東方最高神[零ZERO]【小人操戦機(ダンボール戦機)編】(完結)   作:神森リョウカ

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はい…どうもです、リョウカです。前回のあらすじです…前回、私達は、ようやくB1フロアの事を終えて、出口のある、B2フロアに戻り…教会(大聖堂)の出口を開けて、脱出しようとしたら…先生が緊急装置を作動させて、私達を完全にこの建物と共に、殺そうとしましたが、私達は無事に地上に出る事に成功しましたが……その時に…私は先生に銃撃を貰ってしまい…瀕死の重傷を負ってしまいました。その時にお姉ちゃんを悲しませてしまった事を…本当に自身が無力だった事を後悔しましたが…数ヶ月後、私が保護施設に居て…青白い満月の夜に…お姉ちゃんが私を連れ出してくれました。その時に…もう私にあの時の後悔は…消えたような気がしました。……そして、私達は、その夜空を飛んで、多分…元の世界に帰るであろう…門を潜りました………そして、気がついたら、私達はベットに寝ていました。そこでようやく、私達は…長い長い…悪夢の呪縛から解かれた気がしました。………と言う訳でした、では今回も見て下さい。


イノベーター事件編:第1章【EX】 リョウカの過去に終止符を…
第8話 エンジェルスター攻略戦!そして…リョウカの過去の真相…


リョウカ「ねぇ、リュウカお姉ちゃん。」

 

リュウカ「何だ?」

 

リョウカ「私達って…ある意味で、夢の世界なのか、精神世界なのかわからないけど…数ヶ月は居ましたよね?現実の世界では、どれぐらいですか…?」

 

リュウカ「確か…あっちの世界で数ヶ月間過ごしたとしても…こっちの世界では…【1週間】しか経過してないぞ。」

 

リョウカ「そうですか…。」

 

リュウカ「さて、どうするか…。」

 

リョウカ「そう言えば…バンさん達は?」

 

リュウカ「ちょい待て……あ〜あ…アイツら…【エンジェルスター】に向かってるぞ…。」

 

リョウカ「え…!?」

 

リュウカ「しかもだ…バンとアミとカズの三人だけだ。」

 

リョウカ「………では、私達も行きますか…。」

 

リュウカ「行くってまさか…?」

 

リョウカ「ええ、エンジェルスターに向かいますよ。それと…。」

 

リュウカ「ん?何だ?」

 

リョウカは、突然ゴットピットのコアを出して…

 

リョウカ「【ゴットピットコア・LBXモード】!」

 

リョウカは、ゴットピットコアに形態変化を指示をしたら…ゴットピットコアの姿が変わり、見た目は、何と…【リョウカだった。】ただし…サイズはLBXサイズだが…。

 

リュウカ「なぁ…それって…?」

 

リョウカ「うん…私自身だよ、触ってみますか?」

 

リュウカ「良いのか?」

 

リョウカ「うん…良いよ。」

 

リョウカは、ゴットピットコア(LBX形態)を渡した…が…

 

リュウカ「これは…実に…良い感触だ…。」

 

リュウカは、安定と信頼のシスコンを発揮して…妹そっくりのゴットピットコアを触りまくっていた…が…

 

リョウカ「お…お姉ちゃん…あんまり…変に触らない…で…ん…。」

 

何故か、本人の方も感じている…。

 

リュウカ「…ほーう…。(ニヤリ)」

 

リュウカは、まさかと思い…

 

リョウカ&ピットコア(リョウカ)「〜〜〜っ!!?!?!」

 

リュウカは、妹そっくりのゴットピットコアに…(ドコォ…。無言の腹パン)

 

数十分後…

 

リュウカ「ふう…いや〜ご馳走…いや…すまんかった…。」

 

リュウカは、リョウカのゴットピットコアを返した。(綺麗にして…)

 

リョウカ「うぅ…幾ら確認の為だったとはいえ…酷いです…ぐす…。」

 

リュウカ「ご…ごめん!すまんかった…!まさか…ガチで【本人と感覚が連動してしまうなんて…】知らんかったぞ。」

 

リョウカ「私だって…実際にLBXのバトルを…生身で味わってみたいから…それでやってみたの…ぐす…。」

 

リュウカ「そうか…まさかだと思うが、これってリョウカ自身だから…形態変化も…武器も…ほぼ何でも出来るんだな?」

 

リョウカ「うん…出来ます…もちろん生身ですから…表情も変えれますし…喋る事も…服を変える事も…細かい動作も…何でも出来ますよ。」

 

リュウカ「そうか…。」

 

リョウカ「あの…お姉ちゃんもやろうと思えば作れますよ…?」

 

リュウカ「マジか!なら早速!」

 

リュウカも同様にゴットピットコアを呼び出して…LBX形態に移行させた。もちろん姿は、リュウカ自身だが…LBXサイズだ。

 

リュウカ「お!出来たぞ!おぉ…マジで俺だな…!」

 

ピットコア(リュウカ)「そうだ、俺じゃなかったら誰なんだよ…。」

 

リュウカ「喋るんかい…!」

 

ピットコア(リュウカ)「当たり前だろ?生身だぞ?喋るに決まってるだろ?後なぁ…さっきのは流石に…なぁ。」

 

リュウカ「おいコラ…。」

 

ピットコア(リュウカ)「あぁ、因みにだが…もちろんこの状態でも撃破されれば…本人も甚大なダメージを受けるぞ?まぁ、あくまでも撃破される程のダメージか、部位破壊されるぐらいのダメージの場合は、流石に痛覚のフィードバックダメージは軽減されるが…痛いものは痛いぞ。だが…本人とこのコアとの思い…簡単に言えばシンクロ率が高くなると…そのフィードバックダメージの軽減率も下がってしまい…最終的に撃破された場合…死ぬぞ。」

 

リュウカ「マジかよ…。」

 

ピットコア(リュウカ)「まあ、流石にそんな事が易々起きる事はまず無いだろうし、そもそもダメージを受けてしまう程の相手は早々に居ないだろう…。(フラグ)」

 

リョウカ「あの…申し難いのだけれども…それって…フラグじゃないですか…?」

 

