さよならティターンズ   作:フォード2

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第6話 モンシアがジムでやってくる

 サラミス改級『セイロン』は艦に近づくジオンのモビルスーツに手を焼いていた。ライアン隊長が2人に作戦内容を指示している。

「ホセとチャーリーはモビルスーツの足止めをしろ」

 

「ティターンズの一員ならやってみせろ」

 

 マイクとホセは自信ありげに答えた。

「了解しました。敵の足を止めて見せます」

 

「了解。スペースノイドには負けませんよ」

 

 マイクが接触回線でホセにしょんぼりと文句を言った。マイクはチューブから口にコーヒーを吸い込んだ。

「やれやれ。ぼくは腹が減ったよ。ハンバーガーを食べたいな」

 

「俺もマグダニエルのバーガーが食べたいぜ」

 

 

 ホセとマイクはジオンの攻撃をかわすことが精一杯。2人は2機のザクF型と1機のリック・ドムを相手に戦っているが、ジオン残党の速い動きに翻弄されている。

 

 マイクがおろおろとした声でつぶやいた。マイクには気の弱い所があった。

「ホセ、ドムにシールドをやられた」

 

「マイク、シールドぐらいどうでもなる」

 

「それよりもリック・ドムを何とかしないとな」

 

「強力なバズーカだ。当たらないようにしろよ」

 

 

 

 その時、ジムクゥエルのセンサーが3機の機影を捉えた。2人は第6小隊が助けに来てくれたと知って安心した。マイクの顔には安堵の表情が浮かんでいる。ホセはほっと一息ついた。

 

 ベイト大尉がライアン大尉に言った。

「第6小隊がモビルスーツを叩きます。母艦の護衛に回ってください」

 

「ベイト大尉、ジオンのモビルスーツは第6小隊に任せます」

 

 

 第6小隊が来てライアン小隊は一気に勢いづいた。ライアンとチャーリーはハイパー・バズーカをチベ級に放っている。2人は対空放火の嵐を気にせずにハイパー・バズーカから砲弾を打ち込んだ。

 

 ライアンが船の弱点を攻撃するように指示した。

「チャーリー、エンジンの方に回り込め」

 

 チャーリー中尉は自身を鼓舞した。

「対空放火が怖くて戦争ができるか。オレがティターンズなんだぞ」

 

 

 ベイトはビームサーベルでザクに斬りかかった。ザクは左に回避行動を取ったが、モンシアはそのチャンスを逃さずに、後ろからビームサーベルで胴体をぐっさりと貫いた。

 

 アデルはザクが振りかざしたヒートホークをシールドで受け止めた。アデルはジムライフルから90mm弾をザクに叩き込んだ。もろに衝撃を受けたザクは頭とシールドが吹っ飛んでいる。

 

 ジムスナイパー2は、手にL-9ビームライフルを構えた。ジムのパイロットは望遠スコープの中央に目標を捉えてトリガーを引いた。ビームはリック・ドムの胴体を真っ二つに貫いた。

 

 ジムスナイパー2の2番機は、L-9ビームライフルのバイポッド(二脚)を岩に固定した。パイロットは息を大きく吸って呼吸を落ち着かせてから、チベ級のブリッジにビームを叩き込んだ。

 

 

 ライアン隊長が全員の無事を確認して言った。

「敵の壊滅を確認した。センサーにも反応なし」

 

「これより小隊はサラミスに帰還する」

 

 4機のジムクゥエルはサラミス改級『セイロン』に次々と着艦した。マイクは任務が終わった達成感を感じていた。ホセはジオンとの戦いが終わってほっとした表情を見せている。

 

 


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