東方最高神[零ZERO]【小人操戦機(ダンボール戦機)編】(完結) 作:神森リョウカ
【B3フロア】
リョウカ達は、B3フロアに到達した。だが、出た直後に鉄格子が有って進めない。
リョウカ「どうやって開けよう…。」
リュウカ「なあ、ザック。」
ザック「何だ?」
リュウカ「前は、この鉄格子は破壊出来なかったよな?」
ザック「ああ、だが最終的に脱出の時に鉄格子が有ったが叩き切ってやった。」
リュウカ「なるほど…だが、今なら簡単にスパッと切れますよ。」
ザック「お!マジか?」
リュウカ「ああ!さっき渡した武器は俺達が作った物だ、こんな程度…容易い事だ。それどころか、やろうと思えば【全宇宙最強の硬さを誇る鋼鉄を意図も簡単にスパッと切れるぞ。】」
ザック「……何だか良く分からんが何でも破壊出来るっと言う事だな?」
リュウカ「まあ、そう言う事だ。やってみろ。」
ザック「ああ!早速!」
ザックは、鎌で、鉄格子を切ってみた。するとあら不思議、スパッと切れてるではありませんか。
リョウカ「……すごい。」
ザック「ヒャハハハハハハハハ!あー清々しい気分だ!すげぇな!この武器!最高だぜ!」
リュウカ「へ!当然だ!」
ザック「うーし、じゃあさっさと行くぞ!」
リュウカ「おう!」
リョウカ達が先に進もうとしたら、
?「ちょっとちょっとちょっと!待ちなさいよ!」
突然、スピーカーから声が聞こえてきた。
リュウカ「ああ?別に良いだろ?壊しても?」
?「良くないわよ!どうしてくれるの!この扉!すっごく高いのよ!」
リュウカ「ああ?知るか!この【一人SMクソババア】が!」
リュウカは、完全に謎の声に対して好戦的且つ挑発をした。更に更に地雷を踏み抜いた。
?「ああああ!!!?誰がババアだとぉぉ!?まだ私はビチビチの女だよ!!」
リュウカ「は!(自称)の、間違いだろ?」
?「ムキィィィ!!!もお、頭に来たわ!!今ここで断罪してやるぅぅぅぅぅ!!!」
リュウカ「は!やってみろよ…雑魚が!」
?「喰らいなさーい!!このクソガキが!!」
突然、部屋からガドリング砲が多数出てきて、リュウカに一斉砲火をした。が…
リュウカ「おいおい…そんな物か?これじゃ、まだまだ緩いぜ!」
リュウカは、大量の銃撃から意図も簡単に回避と防御をしていて一切被弾も掠りもしてない。
リュウカ「はぁ…つまらん…お前にはガッカリだよ…【キャシー】お前を相手にする価値も無い事が良く分かった。」
?「何ですって…!?それに…何故私の名を!?」
リュウカ「ふん!お前みたいな奴に教えるつもりは無い。それに…お前…まずったな。」
キャシー「どう言う事…?」
リュウカ「残念ながら、もうお前には…【このフロア全設備を操作出来ねぇよ。】」
キャシー「う…嘘だわ…嘘に決まってるわ…!」
リュウカ「じゃあ、やってみろよ…。」
キャシー「ほざいてなさい!これで………!?何で何で!?動かないのよ!?」
リュウカ「だから言った、お前にこのフロアを担当する権限はもう無い!貴様は…今を持って…【死ね。】」
リュウカがそう言うと…
キャシー「……!?このガキ!一体何をしやがった!?何故私に、銃口が向いているの!?」
実際に最深部の方では、全てのガドリング砲が、全てキャシーに向いていた。
リュウカ「じゃあ、冥土の土産に教えてやるよ…俺達がこのフロアに来た時点で…【俺の能力でこのフロア全ての操作権限を奪った。】」
キャシー「どう言う…事なの?」
リュウカ「はい、時間切れ…【さようなら。】」
キャシー「え…キャァァァァ!!!」
リュウカの死刑宣告と共に…スピーカーから銃声とキャシーの断末魔が聞こえた。
リュウカ「はぁ…つまんね…さっさと行くぞ。」
ザック「……お、おう。」
リョウカ達は、何が起きたか分からないまま先に進んだ。
リュウカ「あ、そうだ。ネームプレートが必要だった。」
レイチェル「うん…エレベーターに乗る際に必要。」
ザック「はぁ…面倒くせぇ…。まあ良いさっさと取りに行くぞ。」
リョウカ「……うん。」
リョウカ達は、このフロアの写真を取る部屋に来た。