ピットコア(リュウカ)「………は…はは…ま…まさか…そんな事な…なんて…ある訳ないじゃありませんか…?ははははは…。」

 

ピットコア(リョウカ)「あの…完全に…図星な感じがするのですが…?」

 

ピットコア(リュウカ)「いやいや…そんな訳ないじゃないか…。って、お前も喋るんかい…!」

 

リュウカ「おいコラ…!それは俺のセリフだぞ…!」

 

ピットコア(リュウカ)「知らんな。」

 

リュウカ「ほーうそうか…お前がその気なら…確か、感覚は連動しているんだったな?」

 

リョウカ「え…?うん…そうだよ?」

 

リュウカ「そうか…ならば…!」

 

リュウカは、突然、自分自身に針を尻にブッ刺した。

 

リュウカ&ピットコア(リュウカ)『ギヤァァァァァァ!!!!!』

 

リュウカとリュウカそっくりのピットコアは、例の叫びと共に…天井を突き破って行ってしまった。

 

リョウカ&ピットコア(リョウカ)『何しているの…?』

 

リョウカとピットコア(リョウカ)は、同時にそう言った…。

 

数分後…

 

リュウカとピットコア(リュウカ)は、リョウカとピットコア(リョウカ)に正座させられていた。

 

リョウカ「……とりあえず…気が済みましたか?」

 

リュウカ「ハイ…調子に乗りすぎました…。」

 

ピットコア(リュウカ)「同じく…調子に乗りすぎましたスミマセン…。」

 

リョウカ「頼みますから…あまり変な事をしないで下さい。それでお姉ちゃんに何かあったら……ぐす。」

 

リュウカ「お、おい!俺が悪かった!だから泣くなって!な!」

 

リョウカ「………うん。」

 

リュウカ「ふぅ…なぁ、もういいか?」

 

リョウカ「え…あ、うん…もう良いよ。」

 

リュウカとピットコア(リュウカ)は、ようやく正座から解放された。

 

リョウカ「さてと…ではみなさん!出撃の準備をして下さい!」

 

リョウカの号令で、屋敷全体が騒がしくなり、えっさほっさと、出撃の準備を進めた。そして、リョウカ達は、超要塞装甲列車艦隊を連れて行く事にした。尚、リョウカ達はもちろん1番列車の超大和に乗っている。

 

リョウカ「では、全軍出撃です!!」

 

全員『おおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!』

 

リョウカの号令で、リョウカ達が率いる軍が、全軍…バン達の向かう…エンジェルスターに向かった。

 

一時間後…

 

リョウカ「すっかり暗くなりましたが…到着です。」

 

リョウカ達は、無事にエンジェルスターに到着した。(もちろん隠れているし、透明化を発動している。)

 

リュウカ「で、どうする?」

 

リョウカ「一応、陽動作戦をして…私達はバンさん達の所に向かい…私達の軍が、真正面から戦闘を始めます。それで、殆どの敵が正面に集まる筈ですから…その隙に入ります。もちろん…バンさん達が入って行った所からです。」

 

リュウカ「分かった…その手で行こう。」

 

リョウカ「一応…念には念を、他の惑星の軍と、私達の本館(本当のリョウカ達の家)にも応援を呼びました…とりあえずは、こっちが負ける事も一人もやられる事はありません。」

 

リュウカ「相変わらず…用心深いな。」

 

リョウカ「……うん…そうだね…。じゃあ…始めようか…!」

 

リュウカ「ああ…!」

 

リョウカは、無線を起動し…

 

リョウカ「これより、エンジェルスター攻略戦を実行します!全軍は、配置について下さい!」

 

兵士隊長1(無線)『了解!』

 

全軍は、一斉に移動を開始して、エンジェルスターをほぼ包囲した。

 

リョウカ「では、全軍、これより作戦を言います!一回しか言いませんからよく聞いて下さい。」

 

リョウカは、全軍に作戦を言い渡した。

 

リョウカ「では…【作戦開始】!」

 

リョウカは、号令をかけたと同時に…リョウカ達の軍がエンジェルスターに対して、攻撃を実施…制圧を開始した。

 

リョウカ「じゃあ…私達も行きますよ!今バンさん達は……不味いです!もう最下層に到着しそうです!」

 

リュウカ「はぁ!マジかよ!」

 

リョウカ「こうなったら…テレポートです!」

 

リュウカ「おい…だったら最初から使えばいいだろ?」

 

リョウカ「…すみませんでした…。」

 

リュウカ「はぁ…まあ良い、早くしろ。」

 

リョウカ「うん…!………【テレポート】!」

 

リョウカ達は、テレポートを使い…バン達の所に向かった。

 

 

同じく一方その頃バン達は、

 

バン「……いよいよだな!」

 

アミ「うん…!この先に博士がいる筈よ…!」

 

カズ「長い道のりだったが…後は…。」

 

バン「ああ…恐らく待ち構えているだろうな。だけど…ここで引き返す訳には行かない!」

 

カズ「ああ!そうだな!」

 

バン「良し!行くぞ!」

 

バン達は、巨大なシャッターを潜って…広い場所に出た…が、潜ったと同時にシャッターが閉まってしまった。

 

バン「く!やはり来るか!」

 

アミ「うん!そのようね!」

 

カズ「だが、やるしかねぇだろ!」

 

バン達が構えると…真正面のシャッターが、徐々に破壊されていき…最終的に、完全に破壊されて…中から、巨大兵器【イジテウス】が現れた。

 

バン「やるぞ!」

 

アミ「ええ!」

 

カズ「ああ!」

 

バン達が、LBXを出そうとしたら…

 

ドーン…!!

 

ドーン…!!

 

全員『……!?』

 

バン達の背後のシャッターから、ものすごい音と衝撃が発生し、シャッターが徐々に変形していき…

 

ドカーン…!!!

