平行世界とバイクパラドクス   作:トォメィトォ

14 / 18
六速 〜シンプルなピンチ〜

 

斗真「さて、分担して探索すんぞ」

 

ゼータ「どうしてまた?」

 

斗真「人数も増えた。明日音の力を取り戻すのは早い方がいい。それに人数が多いと目立つ。だから、クジ」

 

若菜「随分とあっさりしてるな」

 

斗真「これが一番楽だ。ABCのペアあるからそれでチームな」

 

斗真が出したクジを一人づつ引いていく。

結果は

チームA 斗真 綺咲

チームB 明日音 若菜

チームC ミカエル ゼータ

となった。

 

斗真「よし、一通り散策したら集合な」

 

全員「「「「「了解」」」」」

 

解散すると、若菜以外が一瞬で消えたため、若菜も焦って追いかける。

 

綺咲「アイツ等って何気にスゲーな」

 

斗真「素の身体能力はたかいからな。さて、俺等はあっちか」

 

斗真と綺咲も歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

綺咲「なぁ、斗真」

 

斗真「どうした?」

 

瓦礫をどけながら探っている時に綺咲は斗真に話しかける。

 

綺咲「前から聞きたいんだけど、お前ってどうしてレーザーになったんだ?」

 

斗真「あー。最初の頃は成り行きだったな。そん時はただ、出会ってばかりのガキを助けたいって思ったて、変身したからな。その後、ゲーム病が流行ってな。俺は医師免許は持っててよ」

 

綺咲「はぇ〜すっごい」

 

斗真「ただ歳的に学校行ってろって上司に言われてさ、ただ、ゲーム病の対処ができるのが仮面ライダーだってなって、俺に白羽の矢が立ったんだ」

 

綺咲「へぇ〜、そこから一人で?」

 

斗真「最初はな?その後、グラファイトやパラドに会って、杏子や黎斗ともダチになって恵まれたもんだぜ?」

 

綺咲「お前も大変だったんだな?」

 

斗真「ギャグに振り回されるよりかマシな人生だったよ」

 

綺咲「なぁ、グラファイト達ってソロモン……だっけ?そいつといる時に生まれたんだろ?ここではなにで戦ってたんだ?」

 

斗真「あー」

 

斗真は考えた。言うか言わないか。だが、別に減るものではないと割り切った。

 

斗真「別の仮面ライダーに変身してた。ま、今はあの人はいねぇから変身できねぇけど」

 

綺咲「?どういうこと?」

 

斗真「いや、分かれよ。ベルトはもうないんだよ」

 

綺咲「あー、その代わりが」

 

斗真「そ、ライダーシステム」

 

斗真はライダーシステムを開発した理由を説明した。

 

斗真「ま、そういう……ん?これって……」

 

瓦礫をどけると、赤いスポーツカーの小さい玩具のようなものが出てきた。

 

綺咲「どうした?」

 

斗真「んにゃ、なんでもない」

 

斗真は玩具をポケットにしまった。

 

斗真「ここらへんはなにもなかったな…さて.次に…」

 

??『こっち、こっち』

 

綺咲「なんか聞こえなかったか?」

 

斗真「いや、流石に気のせ『こっちこっち』……」

 

綺咲「……いってみる?」

 

斗真「そうするか?」

 

斗真と綺咲は声のする方へ歩き出した。

 

 

 

綺咲「おいおい、ここって」

 

斗真「随分と、緑が生い茂ってるな」

 

そこは緑が生い茂っており、先程の場所とは比べ物にならないほど豊かだった。

 

??「こんにちは、はじめまして」

 

斗真「……お前は?」

 

声をかけて来たのはシルクハットにタキシードの老人だった。

 

??「お久しぶりでございます。いや、貴方方の場合ははじめましてですかな」

 

綺咲「え?どゆこと?」

 

??「おっと、名を申し忘れておりました。私はセバスチャン。セバスとお呼びください」

 

