ニセコイーNEXT GENERATIONS   作:waa

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俺達の目の前で首を切った小野寺は
大量出血により、意識不明になっていた
目覚める見込みはほぼないと言われた、、、


第6章 エピローグ
ユイイツ


千棘「………」

「ごめんなさい……」

「楽………わたし………」

 

楽「、、、、、、、、、」

 

千棘はあの後、正気を取り戻した

怒りのあまり我を忘れてたらしい、、、

一方、宮本も罪悪感に苛まれていた

親友の小野寺に対してひどいことを言ってしまい、見捨ててしまったこと

そして、味方になってやれなかった悔しさで…

 

鶫は子どもたちを部屋に入れてしまったこと

集は情報の管理ができなかったこと

春は大好きなお姉ちゃんを失ったこと

 

 

小野寺を失って、みんな前に進めずにいた……

それくらい俺達にとって小野寺は大切な存在だった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みんなは頑張って前に進もうとした

それが小野寺の願いだから、、、

 

<1ヶ月後>

小咲「………………」

 

春「お姉ちゃん、、、

わたし何も知らなかった、、、

お姉ちゃんがこんなに苦しんでたなんて」

 

鶫「小野寺様、、、

私達はあんなことをしたのに

なぜ“ありがとう”なのですか、、、」

 

集「小野寺、、、

おまえの気持ち考えずに、、、

楽の背中押してやれなくてごめん」

 

るり「小咲、、、

あんなにあんたが傷ついてたのに私は、、、」

 

千棘「小咲ちゃん、、、

私達を傷つけないでよ、、、」

 

 

千棘、るり「「あんたが傷つくことが私達にとって1番傷つくのよ、、、」」

 

 

「ありがとう」

その一言で、みんなはくじけずに進むことができた

小野寺は今でもみんなの心の支えだ

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一方、紗咲は真実を知ったこと、、、

そしてお母さんを失った悲しみで引きこもりに…

伯はそんな紗咲を支え続けた

今思えばあいつがいなかったら、紗咲はやばかったかもしれない

 

 

伯「ご飯ここに置いとくぞ」

 

紗咲「いいよ、わたしは大丈夫だから」

「もう大丈夫だから! わたしは、、、」

 

伯「お母さんを失って辛いのか?

それとも、、、、、、

最後にお母さんに嫌いって言った自分が嫌?」

 

紗咲「!! なんで……

伯くんに何が分かるの!………」

 

伯「俺は、、、

おまえの弟だから!」

 

紗咲「!…うぅ………」

「ならお姉ちゃんの言うことちゃんと聞いて…」

 

伯「あぁ、どうして欲しい?」

 

紗咲「そばにいて欲しい、、、

私、わかんないけど でも

お母さんが私のこと本当に愛してたのは分かる」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小野寺の言葉よって、俺たちはもう一度前を向けた

宮本と集、春は仕事に戻り、鶫はアメリカに帰った

このことはビーハイブには内緒にするらしい

そして時が流れた、、、

 

<5年後>

この日、あるカップルの結婚式が行われた

主催者は集英組とビーハイブ

本来はありえない結婚式、、、

それでも多くの人に祝福されていた

 

伯「かわいいよ、紗咲

ウェディングドレスすごい似合ってる!」

 

紗咲「うん、ありがとう、、、

伯くんのお母さんのおかげだよ!」

 

伯「それを言うならケーキは

紗咲のおばさんのおかげだろ!」

 

紗咲「ねぇ、伯くん

ほんとにありがとう!

辛い時にそばにいてくれて」

 

伯「こっちこそたくさん紗咲に支えて貰ったんだ

一緒になれて嬉しい、ほんとに嬉しい、、、」

 

紗咲「伯くん」

伯「うん、、、」

 

紗咲、伯「「ザクシャインラブ」」

 

2人は本当に俺と小野寺にそっくり

元々2人は兄弟で本来は結婚出来ない

でもこの2人なら絶対に幸せになれる!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

<8年後>

宮本と集の間に子どもが産まれた

伯と紗咲の間にも男女の双子が産まれた…

男の子の方は楽、女の子の方は小咲という名前だ…

もう少し名前を考えて欲しい(笑)

 

千棘は鶫と相変わらず海外で仕事している

前よりも生き生きと、、、

春は伯と紗咲の子どもの面倒を見ている

 