 

そのシャッターが豪快に破壊されて…煙の中から…

 

?「グルルルルルル…!!」

 

バン「…あれは…!?」

 

アミ「まさか…!?」

 

?「ギャァァァァァァァァァ!!!!」

 

バン&アミ&カズ『【ジ・アーク】!!!』

 

そう…ジ・アークが現れたのだ!しかもそのサイズは…あの目の前の巨大兵器とほぼ同じサイズで…フルアーマで装備しているようだ。

 

バン「ジ・アークがここに居るって事は…!」

 

バンがそう確信したと同時に、バン達のCCMにメールが届いた。

 

バン「これは…『大変長く待たしてすみません…!でも…今ここに私は、再び…戻って来ました!!』と書かれている!差出人は、【森リョウカ・ガードナー】…!」

 

アミ「これは、どう言う事なの…!」

 

バン「分からない…でも今は分かる!リョウカが復活した!それだけだ!行け!【オーレギオン】!」

 

バンは、オーレギオンを出撃させた。

 

アミ「行け!【パンドラ】!」

 

アミは、パンドラを出撃。

 

カズ「行け!【アキレス・ディード】!」

 

カズは、アキレス・ディードを繰り出した。

 

レイチェル「私も…行って…【レイチェル・エゼルディア】…。」

 

レイチェルは、レイチェル・エゼルディアを繰り出した。(護衛機有り。)因みに…凄い強化を受けて…一気に100機のディ・エゼルディ(護衛機)を操れるようになった。しかも、本機の性能が尋常じゃない位に上がり…リョウカ達の攻撃以外では、絶対にダメージが入らない。さらにリョウカ達のゴットピットも超強化された為…ほぼ敵無し+何でも出来るが合わさって、相方のザックのグルゼオンとほぼ同じように突撃可能だし…いつものように支援も可能になった。まあ、流石にザックのグルゼオンには1対1での勝負には負けてしまうが…。(まあ、後述するグルゼオンも超強化されているからなぁ…。)因みに…なんと…ゴットインフィニティZERO部隊で…【リョウカ達と同じ、No.0に任命された。】理由は簡単、リョウカの【姉】だからだ。だが、それだけでなく、リョウカの過去に潜り込み、無事にリョウカを救出に成功した事と実力を持つ。

 

ザック「行って来い!【アイザック・グルゼオン】!」

 

ザックもアイザック・グルゼオンを繰り出した。こちらもレイチェルと同様に超強化されて…何とゴットピットを普通に扱えれるようになった。しかも、元々の性能が高かったにも関わらず、さらに異常に強化されて…何と…【リョウカの本気の状態】でないと破壊出来ない位に強くなった。もちろんだが、元々得意な近接戦闘では、さらに異常に強化されて…何と【ただのパンチでどんなLBXだろうと、キラードロイド(ラージドロイド)も一発で撃破可能】と言う超強化された。(流石にリョウカ達の前では、一発では無理だし…武器を使ってようやくダメージを与えられる程。)まあ、一応…遠距離攻撃も強化されたが、一応LBXであれば一発撃破は可能には可能だが…流石にボスクラスのLBXや、キラードロイド(ラージドロイド)は、数発当ててようやく破壊可能らしい。(普通に見たら、一発又は数発食らっただけで完全に爆発四散すると言う超チート性能+殆どの攻撃は効かないと言う恐ろしい超戦闘力。)因みに、なんと…レイチェルと同じく…ゴットインフィニティZERO部隊で…【リュウカ達と同じ、No.0】に任命された。理由は、レイチェルと同じく、リュウカの【兄】だからだ。勿論、それだけでなくリョウカの過去に潜り込み、リョウカの救出に成功した事と実力を持つ。

 

これで…こっちが6(護衛機100機)対1と言う構図になった。(内、両者共に超兵器有り。)

 

バン「で、どうしたらいい?」

 

バンがそう言うと、またメールが届いた。

 

バン「またメールだ…何々【私が動きを止めますから…バンさん達は、あの兵器を確実に無力化する方法を考えて下さい!】だって!」

 

アミ「それなら…!あのコンテナを使うのよ!」

 

アミが指を指した方向を見ると、クレーンに挟まれた、コンテナが有った。

 

アミ「あれを、あの赤い方の兵器の頭上に落とすのよ!」

 

バン「分かった!カズ!頼めるか!」

 

カズ「任せろ!奴をそこまで引き連れてくれ!」

 

バン「ああ!分かった!だが、絶対にリョウカの方に落とすなよ!」

 

カズ「分かってるって!」

 

アキレス・ディードは、クレーンの方に飛んで行った。

 

そして、リョウカ達の方は…

 

リョウカ「どうやら、バンさん達の作戦は、あの兵器の頭上にコンテナを落とす作戦ですか。なら私は、確実にその場所に連れて行き、動きを封じますよ!行くよ!お姉ちゃん!」

 

リュウカ「ああ!やってやろうぜ!」

 

レイチェル「私達も手伝う…!」

 

ザック「ヒャハハハハハハハハ!!!デカイだろが小さいだろうが関係ねぇ!ぶっ壊してやるよ!!」

 

 

 

【真・全皇天帝覇極王神軍(殺戮殺人鬼神部隊)&山野チーム:総大将【(真)森リョウカ・ガードナー[通り名:青白月の狂いし始焉創造殺戮神]&(真)森リュウカ・フォスター[通り名:紅黒月の狂至高終焉破壊殺戮神]・山野バン[通り名:元アルテミスチャンピオン]】

 

 

V. S

 

【戦闘用改造超重機:イジテウス】

 

 

【勝利条件:イジテウスの撃破。・敗北条件:味方の内、一人が撃破される。又は、ジ・アークの撃破。特殊敗北条件:アキレス・ディードの居るコンテナ入りのクレーンが破壊される。(尚、この条件はコンテナ落とし失敗又は成功に問わず…コンテナ落としが実施した時点でこの条件は消滅する。)】

 

【戦闘地形:エンジェルスター最下層重機格納庫】

 

【推奨BGM:作品名【ゼルダの伝説:大地の汽笛】使用場面【第1・第3・第5のボス戦】】

 

 

ジ・アーク「ギャアアアアアァァァァ!!!」

 

ジ・アークは、イジテウスに突進して行き、

 

ガツン!!!

