平行世界とバイクパラドクス 作:トォメィトォ
見滝原市、某家内
グラ「言われたとおりに来たぞ」
心音「お、来たね〜」
グラ「いいのか?響明日音にあんな力を与えて」
心音「なんのことかな〜?」
グラ「しらばっくれるな。傍観主義の貴様が、行動を起こすの程の存在になぜ力を与えたと言っている」
心音「……私はただ、あちらとこちらをいままで以上に簡単に自由に行き来できるようにしただけ…♪」
グラ「それが問題だ。忘れたのか、時間が経過していき響明日音の力が戻るのとほぼ同時刻に、斗真の……いや、あの最低最悪の殺人鬼、櫻井裕貴の記憶が呼び起きるのだろう」
心音「……あの化け物は斗真のもう一つの人格。あの化け物が呼び起こされれば、お前等と言う存在自体が“デリート“される。お前、特にグラファイト。俺はお前が気に入っててね。だから私と干渉できる」
グラ「だから貴様は俺をここに呼ぶのか。だが、いいのか?ここの神は、傍観主義のはずだ」
心音「いくらここの神が傍観主義だからといってさ〜、櫻井裕貴はここのが最初に作り出してデリートした者。奴は明日音以上のぶっ壊れキャラだった。だからこそデリートした。そして、その存在を上書きしたのが、工藤斗真って人格なのさ」
グラ「貴様は何を企んでいる?」
心音「おいおい、ガブリエルの影を仕向けたのはだれだと思う?」
グラ「まさか……」
心音「そのまさかだよ、私がしっている神は、傍観主義だが、見捨てはしない。あの神はこの世界にガシャットって力を与えた。
だけど、ここの神は、傍観主義じゃなかったんだぜ?キャラクターに干渉しまくって、力も与えまくった。その結果、制御できなくなった。だからこそ傍観主義なのさ。だけど、今回ばかしはここの神が蒔いた種だ…ま、力を貸してやろうと思ってな♪」
グラ「なんだと?」
心音「だからこそ、お前と、響明日音に力を与えた。だが、明日音でも櫻井裕貴の存在をいじるどころか触れることすらできない。だからこそ、グラファイト、お前には時間稼ぎを依頼したいんだ。お前も、大切な友が死ぬのは嫌だろう?」
グラ「……話を聞こうじゃないか」
心音「私の中で手遅れってのは櫻井裕貴ってのを言うんだ。こちらにも干渉力を持ちすぎる奴らの事をいう。お前や…日菜ちーみたいな?」
グラ「どういうことだ?」
心音「お前は気付いてないだけで、お前には膨大知識を与えている。地球の記憶?それ以上の、言うなれば、『3次元の記憶』だ」
グラ「……己の作品のキャラクターの知識はしっかり入っていると?」
心音「そうだ。だからこそ、ここの神だけが知り得る櫻井裕貴の攻略法と言うものを明日音にリークしてもらいたい。そして、グラファイト、君にも力を与える。明日音と協力して櫻井裕貴を倒してほしい。櫻井裕貴はどんな存在であっても神の力がない限り、切り離すことは不可能だ。だからこその」
グラ「ゲーマドライバーか」
心音「いや、お前のバグズヴァイザーにだけ櫻井裕貴と工藤斗真を切り離す機能をつけている。あれは不要に準備も整ってないまま切り離されるのは困るのよ」
グラ「なぜだ?」
心音「あの神はね?寛容な神様ってのが売りなんだ。殆どのことは笑って見逃す。だが、バカじゃあない。あの神は化け物、お前や櫻井裕貴みたいなやつな?それには必ず『奨歌』ってものを与えているんだ。『奨歌』……それは、その者の力を倍増させる歌だ。櫻井裕貴は『ONE PIECE』に沿って生み出した存在だ」
グラ「だからこそ、奴らは『ビンクスの酒』を知っているのか……つまり、櫻井裕貴の『奨歌』こそが」
ガシャット作者「そう、『ビンクスの酒』さ。そして、その『奨歌』は逆さに演奏する、つまり『逆巻き』っていう演奏法をすれば奴らの力は半減していく」
グラ「……俺にそれ専用の楽器を集めろと?」
ガシャット作者「BRAVO!そのとおりだ。と言いたいとこだが、それは既に集まっている。君には集めてもらいたいんだ『バイオリン』『チェロ』『ヴィオラ』『コントラバス』そして『ピアノ』これを弾ける者を集めてほしい」
グラ「依頼は受ける。それで、斗真は救えるのか?」
心音「私達は寛容な神だ。櫻井裕貴の存在を消してくれるのならば何をしてくれてもかまわない。なんだったら、明日音達には元の世界にお帰り頂いても」
グラ「……ガブリエルは?」
心音「ん?」
グラ「貴様はさっき、ガブリエルの影といった。五代天使達は全員が『ビンクスの酒』を弾けたはずだ。残りの三人も検討はついている。なら、ガブリエルは何処にいるんだ?奴は『ビンクスの酒』の要、『ピアノ』だろう?」
心音「あぁ、彼女は闇と光を分けたのさ。闇の感情は執念深く君たちを追い続け、光の感情は常に君たちを守ろうとしている。そして、光の感情に姿というものは存在しない。これだけ言えばいいかい?」
グラ「……なるほどな。つまり」
ガシャット作者「つまり?」
グラ「ガブリエルは、アイツの後ろにいたのだな」
心音「MARVELOUS!そうさ!よくわかったねぇ、おっとそろそろ時間だね。じゃあね、うまくやるんだよ」
グラ「……響明日音をどう思う?」
心音「ここの神の言葉を借りるなら…「かわいいものさ。少なくとも、あの快楽殺人鬼、櫻井裕貴への耐性は持っているだけのね。あいつの中では元彼の相棒としての記憶がある君の方こそ『イレギュラー』と言う名がふさわしいね」…ここの神は、『イレギュラー』を少し履き違えているようでね…」
グラ「……ほう?」
心音「実は、『イレギュラー』ってのはね…《世界の嫌われ者》なんだよ」
グラ「なんだと?」
心音「人では無く、「世界」から嫌われてるんだ。パラレルトリッパーズの誤差も、明日音が入ってしまったからこそ、この世界の負担が大きくなって斗真は時空から弾き飛ばされた。これが、真相さ」
グラ「心に留めておこう…」
トォメィトォ「さて、こちらは手をうった。おいイレギュラー!俺は別に構わねえ!いざとなれば、工藤斗真を消してくれたっていいんだぜ?」
「それはまた…けど、残念。私も、“見捨てる“つもりは無いんだよ。」レモンティージャンキー側の心音
「私“達“だろ?」有咲
「目につくもの全てを救う…」巴
「いい話でしょ?」あこ
「もしもあんたらが“櫻井裕貴“を消すと言うなら…」美咲
「私“達“が貰っちゃうぞ☆」レモンティージャンキー
「あ、そういえば…さっきの話、もしかしたら8人+4人にボッコ?」レモンティージャンキー
「当たり前だろ?」有咲
「何勘違いしているんだ…」??
「あ、明日音の片割れさんちっすちっす」レモンティージャンキー
「あの“オリジナル“が消されかけたせいでまた分裂したんだよ!」明日音の片割れ
「…てへ☆」レモンティージャンキー
「うーんこの対応」有咲
「お前…もし“工藤 斗真“を消したら…」明日音の片割れ
「冷凍フライドポテトの角で☆にしますよ?」紗夜
「紗夜さんいつの間に!?」レモンティージャンキー