむ?そういえば哉太よ。お主Aクラスじゃな?」

 

「ああ、今でも半分くらい夢じゃないかと思ってるがAクラスだ」

 

「朝に少し話した姉上なのじゃが、わしと違って真面目に勉学に励んでおっての。成績も学年上位におるのじゃ。おそらくAクラスに配属されると思うから、もし会ったら仲良くしてやって欲しいのじゃ」

 

「了解だ。双子と言っていたが似ているのか?」

 

「う、うむ。かなり似ておるのう。おかげでわしもたまに女と間違えられるくらいじゃ」

 

「そうか。なら見つけたら挨拶しておく。弟に世話になった、とな」

 

「よろしく頼むぞい。ではまたの」

 

 

 

 秀吉の言葉を最後に田中は職員室に向かった。

無事に高橋先生と合流し挨拶を済ませると、高橋先生からAクラスとしての心構えや簡単に召喚獣のレクチャーを受ける。

 

 先生曰く、実践出来ることならば実践した方が身につきやすいとのことだった。

 

 理論派なイメージがあったのでこれには田中も少し驚いた。思った程堅物じゃないぞ、この人ーー

 

 正に目からウロコである。考えてみれば、清涼祭でメイド喫茶を許可するような人だ。ユニークな発想も出来る。

 

 マジで完璧人間なんじゃないか?

 

 田中の中で株が急上昇した高橋先生だった。

 

 

 そんなこんなで始業時間となり、田中はAクラス前の廊下で高橋先生からの入って良いですよ的な言葉を心待ちにしていた。

 

 この扉の向こうにーー

心待ちにしていたあの人がいるのだ。

 

 二次元という、越えられないはずの壁の向こうにいた彼女が、今、目の前の扉の先にいるのだ。

 

 誰が想像し得るだろうか?三次元(自分)二次元()に認識させるなど。

 

 一方通行が相互通行になるなど。

 

 だがこれが現実なのだ。田中は今、木下優子に出会おうとしているのだ。

 

 田中は万物への感謝の思いを心に刻み込んだ。

今なら感謝の正拳突き1万回もこなせそうだ。

 

 

 やがて高橋先生が田中を呼び込む。

 

 途中で我らが原作主人公である吉井明久がAクラスを覗き込みながら去って行ったようだが明久と田中の間に会話はなかった。

 

 明久はAクラスの設備に驚く事に忙しく、田中は感謝を捧げることで手一杯だったのだ。

 

 廊下で2人っきり、目の前を通過して行ったにも関わらず彼らが互いを認識することはなかった。

 

 

 そんな一幕をへて、田中は夢の扉に手をかけた。

心臓の鼓動が響く。激しい動悸を感じる。

 

 同志たちの希望が、長年の夢が叶う時がきたのだ。

 

 一つ小さく深呼吸すると、扉にかけていた手に力を込める。

 

ガラガrーーー『大ありじゃあぁぁぁ!!!』

 

 

 どうしよう?泣いてもいいかな?

 

 そんな思考が頭をよぎる。

 

 だがそんな事で立ち止まる田中ではなかった。

 

 他クラスから響いてきた醜く暑苦しい声援?を歯牙にも掛けず、持ち前のポーカーフェイスで教卓の前に立つと、自己紹介を始めた。

 

 

「初めまして。3月の終わりに『うおぉぉぉぉ!!!』から編入してきた田中哉太と言います。この学校のシステムや試召戦争にはまだ慣れていませんが、皆さんと仲良くできればいいなと考えています。生活の関係上放課後にはバイトしていますので、皆さんに迷惑をかける場合があるかもしれませんが、協力出来る事には精一杯取り組もうと思いますのでどうぞよろしくお願いします。」

 

 そこまで一気に話す。途中またもや妨害が入ったがお構いなしに話し通した田中に、クラスメイトから歓迎と賞賛の拍手がおくられる。

 

 そして転入後お決まりの質問コーナーが開かれた。

 