リュウカ「おー有った有った、ほら4人分有るぞ。」
リョウカ達は、【リョウカ&リュウカ&ザック&レイチェル】のネームプレートを手に入れた。
リュウカ「良し!じゃあ、エレベーターに向かうぞ!エレベーターの所の通路はもう既に開けておいたぞ。」
ザック「お!流石だな!とっとと行くぞ!」
リョウカ「…うん!」
リョウカ達は、エレベーターに向かった。
2分後…
リョウカ達は、エレベーターに到着した。
ザック「なあ、聞くけどよ、あのサドマゾ女の制御をどうやって奪った?」
リュウカ「ん?ああ、あの時か…さっきも言ったように俺達の能力で制御を奪っただけだ。しかも相手に悟られる事も無く、ハッキングして奪っただけだ。まあ、このフロアがあの最深部の装置で全て操作していたのが災いしたがな。その結果が今の状況だ。」
ザック「何だ…そうかよ。」
リュウカ「あ、そうだ、おいリョウカ。」
リョウカ「何?」
リュウカ「ちょっと渡したい物があるから来い。」
リョウカ「分かった…。」
リュウカ「ほら、これと、これだ。」
リョウカ「……【ナイフとゴットピット】?」
リュウカ「そうだ、これを絶対に離すなよ?俺がお前を殺す(幸せにする)まで持っていろよ。後、ゴットピットは、お前のと融合させといて良いぞ。」
リョウカ「分かった…。」
リョウカは、ナイフをカバンにしまい、リュウカのゴットピットコアは、リョウカのゴットピットコアに取り込まれた。【リョウカの全ステータス上昇及び、リョウカ戦闘可能及び、全防護効果及び、階級が元に戻った。(真・全皇天帝覇極征王神)】
リュウカ「良し、じゃあこのプレートを…リョウカ、入れてくれ。お前の望む名前の奴を入れてくれ。」
リョウカ「……分かった。」
リョウカは、少し考えて…リョウカは、リュウカの名前が入ったプレートを枠にはめた。するとエレベーターが稼働した。そして何を思ったか、他の人の名前の入ったプレートを棄てた。が、他の人は気にしてない。
リュウカ「俺を選んだか…まあ実際にそうだがな…まあいっか。行くぞ。」
リョウカ「うん…。(私にとって…神様は…リュウカ…貴方よ…。いつか私を殺してくれる、【私の神様】…。)」
リョウカ達は、エレベーターに乗り込み、更に上の階を目指した。そして登ってる最中に…
リュウカ「なあ、リョウカ。」
リョウカ「何?」
リュウカ「前々から、思ったんだが、お前のカバンの中に何が入っている?さっき渡した奴を除いて。」
リョウカは、カバンの中を手探りで確認した。
リョウカ「………【裁縫セットと…】」
リュウカ「……と?」
リョウカは少し間を空けて重々しく口が開いた。
リョウカ「…………【拳銃等の銃火器と刀等の武器】」
全員(レイチェルとリョウカは除く)『………!!?!?』
全員が驚くのは無理が無い…だってこの時点で【リュウカ達と同じ銃火器と近接武器を持ち歩いている。しかも最高神でない時にである。】だがもっと驚いたのは、どうやってそのカバンの中にそんなに詰まっているのか不思議だった
リュウカ「おいおい!一体それらをどこで!?」
リョウカ「……分からない。気がついたら…いつの間にか入っていたの。でも…【拳銃】だけは元々持っていたのは覚えているの…。」
リュウカ「そうか…って、拳銃!?」
リョウカ「うん…あまり覚えていないけど…確かにずっと前から持っていたのは覚えているの。」
リュウカ「そうか…っで、何故裁縫セットが入っている?」
リョウカ「これは…お姉ちゃんからのプレゼントなの…とても大事に使ってるの…。」
リュウカ「そうなのか…。分かった色々とあんがとな。」
リョウカ「…うん。」
リョウカ達が会話を終えると、エレベーターが止まった。
リュウカ「良し!行くぞ!」
リョウカ達は、新たなフロアに降りた。
【フロアB2】
リュウカ「さてと…どうするかな?」
ザック「何がだよ?」
リュウカ「いやな、本来なら出口はこのフロアに有るんだが…ちょっとB1の方にもちょっと行っても大丈夫かな?」
ザック「寄り道か?」
リュウカ「まあ、そんなもんだ…どっちにしてもB1の所にもケジメをつけないといけない時が絶対に来るからな。」
