平行世界とバイクパラドクス 作:トォメィトォ
僕は孤独だった。
「お前は天使なんかじゃない!悪魔だ!」
僕に友達なんていなかった。
「来ないで!化け物!」
僕の心の支えは両親と幼馴染だった。
「大丈夫だよ、ミカエル」
「貴方は私達の子供よ」
「ミカ。元気出せって」
だけど、それも続かなかった。
「化け物め!こっちへ来るな!」
「私達の娘をかえして!」
―お父さん?お母さん?僕、ここに
「来るな!」
―いたい
「来ないで!」
―イタイ
「この家から出ていけ!」
―イタイ……イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
「ミカ……どうしたんだ?その姿……」
―コナイデ
「おい、ミカ」
―クルナ!
「つっ!……大丈夫だから、な?」
―トー……マ……?
「なんだ?ミカ」
―トーマハイナクナラナイ?
「いなくなんねぇよ」
―トーマハボクヲキライニナラナイ?
「なんねぇよ」
―トーマハボクノコト……スキ?
「あぁ、大好きだよ」
―エヘヘ、ソッカ
彼は僕のヒーローだ。
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??「せ〜んぱっ〜い!ただいまで〜す」
斗真「ガブ、お前、いい加減に」
ガブ「えへへ〜しぇ〜んぱぁ〜い」
斗真「たくっ、お前なぁ」
ミカ「ぶー」
僕は同じ大天使の後輩とトーマがイチャイチャしているのを見るとイライラして…いた。トーマは彼女とは学校で先輩後輩として中高大全部同じだからご近所付き合いの僕とは段違いだった。
ウリ「ガブリエルは相変わらずだな」
ミカ「……妬ましい限りだよ」
ウリ「ハハハッ。幼馴染なんだからもっとグイグイいったらどうだ?いつものテンションで」
ミカ「そんな勇気があったら数年前には告白できてるよ。でも、ウリくんだって告白できなくて困ってんだろう?」
ウリ「……ま、まぁな」
ほら、彼はモテる。あの天然女たらしはこの地区の大天使五人全員を手玉に取ると言う最低野郎だ。まぁ、僕とガブくんはしょうがないとしてだ。
ウリ「だが、そんな事をしたらルシファーに消されかねないな」
ミカ「たしかにね〜」
僕はこんな日常が続けばいいと思っていた。
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??「彼は堕天使です。彼は貴方達を手玉に取り、神を滅ぼすつもりです」
四人「「「「……は?」」」」
??「………」
僕達はある日、僕等の上司である天聖ケテル様にこう言われた。
僕達は戸惑うしかなかったが、今でもルシくん……ルシファーは嘘だって見破っていたのかもしれない。
ケテル「神からのお告げです。彼は黒です」
ウリ「そ、そんな筈はありません!もう一度調査を」
ケテル「弁明の余地はありません」
ウリ「……」
ウリくんはなんとか否定しようとしたけど、僕たちの中では神は間違えない絶対的存在だったのだ。
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斗真「んだよ!離せ!」
天使兵1「黙れ裏切りもの!大天使様五人を誑かした男め!」
斗真「はぁ!?なんでそんな、クソッ!」
天使兵2「ミカエル様!このものに裁きを!」
ミカ「……牢に、彼を連れて行け」
斗真「おい!ミカ!ミカ!」
僕はどうしたらいいのかわからなかった。
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それからの日常はつまらないものだった。今まで彩られていた日常は白黒だった。
ルシくん以外もそうだった。そして、そんなルシくんも牢屋に通いつめていた。
そんなある日だった。
天使兵「報告します。トーマ殿はケテル様によって処刑されました」
ミカ「……そうか。さがっていいよ」
この頃からかな。僕が感情を出さなくなったのは
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そして更に日が経ったある日のことだった。
天使兵「ミカエル様!」
内の部下の一人が慌てて部屋に入ってきたのだ。
ミカ「どうしたんだい?魔族襲撃かい?」
天使兵「いえ……その……」
ミカ「ゴニョゴニョ言ってないでハッキリと」
天使兵「神のご意向に逆らう堕天使が、他の大天使様の手により捕まりました!」
ミカ「……は?」
その時、僕は聞き間違いかと自分の耳を疑った。
ミカ「ごめん、もう一回言ってくれないかな?」
天使兵「神のご意向に逆らう堕天使が、他の大天使様の手により捕まりました!」
ミカ「……じゃあ、アイツは?トーマは冤罪ってこと?」
天使兵「……その」
ミカ「口籠ってないでハッキリ言えよ!」
私はおそらく、人生の中で一番キレていたと思う。
僕は部下の胸ぐらを掴み聞き出していた。それを見たガブくんが急いで止めに入った。
ガブ「ミカさん!?なにしてるんですか!」
ミカ「……聞いてないの?」
ガブ「へ?何をですか?」
ミカ「ねぇ、ガブくんにも言ってあげて」
天使兵「は、はい……神のご意向に逆らう堕天使が……他の大天使様の手により捕まりました」
ガブ「……え?」
その瞬間、ガブくんの目から生気がなくなり、焦点があわなくなった。
ガブ「じょ、冗談にしても悪質すぎますよ?」
天使兵「……天聖様から伝えられたものです故、嘘偽りはないかと」
ガブ「じゃあ、先輩は?先輩が殺された意味って?主が……神がミスを犯したってことですか?」
天使兵「……はい」
瞬間、ガブくんは天使兵に目もくれず走っていった。
しばらくして、ガブくんは反逆の罪で捕らえられた。しかし、次の日には牢屋から姿を消していた。
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ミカ「ビンクスの酒を〜届けに行くよ〜我ら気任せ波任せ〜」
僕は彼が好きだった船乗りの歌を只々毎晩口づさんだ。
ミカ「僕は、君に助けてもらったのを仇で返しちゃったんだね……」
もし、許されるのならば、もう一度彼に会いたい。彼に殺されたって構わない。慰め者にされたって別にいい。
ハハ、僕は我儘だな。だって、
ミカ「もう一度、君に会いたい」
もう一度、君の笑顔がみたい。
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だけど、ある日転機が訪れた。
なんでも、響 心音を名乗る奴がもう一度、彼に会わせてくれるっていった。僕の強大すぎた力のリミッターと限界をなくしてくれた。
だから今度こそ
―トーマ、キミヲマモルヨ?
「斗真さんメンヘラホイホイすぎません?」レモンティージャンキー
トォメィトォ「シリアス頑張りすぎた(スルー)」
「もっと!ギャグになれよぉぉ!」レモンティージャンキー
トォメィトォ「YA☆DA☆」