乗り鉄探偵南 達仁俊作集 Printemps北陸殺人旅行 作:新庄雄太郎
ところが、特急「おおぞら3号」で殺人事件が発生、被害者は汚職事件の重要秘密を握っていた、犯人は?
達仁は、穂乃果とことりと一緒に北海道へ旅行すると話をしました。
「ねぇ、穂乃果、ことり北海道の列車旅行しようと思ってるんだけど。」
「へぇーっ、北海道か、私前から特急おおぞらに乗ってみたいな。」
「ああ、函館から札幌と釧路へ行くやつだね。」
「チュンチュン、私大好きなのこの列車。」
「そうか、ことりちゃんおおぞら号大好きなんだね。」
「だって、鳥の絵柄がかわいいもん。」
穂乃果は、花陽に声をかけた。
「あっ、花陽ちゃん発見。」
「あっ、穂乃果ちゃんに達仁君。」
「ねぇねぇ、夏休みに俺達と北海道旅行しようと思ってるんだけど。」
「ああ、いいわね達仁君と一緒に行くの。」
「そうだよ、花陽も一緒に行くか。」
「うん。」
次の日、達仁と穂乃果とことりは、上野駅にやって来た。
19時50分上野発青森行の「ゆうづる1号」に乗って北海道へ行くことにしました。
「穂乃果、気を付けるのよ。」
「うん。」
そこへ、列車の案内放送が流れた
「まもなく17番乗り場に寝台特急・ゆうづる1号常磐線経由青森行きが発車します
ドアが閉まります、お見送りの方は白線に下がってお見送り下さい」
ジリリリっとベルが鳴った。
ファーンピィーッ!。
達仁と穂乃果達が乗った「ゆうづる1号」がホームを離れていった。
ゆうづる1号は、寝台特急である。
3段式のB寝台車で穂乃果とことり達は寝る支度をしていた、
そこへ車掌さんがやって来た
「恐れ入ります、特急券と寝台券を拝見させていただきます」
達仁は、車掌に特急券と寝台券を見せた。
「青森着は午前5時03分です」
「そうですか、どうもありがとうございました」
私は検札の後、上段のベットで寝る支度した、
穂乃果は「じゃあ、ことりちゃん、達仁おやすみ」とベットへもぐり込んだ
「おやすみ、ことりちゃん、穂乃果ちゃん」
「おやすみなさい」
カーテンを閉めて、横になり、目を閉じると、今まで聞こえなかった単調な車輪の音が、急に、聞こえ出した。
正確に言えば、車輪が、レールの継ぎ目を拾う音である。
「ゆうづる1号」は、常磐線周りで、平に、22時23分に停車してからは、仙台まで停車しない。
ゆうづるは、60キロ台のスピードで走り続けている。
仙台に停車した。
枕元の明かりをつけて、腕時計を見ると、午前0時35分である。
ここからは、終着の青森まで停車しない。
ピィーッ!
