5人のうち誰を選べと?   作:黒架白徒

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突如として現れた5人姉妹、1年間同居なのだが、
これからどうなるのだろうか?


4月10日

「ハクくん!あれ買って!!」

駄々っ子みたいなこと言ってるのは、今年で大学二年生にもなる5人姉妹の長女、涼風である。

これから一年同居ということで、食べ物も色々と買いに来ているのだが、5人のうち小夜と、未來と、梨花はお留守番なのだが、杏華だけ学校なので、学校に行っているが、

涼風だけ買い物に行くと言うので、、

 

着いてきてもらいました。

 

冒頭に戻ると……

 

「ねぇねぇ、あれ買って、あれ買ってよ〜!!!」

駄々っ子みたいなこと言ってるのは、涼風なのだが、

彼女の指差す先には、限定販売のケーキがあるのだ。

それを欲しいと言うのだ。ただでさえ5人の食費でいっぱいいっぱいなのに、この状況をわきまえないそんな態度をする涼風にも飽きてきたのか、ハクから一言、

 

「涼風、いい加減にしないと、外で寝てもらうからね。

家には入れさせないよ。せいぜい、外の掘っ建て小屋で過ごして貰おうかな?」

と言うと、駄々っ子だった調子から一変、

「お願い、買ってなんて言わないから、我慢もするから、

小屋で過ごすのは勘弁して〜。゚(゚´ω`゚)゚。」

急に泣きついて来るのだ。

ちなみに今これをどこでやっているのかというと、

店の前である。

周りからすれば女の子を泣かせたとしか思いようがないこの状況で、ハクは、

「はあ、今日だけだからね。買っていいのは。」

と、泣き止ませるつもりで言ったこと一言に調子に乗った涼風は、

「ありがと、 みんなのも買って来るね!」

その時、ハクは心に誓った。

【涼風には何かを買って与えるのは厳禁】だと…

 

「はい、あーん。 美味しいよね、このケーキ!?」

 

「うん、まぁ美味しいけどさ、涼風?」

 

「ん?なぁに? あ、ハクくんほっぺたにクリーム付いてるよ。ちょっと動かないでね。( ペロッ)あ〜美味しいな!」

 

涼風にケーキを買ってあげたものの、財布の中はスッカラカンになってしまい、少し落ち込んでいると、

「ハクってさ〜 これからどうすんの?」

 

「どうすんのって何が?」

 

「誰を選ぶの?5人のうちで…」

 

「選ぶ? 5人で? それってまさか!?」

 

「なぁーんてね! 冗談だから、すーぐ本気にしちゃうんだからハクは、そういうところが面白いんだから。」

 

「フンッ!!」

 

「あれあれ?拗ねちゃった?」

 

1人涼風だけを置いて立ち去ろうとすると、

 

「ハクだよね?久しぶり、元気にしてた?」

この声は言われるまでもなく、誰なのか気付いた。

「そういう歌恋こそどうしたよ!しばらくいなくなりやがってよ!」

 

「っ、それはごめん… 心配かけちゃったね。」

 

「良いよ、終わったことだしさ。でもなんでまたこっちに?」

 

「そっちが本当の理由なんだよね。会いたかった理由があってさ。」

 

「何よ、もしかして、びっくりすることか?」

 

「今日から私西條歌恋はハクくんの専属メイドとなります! これからよろしくお願いしますね、ご主人様?」

 

今、堂々と公衆の面前でメイド発言をした彼女。

西條歌恋は少し前まで一緒のクラスメイトだったが、3ヶ月前、突如として連絡が取れなくなった。

それ以降心配していたのだが、まさか今日こうやって再会できるとは思ってなかったし、メイドとしてウチに来ることも知らなかった。

 

 

1人仲間はずれになっていた涼風は

(ムスーーッ) 明らかに拗ねていた。

 

 

メイドが知り合いってこれ如何に?




二話目(^O^)
買い物の途中で出会うのが元クラスメイトの女の子で、しかもメイドとしてウチに来ると言うのはみなさんそんな経験は無いですよね?(ある人も少しぐらいいますよね?)
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