さよならティターンズ   作:フォード2

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宇宙世紀0083年の12月、ジオンの脅威を再認識した地球連邦軍は『ティターンズ』を結成した。ティターンズはジオン残党を掃討することを目的に作られた特殊部隊である。ティターンズは地球圏の治安維持を主な任務としている。




第1話 ぼくがティターンズに入隊?

 マイク少尉はティターンズに憧れを抱く青年だった。彼の故郷は北アメリカで麦やトウモロコシを育てている農園にある。

 

 彼はジオンに対して強い復讐心を抱いていた。彼の故郷はデラーズ・フリートのコロニー落としによってメチャクチャになったからだ。マイクはジオンに復讐したいという一心で連邦軍に入った。

 

 宇宙世紀.0084年の6月、マイクは北米の連邦軍基地で整備中のジム改を眺めていた。その時、小隊のジャック・シュナイダー少尉が彼に声をかけた。

 

 茶髪で黒い瞳の青年が後ろを振り返った。身長は165cm以上はあり、がっちりとした体型をしている。

「マイク、マックス少佐がお前を呼んでいるぜ」

 

「マックス少佐が? 一体何の用だろうな」

 

 マイクは急いで少佐のもとに向かった。彼は少佐の部屋を3回ノックしてドアを開いた。彼は直立不動の姿勢で「マイク少尉です。部屋に入ります」と言った。

 

「入っていいぞ。さっさと入れ」

 

マイクは「失礼します」と言った後に45度のお辞儀をした。

 

「マックス少佐、お呼びでしょうか? 」

 

「マイク少尉、ジャブローから転属命令が来ている」

 

 命令書にはティターンズへの入隊を許可すると書いてあった。

「貴様は栄転だ。存分にジオン残党と戦ってこい」

 

 マイクは信じられないといった表情をしている。彼は嬉しく思う反面、小隊で一番の仲良しであるジャックとの別れを辛いと感じた。

 

 モビルスーツデッキではジャックが待っていた。ジャックがマイクに駆け寄って話しかけた。

「どうだった。また、少佐に文句でも言われたのか? 」

 

「ジャック、いい知らせと悪い知らせがある」

 

「まずはいい知らせから聞かせろよ」

 

「びっくりするなよ。ぼくはティターンズに入隊できるんだ」

 

「良かったじゃないか。俺はお前を誇りに思う」

 

「ありがとう。希望が実現して嬉しいよ」

 

 

 ジャックは悲しそうな表情をしている。士官学校からの知り合いであるマイクとの別れが惜しいのだろう。

「ジャックとはこれでさよならだな。テストパイロットとして腕を競いあってきたのに」

 

「俺もお前に追い付くぜ。ティターンズで待っていろよ」

 

「ジャックならすぐにでも追いつけるよ」

 

 

 

 UC.0084年の7月、マイク少尉はサラミス改級『セイロン』に所属する小隊に配属された。小隊には、メキシコ系の白人で黒髪のホセ中尉。黒髪で髭を生やしたチャーリー中尉。イギリス系の白人で金髪のライアン大尉がいた。

 

 

 マイクは新任の挨拶を小隊の先輩方にしている。 少尉は直立不動の姿勢をとり、挙手の敬礼をした。

「今日から配属になりました。アモン・マイク少尉です」

 

「私は小隊長のハリソン・ライアン大尉。今日から君も小隊の一員だ」

 

「オレはストラス・チャーリー中尉だ。お前が新任だな」

 

「俺はアストロ・ホセ少尉。仲良くいこうぜ」

 

 

 一通りの挨拶が終わった時、隊長のライアン大尉は今からブリーフィングを始めると発言した。隊長は申し訳なさそうな顔をしながら、マイクに任務の内容を語った。

 

「マイク少尉。着任早々すまないが警戒任務に当たってくれないか」

 

「了解しました。ライアン隊長」

 

「ライアン隊長、自分はティターンズの誇りにかけて任務を遂行します」

 

 

 そんな訳で少尉は着任してすぐに任務に出される破目になった。だが、少尉はまったく気にしてはいない。むしろ、その表情は喜んでいるといった表現がふさわしいだろう。

 

 黒いパイロットスーツに着替えたマイクは、ジムクゥエルに乗り込んだ。マイクはジムクゥエルをサラミス改のカタパルトに設置し、オペレーターから出る発進許可を待った。

 

《ジムクゥエル 発進どうぞ》

 

「アモン・マイク 行きます! 」

 

 

(2話に続く)

 


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