そして 八戸で朝を迎えた、浅虫海岸が見えればもうすぐ青森だ
「お早う」と、達仁が言う。
窓の外が、明るかった。穂乃果とことりと花陽は、目をこすりながら、
「今、何時頃?ですか」とことりが言った。
「4時30分だよ。青森に着くのが、5時03分だから、そろそろ、支度したほうがいいよ」と、達仁が言う。
穂乃果たちは荷物をまとめて、ベットをおりた。
「皆様、お降りのお支度の準備がお出来でしょうか、後10分ほどで終点の青森です。」
定刻の5時03分に、「ゆうづる1号」は、青森駅に着いた。
「あおもりー、あおもりー、青森です、お疲れ様でした、終点青森です」
と放送が流れた、上野から夜行に乗ってはるばるとやって来たんだな
穂乃果たちは青函連絡船に乗るために、長いホームを小走りに、歩いていく。
跨線橋に上がると、窓から、連絡船の特徴のある煙突が見えた。それが、手に取る近さに見えて、穂乃果は、思わず、「船だわ」と、叫んでいた。
青森は、北海道への通過点といわれている。とすれば、北海道への旅は、青函連絡船に乗ることから始まるといってもいいかもしれない。
ドラが鳴って、連絡船摩周丸は、青森の桟橋を離れた。
遊歩降板に出て、穂乃果とにことことりと達仁と肩を並べ、ゆっくりと遠ざかって行く青森の街を眺めていると、改めて、旅に出たという気分になってくる。飛行機を使わず、列車と、青函連絡船にしてよかったと、穂乃果たちは、思った。
津軽海峡は、おだやかだった。
陽が、次第に高くなっていったが、東京のような暑さではなかった。
穂乃果たちと同じような旅行高校生が、甲板で写真を撮っている。
ことりは石川さゆりの「津軽海峡冬景色」を歌っていた。
達仁と穂乃果は、船員に頼んで、カメラのシャッターを押してもらったりした。
青森から函館まで、4時間足らずの航海である。その間に、食堂で北海定食やイカづくし定食や鮭三平汁定食を食べたり、「海峡」というサロンでお茶を飲んだりして、過ごした。
やがて、前方に、函館の港が見えてきた。
「この先、ちょっと強行軍になるんだが、我慢してくれよ」
と、達仁は、甲板で、近づいてくる函館の町を見ながら、穂乃果たちに行った。
「大丈夫だよ。昨日はゆっくり眠れたんだから」とことりが言った
穂乃果とにこは笑ったが、寝台特急「ゆうづる」の中で、ゆっくり眠れたので 今日は
元気いっぱいです。
「函館から、釧路行きの特急に乗るんだが、4人だから、普通車にしたから、車内で
色々話をしたり、お菓子や駅弁を食べたりしようか、」
と、達仁は、いってくれた。
やがて、前方に、函館の港が見えてきた。
「この先、ちょっと強行軍になるんだが、我慢してくれよ」
と、達仁は、甲板で、近づいてくる函館の町を見ながら、穂乃果たちに行った。
「大丈夫だよ。昨日はゆっくり眠れたんだから」とことりが言った
穂乃果とにこは笑ったが、寝台特急「ゆうづる」の中で、ゆっくり眠れたので 今日は
元気いっぱいです。
「函館から、釧路行きの特急に乗るんだが、4人だから、普通車にしたから、車内で
色々話をしたり、お菓子や駅弁を食べたりしようか、」
と、達仁は、いってくれた。
摩周丸が速度を落として、函館港に入って行くと、タグボートが近づいてきた。
摩周丸は、そのタグボートに、横腹を押されて、ゆっくりと、岸壁に接岸する。
ブリッジを渡って、函館駅のホームに入ると、ブリッジを渡って、函館駅のホームに入ると、穂乃果たちが乗る釧路行きの「おおぞら3号」は、すでに、入線していた。
まだ、発車まで10分近くあるというので、穂乃果は、駅の売店でお菓子を買っていた。
一方、私は駅そば店できつねうどんを食べていた、ことりは天ぷらそばを注文した。
達仁とことりは駅そばで食べるのは楽しみの1つなのです、花陽は売店で缶コーヒーを買っていた。
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ
発車のベルが鳴った。
「さぁ、出るよ」
と、穂乃果たちに、いった。
釧路行きの「おおぞら3号」は、午前9時40分に出発した。
