超次元ゲイムネプテューヌ 夢のヒーローを目指して 番外編 作:ホタチ丸
遅れましたけど、コラボ第3話行きますよ。
それでは、 勇者だった男 はじまります
「……アイツはいったい何時まで走ってんだろうな?」
「……そんなこと、がすとに聞かれてもわからないですの」
俺とがすとはチカさんからの依頼を受けて、ワンダーの量産試作型機であるプロトの実験データを集めるためにガペイン草原に来ている。
本来であれば、ガペイン草原についてすぐに日本一が纏うプロトのアーマーモードに不備がないかどうかを確認するための動作訓練が行われるはずであった。
そのためのマニュアルや、どこを確認したらいいのかもしっかりとチカさんからは聞かされており、俺達はそれに従ってプロトの状態をチェックするだけの簡単な仕事になるはずだった。
……だが、この場には肝心のプロトがいない。
理由は簡単、日本一のテンションが振り切れたからだ。
ガペイン草原に着くや否や、日本一はプロトを好きに乗り回し始めた。
本人はビークルモードでの動作確認をしてくると言って、俺達の了承も聞かずに飛びだしていった。
……実際、ビークルモードでのテストもチカさんからは頼まれていたので、それ自体は問題ではない。
だが、日本一が姿を消して、すでに1時間が経っている。
本当にアイツはいつになったら戻ってくるんだ?
「まあ、気長に待つしかないですの。そろそろ日本一もアーマーモードでプロトを動かしたくなる頃ですの」
〔……そう、だな。さすがにそろそろ始めなければ、私達の帰りを待っているナナハ達に悪い。私の方からプロトへと連絡を送ろう〕
「そんなことできるのか?」
〔ああ。プロトには私の戦闘記録をフィードバックするための受信機が搭載されていて、自由に連絡を取ることが可能だ……よし、今プロトに合流するようにメッセージを送った。しばらくすればここに戻ってくるだろう〕
やれることがなく、多少だれてきたがすとの愚痴を聞き、ワンダーも疲れたように声を漏らす。
きっとワンダーも我慢の限界を迎えたのだろう。
ワンダーの報告を聞いて、俺は深く息を吐いて体をほぐすように上体を仰け反らせる。
日本一を待っている間、ずっとガペイン草原の景色をボーっと眺めながら座っているだけだったので、伸ばした体が若干痛む。
だけど、これからすることを考えると体を温めておく必要がある。
何せワンダーのアーマーモードを使うことが久しぶりなことに加えて、犯罪組織が壊滅して平和になってからは碌にモンスターとも戦っていない。
そりゃ、求職中とはいえ、お金を稼ぐためにギルドからのクエストを受けてはいたさ。
しかし、ネプギア達と旅をしていた時とは違い、俺1人でも簡単に達成できるEランク、ギルドで最低ランクに認定されている採集クエストがほとんどだ。
従って手に入るお金の量も微々たるもので……自分の弱さが恨めしい、チクショウ。
だからこそ、今回のチカさんの依頼は渡りに船だったわけだ。
ワンダーのアーマーモードなら、何度も使っているから誰よりも理解していると言う自負がある……ほとんどが戦闘ではなく、交通整理の真似事だけど
しかも、仕事が終わった後、給金だけでなく食事までごちそうしてくれるらしい。
出かける前にナナハがにこにこと笑いながら言っていた。
【頑張って作るから、楽しみにしておいてね】
少なからず俺がこの仕事を任された理由にはナナハの心情も絡んでいるんだろう。
ベールとチカさんはナナハのことを溺愛しているしな。
単純にワンダーのアーマーモードを使ったことがある人物として考えれば、リンダも候補として挙が……あれ? もしかして、俺が今回の仕事で呼ばれた理由ってそれだけなのか?