 

ジ・アークの突進を直撃してイジテウスは大きく後退し…

 

リョウカ「まだです…!」

 

ジ・アークは、攻撃を受けて身動きが取れないイジテウスを…

 

ジ・アーク「ピシャァァァァァァァァァ!!!」

 

ジ・アークは、イジテウスの片腕に噛み付いて、そのままコンテナ入りのクレーンの真下に投げ飛ばした。

 

イジテウス「……!?!」

 

リョウカ「さてと、ジ・アーク!【直立二足歩行形態】に移行!」

 

リョウカは、そう指示すると、ジ・アークが変形し…人型の形態になった…これがジ・アークの本来の姿だ。サイズは、REX形態より、2倍デカイ。

 

ジ・アーク「ギョァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

ジ・アークは天を仰ぐ動作をして、咆哮を放った。

 

バン「あれが…!」

 

アミ「リョウカ達のジ・アークの…、」

 

カズ「本当の姿…!!」

 

リョウカ「良し!そして、そのままイジテウスを拘束して!」

 

リョウカは、指示を出すと、ジ・アークは、イジテウスの両アームを掴んで、そのままクレーンの下に拘束した。そして、それを見たのか、

 

バン「……!今だ!カズ!」

 

カズ「オッケー!喰らえ!」

 

カズは、クレーンのロックにアキレス・Dで攻撃を行い、クレーンのロックを解除して…コンテナが落下した。

 

ジ・アーク「………。」

 

ジ・アークは、落下と同時にイジテウスから急速に離れて回避した…そして、そのまま当たる…と思ったが…

 

イジテウス「……!!!」

 

何と、イジテウスは、解放されたと同時に、咄嗟に両アームを使い、落下してくるコンテナをキャッチした。

 

バン「何!?受け止めた!?」

 

そして、イジテウスは、そのコンテナをジ・アークに投げつけたが…

 

ジ・アーク「ピシャァァァァァァァァァ!!」

 

ジ・アークは、腕部内蔵レーザーブレードを展開し、そのままコンテナを切り裂いた。

 

カズ「すっげー!アイツこんな事も出来るんか!」

 

バン「ああ!だが…どうやって倒す?」

 

バン達は、再び困っていると…再びメールが届いた。

 

バン「えーと、またメールだ…【後は…私達に任せて。】と書いてある。」

 

アミ「と言う事は…!」

 

バン「ああ!勝つだろうな。」

 

カズ「だが、どうなるかは分からないぜ?」

 

バン「……だろうな。だが…賭けてみようか。」

 

アミ「うん!」

 

バン達は、リョウカ達が勝てる事を祈った。

 

リョウカ「さてと、困まりました。」

 

リュウカ「おいおい、どうするんだ?」

 

リョウカ「う〜ん…恐らくあの機体の中に人が乗っていますから…どうやって…。」

 

リュウカ「だったら、引きずり下ろせばいいだろ?」

 

リョウカ「……引きずり下ろす……は!」

 

リュウカ「なんか…良い手が見つかったんだな?」

 

リョウカ「ええ!でも、あっちのパイロットにも少しばかりか、負担を与えますがね…。」

 

リュウカ「だが、パイロットを殺さずにあの兵器を無力化するにはもうこれしかないんだろ?」

 

リョウカ「ええ…やってみますか。」

 

ジ・アークは、もう一度イジテウスに最接近して…今度は真正面から拘束を実行した。

 

リョウカ「良し!お姉ちゃん!行きますよ!」

 

リュウカ「ああ!」

 

リョウカ「ジ・アーク!そのまま、拘束を続けて下さい!」

 

リョウカとリュウカは、ジ・アークのコアから出てきて、イジテウスに飛び移り…

 

リョウカ「あそこですか…!」

 

リョウカとリュウカは、急いでイジテウスのコックピットに到着して…

 

?「……何だと!?」

 

リョウカ「すみませんが、無理矢理降ろさせていただきますよ…!」

 

リョウカは、ゴットピットを呼び出して、コックピットの窓を破壊して…

 

リョウカ「ほら!一緒に来てもらいますよ!【テレポート】!」

 

リョウカとリュウカは、パイロットと共にバン達の元にテレポートした。

 

リョウカ「ふぅ…バンさん…この人をお願いしますね。」

 

バン「あ…ああ分かった。」

 

リョウカ「お姉ちゃん…最後の仕上げと行きますよ!」

 

リュウカ「ああ!」

 

リョウカ「行って!【ゴットピットコア】!」

 

リュウカ「行って来い!【ゴットピットコア】!」

 

リョウカとリュウカは、ゴットピットコア(リョウカ&リュウカ)を繰り出した。

 

バン「…それは…?」

 

リョウカ「すみませんが、その話は後です!ジ・アーク!!もう良いですよ!後は、私達で片ずけてます!!」

 

リョウカがそう言うとジ・アークはその場から消えた。

 

バン「消えた…!?」

 

リョウカ「さてさて…あらら…どうやらあの機体は、パイロットが居なくても動くみたいですね…テレポートをする瞬間に自動操縦を起動させましたね…。」

 

リュウカ「あ?マジかよ?てか、アレに自動操縦付いてんのか!?」

 

リョウカ「え…?だってアレを見てそう言えますか…?」

 

確かにリョウカの言う通り、イジテウスはもう既に、周りも関係無しにアームを振り回して攻撃したり、目の部分のレーザー砲をあちらこちらに乱射している。……あれ?これって暴走してね?

 

リュウカ「なあ…リョウカ。」

 

リュウカ「はい…何ですか?」

 

リュウカ「アレってどっからどう見ても暴走してねぇか?」

 

リョウカ「うん…そうだね。」

 

リュウカ「………とっとと止めようぜ!あのただの重機にちょっと武装を付けただけのマシーンに負けてたまるかよ!」

 

リョウカ「ええ!行きましょう!」

 

イジテウス「……………!!!!」

 

ピットコア(リョウカ&リュウカ)は、イジテウスに突撃していった。そして、それを迎え撃つ為に…イジテウスは、鋼鉄の咆哮を放った。

 

 

【勝利条件:イジテウス[暴走]の撃破。・敗北条件:ピットコア(リョウカ&リュウカ)のいずれかの撃破。】

 

 

ピットコアリョウカ「でやあぁぁぁ!!!」

 

まず、リョウカ(ピットコア)は、イジテウスの片方のアームを掴んで…

 

ピットコアリョウカ「そりゃぁぁぁ!!!」

 

