連載版:自称機械技師の備忘録   作:アビャア

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仕事が忙しく投稿が遅れてしまいました。m(__)m


一応エタらないように頑張るので応援宜しくお願いします。






日記02 傭兵始めました。

▲月▼日

 

荷物もある程度片付き、今は荷物の中に紛れていた二つの複合兵器『オクスタンランチャー』とその廉価版として製作された試作兵器『オクスタンライフル』の軽いフィッテング作業をしている。

 

この武器は第三次世界大戦末期に開発された武器で、並の武器では倒しづらい化け物が多いE.L.I.D、装甲が分厚い戦術人形及び機動兵器相手に臨機応変に対応でき確実な致命傷を与えるというコンセプトで作られたのが『オクスタンランチャー』である。

 

こいつの特徴はビーム兵器と実弾兵器の両立させたことで、下部の銃身は高出力の小型荷電粒子砲。上部の銃身には対物ライフル用の特殊徹甲弾という縦に並べた二連式のライフル。

状況に合わせて実弾の『B』。ビームの『E』。同時撃ちの『W』。この3つのモードを切り替えて戦えるのだが、銃身が大人一人分と長く重い、実弾の射程が短く荷電粒子砲の反動が強かったり明らかに人間が扱える所か実戦で活躍出来るかどうか怪しい。生産コストや維持費が高いといった弱点が露呈しまった。

 

 

それを解決しようとしたのが『オクスタンライフル』。

 

こいつはランチャーの廉価版で、使える弾丸の種類を増やし荷電粒子砲の威力を下げる代わりに連射と照射の二種類を追加することで攻撃の幅を広くさせることに成功。

形状をシンプルにすることでコストや重量も削減。メンテナンスしやすくなったりと、ランチャーの欠点を補うことに成功した。

 

俺も軍役時代、化物相手に対してこのライフルを愛用する程には使い安かった。

 

しかし、そのの時には鉄血の上位の戦術人形。通称『ハイエンドモデル』の運用が本格化されていたり、コストの削減が出来ても生産費が未だ高く、一緒にするより別々にした方が安くね?という感じに進んでいってしまいその結果、ライフルは二丁しか生産されず計画自体も中止になり軍の倉庫に眠るはめになった悲しい過去がある。

 

ちなみに二丁作られたオクスタンライフルの一つを俺が軍を止める2ヶ月前まで運用していた。もしあの生物兵器との戦闘で壊れなかったら普通に持ち出してたかもしれん。

ってか丸太みたいな巨椀と戦車級のビーム砲を連発する怪物によく勝てたな俺.....。

 

そしてこの二丁を送ったのは兵器開発局の連中。俺にこの二丁のデータ収集を兼ねて餞別という名の押し付けをしてきたのである。

 

 

これをどうしろと.....

 

返そうにもこいつ等は表向きで"廃棄処分"されているので返せないし、データ収集による報酬金も悪くない。

扱い辛いが性能はかなりのものなので渋々だが貰っておこう。

しかし、ライフルは使いなれてはいるがランチャーは試射以外実戦で使ったことがなかったからどうしたものか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●月▲日

 

オクスタンランチャーとライフルをギターケースを大きくした専用のケースに収納しそれを背負い、バイクに乗って少し離れた場所にある傭兵達が集う『Monday』という酒場に赴いて傭兵登録をした。

 

その酒場は荒くれ共の喧騒で賑わう酒場なのだが、それなりのマナーとかはちゃんとしていて何より酒とつまみが美味しい。

 

店主はスキンヘッドにグラサンという如何にも歴然漂う大男、通称『マスター』と自律人形数体とグラマスで執事服を着た二人で切り盛りしているのだが、ウェイトレスにセクハラしようなら完膚なきまでに打ちのめされて外に捨てられるから恐ろしい。

 

俺が見る限り自律人形達は軍用に勝る程に改良されているが、ウェイトレス二人の方が遥かに強い。

青色の服の女性『ウィタリオ』は如何にも元軍人漂う黒髪ストレートで周りの野郎共から姉御呼ばれされているが、『ベッキー』という欠伸をしている赤色の服を着た茶髪の女性なんて片手で痴漢しようとした酔っぱらいの男の腕を折っているからね。

 

するつもりはないが、まじで逆らわないにしよう。

 

 

 

 

 

@月@日

 

『Monday』で傭兵登録してからはや数日、依頼を受ける日々をおくっているがとても暇だ。

 

仕事がないよりかはマシだがとても暇だ。

 

辺境の化物退治やらチンピラレベルの盗賊達の討伐やらやっているがなんというか張り合いがない。

というよりオクスタンライフルを使う前に終わってしまう。

...いや此が普通の傭兵生活だろう。俺が対峙してきた化物って大抵、軍で要注意されているレベルの奴等ばかりだったし。

 

なにかないかコーラサワーを飲みながら、最近少しだけ仲良くなったベッキーに話し掛けた所、面白い依頼を持ち込んできた。

 

それは盗賊の討伐なのだがこの盗賊団、少数ながら全員がサイボーグ化をした連中で、基本的にはバギーに乗って輸送している車両を襲うのだが軍用でも容赦なく襲う命知らずらしい。

奪ったものの中には最新鋭の兵器や装備も当然あり、それらを用いて自分達を強化し続けているらしく次第に手に負えなくなってきている。

 

そんな彼等を殲滅させるのがこの任務で輸送車に偽装した車両に隠れ一気に殲滅する。そして相手がサイボーグなのでメモリーを読み取りアジトを探し当て、そこを襲撃するという任務だ。

 

どうやら軍事企業も参加する予定らしくやや規模の大きい作戦になるらしい。

 

その作戦が面白そうだったので喜んでその任務を受けた。

明後日には●●●という場所で顔合わせとブリーフィングをするらしいのでそれまでに装備を整えておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

●月●日

 

今日、トロンベを走らせて目的地について中に入ったのだが其処にいたのはかつて新兵時代にお世話になったクルーガーさんと、彼が立ち上げた民間軍事請負会社『G&K』に所属する戦術人形部隊『AR隊』が其処にいた。

 

うわぁ....めちゃくそ逃げたい。

 

 

 

 

 

 

 





マスター
女性型の自律人形数体と自分を含めた三人の従業員で経営している小規模の傭兵ギルドである酒場『monday』のオーナー。
スキンヘッドにグラサンをかけた元軍人で傭兵達を纏める技量と力を持っているが根はしっかりとした優しい人物で差別を嫌い、従業員として働いている自律人形にもちゃんとした給料や休暇を与えている。

従業員のひとりであるベッキー曰く、以外とお茶目らしい。





ベッキー
『monday』の従業員。
茶髪と赤を基調とした服を着た女性。特徴的な基本欠伸をしているおっとり系だが、その実態は鍛えられた男性の骨をへし折る裏ボス的存在。
自分や従業員達に危害を加えなければフレンドリーである。


ウィタリオ
ベッキーと同じく従業員。
黒髪ストレートで青を基調とした服を着た女性。
きりっとした鋭い目付きが特徴的で物事をハッキリ言うタイプだが、かなりの苦労人でもある。
元軍人らしく、マスターの後輩らしい。


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