そして紗咲は和菓子屋「おのでら」の店長となった

伯はそこに婿入りし、ヤクザは他の人が継いだ

みんな幸せに暮らしているようだった

これもあいつのおかげだ、、、

 

 

 

 

 

 

あの言葉でみんなは前に進めたんだ

たった1人をのぞいて、、、、、、、、、、、

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

<あの日>

「小野寺、、、、、、」

「なんでだよ、、、」

 

俺はただ呆然と立ち尽くしていた

許せなかった、、、

小野寺を傷つけた宮本と千棘

高校の時、千棘を選ばせた集を

俺の思いに気づいてくれなかったみんなを

、、、みんなを俺は憎んだ、、、

 

そして、、、

小野寺との約束を破った自分が

肝試しや文化祭で見捨てた自分が

人を助けようとして傷つけてきた自分が

そして最後にあいつを選ばなかった自分を

何よりも許せなかった、、、

 

 

楽「なんで、、、

一緒にいるって言ってくれたのに

そばで支えるって約束したのに

もう離れないって、、、

全部、、、全部嘘だったのかよ!」

 

「なんとか言えよ、、、」

「おはようって、、、言ってくれよ、、、」

 

 

「おはよう」って言われることはなかった

あの笑顔もなかった、、、

どんなに辛くても小野寺は笑顔でいてくれた

高校の時に俺に振られた後も、、、

大人になって再開した時も、、、

子ども達の文化祭の時も、、、

何一つ気づいてやれなかったんだ

 

 

楽「1人になるのが怖かったんだろ、、、」

「守って欲しかったんだろ、、、」

 

また大切なやつを守れなかった、、、

散々助けられて、また見捨ててしまった、、、

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

後悔と罪悪感で俺の心は傷ついていた、、、

千棘も集もみんな俺を慰めてくれた

けれど癒されることはなかった……

 

あれから俺と千棘との間には大きな溝ができた

集や宮本が仲を取り持とうと頑張ってくれてる

それが許せなかった、、、

みんなは悪くないのに

それを恨んでしまう自分が許せなかった、、、

 

 

千棘「楽…… あんた最近外出てる?」

 

楽「あぁ、、、」

 

千棘「小咲ちゃんのとこでしょ、、、

それ以外は?」

 

楽「別に出る必要ねぇよ、、、」

 

千棘「楽………

上からね、私達が仲直りしない場合

あんたを組から追放するって、、、」

 

楽「いいよ、、、もうどうでもいい、、、」

 

千棘「………………」

(楽………)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<1年後>

小野寺を失って1年経ってた

みんなが小野寺のお見舞いに行く頻度も少なくなった

もう生き返るって思ってるやつはいない

 

俺も宮本から、もう行かない方がいいって言われた

誰とも話さなくなった俺をみんなは心配してくれてた

でも、、、分かってくれなかった、、、

そばにいてくれる人も

信じてくれる人も

誰もいなかった

ひとりなんだ…………………俺も

 

 

楽「もう1年だな………」

「…………………おのでら」

「………………………………」

「………………一緒だな、俺たち」

 

 

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

紗咲「お母さ…… あ、一条さん……」

「こんにちは、、、」

 

楽「、、、紗咲ちゃん」

 

俺と紗咲が本当の親子って分かってから

お互い気まずくて、あまり交流はなかった

 

 

楽「、、、紗咲ちゃんもお見舞い?」

 

紗咲「はい、1週間に1回は来ようと思って」

「一条さんも?」

 

楽「あぁ、、、、、、」

 

紗咲「一条さんは、、、まだお母さんのことを?」

 

楽「……………分からない、、、」

 

紗咲「そうですか…」

(一緒だ、わたしと……)

(……………………………)

 

楽「ごめんな、紗咲ちゃん

親子の時間邪魔して、、、」

 

紗咲「今のも親子の時間ですよ、、、

それと呼び捨てでいいですよ」

 

楽「!!」

「紗咲、、、俺は、、、」

 

紗咲「伯くんはね、辛い時にそばにいてくれたの

だから今度は私がそうしたい」

「そばにいてあげるよ、お父さん」

 

楽「!!!…………」

「紗咲…………」

「俺は………………」

 

紗咲「お父さんもそばにいようとしたんでしょ」

「お母さんのそばに、、、」

「本当そっくりだよね、お母さんと、、、」

 

楽「そんなことないよ

俺は誰か助けようとして誰かを傷付けてきた

周りを見ずに行動して、責任も取れなかった」

 