特急おおぞらはキハ183系で10両編成である、約4時間59分の旅である。おおぞらは、北海道の特急では初めての列車です、ヘッドマークには「おおぞら」の文字と、北海道のシンボルである丹頂鶴が、2羽描かれたヘッドマークがついていた、新しい車両なので、車内は、きれいだし、普通車と1両だけあるグリーン車は、座席が、フルリクライニングになっている。
函館発の列車は、南の室蘭本線経由と、北の小樽を通る函館本線経由に分かれている。
4人の乗った「おおぞら3号」は、室蘭本線経由して、釧路までである。
そこへ、車掌がやって来た。
「乗車券を拝見させていただきます」
穂乃果たちは、特急券と乗車券を拝見した。
函館を出てからは、長万部、洞爺、東室蘭、登別と、停車していく。
空は、よく晴れていて、函館を出て間もなく、山頂のとがった駒ケ岳が見え、大沼公園の横を通り、そこを抜けると、右手に、内浦湾が見えてくる。
長万部着が、11時10分。「おおぞら3号」には、食堂車がついていない。
その代わり、ジュースやお菓子や駅弁の車内販売があり、快適な旅が楽しめます。
達仁とことり達は、車窓の景色を楽しみながら、駅弁を食べた。
特急おおぞら3号は石勝線川端~滝ノ上間の鉄橋を渡る。
「うん、乗ってみるともっと北海道の旅が楽しいぞ。」
列車は、内浦湾のほとりを走り続けている。
「釧路へ着くのは、夕方の7時過ぎだから、長旅になるぞ」
と、いってくれた。
「今、どの辺?」
穂乃果は、窓の外を見た。
「石勝線を走っているところだよ。昭和56年に開通した新線だよ。この線が出来たおかげで、釧路までが、近くなった」
と、達仁が、いう。
千歳空港駅と、根室本線の新得駅の間、132・4キロを結ぶのが、石勝線である
特急おおぞら3号の車内
「はいっ、お菓子分けてあげる。」
「ありがとう、ことりちゃん。」
「ことり、俺にもくれる。」
「うん。」
と笑顔で笑う。
特急おおぞら3号は石勝線川端~滝ノ上間の鉄橋を渡る。
列車は、新狩勝峠トンネルに入った。抜けると、根室本線である。
広大な十勝平野を走り、帯広に着いたのは、17時05分だった。
ここで、かなりの乗客が降りた。
2分停車で、「おおぞら3号」は、帯広を発車した。
地北線と分岐点、池田に停車した後、列車は、南下して、太平洋に出た。
青い海が、窓の外に広がり、それが、終着、釧路に近づくにつれて、夕闇の中に、
沈んでいく。
終着の釧路に着いたのは、19時15分だった。
ホームにおりると、夏の盛りだというのに、風が、頬に冷たかった。
19時20分ごろ、事件は起きた。
「キャーッ!。」
と、花陽は悲鳴を上げた。
「どうしたの、花陽ちゃん。」
「ちょっと、人が死んでるわよ。」
「ええっ。」
グリーン車の関で1人の男の人が死んでいたのだ。
間もなく、鉄道公安と北海道警察の橘警部が到着した。
「じゃあ、君たちが発見したんだな。」
「はいっ。」
「では、君の名前は。」
「音ノ木坂学院の南 達仁です。」
「えっ、南、あの、高校生探偵の。」
「はい。」
「それで、被害者の身元は。」
「ああ、被害者は早川雄一さん、53歳だ。」
と、穂乃果は1枚のメモ用紙を見つけた。
「何、そのメモ。」
「どれどれ。」
早く逃げろ、殺される。
と、書いていた。
「ねぇ、これ何かの事件のメッセージじゃない。」
「ああ、このメッセージわかったぞ、犯人が。」
「本当か。」
「ほら、確か汚職事件と関係してるんじゃない。」
「うん、それじゃない。」
「わかった、早速捜査してみましょう。」
「汚職って確か、今ニュースで行ってる清川企画ね。」
「そうだ。」
そして、次の日達仁と穂乃果達は釧網本線に乗って摩周湖へ向かった。
「眺めがいいね。」
「ロマンチックだわ。」
その時、花陽の悲鳴がした。
「誰か助けてーッ!。」
「あっ、花陽ちゃん。」
「そうか、あなたが犯人ね。」
「誰立てめぇは。」
「南 達仁、探偵だ。」
そして、おおぞら3号の殺人事件の犯人は清川啓介、彼も清川企画の汚職の一味だったのだ、その後橘警部が到着し事件は解決した。
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劇中の寝台特急「ゆうづる」と特急おおぞらは昭和58年のダイヤを使用しています
次回からは3部構成で北陸旅行で事件が起きます ご期待ください