ニセコイーNEXT GENERATIONS   作:waa

1 / 14
ニセコイの原作のその後の話です!
原作の最終回で千棘が小咲にウェディングケーキを依頼した後から始まります
アドバイスや感想等を頂けると幸いです!




第1章 プロローグ
アヤマチ


俺の名前は一条楽

今は子どもの頃からの夢だった公務員に付き

忙しい毎日を送っている

そしていよいよ来週は

高校3年の時から付き合ってきた千棘との結婚式

 

あいつの笑顔が見たくて、一緒にいるのが楽しくて

俺は小野寺ではなく千棘を選んだ

それは今でも思っているが

あの時の選択が正しかったのかモヤモヤすることがたまにある

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ダーリン! ウェディングケーキを作ってくれる人が見つかったわよ!」

 

「おーー ほんとか! 」

 

「それがね なんと小咲ちゃんが作ってくれるの!!

楽しみよね〜」

 

「おーー そっかそっか〜」

「っっって!?小野寺が!!!!!!」

 

「う、うん どうしたのよいきなり」

 

「小野寺は高校の頃俺のことが好きだったんだぞ

そんな人のウェディングケーキ作るって…」

 

「うーん、あの子は了承してくれたわけだし大丈夫大丈夫!!」

 

「小野寺が断ると思うか?

もっと人の気持ちを考えろよ!!」

 

「はぁ?? 考えてるわよ!

それにもう決まったことなんだから

口出ししないで!」

 

「、、、とりあえず俺も小野寺と話してみるわ」

 

「なによ、そういう細かいことばっか気にして

話したかったら話せば?」

 

「お、おい! ケータイ投げんなよ、、、」

 

、、、、、、、、、、、、、、、

結局小野寺は俺たちのウェディングケーキを作ってくれた

そして結婚式当日

 

「小野寺!! ありがとな 今日来てくれて

あとケーキもありがとう!」

(小野寺久しぶりに会ったけど

なんか大人っぽくなったなぁ)

 

「ううん、私がどうしても作りたくて

一条くん結婚おめでとう!」

 

「ああ、ありがとな!」

 

「小咲ちゃん〜 どうだった??今日!」

 

「うん!楽しかったよ!

千棘ちゃんおめでとう!

一条くんを幸せにしてあげてね」

 

「し、しょうがないわね〜〜」

 

「おい、おまえその言い方はねぇだろ!」

 

「なによあんた、冗談よ冗談」

「それよりさ!小咲ちゃん!! 聞いてよ!!」

 

そのあと、小野寺は千棘から俺たちの高校卒業後の話をたくさん聞かされた

 

[翌日]

「おまえなぁ〜

小野寺に俺たちの話をすることはないだろ」

 

「はぁ?なんでよ」

 

「言っただろ

小野寺は俺のことが好きだったわけだから

そういうの聞かされたら嫌だろ」

 

「な、なによ!

あんたに小咲ちゃんの何が分かるのよ」

 

「分かるよ!

俺だって高校の途中までは好きだったんだから…」

 

「どーせ、私より小咲ちゃんと結婚すればよかったとか思ってるんでしょ!」

 

「ち、ちげぇよ!!」

 

「じゃあいいじゃない!

あんたってほんと昔から細かいのよね」

 

「な!逆におまえは自分勝手すぎるんだよ!

もっと人の気持ちをだなぁ」

 

「うっさいわね!!!!!!」

(ペチンッ)

 

「いたっ 叩くことはないだろ!」

 

「ふん、もう知らない

小咲ちゃんの所に行けば」

 

「行かねぇよ! 場所もわかんないし」

 

俺と千棘は高校卒業してから正式に付き合ったが

あの時から 心の中で何かがもやもやしている

 

、、、、、、、、、

結婚式から3日後、それは突然のことだった

 

「楽!わたしね!!

アメリカで新しい仕事が決まったの!」

 

「お!ほんとか! すげぇじゃん!」

 

「うん!それでね!

