平行世界とバイクパラドクス 作:トォメィトォ
斗真「困ったことになったな」
グラ「まったくだ。概念ごと存在が消された事はあるのだが……」
斗真「存在だけってのがな」
グラ「取り敢えずだが、『パラレルトリッパーズ』を」
斗真「いや、あれは意味ないと思うぜ」
グラ「なに?」
斗真「だってそうだろ?『パラレルトリッパーズ』はパラレルワールドのみの移動だ。アイツ等みたいに別の世界にぽんぽん行くことなんて不可能なんだよ」
グラ「……そのためにあのガシャットか」
斗真「そう、『BUILD THE WORLD』……あれはな、作るって事さえ頭ん中に浮かべれれゃなんでもできんだよ。例えば『破壊と言う概念を作る』とかな。明日音はそんな事する必要はないが、明日斗なら大いにある。さらに言うとな?渡してるガシャットがアイツ等に必要だとは思うぜ?だけど
あれはよ、本来、二つで一つのガシャットなんだ。一つで使えるなんて、明日音しかできない芸当なんだよ」
グラ「……それを早く言え。だが、今言うと言うことは策があるのか?」
斗真「俺はこれ以上、手出しはできない」
グラ「?なぜだ?何か不都合でもあるのか?」
斗真「いっちゃ悪いんだが……良くも悪くも『イレギュラー』は目立ちすぎた。それはアイツ等に不幸はよばねぇが、俺達には害が及ぶ」
グラ「どういうことだ?」
斗真「ガブに見つかった」
グラ「なに!?」
斗真の言葉に普段冷静なグラファイトが声を荒げる。
斗真「これだけ言えばいいな?これは俺の過去が引き起こしたことだ。そもそも、あんなデカイ概念を存在だけ消すなんて、本人の了承と天聖(五人分)の力が必要だ。もし、アイツ等が俺が別の世界に落ちたあとで」
グラ「お前の言いたいことはわかった。ならどうする?世界は渡れないなのだろう?奴等がここに来た場合、『ギャグの壁』とか問答無用な脳筋もいたはずだ。流石に俺とパラドで抑えるのは無理だぞ?それにあいつ等は明日音やお前、俺ならともかく、それ以外の奴等では手も足も出ないぞ…若菜ならまた別かもしれないが…」
斗真「安心しろ。手なら用意してる」
斗真の手にはライトブルーとピンクのガシャットがあった。
斗真「『WORLD TRIPPERS』と『ASUNE MEMORIES』。『WORLD TRIPPERS』は二つ用意しといたから、明日斗の野郎に渡しておいてくれ。あとこれもな」
グラ「わかった……」
グラファイトは『ワールドトリッパーズ』と『アスネメモリーズ』を受け取る。
斗真「『アスネメモリーズ』は存在を証明することは難しいぜ?なんてったって記憶なんだからな。人が記憶を呼び起こそうとする時、完璧って言う奴の方が少ない。だからそれは証明の手伝いをしてくれる。なんだろうな……黒板とチョークってとこか?黒板はチョークがなきゃ意味がないが、チョークは黒板がなきゃ意味はない。きっとそれは必要になる」
グラ「了解だ。お前はどうするんだ?」
斗真「アイツ等から逃げる為に色々な世界を見て回るよ。その間、保健室……頼めない?」
グラ「はぁ、暁美ほむらには用事で遠くに行くことになったとでも言えばいいか?」
斗真は頷くとガシャットを構え、ボタンを押す。
『WORLD TRIPPERS!!!!!!』
するとワープホールが形成される。
斗真「俺はあいつ等の目を引き寄せておく。パラドにもアイツ等に見つかったから目を向けさせる為に何処か行ったってことにしといてくれ。
グラファイト、後は……頼んだぜ?」
グラ「……まかせておけ、お前も……
死ぬなよ?」
斗真はワープホールをくぐったのだった。そして、ワープホールは閉じたのだった。
グラ「さて、忙しくなるな」
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「…行っちまった…」ゼータ
「どうするかねぇ…?」ゼータ
「…貴方、笑顔じゃないわね!」??
「…?」ゼータ
「貴方が笑顔になる為に、あたしはなにをしたらいいかしら?最近存在が消えた人を取り戻せばいいのかしら?」??
「待て待て待て。いきなりすぎるだろ。」ゼータ
「あたしはあの人にお世話になったから、恩返しの機会を探ってたのよ!」??
「そもそも、記憶は奪われた筈じゃ?」ゼータ
「あたしは、なんだかんだであの人…“響 明日音“と1番関わりが深いのよ?そう簡単に記憶は消えないわ!」??
「うーん…心音より厄介かもな…“弦巻こころ“…」ゼータ
「あら?言ってなかったかしら?“モカ“リサ“あたし“美咲“あこ“巴“は神よ?みんなも明日音が消えた事を知って、色々頑張ってるわよ!」こころ
「…あんっの馬鹿共がー!」ゼータ
「これからが楽しみね♪」こころ