チャーリー中尉はマゼラアタックから放たれた攻撃で足を損傷した。中尉のジムクゥエルにザクJ型が迫りつつある。ザクは砂漠の大地を60kmで歩いている。
モニターには眉間にシワをよせたチャーリー中尉が映し出された。中尉は怒りで顔が真っ赤になっている。
「マイクとホセは好戦的な宇宙人を叩き潰せ」
「オレは後回しでいい。さっさとマゼラアタックを始末しろ」
マイクは「宇宙人じゃない。スペースノイドだよ」と
思わず突っ込みを入れたくなった。
マゼラアタックのパイロットがスコープを覗きながら言った。
「焼夷榴弾発射。目標をビビらせてやる」
マイクは慌てふためいた。目がキョロキョロと動いている。彼は明らかに動揺していた。
「うああっ、機外温度1200度です」
「マイク、止まるんじゃねぇ。足を動かせ」
「マイク、これはナパーム弾だ。大したことない」
マイクは横にジャンプして射線から外れた。マゼラアタックはHEAT弾を発射したが、目標が動いたために照準を外している。
ライアン隊長はチャーリー中尉に接近するザクJ型にジムライフルを連射した。ザクは機体を横にスライドさせているが、ザクの動きを読みきった隊長に軍配が挙がった。
「マゼラアタックの砲塔は旋廻できない。ホセは背後から攻撃しろ」
「了解しました。敵の後ろをとります」
ホセはジムのスラスターを最大限に吹かし、マゼラアタックの後方に着地した。ホセは戦車のキャタピラに90mm弾を浴びせている。マゼラアタックの動きを止めようとしているのだ。
「隊長、敵の後ろを取りました」
「ホセ、でかしたぞ。今からそっちに行く」
マゼラアタックはジムクゥエルの接近に即座に対応した。マゼラアタックはホセがいる方向に車両を素早く動かし、照準をジムクゥエルに合わせた。
「APFSDS弾装填。モビルスーツの装甲を貫いてやる」
ホセはコックピットの中で叫んだ。スモークによりメインモニターの視界が見えない。
「IRスモークのおかげで赤外線センサーが効かないぜ」
「しまった。マゼラアタックにロックされた」
マイクが発した突然の提案にホセは困惑した。とても正気の行動とは思えなかったからだ。
「ホセ、ぼくがマゼラアタックに突撃する」
「そんな無茶なことをするな。やられるぞ」
「マイクは援護もなしで突撃するのか! 」
「隊長、自分は仲間のためなら命をかけれます」
マイクは自らを奮い立たせ、マゼラアタックに正面から突貫をかけた。マイクは90mm弾を連射してマゼラアタックの車体を破壊した。戦車が帰る場所をなくしたのだ。
「ぼくは仲間を死なせはしない。生き残るためにあいつを倒すんだ! 」
マゼラアタックは車体から分離し、砲塔だけを空中に飛行させた。ジムクゥエルは頭部の60mm機関砲を発射し、マゼラアタックを撃破した。だが、砲塔から放たれた最後の1発を食らって地面に倒れこんだ。
ライアン小隊はジオン相手に勝利を収めた。マイクはハッチを開けて小隊に無事を知らせている。彼はマゼラアタックから食らった最後の一撃をシールドで防いでいた。
「隊長、ぼくは無事です。チャーリー中尉は? 」
「中尉はキャリフォルニアベースに戻る。ジムクゥエルを修理する必要があるからな」
チャーリー中尉はかかとを揃え挙手の敬礼をした。
「隊長、オレは先に基地に戻ります。ご武運を」
「チャーリー中尉 少しでも体を休めろよ」
「了解しました。ライアン隊長殿」