さよならティターンズ(2部完結)   作:フォード2

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第16話 ゼダンの門 守備戦(上)

宇宙世紀0087年1月18日、ジャミトフ・ハイマン(ティターンズ)とハマーン・カーン(アクシズ)の間で行われた交渉は完全に決裂した。ティターンズはエゥーゴ・アクシズ両方を相手にしなければならない。

 

サラミス改級『セイロン』はゼダンの門の直衛任務についていた。一ヶ月前、ティターンズはサイド2に毒ガス作戦を実行。ルーカス艦長はこの作戦に不参加を表明し、上層部から目をつけられる結果となった。

 

「艦長、グワダンがじわじわと後退。アーガマを筆頭としたエゥーゴの部隊来ます」

 

「よし、モビルスーツ発進。エゥーゴを叩く」

 

「エゥーゴがミサイル一斉射。ゼダンの門に直撃」

 

ティターンズはバイアランを筆頭にグワダンを攻撃している。特にバイアランはアクシズのガザCを2機撃墜する活躍を見せた。ライアン小隊はダミー隕石を爆破しつつ、グワダンに接近した。

 

「エゥーゴがグワダンの護衛に着いた。Zガンダムは決して相手にするなよ。バイアランに任せろ」

 

「了解。Zガンダムとは出来るだけ距離をとる。死にたくないからな」

 

サラミス級『セイロン』にエルガー中尉が指揮する部隊が迫る。リックディアスに乗るエルガーは復讐のために戦っている。今日もエルガーは散っていった同志の無念をはらすために戦う。

「前方から接近するモビルスーツがあります」

 

「機種特定急げ。弾幕を張って接近させるな」

 

「機種データ照合。ネモが3機、リックディアスが1機」

 

 

黒いリック・ディアスが頭部から55mm機関砲を放つ。次に背中のブースター・バインダーをブーメランのように投げつけ、ラックに設置したビームピストルでバインダーを誘爆させた。

 

バーザムはシールドとビームライフルを一気に失った。リック・ディアスに近づけばビームピストル、遠ざかればバズーカ攻撃に曝される。残る武器はビームサーベルが2本のみ。マイクは己の腕と度胸しか頼れるものがなくなった。

 

マイクは両腕からビームサーベルを抜刀した。これで勝負をつけてやると言わんばかりに。リックディアスもビームサーベルを展開する。両者のビームサーベルが激しく交差した。

 

「ティターンズの意地を見せてやる。その目に焼きつけろ」

 

 

サラミス改級『セイロン』は参謀本部から電文を受け取った。艦長は一瞬顔を青ざめたが、すぐに気を取り直して指揮を続けた。

 

「電文です。『アクシズ要塞が移動を開始。ゼダンの門との衝突の可能性大。速やかに離脱せよ』と言ってます」

「艦長、エゥーゴから一斉射攻撃。モビルスーツが後退を始めました」

 

「ゼダンの門から距離を置け。ライアン達にも急いで通達しろ」と艦長は力なく言う。

ライアンはリック・ディアスとバーザムの間にビームを撃ち込んだ。リック・ディアスは取っ組み合いを辞め、バーザムを払い除けた。エルガー中尉はクレイバズーカを2発~3発ヘイズルに向けて発射している。

 

ライアンはマイクに接触回線で話しかけた。バーザムはビームライフルを失ってはいるが、まだ戦える状態だ。ヘイズルはビームライフルの銃口を下げた。

 

「ゼダンの門にアクシズ要塞がぶつかる。急いで現場宙域を離れろ」

 

「ゼダンの門にアクシズ要塞がぶつかる? ティターンズは宇宙の拠点を失うのか」

 

「そういう事だ。サラミスまで後退するぞ」

 

 

 

 

 

 

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