【完結】北斗の拳 TS転生の章   作:多部キャノン

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北斗世界で戦ったりキャッキャウフフしたりするTSっ娘を誰かが書いてくれるのを待っていたら核の炎に包まれたのでガチ初投稿です。

※基本的に拾うのは原作範囲のみの予定です
そのため南斗人間砲弾はありません
聖帝がいい声で歌いだしたりはしません
魔皇帝の前にたみがひれふしたりもしません



第一話

言葉は『ドラえもん』で覚え、義務教育は『ドラゴンボール』で終えた。

……と、そこまでいくと大げさかもしれないが、ともかく幼い頃から漫画に囲まれて過ごした自分にとっての"ヒーロー"。

 

それは、スポーツ選手でも宇宙飛行士でもなく、漫画の中の強くてかっこいいキャラクターたちだった。

 

同じ男として、その強さに憧れて格闘技に手を出したこともある。

無邪気に最強を目指していたころは楽しかったが、ある日稽古と全く関係ないところでつまらない怪我をしてしまい、休みと復帰を繰り返しているうちに、ふっ、と気持ちが切れてしまった。

 

そうして、キャラクターや強さへの憧れは未だ持ち続けたまま、それでも他と変わらないような平凡な人生を歩んでいき…………

 

 

────ふと気がついたら、知らない女性に抱きつかれていた。

 

 

(……?? …………????)

 

 

あまりにも唐突。役得だぜうへへっ、なんて普段なら考えるような感想が浮かぶ暇もなく、頭は困惑で満たされる。

なぜなら、抱きついている女性は滂沱の涙を流し、自分に何事かを叫んでいるからだ。

なぜ泣いているのかはわからないが、その声を聞いているだけでどうしようもない哀しみが押し寄せてきて、わけもわからないまま一緒になって泣いてしまいそうだった。

 

────ズキンッと頭が痛む。

 

ふと周りを見るとこの場所に居て、泣いているのは眼の前の女性だけではないということに気づく。

その数、数十といったところか。狭い空間に身を寄せ合う彼らは殆どが子どもで、一人恰幅のいい年配の女性が居る。

いずれも、深い哀しみと不安感に押しつぶされそうになっているのが、ここからでも見て取れた。

 

────ズキンッズキンッと痛みが、何かが押し寄せる。

 

(しかし、改めて見ると、泣いているがものすごい美人だな……とりあえず、なんとか落ち着かせて話し……を……)

 

そこで気づく。

 

「…………え………?」

 

違う。この顔は、この女性は、知らない人なんかじゃない。

 

何度も何度も繰り返し読んで、憧れた漫画の登場人物。その世界の中でも多くの男……いや、"漢"たちが求めあった、彼女の名は。

 

 

「ユ……リア…………?」

 

 

────ズキンッズキンッズキンッ、バッッキィンッッ!

 

 

その名を呟いた瞬間、頭が爆発するんじゃないかと思うほどの情報と感情の波が、自分を襲った。

 

 

「ぅあ、あぁああっ!? ガ、ア"アア"ァァァァァア────ッッッ!!!」

「あぁ、マコト、マコト!? お願い、気をしっかり持って!」

 

 

なだれ込むそれは、一人の少女が歩んできた人生の記憶。

 

優しい姉ユリアとその婚約者とともに、普通の少女として泣き、笑い……しかし、ふとした瞬間何度も覚えていた違和感。

まるで今の自分が自分で無いような、自分がここにいるのが何かの間違いであるかのような、そんな焦燥にも似た感覚。

 

(こ、れは……私、だ……! どっちも、私……!)

 

奇妙な話だが、男だった時の自分と、マコトとして生きた自分。

そのどちらの記憶もあり、そのどちらも自分だと確信が出来る。

 

おそらく、前世は何かしらの要因で死んだ、もしくは魂だけがこちらに来て、本来原作では生まれるはずのないユリアの妹マコトとして生を受けた。

そのズレと違和感が今この時、マコトとしての哀しみの感情が爆発した瞬間につながり、記憶が蘇ったのだろう。

 

そして、なぜ哀しみが爆発したのかは……考えるまでもない。

マコトの記憶と、原作の知識、そして、今自分が居る場所に目の前の女性。

その全てが、無情な答えを私に突きつけていた。

 

 

「ね、ぇ、さんっ…………」

「マコト……大丈夫、なのね? ……あぁ、でも……!」

 

 

────でも。

 

 

 

「うぅ、あぁぁあ……トキが……! ケン、がぁ…………!」

 

 

 

★★★★★★★

 

 

北斗の拳。

 

核戦争によって荒廃した世紀末で、伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者たる主人公、ケンシロウを始めとした漢たちの生き様を描く、言わずと知れた名作だ。

 