「どうしたんですの?」
「あ、いや、何でもない」
立ち上がって腕を伸ばしたり、屈伸したり、肩を回していた俺が急に動きを止めたことを不思議に思ったのか、がすとが首をかしげながら尋ねてきた。
それに対して、俺は考えていたことを思い浮かべると何だか微妙な気分に陥り、眉間に力がこもってしまう。
確かに、アーマーモードで交通整理やファンサービスをしていた俺に比べて、キラーマシンの大群を相手に大立ち回りをしたリンダの方がいいデータが取れるような気が……うん、ここら辺で考えるのをやめとこう。
何か違うことを考えるか……って、そうだ。
「なあ、がすとはどうしてチカさんがワンダーを量産しようとしているのか聞いてるか?」
「……聞いた話ですと、新しい危険種に備えるためらしいですの」
「新しい危険種?」
頭の中をリセットするのと同時に話題の変換をしようとして口にした疑問に、がすとは目つきを若干険しくして答えてくれた。
「新しい危険種なんて、ネプギア達から聞いたことないぞ?」
「一般にはまだ公になっていないのですが、この間のフィーナによるゲイムギョウ界中での欠片の暴走で色々と生態系が変化してしまったんですの。それによって、今まで大人しくしていたのか、それとも新種のモンスターなのかわからないのですが、未確認の強力なモンスターの目撃例があちこちで出ているらしいですの」
「……そう、なのか」
がすとの言葉を聞いて、俺も表情が強張ってしまう。
正直、俺はそんなことになっているなんて知らなかった。
いつもクエストを受けるために利用しているプラネテューヌのギルド、そこの管理人をしているイワからもそんな話を聞いたことがない。
フィーナが起こしたゲイムギョウ界中に散らばった女神の卵の同時発動で、そんなことになっていたなんて……
「夢人が知らなくても仕方なかったですの。確定情報ではないですし、がすとも先日ブラン様から何か役に立つアイテムがないかと相談されなければ知らなかったですの」
慰めのつもりなのか、がすとが申し訳なさそうに眉を下げて俺を見上げてくる。
そこで俺は初めて自分が強く拳を握っていることに気付いた。
拳を開くと滞っていた血流が指の先まで行き渡る脱力感とでも言えばいいのかわからない感覚と同時に、少しだけ心が軽くなる。
俺はがすとから視線を外して空を仰ぎながら重い息を吐く。
見上げた空がやけに眩しく感じられ、俺は手で影を作って目を細めた。
〔夢人、気に病むなと言う方が酷だとわかっている。だが、しかし……〕
「……わかってる。ありがとうな」
硬い声を発するワンダーの言葉を遮り、俺は無理やり笑みを作る。
がすともワンダーと同じ気持ちみたいで、俺のことを心配そうに見つめていた。
……わかってる。
あの時、俺は自分にできる最大限のことをした。
その結果が今につながっている。
後悔がないと言えば、嘘になる。
今だって、もっといい方法があったのではないかと考えを巡らせてしまう。
だが、その答えはまだ見つかっていない。
何度考えても、何度思い返してみても、俺は結局……
「ていっ!」
「イタッ!? 何すんだよ!」
がすとの掛け声とともに、突然脛に鋭い痛みが走る。
しかも、結構強めに蹴られたらしく、俺は痛みのあまり跳びはねてしまった。
力の弱いがすとの攻撃だとしても、人体の急所の1つを的確に突かれた俺の目には自然と涙が浮かんでしまう。
当然、そんな理不尽な目に会わされた俺のがすとを見る目は険しくなり、声も荒げて抗議する。
反して、がすとは俺のことを半目で睨むように見つめながら口を開く。
「夢人がまた馬鹿なことを考えているのが悪いんですの。そんな気持ち悪い態度でお礼を言われるがすと達の身にもなるですの。見てるこっちが気持ち悪くなって鳥肌が立ってしまったですの」
「……そ、そうかよ」
何時ぞやのように気持ち悪いと言われ、俺は自分の頬が引きつるのを感じた。
しかも、がすとはわざとらしく自分の抱きしめるように身を縮めて肩をすくませて見せている。
明らかに人を馬鹿にしている。
さすがにその態度には少しだけ怒りを覚えてしまう。
「そうですの……それに、そんなことは夢人が1番よくわかっているはずじゃないですの?」
「……ああ、その通りだよな」
「だったら、あまり後ろ向きにばかり考えるのはやめるですの。がすとから言えることはそれだけですの。後は、勝手に気持ち悪くなってろですの」
「だから、気持ち悪いって連呼すんなよ!?」
プイッと顔をそむけるがすとに言い返そうとするけど、俺は自分の中にあった怒りが抜けていき、自然と顔がほころんでしまう。
がすとなりに俺を励ましてくれたんだろう。
前に日本一が余計なことを考えすぎて気持ち悪くなった俺をぶっ飛ばすために戦いを挑んだ時のように……って、俺は気持ち悪くないからな!?
