乗り鉄探偵南 達仁俊作集 Printemps北陸殺人旅行   作:新庄雄太郎

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今回の乗り鉄探偵南 達仁の短編は3部構成となっています 

達仁と穂乃果達が3泊4日で北陸旅行へ行きます、能登と富山を舞台に連続殺人の謎を追う、そして犯人は。


Printemps北陸殺人旅行
その1 金沢・加賀温泉編


達仁と穂乃果とことりは連休の日に北陸へ旅行へ行こうと考えていた、日程は三泊四日で北陸の温泉と観光名所を巡ろうと計画していた、北陸へ行くんなら特急で行こうかと考えました、なにしろ北陸は特急王国だからだ。

 

その1・関西方面から

 

大阪・新大阪・京都を通って湖西線に入る

 

L特急・雷鳥 スーパー雷鳥

 

その2・米原・名古屋方面

 

L特急しらさぎ 特急きらめき

 

その3・東京方面から

 

新潟・長岡へ、上越新幹線で

 

特急北越 特急かがやき

 

上野から夜行列車で

 

寝台特急・北陸

 

どれで行こうかと迷っています。

 

「やっぱり、富山と金沢かな。」

 

「うん、富山と金沢は行ってみたいわね。」

 

「金沢へ行ったらさ、加賀温泉郷で泊っていこうか。」

 

「うん、金沢と言えば兼六園とひがし茶屋街でしょ。」

 

「そこも行こうよ、穂乃果ちゃん近江町市場と尾山神社も行こうよ。」

 

「そして次の日は輪島へ行こうか。」

 

「いいね、そこは輪島温泉と朝市も見ていこうよ。」

 

「うん。」

 

「そうだ、京都から金沢行の雷鳥に乗って金沢へ行って、そこから北陸線に乗って加賀温泉郷へ泊って、又金沢から急行能登路に乗って輪島へ行く、次は富山へと。」

 

「なるほど。」

 

東京駅

 

「おーい、南。」

 

「あっ、草村君。」

 

「久しぶりだな。」

 

「新幹線で行くのは静岡以来だね。」

 

「そうだな。」

 

そして、穂乃果とことりがやって来た。

 

「お待たせ、達仁君。」

 

「私も今着たことなの。」

 

そこへ、花陽が慌ててやって来た。

 

「ごめん、準備に時間かかっちゃって。」

 

「花陽ちゃん、まだ新幹線の発車にはまだあるよ。」

 

「そっか。」

 

「何だ、陽一君も来ていたのか。」

 

「俺も一度は北陸本線に乗って見たかったんだよ。」

 

まもなく、博多行東海道・山陽新幹線「ひかり3号」が入線してきた。

 

「来たわ、これが100系ね。」

 

「私も一度は乗って見たかったのよ。」

 

プルルルルルルルルル

 

「まもなく、7時00分発博多行「ひかり3号」が発車します、ドアが閉まります、ご注意ください」

 

プァーン!

 

「うわー、富士山だよ。」

 

「うふふふ。」

 

9時40分 京都着

 

「次の湖西線「雷鳥17号」富山行は9時57分か。」

 

「いよいよ、北陸へ行くんだね。」

 

「ああ。」

 

「草村は雷鳥は乗ったことはあるの?。」

 

「うん、乗ったことはあるよ。」

 

「凄いなぁ。」

 

そして、京都発富山行L特急「雷鳥17号」が入線してきました。

 

「富山行か、これに乗ればいいのね。」

 

「乗ろう。」

 

プァーン!ピィーッ!

 

達仁と穂乃果達が乗ったL特急「雷鳥17号」は金沢へ。

 

「見て、琵琶湖だよ。」

 

「本当だ、キレイ。」

 

雷鳥は湖西線から北陸本線に入る、敦賀と新疋田にはループ線になっている、ちなみにループ線は上り線にだけにあります。

 

12時17分 金沢に到着。

 

「やっと金沢ね。」

 

「まずはどこへ行こうか。」

 

「何言ってるの、金沢と言えば兼六園だよ。」

 

「そうだよね。」

 

兼六園

 

「今、紅葉が見頃なんだって。」

 

「本当、キレイね。」

 

「秋の兼六園はロマンチックだわ。」

 

と、ことりはうっとりしていた。

 

兼六園を見物した後、あめの俵屋に行った。

 

「美味しいね、穂乃果ちゃん。」

 

「うん、何か昔の紙芝居屋さんみたいだよ。」

 

「帰りに行った駄菓子屋さんを思い出すよ。」

 

近江町市場

 

「へい、らっしゃい、らっしゃい。」

 

と、威勢を上げながら店の商売は繁盛していた。

 

「結構繁盛してるね。」

 

「何しろ近江町市場は金沢の台所だからな。」

 

「へぇー。」

 

「うん。」

 

「この魚は、御飯と一緒に食べるとおいしいよね。」

 

と、花陽は市場の魚を見ていた。

 

そして、達仁と穂乃果達は金沢駅から名古屋行のL特急「しらさぎ」に乗って加賀温泉駅へ、この日達仁達は山代温泉で一泊する事に。

 

加賀温泉駅

 

「ここが加賀温泉駅ね。」

 

「結構温泉街が多いのね。」

 

「うん。」

 

「私たちはどこに泊まるの?。」

 

「山代温泉だよ。」

 

「山代温泉か。」

 

達仁と穂乃果とことり達は山代温泉で一晩泊ることにした。

 

 

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお待ちしています

今回は3回に分けて制作します、お楽しみにね。


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