転生ゲーム〜バカとテストと召喚獣〜   作:テイクジー

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どうも、テイクジーです。

今回は特に話すネタもないので、早速本編に参りたいと思います。
サブタイトル通りCクラス戦終戦から次の戦争までの繋ぎになります。

それでは本編へどうぞ。


第六話 終戦、そして新たな火種〜田中哉太はクールに去るぜ〜

「ーーっ、これでも、これでもあんたは私達を、Cクラスを侮辱してないって言えるの⁉︎木下優子‼︎」

 

 今朝の出来事を全て語った小山は、優子を睨み付けながらそう叫んだ。

 

 確かにその怒りは最もだし、憤慨しながらAクラスに宣戦布告してきたのも分かる。

 

 分かるのだがーー

 

「ええ。それでも私はCクラスを侮辱してないって断言出来るわ」

「〜⁉︎っこの、」

「だってそれは多分私の弟の仕業だから」

「……え?」

「小山さん、悪いんだけど、CクラスもしくはCクラスの誰かがFクラスから狙われるようなことがなかったか、Cクラスの人に聞いてくれない?」

「な、なんで今Fクラスが出てくるの?あそこは今関係なーー」

「関係あるから言ってるのよ。いい?私の弟は今Fクラスにいるの。双子だしよく似てるって言われる。小さい頃は服を交換して親を騙したりしたくらいよ。まさに瓜二つってやつ」

「そ、それがどうしてーー」

「まだ分からない?私の弟が、私のフリをして、このクラス(Cクラス)に乗り込んできたのよ。そして貴女たちをけしかけてAクラスに攻め込ませた。普通に考えれば、新年度が始まったばっかりのこの時期に、戦争を起こそうだなんて思わないでしょう?私達だって自分達で戦争の火種を生むような事はしないわ。でも、今年は例外があった。ここまで言えば察しはつくんじゃない?」

「Fクラスが私達を騙してAクラスに攻め込ませた…」

「ええ。もしあなた達に心当たりが無いのなら、Fクラスの狙いはAクラスってことになるわね。その場合、Cクラスは私達の力を測るための試金石もしくは少しでも私達の力を削るための駒ってトコかしらね。まぁ、もう過ぎた事だし今さら考えても仕方ないんだけど、私の弟が迷惑かけたみたいだから姉として謝らせてもらうわ。ごめんなさい」

 

 優子は自らの考察を述べると、弟の非礼を詫びる。

 

「いいえ……私の方こそごめんなさい。勘違いとはいえあなたに迷惑かけてしまったわ」

「私は気にしてないから大丈夫よ。それじゃあこの話は終わりにして、戦後対談始めましょう?」

「そうね、そうしましょう。またせたわね、霧島さん」

「………そんなに待ってない。気にする必要はない」

 

 話が終わったのか、議題は戦後処理に移行していく。Aクラスとしては、全員にそれなりの経験を積ませられたし、得るものの多い戦いだったため、割合満足している生徒が多い。

 更に言えば、Cクラスは現状ではただの被害者であるため、その点を考慮して処断は大分軽いものとなった。

 処罰無しの方向も考えていたAクラスだが、それでは周りに示しがつかないというCクラスの声を聞き入れ、最低限の処罰を与えた形となった。

 

 これで戦後対談も終了し、即時解散となったのだが、話を終えた小山の下に田中が近寄る。

 

「小山さん、俺の勝手なお願いで悪いんだが、もしFクラスもしくは木下秀吉からCクラスに対して謝罪があったら教えてもらえないか?ただのお願いだから嫌なら別に構わないんだが」

「あなたは…Aクラスの第一陣にいたーー」

「新しく転入してきた田中だ」

「そう。その田中君がなぜそんな事を気にする必要があるの?木下さんみたいに関わりがある訳じゃないでしょ?」

「確かに直接的な関わりはないんだがな。実は優子の弟の秀吉は俺がこちらに越してきて始めて出来た友人なんだ。あいつが例え作戦だとしても、人を騙して平気でいるようなやつだとは思いたく無い。だから、あいつがちゃんと謝罪したら教えて欲しいんだよ。謝罪があったっていう一言だけで構わないからお願いできないか?」

「…まぁそれくらい構わないわ。何かしらの謝罪があったら連絡する、それでいい?」

「十分だよ。ありがとう」

 

 

 それで話は終わり、田中もAクラスへと戻って行った。

周りから遅れること数分、田中がAクラスの扉を開けると、教室の空気が凍りついていた。

 クラスに勝利の余韻はなく、まるでお通夜のように静まり返っている。

 

 一体何があった?