確かにネガティブになりかけたけど、決して気持ち悪いわけじゃ……あ、でも、日本一が言っていた気持ち悪いの意味ってさっきまでの俺と同じ状態のことだったはず……やめよう。色々と諦めてしまった方が楽だ。
さっきまで気持ち悪かったのなら、今からは爽やかになればいい。
……もうそういう風に前向きに考えておいた方がいいんじゃないかと思う。
「ふぅ、さて、そろそろ日本一も……ん? なあ、がすと」
「今度はいったいなんですの? せっかくちょっとだけスッキリした気分を味わえていたんですのに」
「……言いたいことはあるけど、今回は敢えて追求しない。それで俺が聞きたいのはアレだ、アレ」
「アレ? ……アレってエンシェントドラゴンですの?」
色々と物申したいことはあるけど、今は置いておく。
呆れた顔をしているがすとの視線を誘導するために、俺は疑問に思った奴がいるところを指さす。
別にエンシェントドラゴンがいることはおかしくない。
チカさんの事前の手配も冒険者達がガペイン草原に来ないようにするための物で、モンスターが出てきても不思議ではない。
むしろ、モンスターが出てくることが自然なことだろう。
だけど、俺の言いたいことはそんなことじゃない。
「アイツ、何時の間に現れたんだ?」
「……がすとも全然気付かなかったですの」
〔私もだ……後、アイツはエンシェントドラゴンでなく、エレメントドラゴンのはずだぞ〕
気が付けば視界に映り込んでいた茶色の巨体、ワンダーの情報によればエレメントドラゴンが何時の間にかあそこにいたのだ。
ここら辺は草原が広がっているせいでアイツのような巨体が隠れる場所はない。
それなのに、急に姿を現したように見えたからこそ、俺はがすとに疑問を投げかけたんだ。
だが、がすとも、あろうことかワンダーまでもアイツが現れたことに気付かなかったらしい。
飛んできたのなら少なくとも翼を羽ばたかせる音が聞こえるはずだし、歩いて来たとしても絶対にわかるはずだ。
3人とも気付かないなんて……っ!?
「おい、あそこに誰かいないか!?」
「え、そんなわけ……って、本当にいるですの!? あの人達はいったい何をやってるですの!?」
ふとエレメントドラゴンが向かう方を見たら、誰かがいるような気がして思わず叫んでしまった。
がすとも見えたらしく、どうやら幻覚やら見間違いではないらしい。
遠目ではよくわからないけど、3人ほどの人影が見える。
しかも、その人達はエレメントドラゴンが近づいてきていると言うのに、一向に逃げる素振りを見せない。
……まったく、何やってんだよ!?
ケイブやチカさん達の忠告を無視した冒険者達か!?
それとも、もしかして迷い込んだ一般人か!?
どちらにせよ、早く助けにいかなきゃ!?
「いくぞ、ワンダー!」
〔CHANGE MODE ARMOR〕
俺はワンダーに呼びかけると同時に、ハンドルの横に備え付けてある青いボタンを押した。
すると、機械音とともにワンダーは俺の頭上へと浮上する。
そのまま落下し、次の瞬間には俺の体を覆う鎧へと変形していく。
ワンダーの変形パターンの1つ、アーマーモード。
30分間と言う制限時間はあるが、内蔵しているシェアクリスタルから発せられるエネルギーにより、強力な力を発揮することが可能だ。
しかも、装甲はキラーマシンと同質の金属を使っているため、名前の通り装着者の身を守る強固な鎧でもある。
最初の時とは違い、今では装着すると同時に俺の頭にヘルメットが被せられる。
ヘルメットは当初ワンダーを題材にした番組のイメージを崩さないようにするための物であり、アーマーモードになるとともに番組に出てくるマシンワンダーと同じ、ブレイブのような人型の頭部へと変化する。
「俺がアイツの注意をひきつける! その間にがすとはあの人達の誘導を頼むぞ!」
「わかったですの! でも、無理だけはしちゃ駄目ですの!」
「ああ!」
がすとの返事を聞くや否や、俺は脚部の車輪を回転させ、全速力でエレメントドラゴンへと向かっていく。
……まずはアイツの注意を俺に向ける!