明後日にはアメリカ行って面接なの!」

 

「そうなのか!がんばれよ!!

って明後日!?!?」

 

「うん!

引越しとかはあんたの家の人達にやらせなさい!」

 

「お、おい!待てよ!

竜たちは今忙しいんだよ」

 

「はぁーー?

いつも暇そうにしてんのに!?」

「じゃあ舞子くんとかでも呼んで」

 

「あいつらも用事とかあんだろ!

おまえアメリカに行くならもっと早く言えよ」

 

「突然決まったからしょうがないでしょ!

とりあえずまかせたわよ!」

 

「お、おい! さすがに自分勝手すぎるだろ

せめて一緒に頼みに行くとかないのかよ」

 

「私は忙しいんだけど

てか早くお母さんに連絡しないとーー」

 

「待てよ! 千棘ーー!」

 

[翌日]

「ったく!あいつは」

 

「ただいまー! 聞いて、ダーリン!

お母さんと面接終わるまで一緒に住めるって!」

 

「おー よかったな!!

それで引越しの件なんだけどさ

結局誰も見つからなくて……」

 

「はぁ?何やってんのよあんたは

全くこれだからもやしって言われるのよ」

 

(いらっ)

「おまえ人に迷惑かけといてそれはねぇだろ!!」

 

「はぁ? 迷惑ってこれはあんたの仕事でしょ!」

 

「俺たちの仕事だろうが!!

おまえいい加減わがまま直せよ!」

 

「うっさいわね!!!

し、しょうがないじゃない!」

 

「ほんと高校の頃からそうだよな

人に迷惑かけたなら

謝ることぐらい出来ないのかよ」

 

「!!」(ペチッッ)

「もう知らない!」

 

「お、おい!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なんと千棘はその日のうちに

アメリカに帰ってしまった

あいつはあの時から何も変わっていない

自分の都合が悪くなるとすぐに逃げる

 

高校の頃、俺は心配で何度も追いかけたのだが

大人になると相当甘やかされたんだなぁって思う

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「はぁーー どうすりゃいいんだよ

千棘がアメリカ行ってからもう3日かー」

「せめて連絡ぐらいはしろよな、、、」

 

「とりあえず疲れたからどっかの店でも寄るか」

 

 

俺はデパートに来ていた

家具を買いに来たのだがその前に疲れたから

とある飲食店に入った

 

「いらっしゃいませーー」

「何名様でしょうか? え?」

 

「あ、1人です え?」

 

「いっ一条くん??」

 

「おのでら~~??」

 

「一条くんなんでここに??」

 

「いや、たまたま入って見ようかなって思って」

「小野寺ここで働いてたんだな」

 

「うん、働き出したのは最近だよ」

「あれ? そういえば千棘ちゃんは??」

 

「あぁあいつはいねぇよ

またアメリカ帰っちゃった」

 

「え、何かあったの??

もしかして喧嘩?? どうしよ〜」

 

「ま、まてよ〜 そんなんじゃないから!

あ、そうだ この前はありがとな」

 

「え あ、うん いいよ」

 

「今日さ ちょっと時間あるか?」

 

「あっ ちょっと待ってね

あと10分で終わるから!」

 

、、、、、、、、、

「おまたせ~ ごめんね、待たせちゃって」

 

「いいや 全然いいよ!

それより悪ぃな

結婚式でのお詫びを言いたくてさ」

 

「お詫び??」

 

「ケーキ作ってもらってさ 辛かったよな

小野寺からしたら初恋の子の

ウェディングケーキ作るってことだし、、、」

 

「、、、そんなこと、、、」

(ばれちゃってたんだ……)

 

「ご、ごめんな なんか千棘といて

あの時の小野寺の気持ち分かったっていうか

その〜〜 ほんとにありがとう!」

 

「そ、そうなんだ、、、」

(一条くん、、、

もっと早く分かってくれてたらなぁ)