なんと…その小さな体で、あの超兵器クラス(ダン戦世界)のサイズを普通に軽々しく投げ飛ばした。

 

バン「す…すごいぞ!」

 

アミ「なんて…パワーなの!あの機体…いえ…小さな体?どっちか分からないけど…すごいわ!」

 

ピットコアリュウカ「さーて!そのアーム…切り刻んでやるよ…!!」

 

リュウカ(ピットコア)は、投げ飛ばされていて、飛んでいる最中のイジテウスに飛び乗り…片方のアーム(掴む用のアーム)に…

 

ピットコアリュウカ「ヒャハハハハハハハハ!!!!」

 

リュウカ(ピットコア)は、狂気的な笑い声をあげながら、そのアームをいつの間に出した刀剣を両手に持ち…切り刻んで行った。そして、イジテウスは、そのまま墜落した。(リュウカ(ピットコア)は脱出した。)

 

イジテウス「………!!!!!」

 

イジテウスは、片方のアームを失った事に更に暴れ狂い始めた。

 

ピットコアリュウカ「あーあ…どうしよっかなぁ。」

 

ピットコアリョウカ「…………。」

 

ピットコアリュウカ「どうした?リョウカ?」

 

ドクン!

 

ピットコアリョウカ&リョウカ『……!!』

 

リュウカ「おい…どうした?」

 

ピットコアリュウカ「おーい…?ぼーっと突っ立って?」

 

リョウカとリョウカ(ピットコア)が、突然体に変化が発生した。

 

リョウカ「……(ニヤリ)」

 

リュウカ「……!?お…おい!どうした、リョウカ?」

 

リョウカ「………ねぇ…お姉ちゃん…。」

 

リュウカ「な…なんだ?」

 

リョウカ&ピットコアリョウカ『…………アレを……私達の……【理想のイジテウスにしたい…。】』

 

リュウカ&ピットコアリュウカ『……!!?』

 

リョウカが言ったのは、明らかに狂った言動だ…しかもだ…リョウカとリョウカ(ピットコア)の顔を見てみると…顔は笑顔だが…【目は死んだいるし…僅かに赤い光が見えている】

 

リョウカ&ピットコアリョウカ「ふふふふふふふ…あはははは………ヒャハハハハハハハハハハハハハ!!!ねぇ…!!【私達の物】になって…!!」

 

リュウカ「……っく!不味い…!」

 

バン「な…なぁ…アレってどんな状態だ?」

 

リュウカ「実はな…リョウカは…昔は俺と同じ…【殺人鬼】だ。」

 

バン「……!?」

 

リュウカ「でだ…リョウカは俺達のお陰でさっきまでは本当に良いんだよ?だが…リョウカが戦闘に出て…リョウカ自身に負の感情が芽生えるか…リョウカ自身か、俺達か、仲間や家族がやられるか…のいずれかで、今みたいに…と言うよりも正確には、いずれかの暴走形態が発動する。」

 

バン「じゃあ…まさか!」

 

リュウカ「ああ…!暴走している!しかもあれは…【昔のリョウカの状態だ!】」

 

そして、リョウカとリョウカ(ピットコア)を見ると姿が変わっていて、服の色がレイチェルと同じカラーリングになり…いつの間にか帽子が無くなっていて…更に、髪の色がレイチェルと同じになった。

 

リョウカ&ピットコアリョウカ「ふふふ…アハハハハハハハハ…!!ネェ…私達ノ…物ニナッテ…。」

 

リョウカ&リョウカ(ピットコア)【終焉の殺戮の死体人形師神形態(通称:【ガードナー形態】)】

 

【推奨BGM:作品名【殺戮の天使】・曲名【上弦の月】】

 

イジテウス「…………!?!!」

 

イジテウスは、恐怖を感じた…そう、何も感情も無いし心も無い…だが、何故か分からないが恐怖を感じた…「今すぐここから逃げろ!」と言うのを感じたのだ…絶対にあの子には勝てない…そして…無残に破壊されてしまう事も感じてしまったのだ。

 

イジテウス「………!!」

 

イジテウスは、逃げようとしたが…

 

ピットコアリョウカ「ネェ…ドコニイクノ?」

 

リョウカ(ピットコア)が、いつの間にかイジテウスの胴体に乗り込んでいた。

 

イジテウス「………!?!」

 

イジテウスは、必死に振り落そうとアームやレーザーを使ったが…

 

ピットコアリョウカ「アハハハハハハハハ!!!」

 

リョウカ(ピットコア)は、華麗に全て余裕に回避している。そして、懐のカバンから、拳銃を取り出した。

 

ピットコアリョウカ「……………【バン】。」

 

 

バーン…!!

 

 

 

リョウカ(ピットコア)は、イジテウスに一発の弾丸を放った…そしてそれが…

 

イジテウス「……!!?!?!」

 

無情にも…イジテウスは…一発の弾丸に急所を貫かれて…完全に沈黙した。

 

バン「何て…子だ!たった一発の弾丸でアレを無力化した!」

 

リュウカ「そりゃ、そうだろう。」

 

リョウカ「…………大丈夫。」

 

リュウカ「……は?」

 

ピットコアリョウカ「………私達が…、」

 

ピットコアリュウカ「お…おい!何をするつもりだ!」

 

リョウカ&ピットコアリョウカ『…………【直してあげる】……。』

 

全員『……!?!』

 

そこからのリョウカとリョウカ(ピットコア)の行動が明らかに狂っていた…何とイジテウスを…【縫って直していたのだ…。】バラバラにされたアームも縫い合わせられて綺麗に復元されたが…悪い腕(もう片方のアームのドリルアーム)は…【切断…いつの間にか用意されたぬいぐるみの腕と変えられた…。】更に…アイカメラの所も…【切断…いつの間にか用意されたぬいぐるみの頭に変えられた…。】その行動で、全員が絶句していた…そして、その生々しい現場を見て…リョウカ達の事をあまり慣れてない人達は、気持ち悪くなっていた。

 

数分後…

 

リョウカ「良い子…良い子だね…。」

 

ピットコアリョウカ「とっても可愛いよ…。」

 

リョウカとリョウカ(ピットコア)は、無残な姿になったイジテウスと遊んでいた。

 

