平行世界とバイクパラドクス   作:トォメィトォ

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2章 バイク放浪記編
番外編 グラファイトの日常


 

 

 

―――なぜ、こんな事をやらねばならん?

 

―――いいから!いいからっ!面白そうだろ!

 

―――はぁ、面白いものなどないぞ?

 

 

 

これは、普段語られる事のないグラファイトの日常である。

 

 

 

 

 

 グラファイトの朝は早い。

 

グラ「……二時か」

 

グラファイトは基本バグスターなので睡眠欲はないのだが、斗真に『取り敢えず寝とけっ!』と言われる為、二時間だけ、睡眠をしている。

 

グラ「さて……」

 

グラファイトが家の外に出ると、一瞬にして消える。

 

 

 

〜イタリア〜

 

 

グラ「ほっ」

 

グラファイトは0.02秒前まで日本にいたはずが、現在はイタリアにいる。

 

グラ「この時間帯はまだ店がやっているな」

 

グラファイトがわざわざイタリアに来た理由……それは

 

グラ「Dammi un formaggio(チーズをくれ)」

 

 チーズの買い出しである。彼の居候している斗真の家には、無類のチーズ好きである百江なぎさがするでいる。グラファイトは準備運動がてら彼女のお願いである『本場のチーズ』とやらの買い出しを毎朝している。

 そして、そんなグラファイトは

 

店長「Sono venuto oggi Guardate sempre(今日も来たな。ほら、いつもの)」

 

グラ「Io aiuto ogni volta(毎度助かる)」

 

常連客である。グラファイトは金を払うと、チーズを持って、裏路地へ行く。

 

グラファイト「さて、次は……」

 

次の瞬間、グラファイトはまたしても消えた。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

〜ベルギー〜

 

 

グラ「今日はいつものベルギー製チョコレートケーキをご所望か」

 

 次はベルギーにて、杏子のおやつを買っていた。彼女のリクエストもついでに叶える為に買い出しに来ているのだ。杏子のおやつは基本ベルギー製チョコレートケーキだが、偶に気分が変わる場合、前日に杏子はグラファイトに頼んでいたりしている。

 

グラ「Fragen Sie nach dem Üblichen(いつものを頼む)」

 

 そして、このケーキ屋でも

 

店員「Ich bin heute gekommen Du siehst immer(今日も来たね。ほら、いつもの)」

 

常連である。

 

グラ「Gerettet werden(助かる)」

 

グラファイトは金を渡し、またしばらく歩いた裏路地で

 

グラ「今日はアイツ等からのリクエストはないな」

 

消えた。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

〜日本、斗真の家前 5:30〜

 

 

グラ「さて、アイツ等が起きる前に朝飯を作るか」

 

グラファイトは彼等が起きる前に朝飯を作るのも仕事の一つだ。

 

斗真「おはよう、グラファイト」

 

グラ「おはよう、斗真」

 

パラド「おっは〜、グラファイト」

 

グラ「おはよう、パラド」

 

グラファイトが朝飯を作り終わる頃には二人が起きてくる。

 

グラ「パラドは杏子を斗真はなぎさを起こしに行ってくれ」

 

斗真・パラド「「了解」」

 

すると斗真は二階にパラドは地下に行く。

 

パラド『オラァッ!さっさと起きろ!』

 

杏子『にゃーめーろー!』

 

しばらくすると地下から叫び声が聞こえてきた。

 

料理を並べ終わる頃に杏子とパラドがやってくる。二人ともボロボロで

 

なぎさ「ふぁぁ、壮人さん、秀さん、杏子お姉ちゃんおはようなのです」

 

グラ「おはよう、なぎさ」

 

白い髪に寝癖が少々はねたなぎさが降りてきた。

 

グラ「なぎさ、いつものチーズだ」

 

なぎさ「わぁ!ありがとうなのです!」

 

なぎさは少し眠たげながらもパァと明るくなる。

 

なぎさ「美味しいのです!毎日ありがとうなのです!」

 

グラ「そうか、杏子、チョコレートケーキは冷蔵庫の中だぞ」

 

杏子「お!そうか、いつもあんがとな」

 

グラファイトは何気に頼めばなんでもしてくれたりする。

 

斗真「そうだ、グラファイト。明日は珈琲豆も頼むわ」

 

グラ「わかった」

 

斗真「あと、香辛料も買ってきてくれ」

 

グラ「まかせろ」

 

 斗真はグラファイトはお使いを頼むことが多々あるが、グラファイトはついで感覚で終わらしている。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

〜幻夢コーポレーション〜

 

 

グラ「さて、取り掛かるか」

 

グラファイトは幻夢コーポレーションでの仕事も完璧だ。

 

黎斗「全く、あの子は困ったものだ。リミッターを外すだけでなく進化させるとは」

 

グラ「……はぁ」

 

黎斗の横で仕事をしているため、愚痴が毎回毎回聞こえてうっとおしいそうだ。

 

黎斗「さて、グラファイト、これを斗真とパラドに」

 

グラ「了解だ」

 

黎斗が作った新たなガシャットをグラファイトは受け取り、懐にしまう。

 

黎斗「さて、君専用のガシャットを作りたいものだね。君も『グラファイトバグスター』のままだと不便だろ?」

 

グラ「あるならないに越したことはない」

 

黎斗「そうか……」

 

グラファイトの普段の仕事風景だ。

 

 

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〜その夜〜

 

 

グラ「さて、ここからは非日常になるかもな……これをどうにかしないとな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   斗真以外の奴から奪った……『響明日音』の記憶を」




グラ「しかし…“響 心音“とその下位神…“市ヶ谷 有咲“青葉 モカ“今井 リサ“宇田川 巴“宇田川 あこ“弦巻 こころ“奥沢 美咲“氷川 日菜“…この8人から奪えなかったのはどうなっているんだ…?」
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