そして、この漫画を象徴する拳法。

すなわち、一子相伝の暗殺拳たる北斗神拳の伝承者候補は、4人。

 

本来、そのうち心・技・体いずれにおいても非の打ち所がない才覚を示した次兄トキが伝承者として選ばれるはず……だった。

 

しかし、強きも弱きも平等に蝕む悪魔、核がもたらす『死の灰』は、シェルターに避難せんとする三人……次兄トキ、末弟ケンシロウとその婚約者ユリアを襲う。

たどり着いたシェルターが受け入れられるのはあと二人のみ。

それを知ったトキは、迷わずケンシロウとユリアをシェルター内に突き飛ばし、彼らを守る。

 

この出来事により死の灰に一人曝され、病に蝕まれたトキ。

彼は伝承者たる資格を失い、代わりにケンシロウが伝承者としての道を歩むこととなる……

これが、ある意味北斗の拳という物語の始まりといってもいいだろう。

 

 

────では、避難が必要だったのが三人でなく、四人だったなら?

 

本来いるはずのないイレギュラー、ユリアの妹マコト。

 

何も知らない彼女の存在があり、なおもシェルターが許した救いが二人のみだったなら?

そこで北斗の兄弟が取る選択は?

そんなものは決まっている。だからこそ、彼らは今なお色褪せないヒーローであり続けるのだから。

 

……しかし、それは必ずしも、マコトの救いとなる選択だったのかはわからない。

 

 

今は、まだ。

 

 

 

★★★★★★★

 

 

ユリア……姉さんの胸に抱かれながら、ここに至るまでの総てを思い出した自分……いや、私は、どうしようもない悔悟の念に潰されていた。

 

────どうして、思い出すのが今だったんだ。思い出すのがもっと前だったなら、一体どれほどこの事態への対策が取れたと思っているんだ。

────どうして、私がこんな所に居てしまっているんだ。今まさにこの瞬間、死の灰に蝕まれている人が、一体どれほどこの世界に必要な存在だと思っているんだ。

 

やがて時間が過ぎ、核の脅威が去ったとみて開け放たれるシェルター。

 

弾かれるように飛び出した私の目に入ったのは、無慈悲な白に染められた大地。

……そして、寄り添うように倒れ伏す二つの影。

 

私達はその様に全てを悟ると、幽鬼のごとき力ない足取りで駆け寄った。

 

 

「あ……あぁ……トキ、さん……ケンシロウ、さん……!」

 

 

 

「や……やぁ……」

「無事、か……二人、とも」

 

 

 

────どうして、この世界から、救世主は喪われなければならなかったんだ。

 

 

「──────────~~~~~~ッッッッ!!!!」

 

 

この世界を愛する今はもう名もなき一人の男として。

この世界に生きる一人の人間マコトとして。

 

その二人分の哀しみを受け、私は絶叫した。

 

 

 

 

その後、結局トキさん、ケンシロウさんともに北斗神拳伝承者として選ばれることは無かった。

かといって、四兄弟の残る二人、すなわち長兄ラオウと三男ジャギは現在行方知らずとなっている。

 

しかし、私は知っている。

彼ら、特にラオウは今も健在で、近いうちこの世紀末にて、間違いなく覇を唱えることとなると。

それもおそらく、原作とは違い"北斗神拳の正当伝承者"を名乗って。

 

そして、その覇道を止めるはずの人は……

 

「ゴホッゴホッ!」

「だ、大丈夫ですか、ケンシロウさん!」

 

死の灰被爆者の例に漏れず、その体を蝕まれている。

原作でのトキさんと同じくすぐに戦えないような体にされることこそ無かったが、これで正史のようにラオウを始めとする強敵と戦うことなどとても考えられないだろう。

 

「ああ、大丈夫だ……それよりもマコト」

 

ケンシロウさんは真剣な、でも、どこまでも優しい眼差しで。

言い聞かせるように私に語る。

 

「お前はあれから俺の助けとなってくれている。しかし、お前は俺の世話になど縛られることはない」

「…………っ」

「お前は、シェルターでのことなど何も気にする必要は無い。生きたいように生きていいんだ」

「それは、だって……私、は……ッ」

 

────私は本来、ここに居るはずのない存在だから。

漏れ出そうになったその言葉を辛うじて抑え込む。

 

原作や自分の存在についての話は、誰にもしていないし、する気もない。そんなことをこの人達に言って何になるというのか。

本来の原作ではこうだからこうすべきだった~など、ここに居て確かに生きている人達にとっては関係の無い話で、彼らが起こした行動を原作と比較して否定するなど、彼らへの侮辱に他ならない。

 

しかし、かといってケンシロウさんの言う通りに忘れて生きるなんて以ての外だ、と。

そんな考えがぐるぐると頭を渦巻き、次に出る言葉を探しあぐねていたその時。

 