リュウカ&ピットコアリュウカ『……は!そうだった!おい!さっさと目を覚ませ!!』

 

リュウカとリュウカ(ピットコア)は、リョウカとリョウカ(ピットコア)に強めのチョップをかました。すると…

 

リョウカ&ピットコアリョウカ「いったーい…!!あれ…?私は…一体何をしていたの?」

 

リョウカとリョウカ(ピットコア)は、元に戻り、元の姿に戻った。

 

リョウカ「ねぇ、お姉ちゃん?あの兵器は?」

 

リュウカ「お前、覚えてないのかよ…、あそこに無残な姿になっているぞ。」

 

リョウカ「……え……あれが…さっきまで戦っていたイジテウスなの?」

 

リュウカ「そうだ…お前がやったんだよ。」

 

リョウカ「私が…ね……あぁ…またやってしまった…。」

 

リョウカは、イジテウスをあんな無残な姿にさせてしまった事を落ち込んでしまった。

 

リュウカ「まあまあ…誰だって失敗する事だってあるだろ?俺達だって生きている…失敗する事なんていくらでもある。」

 

リョウカ「………うん…そうだね…。」

 

リュウカ「はぁ…落ち込んでないで…笑えよ…一応は勝ったんだし…喜んでおけ。」

 

リョウカ「……うん。」

 

バン「……あ!そうだ!先に進まないと!父さんが!」

 

リョウカ「そう言えばそうでした…ん?」

 

リョウカ達が先に進もうとしたら…

 

?「君の父さんはもうここには居ない。知りたければ…【アングラビシダス】で、優勝しろ。」

 

謎の声が聴こえて、バンの父さんがもうここには居ない事を告げられて、知りたくば、アングラビシダスで優勝しなければいけないらしい。

 

バン「アングラビシダス…か…。」

 

リョウカ「……………。」

 

バン「どうした?」

 

リョウカ「ううん…何でもない。」

 

バン「………?まっ良いか、さてどう出る?」

 

リョウカ「そうですね…。」

 

?「おい!お前ら!こんな所に居たのか!」

 

バン「………あ!【レックス】!」

 

どうやら、バン達の言う…レックスがバン達を迎えに来たようだ。

 

レックス「お前ら…!今外は…大変な事になっているぞ!」

 

バン「え?どう言う事だ?」

 

レックス「ああ…外では、【謎の軍隊がここに攻撃を行なっていてだな…ここを制圧するつもりだぞ!】」

 

バン&アミ&カズ『……!?』

 

リョウカ「あの…すみませんが…貴方がレックスさんですか…?」

 

レックス「ん?ああ、そうだ。お前ら、この子達は?」

 

バン「ああ…前に言っていた子達だよ。」

 

レックス「ほぅ…お前らがそうか………あの重機を無残な姿にしたのは…お前らか?」

 

リョウカ「……………はい…そうです。」

 

レックス「お前ら……凄えな!バンが言っていたのは本当らしいな!はっはっは!気に入った!お前ら、何者だ?」

 

リョウカ「ああ〜別に言っても良いですけど…その前に約束して下さいね…。」

 

レックス「ん?何だ?」

 

リョウカ「これから言う事は、絶対に本当に信頼出来る人以外には絶対に口外しない事と…そして…【貴方がやろうとしている事は…私達に任せて下さいね。】」

 

レックス「………!!………どう言う事だ…?」

 

リョウカ「……知りたいのでしたら、約束を飲みますか?」

 

レックス「………ああ…分かったよ…。」

 

リョウカ「では、話しますね…私達の事と…貴方の…【最期を…。】」

 

最高神説明中…

 

リョウカ「と言う訳です…理解しましたか…?」

 

レックス「……………ああ…理解したぞ。」

 

リョウカ「……レックスさん…私達はね…この世には…貴方以上に罪を犯した人達は幾らでもいます…。もちろん…私達だって…大昔には、貴方以上に罪を犯し過ぎたし…何度も…何度も…破壊と…殺戮を…繰り返していました…。でもね…それは、ある存在によって、私も変われました…。私は、その存在のおかげで今も生きています…もし…居なかったら…私は…ただ…ただ…破壊と殺戮を繰り返すだけの純粋な終焉破壊殺戮神に成り下がっていました。」

 

レックス&バン&アミ&カズ『…………………。』

 

リョウカ「だから…私にとって…その存在は…私にとって…全てです。でも…それだけでは…私達…最高神は務まりませんし…ただの傲慢です…でも…でもね…私達には夢が有りますよ…それは…【私達の望む…本当の平和と…本当の幸せを…そして…みんなの望む…本当の平和を作りたいです。】だから…私達は存在しますし…最高神の仕事を辞める訳にはいきません……あぁ…でもね…私は、本音を言ってしまえば…私はね…【何も縛られる事も無くて…本当の自由が欲しかったの…。】」

 

リュウカ「………リョウカ…。」

 

リョウカ「………私達にとって…本当は最高神と言う立場ってあまり関係無いですし…幾ら…自由が欲しいと言っても…私達は、今でも自由気ままに生きていますし…縛られると言う事はあまり無いかもしれない…だから…私にとっての本当の幸せは………【みなさんと一緒に…居たいし…生活もしたい事です。】それだけでも…充分に私は幸せです…。」

 

リュウカ「…………。」

 

リョウカ「さて…少し暗い感じになってしまいましたね…ごめんなさい…。」

 

レックス「…………いや…良い…お前の話を聞いて…もう復讐なんて…なんの為にしたのだろうと思った所だ…。」

 

リョウカ「そうですか…。」

 

レックス「………なぁ、思った事があるんだが良いか?」

 

リョウカ「はい、何ですか?」

 

レックス「………まさかだと思うが…あの軍隊は……【お前達がやったのか?】」

 

リョウカ「………………………はい…そうですよ。」

 

レックス&バン&アミ&カズ『………!!?』

 

リョウカ「まあ…安心して下さい…あの軍隊は…私達の物ですし…滅多な事では殺しはしませんよ…ただし…【かなり過激で…数で攻めて…圧倒的な力で…圧倒的な戦略で…あっという間に制圧及び戦いに勝ちます…勿論…一人も犠牲を出さずに…ね。】」

 