そう思い、俺は右腕を引いて拳にエネルギーを集中させる。
すると、右手が淡く光出す。
それをアイツに勢いよくぶつけるために、俺は地を蹴って跳躍する。
「うおりゃあああ!!」
「ギャウ!?」
エネルギーを収束させたパンチ、アクセルインパクトを喰らったエレメントドラゴンは悲鳴を上げて吹き飛んで行く。
俺は着地すると同時にエレメントドラゴンが襲おうとしていた人達を背にして、腰を落として構える。
さっきの一撃で気絶してくれればいいが、そこまで高望は……
「ロボットおおおおお!?」
その叫び声を聞いて、体がビクッと反応してしまった。
聞いたことのない男の声だったけど、そんなに驚くことか?
俺はワンダーの知名度は『鋼鉄巨人ハードブレイカー』のおかげでゲイムギョウ界中に広まっているもんだと思っていた。
だから、その番組通りのマシンワンダーが出てきたことに驚いたり、喜んだりする人達がいることは、アーマーモードでファンサービスもしていたから知っているつもりだった。
けど、男の叫びは純粋にロボットが出てきたことに驚いていたように聞こえた。
ちょっとした疑問を覚えた俺が振り返ろうとした時、先ほど殴り飛ばしたエレメントドラゴンが起き上がって来た。
気絶させるまでにはいかなかったが、血走った眼で俺を睨んできているので、どうやら当初の目的は達成できている。
後は、がすとが後ろの人達を安全なところに避難させればいいだけだ。
そのために俺は敢えてエレメントドラゴンの懐に跳びこむように駆けだす。
少しでも後ろにいる人達へと被害を食い止めるためだ。
低い声で呻きながら腕を振り回し、鋭く尖った爪で俺を切り裂こうとするエレメントドラゴンの攻撃を避けつつ、少しずつこの場を離れるように移動する。
さすがに全ての攻撃を綺麗に避けることはできないが、エレメントドラゴンの爪はアーマーモードの装甲に貫くことができないでいた。
アイス・エッジ・ソードを使っている時と同じ要領で、俺は爪での攻撃を受け流しながら、エレメントドラゴンの隙を窺う。
すると、受け流すと同時にエレメントドラゴンの体勢を大きく崩すことに成功した。
〔今だ!!〕
「おう!!」
「グギャっ!?」
ワンダーの声が聞いて、俺は再びジャンプした。
体勢が崩れたことで下がって来た頭部の顎に、アッパーを叩きこむように拳を振り抜く。
頭部が弱点なのは人もモンスターも関係ないらしく、エレメントドラゴンは仰向けに倒れてしまう。
さすがにこれなら……っ!?
「ギャオオオオオオオオ!!」
仰向けに倒れ気絶したとばかり思っていたエレメントドラゴンだったが、咆哮を上げながらズシンと脚を踏みしめて立ちあがった。
だが、それだけではない。
……エレメントドラゴンの体色が茶色から次第に黒くなってる!?
その現象を見て、思わずリンダ達が以前使っていたウイルスディスクによる、モンスターの汚染化を思い出す。
だが、エレメントドラゴンにはウイルスディスクが使われた様子はない。
もっと言えば、汚染はもう起こるはずがない現象のはずだった。
〔来るぞ!?〕
「くっ……うわああああああ!?」
ワンダーに注意を促され、俺は思考を中断して戦闘に意識を戻した。
しかし、それは少しだけ遅かった。
気が付けば、黒くなったエレメントドラゴンの拳が眼前に迫っている。
なんとか腕を交差して防御しようとしたのだが、俺の体はアーマーモードを装着しているにもかかわらず、簡単に吹き飛ばされてしまう。
……嘘だろ!?
