問題ないと言えばないのですが、ちょっとモヤっとするので・・・
◇ ???
【獄炎鬼 カイエン】
最終到達レベル:44
討伐MVP:【
<エンブリオ>:【獅星赤心 コル・レオニス】
MVP特典:古代伝説級【炎獄包丁 カイエン】
【結界竜 フィールズ】
最終到達レベル:65
討伐MVP:【
<エンブリオ>:なし
MVP特典:伝説級【結界盾 フィールズ】
【四翼刀鳥 シバルブ】
最終到達レベル:36
討伐MVP:【
<エンブリオ>:なし
MVP特典:逸話級【大翼刀 シバルブ】
【破岩巨人 バルギグス】
最終到達レベル:28
討伐MVP:【
<エンブリオ>:【双人鎧 ボルックス】
MVP特典:伝説級【破岩盾 バルギグス】
「ん?」
どこかもわからないどういう言葉が適切なのかも不確かな不思議な空間で、作業をしていた者は報告の中に興味を持った。
「初めて見る<マスター>だな? しかもこの<マスター>が倒した<UBM>は確か三号がデザインしたモンスターが元だったな」
興味を持ったので詳しく報告を見ることにした。
「ほう? 一度は敗れたにもかかわらず再度挑戦し策を練り、他二人の<マスター>と協力して倒したのか」
それ自体は珍しいことではなかった。すでに何件か報告がある事例だった。しかし、再度挑戦して倒した例は少ないことだった。
「実に結構。
自身の言葉を頷きながらあるいは確認しながら言葉を紡ぐ。だが、次の瞬間には悩みだした。
「しかし、伝説級の武具にしては少々弱い部類だな。この<UBM>も面白い能力だったから認定したが、やはり三号がデザインしたモンスターはよく言えば武骨、悪く言えばワンパターンで発想と発展性が弱い。これからはより厳しく認定せざる負えんな」
そう言ってかの者は己の作業を続けた。同胞の仕事ぶりを酷評して・・・
◇ 水谷 流
<UBM>である【破岩巨人 バルギグス】を討伐してから俺達は疲れた体にムチ打って王都へ帰還。そのままログアウトして精神的疲労がきつかったのでそのまま就寝。翌日に仕事に遅刻しそうになったのは焦ったが何とか間に合った。
仕事が終わり、電話で三人が一緒にログインできる日を話し合い明後日に会うことを約束。その間に討伐に関して考えておこう。
とりあえずは討伐できたが、あれは相手の能力が俺達に対処できるから何とかなったのが大きい。ステータスがSTRとENDが高いタイプではなく、AGIが高いモンスターやもっと嫌らしい能力持ちであれば討伐できなかったのは言うまでもないだろう。
それに欲を言えば、上級職に就いていればもっと楽だったろうな。総じて討伐できたのは運がよかった。この言葉が適切だろう。
これからもデンドロを続けるなら実力をもっと身につけるのは必須。上級職はもちろん超級職にも就いてみたい。今はまだティアンが就いている者が多いが、<マスター>にも極少数だが就いた者が出始めているらしい。
俺達も超級職について情報を探すことになるだろうな。これに関してはネットよりもデンドロ内で探すことになるだろうが。
それと今回の【バルギグス】討伐のMVPは高次が選ばれたな。止めを刺したのは高次だし、その前にもタンク役として攻撃を一手に引き受けていたから納得だ。特典武具の性能を見るのが楽しみだ。
あと冒険者ギルドや騎士団に<UBM>が居て討伐したことも教えないとな。怒られるだろうが仕方なし。リベンジできたのだしそれぐらいは甘んじて受けよう。
さて、約束の日までに仕事で呼び出されない様に頑張るとしますかね。
◇ 【
【バルギグス】を討伐してからリアルで数日が経ち、僕たち三人はデンドロにログインした。そのまま僕たちは冒険者ギルドへと向かう。
【バルギグス】の報告と討伐を知らせるためだ。怒られるのは確実だから先に済ませようと言うわけだ。冒険者ギルドに着いた時、中は何やら慌てた様子で職員が俺達に・・・
「<サウダ山道>で<UBM>が目撃されたのですが、何名かの<マスター>が討伐したと言うのです。ご存じないですか?」
と聞いてきた。俺達は正直に以前から<UBM>を見つけ、討伐するために準備をしていたと報告。そして何日か前に討伐したと言って、ゲイル兄貴が持っているMVP特典【破岩盾 バルギグス】を見せた。