レックス「……凄えな…お前ら…。」

 

リョウカ「………恐らく…もうそろそろ…。」

 

レックス「……何の話だ?」

 

リョウカ達が話していると……

 

『突入!!!』

 

謎の軍隊がこの空間にやって来たようだ。

 

バン「な…何だ!?」

 

リョウカ「あ…どうやら制圧が完了したみたいだね。」

 

レックス「………なるほどそう言う事か…リョウカ…お前ここを制圧してどうするつもりだ?」

 

リョウカ「……そうですね…イノベーターの主戦力を潰す為に…わざわざここを乗っ取りましたが…どうしましょうかな…?」

 

全員『ズコォォ…!!!』

 

何故か全員がズッコケてしまった。

 

リョウカ「……へ?どうしました?私…変な事言いましたか?」

 

レックス「お前…!ただ、敵の戦力を削るしか考えてないのかよ…!」

 

リョウカ「……あ…ごめん…あまり考えてなかったですし…ここの事はあまり知らないです…名前は分かっていたけど…どんな事をするのか分からなかったです…。」

 

全員『ズコォォ…!!』

 

また全員がズッコケた。

 

リョウカ「あの…大丈夫ですか?」

 

リュウカ「はぁ…お前は相変わらず…!天才なのか…馬鹿なのか…さっぱり分からねぇな…!」

 

リョウカ「う…!」

 

リュウカ「それによ…お前は、だんだんと…俺に似てきていないか?主に…真正面から…特に相手がこっちに喧嘩を吹っ掛けてないのに…こっちから喧嘩を吹っかけるわ…。」

 

リョウカ「…うぐ…!」

 

リュウカ「後先考えないで…勝手に前に突っ込んで…毎回…毎回…お前になりかしら大怪我負うわ…瀕死の重傷を負うわ…死に掛けたりするわ…暴走したりするわで…お前が戦闘に出たらお前自身に毎回碌な事にならんわで…こっちが心配なんだよ…!」

 

リュウカは、リョウカの頭にちょっと強めのチョップをかました

 

リョウカ「…あう…!」

 

リュウカ「はぁ…だがな…お前はそれでも、優し過ぎるし…真面目過ぎるし…あまり殺しはしたくはしたがらないし…さっきはあれほど言ったが…お前は、デメリット以上の事をやってのける程のお前だ…俺達はな…お前のお陰で今があるんだよ…そしてだ…俺にとっての光の存在だ。」

 

リョウカ「リュウカ…お姉ちゃん…!」

 

リョウカは、リュウカに抱きついた。

 

リュウカ「へ…相変わらず…何年経とうが…お前はお前だし…俺も俺だな…はは…全く…おりこーさん…リョウカ…。」

 

リュウカ「えへへ…。」

 

レックス「…………なんか…俺達って…置いて行かれてないか?」

 

バン「ああ…そうだね…レックス。」

 

アミ「うん…完全に二人だけの空間に入っているわね…。」

 

カズ「はぁ…結局は…あの子達に全部持って行かれたなぁ。」

 

レックス「……そう言えば…おい、リョウカ。」

 

リョウカ「え…何ですか?レックスさん?」

 

レックス「お前は、確か…俺達がこれからどうなるかも全て話した…それは分かる。だが…幾ら最高神様と言えども…これじゃあまるで…【それを体験してしまったように聞こえるんだが?】」

 

リョウカ「…………………ええ…そうです……確かに…私は…昔にこの世界に来ました…そして…この世界を一回は救いました…勿論…【バンさん達と共に…。】」

 

バン「………それは…どう言う事だ?じゃあ…救ったんなら…何で俺達に…君達の記憶が無いんだ?」

 

リョウカ「……それは……!………っ!」

 

リョウカは…何故かその理由を言わない…いや言いたくないのだ…そして…リョウカの顔を見れば…とても暗く…絶望した顔であった。」

 

レックス「どうした…?何か言えない理由でも有るんか?」

 

リョウカ「………………。」

 

リョウカ「………リョウカ…大丈夫だ……お前が…どんな事をしたとしても…きっと受け入れてくれる…それにだ…いずれは話さないといけない時が来る…ならば…もう話してしまおうか。」

 

リョウカ「………うん。」

 

レックス「…………別に…無理に話さなくても良いぞ…。」

 

リョウカ「………いえ…話します…どっちにしても…もう…いずれは…話さないといけないです。」

 

バン「……………分かった…だが…話せるだけで良い…。」

 

リョウカ「………うん…実はね…何で…バンさん達の記憶に私の記憶が無いのかと言うと…………【私が………この世界線を全て消滅させてしまったからです……。】」

 

全員(リョウカ除く)『……!!?!?』

 

リョウカ「何故…私が消滅させてしまったかと言うと……さっき…リュウカお姉ちゃんが言ったように…私は……【暴走してしまう時が有ります。】」

 

バン「じゃあ…!まさか…!!」

 

リョウカ「…………私は…昔は…この世界線で…大量破壊…大量殺戮…大量虐殺…大量抹殺等の…行動を繰り返していたの…誰も…止めてくれる存在が居なくて…誰も…私を認めてはくれなくて…誰も……私を……見てくれなくて…誰も…私を………【必要されなくなった。】私は…私は…ただ…ただ…もう…そうする事しか……出来なかった…そして…私が必死になって平和にして…幸せな世界にしたのに…私は……私は……!自分で…!!自分の手で…!!!【この世界を…この地球を…この宇宙を…全宇宙を…全て…私の手で滅ぼしてしまったんだ…!!!!!】うぅ…!あぁ……!あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!」

 

リョウカは…壮絶な結末を全て話して…大泣きしてしまった。

 

リュウカ「……そうだったのか…本当に…辛かったんだな…リョウカ…よしよし…思う存分泣け…。」

 

リョウカ「うわぁぁぁぁぁぁぁ…!!!ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!」

 

バン「………っ!何で…何で…!どうして…そうなってしまったんだ…!?幾ら…最高神と言っても…まだこんなにも幼いし…精神的にも見た目とほぼ同じだ…!」

 

アミ「うん…これは…あまりにも可哀想よ…!」

 

カズ「全くだぜ…!こんなにも胸糞悪い話は…初めてだぞ…。」

 

バン「レックス…ある意味で…レックスがやろうとしていたのは…少し同情出来るな…。」

 

レックス「………よせ……何度も言うが…もう復讐しても仕方ない事だ。だがな…前世でのあの事件…どっちにしろ…世界を変えようとしたのは本当だ…。」

 

バン「……レックス…。」

 

ドクン…!