「好きな食べ物ってなんですか?」「TKGです」

「じゃあ嫌いな食べ物は?」「パセリ」

「好きな人いますか?」「さっき見つけました」

「男同士、女同士ってどう思いますか?」「周囲に迷惑をかけなければ当人たち次第ではないかと」

「友達いますか?」「こっちに来てから1人出来ました」

「どこでバイトしてんの?」「近くにあるファミレスで」

「彼女いる?」「高校生のうちに彼女作るのが目標です」

「ガタイいいけどなんかスポーツ経験者?」「南斗聖拳を少しだけ」

「隣人部つくらない?」「タカもソラも知り合いにいませんので」

「じゃあ昼寝部は?」「勝手に寝てろ」

「スケット団……」「創らないしあっても入らないよ!いい加減にしろ‼︎」

『ありがとうございました。』

 

 

 Aクラスも意外とユーモアがあるようだ。

いつの間にか田中もクラスに溶け込んでいた。

 

 

 やがて時間が過ぎ、休憩時間になった。

自己紹介中に優子を見つけていた田中は、早く話しかけたいやらどうやって話しかけようやらで悶々としていたのだが、そんな田中に一つの影が忍び寄る。

 

「いやー、田中君っておもしろいね。ボク、君のこと気に入ったよ」

 

「ボーイッシュなボクっ娘とはやるな。俺が一目惚れしてなければ惚れてたかもしれん」

 

「そう?それは残念だなー。それで田中君が一目惚れしたのは誰なのかな?さっき見つけたって言ってたしウチのクラスの子なんでしょ?」

 

「教えるのはやぶさかではないが…その前に名前とこのクラスの座席表の場所を教えてくれないか?」

 

「おっと、そういえば自己紹介がまだだったね。ボクは工藤愛子だよ。愛子とか愛ちゃんって呼んでね。スリーサイズは上から78/56/79で特技はパンチラ、好きな食べ物はシュークリームだよ。よろしくねっ」

 

「そうか。よろしくな、愛ちゃん。ところで愛ちゃん、このクラスの座席表が知りたいんだがどこにあるか知らないか、愛ちゃん?教えてくれたら今度コンビニスィーツでも奢ってあげようじゃないか、愛ちゃん。」

 

「愛ちゃんって連呼して動揺させる気だね?残念だけどその程度じゃまだまだだよっ。それと座席表だったっけ?それならーー」

 

「………座席表ならパソコンで見れる。そこのファイルの上から4つ目」

 

「あっ、代表。教えちゃダメだよ。せっかくシュークリーム奢ってもらえるトコだったのに〜」

 

「ここか?…あった。ありがとう、えっと…代表?」

 

「………構わない。田中の事は先生からもよろしく頼まれてる。早く馴染めるように協力する。私は坂もt…霧島翔子、このクラスの代表を務めてる。」

 

「そ、そうか。改めて、田中哉太だ、よろしく頼む」

 

「あっそうだ、田中君、座席表は見つかったんだしさっき言ってた子、教えてよ」

 

「………?何の話?」

 

「座席表見せてくれたら一目惚れした子教えてくれるって約束したんだ。せっかくだし代表も一緒に聞こうよ」

 

「………うん。田中、教えて。代表命令」

 

「約束した憶えは無いんだが…まあいい、もし協力してもらえるなら心強い仲間だ。えっと、ここの席の子…名前は…木下、優子って子だよ」

 

「あら?呼んだかしら?」

 

「田中君が一目惚れした相手の話だよ。それにしても優子か〜。良かったじゃん、優子‼︎…って、え?」

 

「………愛子」

 

「えっ?一目惚れ?わ、私に⁉︎」

 

「あっ?えっ?…やっ、やばっ、これは流石にマズイよね?た、田中君、ゴメン。ホントにゴメン‼︎あ〜、どうしよう?だ、だいひょ〜、やばいよぅ、どうしよ〜?」

 

 やってしまった。いくら優子の友人とはいえ第三者が田中の想いという名の爆弾を爆発させてしまった。

 告げるべき相手ではあるので誤爆ではないのだがタイミングとか場所とかを考えると誤爆どころではない。

 

 愛子もそれを認識しているからこそ彼女にしては珍しく取り乱して目にうっすらと涙を浮かべている。

 

 優子は優子で、自分が話題に挙げられていると思って近づいてみたら友人伝いに好意を告げられ、顔を真っ赤にしてあわあわしながら愛子の両肩を掴んでガクガクと揺さぶっている。

 

 女子2人がテンパってわーわーきゃーきゃーと騒げばいくらAクラスの広い教室でも目立つ。

波紋は田中の席を中心に徐々にクラス内に拡がっていく。

 