絹を裂くような悲鳴が、私とケンシロウさんの二人を打ちすえた。

 

その悲鳴の主の声を、私達が聞き違えるはずもない。

 

「ッ、姉さん!!」

「ユリアッッ!」

 

 

 

 

────馬鹿な、早すぎる。なぜこのタイミングで。

 

駆けつけた私達の眼の前で、姉さんを手中に収め嗤う男。

背中にまでおろした長い金髪と碧眼を持つ、美しい、と言ってしまって差し支えのないその顔は、今この時は強烈な悪意と害意に歪められていた。

 

「力こそが正義、いい時代になったものだ。強者は心おきなく好きなものを自分のものにできる」

「ケン……マコトっ……!」

 

この世紀末に名だたる伝説の暗殺術、そのうち陰を北斗神拳とするなら陽は南斗聖拳。

そしてその使い手であるこの男、シン。

彼は姉さん……ユリアに懸想しており、この世紀末の世の理に従い力ずくで奪うことを画策する。

 

それ自体は私が知る原作でもあったが、問題はその時期だ。

 

本来はシェルターの件から1年ほどの時間が過ぎ、ケンシロウさんが伝承者として正式に選ばれ、安住の地を求め旅立つという段階になってからの強襲だったはずだ。

対して今は、被爆してからまだ1ヶ月も経っていない。

住む場所や食料といった環境の確保で精一杯だった状況だ。

 

(そう、か……! この世界ではケンシロウさんが伝承者として選ばれることがなくなったから……!)

 

要求を通すべき相手が力を失う……そうなると獣の本能を抑える枷は当然弛く、脆いものとなる。

"被爆したケンシロウではもはや愛するユリアを守りきることは出来ない、ならば奪うしか無い"……そこまでの思考に至る速さに差が出来るのは、考えてみれば当然のことだった。

 

しかし、かといってはいどうぞ、と渡すわけにはいかない。ケンシロウさんも、私も。

 

「狂ったか、シン!」

「姉さんを、どうするつもりですか。離してください」

 

「俺は昔からユリアが好きだった。俺と来いユリア! この暴力が支配する世界で、俺だけがお前を守ることが出来る!」

 

分かっていての確認だったが、やはり目的は姉さんだった。

しかし当然、姉さんがそれを受け入れるはずもない。

 

「な、なにを! 私はあなたにそう想われていると知っただけで死にたくなります」

「ますます好きになる! 俺はそういう強くて美しいものが好きなんだ!」

 

並の男ならこれだけで再起不能にすらなりかねないほどの鋭く、強い拒絶の言葉。

好きな女にそれを向けられても、シンはまるで動じない。

この純粋な愛……執念こそが、強さの理由だといわんばかりだ。

 

……しかし、私は知っている。

その愛が姉さんの心に届くことは決して無いということを。

 

それは原作の結末を見ているから……だけではない。

姉さん、ユリアの妹として最も近くで彼女の在り方を見てきたからこそ、このやり方では求めるほどに彼女の心が離れていくだけだと分かる。

 

────だからこそ、半ば無駄だと分かっていても、マコトとしてこう言わざるを得ない。

 

「あなたの愛は本物かもしれませんが、独りよがりに過ぎます。姉さんのことをそれだけ想えるほど見ていたのなら、このやり方で振り向いてくれるような女なのかどうか、本当にわからないのですか!?」

「────」

 

ぎらりっ、とこれまでほとんど姉さんとケンシロウさんにしか向けていなかった眼が、初めて強い殺意を伴って私を捉える。

 

狂気に染まった南斗六聖拳の一角。

これまでの人生ではまるで受けたことのないその圧力に、ブワッと全身の肌が粟立つのを感じた。

 

「言ってくれるな、ユリアの妹マコトよ。ならばどうする。力こそが正義のこの地で、誰がユリアを守れるというのか! 今まさに絶対たる力に蹂躙されようとしているのに、何も出来ない貴様たちで如何とするか!」

「────ッそれは」

 

「邪魔立てするなら、妹の貴様とて容赦はせんぞッ!」

「やめろ、シン! 俺が相手だ!」

 

…………そこからの流れは、本来の道筋とそう変わらなかった。

 

ただでさえ現時点での執念……心の強さに差がある両者の上、ケンシロウさんは死の灰に冒されている。

 

シンが放つ奥義、南斗獄屠拳の前に敗れたケンシロウさんは、姉さんのシンへの愛を強要する道具として、じわじわと甚振るように胸に傷をつけられていく。

その数、七つ。

 

「ぐあぁっ!! うおお~~!!」

「くそ……くそぉ……!」

「イヤ、ケ……ケン! マコトォ!」

 