「あのケーキはね高校の頃に一条くんと一緒に

作ったことを思い出しながら作ったんだよ」

 

「へぇーどうりで俺の味がしたんだなぁ〜」

「すごく美味しかったぜ!」

 

「うん/// ありがとう一条くん」

 

「小野寺料理上手くなったんだな」

 

「うん、練習したんだ

千棘ちゃんは作ってくれるの?」

 

「いいや、あいつの料理は変わってないよ、、、」

 

「そ、そっかー」

 

「今日さ、家具を買いに来たんだけど

一緒に見てもらってもいい?」

 

「あ、うん いいよ」

「私今日もう用事ないし」

 

「ほんとか!! じゃあ行こうぜ!」

 

「うん!」

 

((なんか高校の頃を思い出すなぁ))

 

、、、、、、、、、

「お!着いたぜ家具屋」

 

「うん、それにしてもお引越し大変だね」

 

「まぁな 今日はありがとう、手伝ってくれて」

 

「ううん、私暇だから!

それより一条くん何買いに来たの?」

 

「ああ、今日はベットだ

ふかふかのがいいなぁ」

 

「ベッ ベットかぁぁ」

(ベットって千棘ちゃんが寝るんだよね、いいなぁ)

 

「?? お!あったぞ!」

 

「わぁ 一条くん!このベット柔らかいよ!」

 

「お!ほんとだな! 値段は高いけど」

 

「そうだね 予算とかあるの??」

 

「ああ、まぁな

他にもいいのがないか回って見ようぜ!」

 

「うん!」

 

、、、、、、、、、

「あ!見てよ!この机かわいい〜」

 

「おーーこのイス動くのか!

便利になったなぁ」

 

「そうだね、スマートフォンになったし…」

 

「あ、そうだ! また連絡先交換しようぜ!

前の消えちゃったし……」

 

「う、うん!!」

(連絡先ぐらいいいよね、、、友達だもん)

 

「お! メガネあるぜ かけてみるか!」

 

「ふふっ 一条くんやっぱそのメガネ面白い!!」

 

「なんかこうしてるとクリスマス思い出すな」

 

「うん、私も!

こうやって雑貨回ったね

あの時は楽しかったなぁ」

 

「ああ、俺もあの時はすごい幸せだと思ったよ」

 

「え、そそそそうなんだ///」

(しあわせ///)

 

「え、あぁそうなんだよ/////

なんかまだ恥ずかしいな、こんな事言うの」

 

「ふふっ 私も恥ずかしいよ」

 

「あの時は一緒に歩いてるだけで

ドキドキしてたもん」

 

「小野寺…… なんかほんとにごめんな

あの時に気付いてたら、、、」

 

「、、、、、、」

(そういうこと言うから諦められないよ…)

「あ!一条くん このベット予算内だよ!」

 

「お!ほんとだ!! どれどれ?」

(お!いい感じじゃん!)

 

「どれどれ うん!ふかふか!!」

「実際に寝て確かめてみよ!」

 

「そうだな! よし!」

 

「………」

(やべぇ、小野寺が隣に!!

とっとにかく隣見ないように!)

 

「………」

(一条くんが隣に寝てる??

え、どどどどうしよーーーーーー)

 

「ふっふかふかだな!」

 

「うっうん いいねこのベット」

 

「………」

(小野寺なんで降りてくれないんだ??)

 

「………」

(一条くん早く降りてよーーーー)

 

「これにしようかな〜」

 

「そそそうだね!」(チラッ) 「/////」

(一条くんの横顔見ちゃった!

ど どうしよう、まだ大丈夫だよね……)

 

「/// よし!おれお会計行ってくるわ!」

 

「う、うん!」

(はぁ、、、

私なんでまだこんなに未練あるんだろ……)

 

、、、、、、、、、、、、

「今日はありがとな!