これに対して少々小言を言われた後に、感謝された。そして<UBM>の討伐報酬として60万リルを貰っちゃった。
なぜ報酬があるのか聞いてみると、どうもギデオンで<UBM>のことが目撃されて商人の間で不安が広がっていたと説明された。ギデオンを治める領主はこれではいけないと60万リルの懸賞金を出していたと言うわけだ。
王都以外で目撃されていたと予想していなかったのは完全にこちらの落ち度だ。むしろそんな状況でよく討伐されなかったね。
なんにせよ僕達は臨時収入を得て、それを分け合う話し合いをすることに。
「20万ずつでいいだろう」
「異議なし」
「俺もか?」
「「当然」」
ゲイル兄貴はこの60万は僕とクロス兄貴で分けていいと言っていたが、さすがに討伐戦で一番苦労した人にこのお金を渡さないと言う考えは僕たちにはない。
「だが、俺はすでに特典武具を持っているぞ?」
「「それとこれとは別!」」
どうもゲイル兄貴は特典武具を手にしたのだしお金は要らないと言う考えのようだが、僕とクロス兄貴が強引にお金を受け取らせた。
まぁ、ゲイル兄貴がそう言う考えになるのはちょっとは分かるけどね。見せてもらった性能はちょっとすごい物だし。
【破岩盾 バルギグス】
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武器を破壊し岩を喰らうゴーレムの概念を具現化した伝説の武具。
極めて高い硬度を持ち、装備者の生命力を増強する。
※譲渡・売却不可アイテム
※装備レベル制限なし
・装備補正
HP+30%
防御力+200
・装備スキル
《破岩甲》
《破岩甲》 パッシブスキル
この盾で受けた武器の耐久値を大幅に減少させる。
この盾は灰色の水晶の様な円形盾でその中央は岩のような質感となっている。装備スキルである《破岩甲》も盾にマッチしたスキルでかなり有用だね。
ただ、もう一つのスキルであろう岩を喰い再生していたと思われるスキルは無かった。変わりかもしれないが装備補正にHPアップの効果があるね。
MVP特典は選ばれた者の能力を考慮して、その<UBM>の能力を使えるようにアジャストされるらしいからこんな形になったのかもしれないね。
ともかく、俺達のリベンジはこれで終わり。今後はどうしようか?
◇ 【
俺達のリベンジは終わり今後のことを話し合う過程で、ギデオンへ再出発することになった。元々はギデオンを目指していたことを今更だが思い出した。悔しさとリベンジのことで頭がいっぱいで忘れていた。
再度リアルで時間を決めてから後日にギデオンへと出発。<サウダ山道>のモンスターを討伐しながら、途中で休息をし<ネクス平原>へ入る。
そこで現れるモンスターにも苦戦せずに順調に進み、ギデオンが見えてきた。
ここは決闘都市ギデオンを呼ばれている街で、決闘がアルター王国で最も盛んに行われている。決闘とは先々期文明の装置で特殊な結界を発生させ、その中で決められたルールの元で行う競技だ。
その結界の中ではどんなに傷ついても結界を解くと元通りになり、安全に戦闘ができる。それこそ倒されてもデスペナや死ぬことはないほどに。
この結界装置は決闘ルールが特殊なグランバロア以外の各大国には存在し、ティアンと<マスター>がともに切磋琢磨している。
また、決闘には観客がチケットを購入して見物でき、賭けも行われている。そのため街の収入源であり娯楽でもあるため常にギデオンは活気に満ちている。
「いや~中々面白そうな町だな」
「決闘も見てみたいですね」
「確かにな」
俺達もギデオンの活気を肌で感じて、年甲斐もなく興奮してしまう。
「まぁ、しばらくはここで活動するから決闘も見る機会があるだろう」
「それもそうだね」
「これからどうする?」
「しばらくはゆっくり見学かね?ここ最近はあいつのリベンジのために動き回ってたからたまにはゆっくりしたい」
「「そうもそうだ」」
と言うわけで、俺達は宿を取ってログアウト。しばらくはゆっくり過ごすことにした。
この後のお話は三兄弟各自のギデオン観光の話になります。原作のキャラも登場しますよ~
あと、【大闘士】に関しては作者が考えたジョブです。闘士系統上級職って【剛闘士】以外の情報は原作にないんですよね。他には一体何があるのでしょう? ちょっと気になります。