そしてその間、私は戦うことすら出来ず、シンの配下達に抑えつけられていた。

 

「ゲェッヘッヘ! シン様ぁ、この妹のほうはどうしますかい」

「フン……そうだな、ユリアがケンシロウだけでは足りないというのであれば、仕方ない。この妹にも協力してもらう他あるまい」

 

「────ぁ────」

 

その言葉を聞いた瞬間、ただでさえギリギリで保っていた姉さんの心は、ついに限界を超えた。

 

「…………ぁ……ぁぃ……ます」

「ほう?」

 

「……愛します! 一生どこへでもついていきます!」

「フ……フフフフハハハハ聞いたかケンシロウ、マコト! 俺を死ぬほど嫌いだと言った女が!! 女の心がわりはおそろしいのぉ!! それもケンシロウでは耐えていたのが、マコトの危機とみるやいなやこれだ! いやはや大した愛されぶりだなケンシロウよ!」

 

 

────言わせてしまった。

ケンシロウさんたちの身体の件でのショックも冷めやらない姉さんに。

誰よりも私達を愛してくれた姉さんに、他の男を愛するという、その言葉を。

 

…………理性では分かっている。これはどうしようもない、仕方のないことだって。

時期の違いはあれ、守れず連れ去られることは避けようがないこと。

それにこのあとの展開を考えると、連れ去られた姉さんが死ぬことはおそらく無いだろう。

 

そう考えれば、シンの言うことにも一理はある。

心の有り様はともかく、この世紀末で、私と姉さん、ケンシロウさんで先行きの見えない旅をする……これと比べると、姉さんの生命の安全は遥かに保証されるのだから。

 

────しかし、一方で。

 

(許、せない……! 許せない……! 絶対に、絶対に取り返す……!)

 

彼女の妹として煮えたぎるこのどうしようもないほどの怒りは、抑えられないし抑える気もない。

私達を救うために、涙を流しながら連れて行かれる姉さんの姿。

それを地に伏したまま目に焼き付け、私とケンシロウさんは煮えたぎる怒りを胸に留め続けた。

 

 

 

 

シン達が去ったあと、身体の手当をした私達"三人"は、沈痛な面持ちで今後のことを話し合う。

やはり、ケンシロウさんはユリアさんを探すための旅に出るつもりのようだ。

 

そして。

 

「マコト、お前は……兄さん、トキと共に行くといい」

「…………」

 

そう、今この場には私、ケンシロウさん、そしてトキさんが居る。

本来の歴史ではシンに姉さんが連れ去られた時には、すでにトキさんは北斗神拳を医療に役立たせるため、旅立ったあとだった。

 

そして今、ちょうどそのための準備の一環として他の村に出払っていたところでの、今回のシンの強襲だった。

タイミングが悪い……というよりは、兄弟が分断されるその瞬間をシンが狙ったと考えるべきだろう。トキさんが帰ってきたのは、全てが終わった後だったのだ。

 

そして、復讐の旅に当事者とはいえ女の私が付いてくる必要はない。

準備が出来たらトキさんに付いていき、そこで新しい生き方を探せばいい……彼は、そう言っているのだ。

 

「トキの技能は、この先の村で様々な人の助けとなろう。もしお前にその気があるならば、その手伝いをしてやって欲しい」

「ケンシロウさん、私は────」

 

私の言葉を遮るように安心して、と穏やかな声色でケンシロウさんは続ける。

 

「ユリアは、俺が必ず救い出し、お前のもとへ送り届けよう……この生命に代えても、必ず」

 

…………それはとても妥当で、それでいてケンシロウさんらしい、優しい選択だ。

思えばこの後の旅でも、リンちゃんや村人を巻き込まないため、一人でしがらみを抱え行動することを好んでいた。

 

 

────でも。それでも、私は。

 

 

「待つんだ、ケンシロウ。……マコト、何か言いたいことがあるんじゃないか?」

「────はい」

 

改めて姿勢を正し、二人の目を真っ直ぐに見据える。

これから私が言うことはとても無茶で、ありえない、彼らからして荒唐無稽なもの。

だからこそ態度で、姿勢で、それがどれほど真剣なのかを、少しでも伝えなければならない。

 

「ケンシロウさん、トキさん。お二人にお願いがあります」

 

 

────すぅ、と息を吸い腹に力を込めて、そのまま伏してそれを乞う。

 

 

 

「私に、北斗神拳を教えてください」

 

 




原作シンは自身が治める街サザンクロスで
女子供にも容赦なく処刑や焼きごてによる烙印を部下にさせている描写があるので、多分妹相手でもやるときはやります
部下が勝手にやってるとしても結局野放しなので

Q.設定が固まってなかっただけでは?
A.きさまには地獄すらなまぬるい

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