斗真「じゃあセバスさんよぉ、ここって何処だ?明らかにここは煉獄と天界のどちらでもないよな?」

 

セバス「流石でございます。ここは、裕貴様、櫻井裕貴と言う男が作り出した空間でございます。こちらへ」

 

セバスに言われるがまま、二人はいつの間にか用意されていた机に座る。

 

セバス「私は裕貴様の従者をしているものでございます。裕貴様はお優しいお方でございました」

 

綺咲「なんか、シリアス展開になってきてない?マゼンタ撃っていい?」

 

斗真「やめろ。言うな、言っちゃいけないやつだ。で?ここに俺たちを呼んだのはお前か?」

 

セバス「いえ、それは彼女でございます」

 

すると、セバスの肩のあたりに緑色の髪をした小さな女の子がいた。

 

セバス「彼女の名は『蒲公英』。簡単に言う花の妖精でございます」

 

蒲公英「よろしくね!」

 

セバス「蒲公英よ、なぜこの方たちを?」

 

蒲公英「実はね、ゴニョゴニョゴニョゴニョ」

 

セバス「なに!?それはそれは」

 

蒲公英の聞かされたことにセバスは目を見開き、しばらくして、歓喜の表情を浮かべる。

 

セバス「斗真様、貴方にこれを」

 

するとセバスは斗真に一つの宝玉を渡す。

 

斗真「なんだこれ?」

 

セバス「貴方の役にたつものです」

 

斗真は怪しがりながらも、その宝玉を手にする。それと同時に宝玉がイナズマを纏い、斗真を包む。

 

斗真「ぐ…、ガァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」

 

綺咲「斗真!?くっ、『マゼンタ』!」

 

綺咲は咄嗟のことだったが、『マゼンタ』を斗真の持つ宝玉に放つ。

 

蒲公英「えい!」

 

しかし、蒲公英が木の根を生やし、それに被弾させる。

すると、宝玉のイナズマが収まっていく。

 

斗真?「フフフ、ハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!」

 

すると、斗真は高笑いをする。

 

斗真?「ついに!ついに帰ってきたぁぁぁ!」

 

綺咲「……斗真?」

 

斗真?「あ?あぁ、斗真の知り合いか、よっ」

 

綺咲「なっ!うわっ!?」

 

斗真が手をかざすと、後ろに穴が生まれ、綺咲はそれに吸い込まれていく。

 

斗真?「俺はこれから全てを破壊する……!あの傍観主義の神に復讐を……!」

 

綺咲「誰なんだ……お前……!」

 

斗真?「俺?俺は櫻井裕貴。今回は見逃してやる。あの神は俺の対抗策として響明日音を呼んだのかもしれない。しかし、やつでも俺には叶わねぇんだよ。せいぜい足掻くことだな」

 

綺咲「く……そ……」

 

綺咲は薄れる意識のなかマゼンタを放つが、斗真によって弾かれる。

 

裕貴「さぁ、絶滅タイムだ!」

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

〜???の間〜

 

 

トォメィトォ「あらら〜。俺ってばあの二人の事を考えるの忘れてた。ま、時期が早まっただけか。なら、切除したあとに、斗真の昔使っていた、本来の仮面ライダーの素質を使う必要があるかもな」

 

 

トォメィトォ「だが、奴は響明日音の力を見くびっている。そんなに高いところで胡座かいてたら、足下をすくわれちまうぜぇ〜?」

 

「せやな〜…けど、明日音の力ほぼ全部裕貴にもってかれてるぞ?」??

 

トォメィトォ(本体)「今更名前隠さなくてもいいだろ」

 

「いや、名前の書き方で…」レモンティージャンキー

 

トォメィトォ(本体)「いんだよ!」

 

「で?考えは?」レモンティージャンキー

 

トォメィトォ(本体)「…アスネメモリーズ“裏“を使え」

 

「へいへい、よろこんで〜」レモンティージャンキー

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。