紗咲「それでも、、、、、、

お母さんはお父さんが好きになったんだよ」

「お母さんならお父さんのこと変えてくれる…」

 

 

小野寺はきちんと残してくれていた

紗咲を俺に、、、、、、

 

すべて紗咲の言う通りだ

小野寺の本当の優しさがあれば

俺は変われる気がする

一緒に本当の幸せを掴める気がする

そっかーーーー

俺は小野寺のそういう所に惚れたんだな、、、

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あれから俺は紗咲と2人でお見舞いに来ることが多くなった

紗咲と伯が2人で暮らし始めたこと

俺がヤクザを引退したこと

色んなことを小野寺に話した、、、

 

もし目覚めたらそばにいてやりたい

小野寺は絶対に目覚める!

信じてあげたい、もう1人にしたくない

 

何度も何度も小野寺と会っているうちに

不思議と怒りや罪悪感は消えていった

小野寺に会えるのが幸せで

毎日、こうして話せるのが楽しくて、、、

 

 

<3年後>

千棘「決めたのね、、、やっと」

 

楽「あぁ、ごめんな

ほんとに俺は優柔不断で、、、」

 

千棘「………………」

「いいの?私と別れたらビーハイブに、、、」

 

楽「いいよ、もう迷いはない」

「千棘、、、今までありがとう!」

 

千棘「……………!!」

「楽………」

「うん、、、こちらこそありがとう」

 

楽「これからは友達として、、、」

「ほんとにごめんな」

 

千棘「ううん、、、謝るのはわたしよ

あなたは小咲ちゃんを忘れられなかった」

「どれだけ私と居ても、あなたの中の小咲ちゃんは消えなかった」

「その時点でわたしの負けよ、、、」

 

楽「………………」

「おまえにあげた錠と鍵持っててくれないか

俺達の友情の証として!」

 

千棘「…………うん!」

(本物の恋人になって嬉しかった…

だから言えなかった、楽の本心分かってたのに

小咲ちゃん、、、泥棒したのは私なんだよ……)

 

俺達のニセコイは本当の友情となった

これが俺達のあるべき形なのかもしれない

それから、俺と千棘は集英組とビーハイブを説得しに行った

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

小野寺が眠ってから5年

その日、伯と紗咲の結婚式が行われた

集英組とビーハイブが認めてくれたんだ

俺と小野寺を!!

 

 

そして、、、

<8年後>

楽「小野寺!!

伯と紗咲に双子の赤ちゃん産まれたんだ!」

 

「俺達の孫だぜ、なんか不思議だよなぁ」

「ずっと好きだったおまえとの孫なんて///」

「あとさ、孫の名前が楽と小咲なんだよ(笑)」

「ほんと紛らわしいよな、、、」

 

(なでなで)

「小野寺、、、お疲れ様

目覚めたらもっと疲れさせることになるから

今のうちにもっと寝とけよ、、、」

 

((やくそくだよ、らくくん))

 

楽「………」

(こさき、、、あぁ、やくそくだ)

(もうひとりにはしない、、、)

 

 

俺達のためにずっと笑顔でいてくれたあいつを

俺達のためにいつも傷ついてくれたあいつを

俺達のためを励ましてくれたあいつを

俺に幸せをくれたあいつを!

今度は俺が!!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてついにその日が訪れた

<10年後>

春「お姉ちゃんが目覚めた!?!?!?」

 

千棘「ちょっと楽、その冗談笑えないわよ」

 

るり「今忙しいんだけど、後でもいいかしら」

 

集「いやいや、楽〜

ついに想いすぎて幻覚でも見たのかい?」

 

小野寺は目覚めた

そのとき、そばにいたのは俺だった

小野寺はたった一言「おはよう」って言ってくれた

 

 

楽「結局誰も信じてくれなかった……」

 

伯「さすがに目覚めるの絶望的だったからな…」

 

紗咲「あ! お母さん!」

 

小咲「……………」

「紗咲、一条くん、伯くん……」

 

楽「おかえり、長かったな……

なんか分からないことあったら教えるから

なんでも聞けよ!」

 

紗咲「………」

「あ、その前にお母さん写真いい?