アーマーモードなのに、こんなに衝撃が来るなんて!?
「うぐっ!?」
吹き飛ばされた俺は背中から地面に激突してしまう。
その際、ギョウカイ墓場でワレモノモンスターに攻撃された時とは比べものにならない衝撃が俺の体に襲いかかった。
まるで体全体がバラバラになってしまうのではないかと思ってしまうくらい、全身に痛みが走り、すぐに立ち上がれそうにない。
頭も強く揺さぶられた影響で、瞼が嫌に重くなってる。
だが、そんな俺の事情などお構いなしで、黒くなったエレメントドラゴンが近づいてきているのは背中から伝わってくる振動でわかってしまう。
微かに見える視界でも、黒くなったエレメントドラゴンが俺に向かって爪を振り下ろそうとしているのが見える。
なんとか避けようと身を捩るのだが、体が上手く動いてくれない。
……その時、黒くなったエレメントドラゴンが突然振り下ろそうとしていた腕を引っ込めた。
「ギャアアアアアウ!?」
悲鳴を聞いてハッと意識を回復させた俺の目には、1本の槍のような物が黒くなったエレメントドラゴンの腕に突き刺さっていた。
チャンスだと思い、俺は急いで体勢を立て直すために痛がっている黒くなったエレメントドラゴンから距離を取る。
頭を振って意識を完全に覚醒させると、俺はすぐ隣に誰かが立っていることに気付いた。
きっとこの人が助けてくれたんだろう。
お礼を言うために顔を向けた先にいた人物の姿に、俺は驚愕してしまう。
「助かっ……って、ええええええ!? もしかして、仮面ライダー!?」
……そう、そこにいた人物は元いた世界で憧れたヒーローに似ていたのだ。
フェイスマスクは何だか鎧武者を連想させるような特徴的なU字型の意匠がある。
体全体は頭部とは打って変わって洋風の騎士のように見える。
だが、全身に鎧があるようにゴテゴテしているわけではなく、どことなく体の細さを強調するようなタイトスーツに身を包んでいる……と言うより、どことなく俺が知っている仮面ライダーの1人、ウィザードに似ているような気がする。
しかし、どこか違和感を感じるままに腰のベルトへと視線を移せば、そこには手のひら型のバックルではなく、カードデッキがあった。
……あれ、もしかして龍騎と同じタイプのライダーなのか?
だとしたら、いったいどんなミラーモンスターと契約したらこんな姿になるんだろう?
「何で仮面ライダーがここにって……あなたはいったい……」
「ドラゴニック・ハート」
「ドラゴ……え?」
自然と口に出していた疑問の声が聞こえたらしく、俺の知らない仮面ライダーは静かに答えてくれた。
……ドラゴニック・ハート?
やっぱり、聞き覚えがない仮面ライダーだ。
もしかして、ディケイド的な世界を渡るライダーが俺がゲイムギョウ界にやって来た後に放送されたのかもしれない。
もうここまで来ると、ファンタジーもフィクションも極まれりと言った感じだ。
まさか、仮面ライダーに会えるなんて!! って、内心で興奮している俺をよそに、ドラゴニック・ハートと名乗った仮面ライダーは黒くなったエレメントドラゴンを指さした。
「俺は仮面ライダードラゴニック・ハート……ゲイムギョウ界を守る仮面ライダーだ!!」
そう宣言して、腕を曲げてポーズをとる仮面ライダーを見て、俺は言葉を失ってしまう。
ゲイムギョウ界を守る仮面ライダー……って、そんな仮面ライダーがいたのかよ!?
いったいどうなってるんだよ!?
と言う訳で、今回はここまで!
まあ前回の夢人君サイドの話でしたね。
本当なら前話と合わせて1話にしようとしたのですけど、何だか区切りが良かったので区切ってしまいました。
……そんなわけで、実はコラボ1話延長します。
ようやく出会った2人の主人公がどんな反応を示すのか、次回をお楽しみに!