エゥーゴの艦隊がゼダンの門に総攻撃を仕掛けている。エゥーゴは『アーガマ』と『ラーデッシュ』を中心に正面から艦砲射撃とミサイル攻撃を仕掛けてきた。
ティターンズは艦隊が脱出する時間を稼ごうと必死の抵抗を見せている。赤いチベ級改重巡洋艦からマラサイが発進。ハイザックとマラサイを中心に据えた部隊がエゥーゴを迎え撃つ。
ルーカス艦長は頭を悩ませていた。艦長はモビルスーツの数の多さに焦っている。エゥーゴは本気でゼダンの門を攻撃していると感じていた。なにしろ、戦場にはガンダムMk.2に加えてゼータガンダムもいるのだ。
「モビルスーツの接近に気をつけろ。対空監視怠るな」
「左にコース修正。ゼダンの門から距離を取りつつ応戦。モビルスーツに撤退命令を出せ」
ゼダンの門では宇宙戦艦の発進準備が進められている。ティターンズはサラミス改級軽巡洋艦にモビルスーツを積み込み、コロンブス級輸送艦にモビルスーツの部品と武装を運搬している。
ライアン小隊はサラミス改級『セイロン』の周囲に集まった。マイクは撃破されたハイザックからビームライフルとシールドを奪った。飛来する破片を破壊するためである。
「アクシズ要塞が衝突するというのに。ティターンズの参謀本部は何を考えているんだ」
「コロニーレーザーがアクシズを破壊してくれればいいのに」
ルーカス艦長はモニターをじっと見つめた。ルーカスは艦とクルーの無事を神に祈っている。ティターンズにはアクシズ要塞の接近を止める方法がない。彼らは余りにも無力だった。
「全速前進だ、機関最大戦速」
「なんて、硬い要塞だ。ゼダンの門は砕け散るだろう」
ゼダンの門から戦艦とモビルスーツが離れてゆく。それは余りにも遅すぎる脱出だった。ジャミトフ閣下を乗せた赤いドゴス・ギアが見える。
ゼダンの門がアクシズ要塞と衝突。ゼダンの門内部ではバーザムとマラサイが押し潰されている。ゼダンの門から飛来する破片に破壊される戦艦とモビルスーツ。サラミス改級とハイザックが容赦なく押し潰されてゆく。
サラミス級改『セイロン』の周囲にも破片が飛ぶ。マイクはビームライフルを撃ちまくった。ホセは2丁拳銃のようにビームライフルを使っている。チャーリーはビームライフルで破片を狙い撃ち。ライアン隊長はビームライフルを連射している。
ゼダンの門は上下真っ二つに分断された。ティターンズは宇宙の拠点とモビルスーツの生産施設を同時に失った。もう、バーザムは新規生産ができない。生産ラインごと吹っ飛んだのだ。
0088年1月25日、アクシズのグワダンにてハマーン・カーンとジャミトフ・ハイマンによる会談が行われた。会談の最中、ジャミトフは暗殺される。会談に同席していたパプテマス・シロッコはティターンズに向けて演説を行った。
「聞こえるか 全ティターンズ艦隊。これはジャミトフ閣下の遺言である。ジャミトフ閣下はハマーン・カーンに暗殺された。直ちにグワダンを叩け。これは閣下の弔い合戦である」
「シロッコって誰だよ? 聞いたことないな」
「マイク、シロッコはジュピトリスの艦長だぜ」
「ホセ、シロッコがティターンズを指揮するのか? 」
「俺らみたいな一介の兵士には知ったことじゃない」