ほんとに助かったぜ!!」

 

「いいよ! でもよかったね

ベットの設置業者さんが全部やってくれて」

 

「ああ、それはすごい助かるんだけど

でもまだやらなきゃいけないこと多くてさ」

 

「そ そうなんだ」

(さすがに家まで行くのはなぁ)

 

「小野寺、もし良かったら手伝ってくれないか?

お礼に夜ごはんもご馳走したいし!」

 

「え、、、」

 

「あ、、、」(やべっ)

「ご ごめん! 嫌だよな

俺と千棘の家に来るとか ほんとにごめん」

 

「え、あ ううん 私は別にいいから!

そんなに気にしないで!!」

 

「え、いいのか??」

 

「うん!」

(うん?これって行く流れ? どうしよ!!

でも1回だけ行ってみたいなぁ)

 

「ありがとう!!

小野寺には迷惑かけてばっかでほんとごめんな」

(そっか………

もう俺のことはケリを付けたってことか…)

 

「何時に行けばいいのかな?」

 

「うーん、取り付けが終わってからだな」

「準備できたら連絡するよ!」

 

「うん! わかった!」

(いいよね、、、これくらいは)

 

 

千棘といる時のモヤモヤは

小野寺といるとなくなる

まだ俺は迷っているのかな、、、

もう今さら遅いのに…………

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私の名前は小野寺小咲

中学、いやそれよりずっと前から

わたしは一条くんに恋をしていた

隣にいてくれるのが嬉しくて温かくて

一条くんの素朴な優しさが、ずっと好きだった

 

でも高校3年の夏

一条くんは私じゃなくて千棘ちゃんを選んだ

私は最初からそうなるってわかってたけど

やっぱ悲しくて、、、、、、

こうして私の長かった初恋が終わった

 

、、、、、、はずだった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おー! いらっしゃい、小野寺!」

 

「おじゃましまーす」

「わぁー広いね〜」

 

「千棘のやつ広い家に住みたいって聞かなくてさ

俺は普通の家に住みたかったけどなぁ」

 

「千棘ちゃんの意見聞いてあげるなんて優しいね」

(千棘ちゃんいいなぁ)

 

「い、いや 聞かないとあとが怖いから笑」

(殴られるか、後で愚痴言われるからな)

 

「?? あ!ベットいい感じだね!」

 

「ああ、ありがとな 一緒に選んでくれて」

「いや〜〜

小野寺が手伝ってくれなかったら大変だったぜ」

 

「ふふっ 私はいいよ

なんか久しぶりで楽しかったから」

 

「じゃあ手伝ってくれたお礼に

今日はごはんをご馳走するよ!」

「そこで待っててくれ!」

 

、、、、、、、、、

「わぁ 一条くんのごはん久しぶりだな」

 

「味はどうだ?」

 

「うんうん! おいしいよ!」

(しあわせーー

これを毎日食べられる千棘ちゃんが

ほんとに羨ましい……)

 

「そっか、よかった〜

でもやっぱ盛り付けは小野寺の方が上手いな 」

 

「そ、そうかな//」

 

「今度また一緒に料理しないか?

色々教えて欲しいし!」

 

「うん!!

将来のためにも一条くんの技術を学びたい!」

 

「あ、そっか パティシエになるんだもんな!」

 

「一応もうなってるけどね(笑)

まだまだ新米だけど」

 

「あ、わりぃ! そうだったな(笑)」

(そっか 小野寺も前に進んでるんだ)

 

「そういえば一条くんは?

公務員になったんでしょ」

 

「ああ、でも家業の方もあるからなぁ…」

 

「え、そうなんだ

うちは少し違うけど家業の方は

春が継ぐことになってるんだ」

 

「へぇー 俺も兄弟がいたらな」

 

「ふふっ確かに」

(もうこんな時間かー

もっと一条くんと話してたいなぁ)

 

(もうこんな時間かー

もっと小野寺と話してたいなぁ)

 

 

、、、、、、、、、

「一条くんこのダンボールは?」

 

「ああ、そこに置いといてくれ」

 

「うん!」

 

「よし!こんなもんか!」

「もうだいぶ終わってきたな

うーん、でもなんか物足りないなぁ」

 

「一条くんこっちも終わったよ

この時計をそこの壁に飾ろうと

思うんだけどどうかな?」

 

「お!いいね!」

(それだ!!)