 クラス代表の翔子でさえこの騒動を納めることは容易ではない。騒動の中心にいる愛子と優子を宥めるだけで手一杯だ。

 

 困惑する3人の頭上が不意に暗くなった。驚いた3人が影の差した方向を見ると、田中が3人を見下ろしていた。

 

 3人に近づいた田中は、まずはじめに愛子に首を向ける。

首を向けられた愛子は、体を強張らせ、涙目になった顔を青ざめさせながら田中を見つめる。

 

 そんな愛子の眼前に田中の右手が迫る。

 

 

 怒らせちゃったーーー

 

 

 そう感じた愛子は思わず目を瞑るが、予想していた怒声はいつまでたってもやって来ない。

 

 おそるおそる目を開くと同時に、愛子の頭に田中の手が置かれる。田中の表情に変化は見られないが、彼の目にある種の優しさが込められているのを愛子は感じていた。

 

 田中が口を開く。だが、彼の口から出てきた言葉は、怒声や罵声ではなかった。

 

「伝えてくれてありがとう、愛子。俺だけだったらいつまでも伝えられなかったと思う。だから、今度美味しいケーキ屋探してシュークリーム奢るよ」

 

 それだけ伝えると、彼は次に翔子に顔を向ける。

 

「代表、これから一騒動起こしてしまうんだが黙認してくれるか?あと、迷惑ついでに2人の事も頼む」

 

「………分かった。任せて」

 

 田中の決意を感じたのか、翔子は返事と共に一つ頷いた。

 

 

 翔子が頷いたのを見て、田中は優子の方に振り向き、相対するよう正面に立つ。

 

 田中と向き合う形になった優子は、まだ若干の動揺が残っているのか、頬を赤らめつつも、田中を威嚇するようにキッとした目を向け、一歩だけ後ずさった。

 

 そんな優子に対し、田中は1度目を閉じると、小さく息を吐いて心を落ち着かせ、彼本来の表情を向けて優子に話しかける。

 

 

「木下優子さん、はじめまして、田中哉太です。いきなりで驚くと思いますが、今しか伝えられないと思うので思い切って言わせてもらいます。どうか聞いて下さい。」

 

 そこで田中は1度区切り、大きく息を吸い込むと、胸中にある想いと共に吐き出した。

 

「貴女に一目惚れしました。貴女が好きです。大好きです。愛しています。俺には貴女が必要です。俺とーーー俺と付き合って下さい‼︎」

 

 

 

ーー漢、田中、逝って参ります。

 

 Aクラス男子には、特攻服に身を包み、零戦を操縦しながらこちらに敬礼する田中の幻想が確かに視えた。

 

 

 

 文月学園生活初日、田中哉太は伝説の転入生の異名と特攻隊長の座を手に入れ、Aクラスに確固たる地位を築いたのだった。




ごめんなさい、本当にごめんなさい。

優子と絡んでないし初対面で告白するしなんか愛子にフラグが立った気がするし本当にどうしたものか?

言い訳させていただきますと、愛子がうっかりやっちゃった時点で田中君は意識が吹っ飛んでます。

もともと優子と付き合うためにまずは彼女と関わりのある人物に接触する必要があります。

その意味でも秀吉は有難い人物であり、田中君の中で最重要人物とされています。

しかし秀吉はFクラスのため、Aクラスでも接触出来る人物が必要となります。

そこで登場するのが愛子です。男女問わず分け隔てなく接することができ、優子とも関わりのある人物。更に、明るく奔放なその性格により、田中君のような転入生でも気軽に友人関係を結べるまさに最高の友人候補。

それが彼女だったのです。

元々彼女には、田中君が優子に惚れていることを話し、協力を仰ぐ予定だったので、好きな人を聞かれたときにこれ幸いと話した訳ですが、それがあらぬ方向に向かってしまい騒動のきっかけとなってしまいました。



さて、次回からはいよいよ試召戦争などに移って参ります。

告白への対応や優子、愛子の心境にも迫…れるといいなぁ、と考えております。




何度か述べていますが作者はとても遅筆な上プロットもありません。この話も、朝から書いているのですが、後書きの時点で既に日を跨いでおります。


次話の投稿も時間がかかるとは思いますが、宜しければゆっくりとお待ち下さい。


それではこの辺で失礼させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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