ザック「そうかよ…。」
レイチェル「………。」
レイチェルは、少し悩んでるようだ。
ザック「どうしたレイ?」
レイチェル「B1のフロアに行きたいの?」
リュウカ「ん?ああ、そうだが?」
レイチェル「……実は…B1についてだけど…その担当は…本来は…【私なの…】。」
リュウカ「……で?何か問題が有るのか?別に良いだろ、もうここに居る全員…いやリョウカは知らんか…まあ、レイチェルの事はほぼ知っているから問題ないだろ?それともまだ不満があるんか?まあ、俺達は最高神だが、側から見れば超ヤバイ存在且つ犯罪者のテロ組織みたいな物だ。まあ、実際そうだったかな?まあ、お前が罪を犯したとしても、まだこっちの方がお前より罪が重いだろう。」
レイチェル「……いえ…大丈夫…でも良いの?敵になるかもしれない私を入れて…?」
リュウカ「はぁ…お前まだ分かってないな?もし、そうだとしても…お前は…まだ生きている…分かるな?」
レイチェル「うん…。」
リュウカ「それが俺達の答えだ…もし完全に敵になり…裏切ったり…俺達に悪意をぶつけたら…初めからお前は居なかったぞ?」
レイチェル「……!?」
リュウカ「理解出来たな?だったらそんなに悩む必要無いだろ?お前が望みたい事をやれば良いだけだ…もし誤った道に入れば俺達が連れ戻してやるから安心しろ。」
レイチェル「………うん!」
リュウカ「さてと…行くか。確か、大聖堂の所に行きゃいいんだな?」
レイチェル「…うん。」
リュウカ「良し!行くぞ!」
リョウカ達は、移動を開始した。
1分後…
リョウカ「ここが…大聖堂…。」
リュウカ「どうやらそうらしいな。で、本来なら出口はここに有るんだな?」
レイチェル「うん…【中央の大きなステンドグラスの所に出口が有る。】」
リュウカ「分かった。だが今はまだ駄目だ…先にB1の事を済ませる。」
レイチェル「うん。」
リュウカ「で…そのB1に行くためのエレベーターはどこだ?」
?「それなら…私が知っておるぞ。」
リュウカ「……やっぱり出たか…。」
リョウカ達の前に現れたのは…このフロアの担当の神父【グレイ】だ。そして…有る意味でこのビルのボスである。
グレイ「お待ちになられました、【お嬢様方達】よくここまで来られました。」
リュウカ「…グレイ…まさか俺達の正体が分かっているのか?」
グレイ「ええ…勿論ですとも…貴方様方は、伝説中の伝説の最高神達であろう?」
リュウカ「………ご名答だ。で、何故俺達の前に現れた?」
グレイ「決まってるであろう…貴方様方達のこれから向かおうとしているB1フロアのエレベーターの所に案内してやろう。私もそこに用事が有るのだが……正確には、【リョウカ・ガードナー】の事を知る必要があるがな…。」
リュウカ「……何?お前、リョウカの事を知っているのか?」
グレイ「……幾ら貴方様方達でも今は答えられない…だがいずれは知る事になるだろう…リョウカ・ガードナーの全てがな…。」
リュウカ「……まあ良い、とりあえず案内しろ。」
グレイ「分かった。来なさい。」
グレイは、リョウカ達を連れて、大聖堂の奥の本棚に着き…グレイがある本の一冊を引いたら…本棚が動き、通路が現れた。どうやら隠し扉のようだ。
リュウカ「あ…そうだ、おいグレイ。」
グレイ「何かね?」
リュウカ「このフロアに出口が有るのは間違いないのだな?」
グレイ「………そうだ。でも何故知っている?」
リュウカ「俺達の仲間の中に優雅な人が居ただけだ、言っとくが手を出すなよ?出したら……この地球が消滅するかもしれんぞ?」
グレイ「………分かった。」
リュウカ「分かれば良い…そうだ、お前…俺達と共に外に出るつもりはないか?」
グレイ「どう言う事だ?」
リュウカ「……俺達はな…このビルの最期を知っている。」
グレイ「……それで?どうなった?」
リュウカ「このビルの最期は…俺達が外に脱出しようとした時にある人物の手でこのビルの自爆装置を作動させて…自爆させたのだ。」
グレイ「………そうか…で、そのある人物とは?」