 

リョウカ「……うぐ…!?」

 

リュウカ「…どうした…!リョウカ…!?」

 

ドクン…!

 

リョウカ「あ…が…!」

 

ドクン…!

 

ドクン…!

 

リョウカ「うぐ…あ…!はぁ…!はぁ…!」

 

リュウカ「おい…!リョウカ!しっかりしろ…!」

 

ドクン…!

 

ドクン…!

 

ドクン…!

 

リョウカ「あ…あ…!あああぁぁぁぁ…!!」

 

リョウカは、突然姿が変わって…さっきの姿になって……

 

リョウカ「…………。」

 

リョウカは…倒れてしまった…。

 

リュウカ「おい!しっかりしろリョウカ!……駄目だ…気を失ってるな…。」

 

バン「一体…リョウカに何が起きた…?」

 

リュウカ「………多分な…さっきの話がよほどショックが大き過ぎて…こんな姿になって倒れてしまったんだよ…。」

 

レックス「………すまん…!俺達が…無理に話を聞こうとしたからこうなったんだ…すまなかった…。」

 

リュウカ「はぁ…別にもういい…とりあえずもう帰る…リョウカの精神世界に行かないといけないし…ああ…そうだ…。」

 

バン「ん?何だ?」

 

リュウカ「これは、リョウカからのプレゼントだ…お前ら全員分有るぞ。」

 

レックス「………!これは…【LBX】か!」

 

リュウカ「そうだ…だが正確には、LBXではなく…【ゴットLBX】と呼ばれる物だ。」

 

バン「ゴット…LBX?」

 

リュウカ「簡単に言えば…俺達が作った物で、対ゴットLBX戦では絶対にその種類が必要だ…そして、唯一俺達に対抗出来る力を持つ物だ。」

 

バン「へ〜凄いなぁ!」

 

リュウカ「まあ、殆ど普通のLBXと同じ感覚で扱えれるが……この種類は…俺達の力が入っている…下手に使えば…あっという間に全ての町や国や全てを支配出来るし…消滅させる事も可能だ。そしてその関係上…その種類が…【一機だけでも存在するだけで、レギュレーションが強制的に…【アンリミテッドレギュレーション又はゼネラルレギュレーション】に固定される…しかも問答無用だぞ。」

 

バン「………成る程…。」

 

リュウカ「だから、その種類には絶対に…俺達にいつも付いているゴットピットを搭載している…そして、力を使って…ゴットLBXモードにするか…ノーマルLBXモードにするかを設定するようにしてくれよ?まぁ、ゴットピットも…基本的にゴットLBXと同じ…いやそれ以上の存在だ…しかもだ…そのピットは、いつも俺達の側に居るからか…その戦闘力や万能性も仲間の中で最強だ。そこんところ気をつけて使えよ?」

 

バン「分かった。」

 

リュウカ「因みに…俺達の仲間…いや家族のレイチェルやザックの機体は…ゴットLBXだ…。そして、お前らに渡した機体も確かにゴットLBXだが…何の機体が入っているかは知らん…だが、お前らに似合った機体が入ってるのは確かだ。有効に使えよ…。」

 

レックス「ああ…分かった。」

 

リュウカ「そんじゃあな…またいずれ会おう。」

 

そして、リュウカ達は、リョウカとリョウカ(ピットコア)を回収してテレポートして帰って行った。

 

戦闘結果:【真・全皇天帝覇極王神軍の完全勝利…エンジェルスター陥落及び超兵器、イジテウスの破壊成功…】

 

 

リュウカ達は、無事に家に戻ってきた。

 

リュウカ「………やれやれ…またあの施設に行かないとな…そうだな…今回は…」

 

リュウカ達は、再びあの記憶神の施設に来た…今度は、【全特殊部隊と姉妹全員のみ】だが…一応全軍の10%程度は連れて行くとの事だ。

 

リュウカ「………リョウカ…待っていろよ…絶対にお前を連れ戻してやる…。」

 

リュウカ達は、前にもやったように準備をして、再び…リョウカと共に…深い眠りについた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【続く】




最高神達の兵器紹介コーナー 第2話

リュウカ「よう…久々な兵器紹介コーナーだ。」

ザック「ああ…そうだな。」

リュウカ「で…今回は俺達だけか?」

ザック「ああそうだよ…。」

リュウカ「……まあ良い…とりあえず今回紹介するのは…【ゴットピットコア】だ。」

ザック「……?」

リュウカ「まあ、そう言う反応するだろうな、簡単に言えば、ゴットピットの心臓(コア)だ。そして、ゴットピットのコアであるからか、その能力と戦闘力は…ゴットピットが無限機襲ってきても、全て無傷で破壊可能だ。それぐらいの実力を持つ。」

ザック「おー!すげーな!」

リュウカ「しかも、欠点らしい欠点も存在しない。だが…強いて言えばゴットピットのコアだから、そこを壊された場合は、ゴットピットの量産が出来なくなる…が、一機でもゴットピットが存在しているか、俺達が存在していた場合はコアを修復又は召喚されるぞ。」

ザック「マジかよ…!じゃあ、ほぼ無敵じゃねえか。」

リュウカ「確かにそうだが、その性能と能力と戦闘力は、持ち主と同じだ。つまり…俺達と全く同じ戦闘力と能力を持つし…俺達が強くなる…又はコアが強くなれば、共有されて強くなるし…そしてその逆も有る。」

ザック「………よく分からんが、とりあえずほぼ無敵と捉えて良いんだな?」

リュウカ「はぁ…もうそれで良い…。」

ザック「おーやっぱスゲーな!」

リュウカ「………まあ、一通り紹介はしたから締めるぞ。」

ザック「へいへい…そんじゃ、次回も…、」

リュウカ&ザック『見てくれよ!ヒャハハハハハハハハ!!!』






【続く】

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