じゃないと誰も信じてくれなくて」

 

小咲「あ、うん、、、ほんと不思議

なんで目覚めたんだろ……」

 

伯「じゃあ行くぜ!」

(親父が起こしたんだよな、、、)

(信じ合っていたから、戻ってこれたんだよな)

 

 

こうして紗咲が産まれてから25年振りに家族写真が撮られた

それをみんなに見せるために2人は行ってしまった

 

小咲「…………」

「わたしいいの? 戻っても、、、」

 

楽「小野寺、みんな幸せになってんだぜ」

「千棘と鶫は今トップクラスのデザイナーだし

宮本と集も子どもが産まれて

紗咲と伯にも双子が産まれたんだ」

 

小咲「そんなことが、、、」

「なんかすごいね、みんな」

 

楽「あぁ、これも全部小野寺のおかげだよ

あの言葉のおかげでみんな前に進めたんだ」

 

小咲「………………」

「ちゃんと届いてたんだ、みんなに」

「、、、、、、」

 

楽「宮本と千棘が言ってた

おまえが傷つくことが1番嫌だって」

「あの2人はおまえの親友だよ、ずっと」

 

小咲「るりちゃん、、、千棘ちゃん、、、

わたし、、、いいのかな」

 

 

楽「小野寺はどうしたいんだ?」

 

小咲「わたしは、、、親友になりたい、、、

そして、、、、、、、、、」

「1つ聞いてもいいかな……」

 

楽「あぁ、なんでも聞けって!」

 

小咲「…………」

「らくくんは、いまでもわたしがすきですか?」

 

楽「!! こさき………」

「大好きだよ あの時から

10年前、、、高校の時……いや、違うな」

「45年前の約束した時からずっと好きだ!」

 

小咲「らくくん………」

「夢見てたんだ、高校の頃の夢」

「そしたらね、分かったの

楽くんの中にはずっと私がいた、、、

なのに気付かなくてごめんね、、、」

 

高校の時

俺の中には2人の女の子がいた

俺はその中から千棘を選んだ、、、

でも、その後もずっと小咲は俺の中にいた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<約束の場所>

小咲「離婚したんだ、、、」

「やっぱ千棘ちゃんにしっかり謝らないと……」

 

楽「離婚しようって提案したのは千棘なんだ……

そして今でもあいつは俺の親友だ」

「あと俺達が幸せにならなかったら許さないって」

 

小咲「そっか……」

「千棘ちゃん、、、、、、」

 

楽「それと小咲!

紗咲と伯も結婚できたんだぜ!」

「帰ったら写真見せてあげるよ」

 

小咲「へ!? なんで!?」

「あの2人はき、きょうだいなんだよ!」

「し、しかもさっき双子できたって!?」

 

楽「えっとー 無理だったんだよ

あいつらは俺と小咲にそっくりだからさ!」

 

小咲「そ、そっか…………」

 

楽「あと双子の名前は楽と小咲だってさ」

 

小咲「??一条くん!? どういうこと!?」

 

楽「俺はちゃんと反対したぞ!

あと小咲、呼び方……」

 

小咲「//////」

(この気持ち久しぶり……

やっぱ好きだな、一条くんといると癒される)

 

楽「な、名前呼び恥ずかしかったら辞めるか?」

「その〜 もうこんな歳だし…」(/////)

(いつまで経っても、やっぱこの気持ちは変わらないんだなぁ、、、)

 

小咲「そ、そうだね///

あ、でもわたしはもう小野寺じゃなくなるよ」

 

楽「え!? そうだな

じゃあ俺だけ小咲呼びか/////」

(てか、まだプロポーズしてないが!?///)

 

 

俺達は再び、あの約束の岩の所にきた

小野寺の弱い所を俺が、、、

俺のダメな所を小野寺が、、、

2人ならどんなことでも幸せにできるから!

 

小咲「あ、でも鍵と錠はもう……」

楽「鍵も錠も意味ないよ、、、」

 

 

 

「小咲、、、好きだ

一緒にいたいんだ、ずっとずっと、、、」

 

「私も、、、大好き

ありがとう、、、信じて待っててくれて」




あの錠と鍵は全部偽物
俺の心を癒せるのは小咲だけ
小咲の心を癒せるのも俺しかいない
この「錠」にあう唯一の「鍵」は小咲なんだ!


小咲「一条くん、、、もう50歳になっちゃったけど」
楽「どれだけ経っても変わんねぇよ、、、小咲」

「「結婚しよう、そしてずっとそばにいよう」」
「「ザクシャインラブ」」
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