さよならティターンズ   作:フォード2

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第5話 ジオン共和国軍と共闘

 ティターンズのサラミス改級『セイロン』はザンジバルとムサイ相手に戦闘状態に入った。

 

 

 ゲルググのパイロットは強気の姿勢を崩さない。ジオン共和国の包囲網をあっさりと突破。ティターンズに向けて突撃した。

 

「我々の狙いはティターンズ一本だ。共和国軍は無視するに限る」

 

「こうもあっさり突破できるとは。共和国はたるんでいるな」

 

 

 ジオン共和国軍はゲルググとリック・ドムⅡの動きに翻弄されている。共和国軍は若いパイロットが多く、敵の動きを読めていない。ようするに経験が不足していたのだ。

 

 ティターンズから見れば、共和国軍のモビルスーツはジオン残党とあまり性能が変わらない。サトウ中隊長は数を頼みにしながらジオン残党を挟み撃ちにする作戦に出た。

 

 

 ゲルググはハイザックから距離を取っていた。ハイザックのビームライフルは驚異の武器だ。エルガーは弾がなくなればマガジンを装填し、マガジンを撃ち続けた。だが、リック・ドムは片腕を失い大破、ゲルググも中破している。

 

 

 7年にもわたる歳月はあまりにも長かった。モビルスーツは時代の変化から取り残され、実弾中心の装備はビームの長距離射程に敵わなかった。

 

 

 

 

 ライアン小隊はライアンとチャーリーが後方で母艦の警護。マイクとホセが前方でジオン残党と戦っていた。ライアンは「大切なゲストを死なすわけにはいかないぞ」とメンバーに発破をかけた。

 

 

 マイクはザク改相手にドックファイトを仕掛けている。円形にグルグルと回るドックファイトだ。彼はザク改が連射するMMP-80マシンガンをシールドで防ぎつつ、ビームライフルで応戦している。

 

 マイクはEパック式ビームライフルの照準を定めた。彼は徐々にザクとの距離を詰め、「そこだ」と言い放ってから必殺の一撃を放った。

 

 

 マシンガンを失ったザク改は、ヒートホークで接近戦に持ち込んだ。ホセはパックパックから角型ビームサーベルを抜き、ザクの胴体を真っ二つに切り裂いた。ホセは「接近戦が仇となったぞ。ザク」と満足そうな表情でつぶやいた。

 

 

 

 最後に残った1機のザク改は接触回線で撤退を促した。パイロットのエルガーは悔しさのあまり歯を噛みしめた。そしてティターンズにいつか復讐してやると誓った。

 

「同志エルガー。行ってください」

 

「すまん。お前達の意思は必ず受け継ぐ」

 

 

 ザク改のパイロットは「エルガー隊に勝利あれー」と叫びながらティターンズに突撃した。ティターンズはビームライフルで集中攻撃を浴びせ、これを撃破した。

 

 

 マイクは「どうして無駄な抵抗だと理解できない。降伏すれば命が助かるのに」と頭を抱えた。彼は未だに抵抗を続けるジオンの考えが理解できなかった。

 

 ザンジバルはゲルググとリック・ドムⅡを収容後、急速回頭し最大戦速で宙域から離脱した。ティターンズはザンジバルを見逃した。


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