リュウカ「……【B5フロア担当の[ダニエル・ディケンズ]】と言う男だ。奴には気をつけろよ…まだ奴は…【生きているぞ。】」
グレイ「成る程…そうか。」
リュウカ「で、お前の答えは?」
グレイ「そうだな…どちらかと言えば外の世界ももっと観察するのも悪くない…だが例の件を聞いたからな…結論を言えばどちらでも構わん。」
リュウカ「分かった…じゃあ、これを持っていろ。」
リュウカは、グレイにゴットピットコアを渡した。
グレイ「これは?」
リュウカ「これを持っていれば少なくとも…俺達が無事に外に出ればお前も一緒に生きて出られるぞ。今だけ貸してやる…必ず返せよ。」
グレイ「……分かった、感謝するぞ。」
リュウカ「後…どうしようか…そうだ…だったらこうしちゃおうか。」
リュウカは突然能力を発動した。
グレイ「何をするつもりだ?」
リュウカ「ん?ああ、厄介な【自爆装置を完全に無力化し…俺達の操作以外には絶対に作動しないようにする。】そうすれば、少しは楽に脱出可能だろう。」
グレイ「そうか…。」
リュウカ「だが、少し厄介だな…どうやら、このビル全体をハッキングするしかねぇな。たく…面倒な装置だな…。」
リュウカは、何とかこのビル全体の全ての装置をハッキングに成功した。
リュウカ「全く…面倒な仕掛けだな…だが、これで終わりだ。」
リュウカは、自爆装置を完全に無力化し、リョウカ達の制御下に入った。
リュウカ「はい、終わったぞ。」
グレイ「おお…何から何まですまんな…。」
リュウカ「これで、厄介な装置は使えない。だから、脱出もかなり楽になったぞ。」
グレイ「そうか。」
リュウカ「よーし、じゃあ行くぞ。」
グレイ「うむ…。」
リョウカ達は、通路を抜けて、エレベーターに到達した。そして…これが最後のフロアである、【B1フロア】に向かうエレベーターである。
リュウカ「いよいよだな…。お前ら…覚悟は出来てるな?」
ザック「ああ、勿論だ。」
レイチェル「うん…大丈夫。」
リョウカ「…………。」
そして…リュウカ達は、エレベーターに乗り込んだ。
エレベーター道中…
リュウカ「とうとう、B1フロアか、何が有るんだか…。」
リョウカ「あの…リュウカ…。」
リュウカ「ん?どうした?」
リョウカ「あの…実は…………ごめん…何を言おうとしたか、忘れちゃった…。」
リュウカ「はぁ?間際らしいぞリョウカ?」
リョウカ「ごめんなさい…。」
リュウカ「まあ良いけどよ…。」
リョウカ「……。(もう…駄目なのね…もう…隠す事は出来ない…もう…貴方達と一緒に行けれない……本当にごめんなさい…。)」
リョウカは、完全に暗い顔になっていた…しかもとても悲しい顔でもあった…。それを見逃すリュウカ達ではなく…完全にリョウカの事を悟ってしまった。リュウカ達は、思った…「一体…B1フロアにリョウカとどう関係あるのか?」と言う事を思っていた。
【続く】
最高神達の雑談コーナー 第2話
この時リョウカは、ソファーに座って寝ていた。
リョウカ「…………。」
リュウカ「どうした?」
リョウカ「…………。」
リュウカ「おーい、リョウカ?」
リョウカ「………。」
リュウカ「無視かよ…どうなってやがる?」
リュウカは、リョウカの前に回り込みリョウカを見てみると、
リュウカ「……寝ているのか?ちょっと近くで見てみるか…。」
リュウカは、リョウカに触れるか触れないかぐらいに近づいてみた。
リュウカ「………。」
リョウカ「…………(すぅ…すぅ…。)」
リュウカ「寝ているな…。しかし…。」
リョウカ「…………。」
リュウカ「改めてリョウカを見ると…相変わらず可愛いな…しかも…帽子も無い…あぁ、可愛いなぁ………って!俺はあのロリコン変態目玉野郎と一緒じゃねぇよ!ああ!クソ…!だが………。」
リュウカは、そっとリョウカに顔を近づかせて……唇と唇を合わせた。
リュウカ「へ!絶対にお前を幸せにしてやるよ…。絶対にな。」
リョウカ「……………。(起きるタイミングを逃した。&何が起きたか理解出来てない。)」
リュリョウカ(リュウカ&リョウカ=リュリョウカ)よ…幸せになれ。
【続く】