 

「よし!」

 

「終わったーー」

 

「お疲れ様、一条くん」

 

「ありがとな、手伝ってくれて」

 

「ううん、、、」

 

「そういや小野寺って電車?」

 

「うん、終電までまだ結構あるよ」

(私何考えるんだろ、、、)

 

「じゃあもう少し話してくか?」

 

「うん、いいよ」

「なんかこうしてると高校を思い出すね」

 

「あの頃はほんと毎日大変だったよな」

 

「うん、みんな元気かな

久しぶりに会ってみたいよね!」

 

「そうだな! 高校も行ってみたいし」

「そういや秘密の場所ってまだあんの?」

(なんか今日はやけに高校の頃を思い出すな

あの時は小野寺に恋をしてて、、、)

 

「うーん、しばらく行ってないからわかんない」

(あの日から行けてないよ、、、

行ったら一条くんを思い出すから、、、)

 

「小野寺ってさ

今思えば結構俺に気持ち伝えてたよな」

 

「え!そそそそうだね///」

 

「なんであの頃気づかなかったんだろ」

 

「、、、ねぇ一条くんはいつから

千棘ちゃんの方が好きになったの?」

 

「うーん、それがわかんないんだよ

なんとなくとしか……」

 

「そうなんだ、私もなんとなくだなぁ」

 

「、、、俺さ今でも分からなくなることがあるんだ

自分の気持ちが………」

 

「千棘ちゃんと一緒にいた方が楽しいんでしょ」

 

「……」

(確かにあいつといるのは楽しいし

好きなんだと思う)

 

「??」

 

「なぁ小野寺はさ

高校の頃俺といると楽しかったか?」

 

「うん!楽しかったよ!」

 

「宮本といるときは?」

 

「るりちゃんや千棘ちゃんといる時も楽しいよ」

 

「じゃあ俺といる時だけに思える感情

とかないのか??」

 

「え、、、 うーーん なんだろうなぁ」

(一条くんといる時だけに……

学校でみんなと話してる時に

るりちゃん達には思えない感情……)

 

「俺さ、あいつといると楽しいんだけど

それって小野寺や集たちに対しても思うんだよ」

 

「一条くん??

やっぱ千棘ちゃんとなんかあったの?」

 

「いやー今回はあいつがわがままでさ

いきなりアメリカに帰っちまって、、、」

「思えば高校の時もそうだったな」

 

「あーそうだったね

私と一条くんで探しに行ったね」

「あの時、千棘ちゃんに私の気持ちバレちゃって

それで千棘ちゃんが傷ついて、、、」

 

「それは違うよ、小野寺

千棘と長くいると分かるけど

あいつは気に入らないことがあると拗ねるんだ」

 

「え、そうなの!」

(じゃあ今回も喧嘩で拗ねてアメリカに??)

 

「ああ、なんか毎回助けに行くのも

あいつの為にならない気がしてさ」

 

「そ、そうなんだ」

 

「あ わりぃな、こんな愚痴聞かせちゃって!

そろそろ終電だよな!」

 

「ううん!私はいいよ、、、」

(もう帰らなきゃ、、、

これ以上先に進んだら戻れない!)

 

「お、おう! ほんとにごめんな!

なんかまたお詫びしたいな」

 

「ふふっ いいよ、お詫びなんて」

(、、、今日は一緒にいられるだけで

幸せだったからいらないよ………)

(しあわせ??)