教室を見渡すと、クラス内に異物があるのが分かる。

 

 なるほど、これが原因か。

 

 原因を察知した田中は、異物に向かって歩を進める。

Aクラス特攻隊長の存在に気づいた生徒は、皆一様に安堵のため息をもらす。きっと今の彼には後光がさしているに違いない。Aクラス生徒には、彼が神々しいナニカを纏った存在のように感じられた。

 

 田中は異物の近くまで来ると、口を開いた。

 

「それで、お前は誰だ?」

「お、俺はBクラス代表の根本恭二だ。い、いいか?お俺たちにはAクラスと戦争する用意がある」

「そうか。それはBクラスからの宣戦布告だと受け取って構わないのか?」

「まっ、待て‼︎宣戦布告ではない。あくまでも用意ができているというだけだ」

「は?じゃあわざわざそれだけを伝えに来たのか?…そんな格好までして?」

「くっ…そっ、そうだ。何か文句でもあるか?」

「大有りだ。第一Bクラスは昨日からFクラスと戦争していただろう?日を跨ぐような戦争だ。どちらも被害が無かったとは思えないな。そんな中で俺たちAクラスと戦争する準備ができているだと?冗談も休み休み言え」

「ぐぬぬ…と、とにかく‼︎誰が何と言おうと俺たちはお前たちと争う準備が整っている。ただそれだけだ。じゃあな」

 

 そう言い残すと、根本は逃げるように去って行った。

彼の名誉のためにも、その服装については言及しないでおこうと思う。

 

「行ったか。…さて、代表。この話、どう思う?」

「………Bクラスに戦争の準備は出来ていない。あれはハッタリ。根本の様子を見る限りあれを指示したのはFクラス。それか根本の新しい趣味」

「後者だったら絶対に関わり合いたくない人物だな。じゃあFクラスがBクラスに勝ったって事でいいんだな?」

「………でも根本は自分達がBクラスだと言った。Fクラスが勝利したと言うのなら設備が変わってないとおかしい。勝者はFクラスだけど、結果は和平交渉?」

「確かにそうだね。和平交渉でもないと彼等がうちに宣戦布告する事は出来ないはずだからね。代表の予想で合ってるんじゃないかな?」

「………なら次の相手はFクラス。おそらく近いうちにしかけてくる。しかも相手は2連勝で勢いがある。Fクラスだからと油断しちゃダメ」

「了解。……皆ちゃんと聞いていたか?近いうちにFクラスが戦争しかけてくるぞ。油断せず、確実に仕留めよう。それにこれは…変則的だがCクラスの弔い合戦だ」

 

『‼︎』

 

「だってそうだろう?CクラスはFクラスにいいように扱われて俺たちにぶつけられた。本当はあいつら自身で報復したいだろうけど、戦争で敗北した以上戦争をしかけることは出来ない。さぞ悔しい思いをしているだろう」

 

「Bクラスが敗北した今、Fクラスを止められるのは俺たちしかいないと思わないか?Cクラスの意思を引き継げるのは、Cクラスと戦った俺たちしかいないと思わないか?」

 

 クラスメイトを焚き付ける田中。そんな田中に煽られ、Aクラスの戦意は上昇していく。

 

「よし。皆もやる気みたいだしその調子でFクラスを迎え撃とうじゃないか。…それじゃ、俺バイトだから代表、後ヨロシク」

 

 

 田中哉太はクールに去るぜ。

 

 クラスを煽るだけ煽った田中は、後の処理を代表に任せて颯爽とその場を離れるのだった。

 

 面倒ごとを押し付けられた翔子だったが、そこは代表クオリティで周りの興奮を見事に制御してみせた。

 

 

 こうしてAクラスはのちに訪れるであろうFクラスとの戦争に備えるのだった。




はい、今回はここまでとなります。
相変わらず遅々として進まないですね…

さっさとFクラス戦終わらせて優子とのデート紛いの話でもぶち込みたいんですがいつになることやら。

可愛い優子を楽しみにしている皆様には今暫くお待ち頂くことになるかと思われます。

これも全ては作者の力量不足が原因です。
申し訳ございません。

とりあえず近いうちに田中君にマジギレしてもらう予定ですので、それで勘弁してください。

それでは、また次回お会いしましょう。
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