 

、、、、、、、、、

 

「またね!一条くん!」(ガチャッ)

 

「………」 (何考えてんだ、俺は…)

「おい、待てよ!小野寺!」

 

「え、一条くん!?///」

 

「あ、ごめん///

そのやっぱなんかお詫びしたくて、、、」

(こうしてるとクリスマスを思い出すな

あの時は小野寺と気持ちが繋がって嬉しくて

すごく幸せな気持ちになれたんだっけ……)

 

「そ そっかー

じゃあ一つだけ聞いてもいいかな?」

 

「お、おう!」

 

「一条くんは千棘ちゃんといて幸せ??」

 

「ああ、もちろん……」

(千棘といて幸せに感じるのは

一緒に話したり、遊んだりして楽しかった時……)

「昔、小野寺は俺といて幸せだった??」

 

「あ、うん! 高校の頃は一条くんと会うだけで

幸せな気持ちになれて、、、」

 

「そっか、俺もだよ

あの時は小野寺といてすごく幸せでさ、、、」

(小野寺といて幸せに感じるのは

同じ空間を共有した時、話してなくても………)

 

「私ね、一緒にいて幸せに感じるのは

一条くんだけなんだ、だからね………

一条くんが1番好きなのは千棘ちゃんだよ!」

 

(なんでそんな辛い笑顔するんだよ、、、)

「小野寺、、、」

 

「、、、一条くんなんで泣いてるの?」

 

 

俺は小野寺を振ったあの時と同じ涙を流していた

それは後悔の涙だった

 

「わかんねぇ、、、 いや、今なら分かる」

 

「一条くん、、、」

(だめだよ、、、

そんな涙したら我慢できなくなっちゃう…)

 

「小野寺、俺やっぱおまえに謝りたいよ…

なんでもするからなんかないのか、、、」

 

「、、、、、、」

「1つだけ……………」

(お願いならあるよ あの時からずっと、、、

でもだめ、言ったら全部壊れちゃう……)

 

「うん、なんだ?」

(この願いを叶えたら終わりにしよう

じゃないと全部壊れてしまうから…………)

 

「好きって、、、1番好きだよって、、、

最後に言って欲しいの、、、」

(私なにしてるんだろ、もう分かんない

ただもう後戻りできないんだ……)

 

 

「小野寺………」

「………………」

「好きだよ、、、

小野寺のことたくさん傷つけて、、、」

「でも好きなんだ、一緒にいるだけで幸せで

ずっとこの時間が続けばいいなって!」

 

「、、、」

 

「ごめん……… 言っちゃダメなんだ」

「でも 好きだよ、1番好きなんだ、、、」

 

「、、、」

 

「、、、」

 

そこからしばらく沈黙が続いた

二人とも無言で涙を流した

すれ違った時は決して元には戻らない

だからこそ、もう後悔はしたくなかった

 

 

「一条くん、、、わたし、、、」

 

「小野寺、、、」

 

 

 

「終電、、、過ぎちゃった、、、」

 

「そっか とりあえず中に入るか、、、」

 

「うん……………」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

この日、俺と小野寺は互いのすれ違った

日々を悔やむように、たった1晩だけ1つになった

この日を最後にもう二度と会うことはないだろう

だからこそより深く愛し合った………………

 

 

その日2人はたった1度だけ結ばれた、、、

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

<翌朝>

「小野寺、気をつけて帰れよ!」

 

「うん、じゃあ 一条くん、さようなら」

(もう「またね」って言うことはないんだ)

 

「ああ、ありがとう 小野寺」

(もう「おはよう」って言うことはないんだ)

 




15年前、俺と小野寺が結ばれた日
あれから小野寺とは会ってない
千棘も小野寺とは連絡をとってない

噂では小野寺は結婚したらしい
子供も産まれたそうだ

(絶対幸せになれよ、、、小野寺、、、)



15年前、私が一条くんと結ばれた日
あれからは1度も会っていない
千棘ちゃんとも罪悪感から疎遠になった

噂では一条くんと千棘ちゃんとの間に
男の子が産まれたらしい

(一条くん幸せになってね、、、、、、)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。