東方最高神[零ZERO]【小人操戦機(ダンボール戦機)編】(完結)   作:神森リョウカ

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よー俺だ!ザックだ!前回のあらすじだ…よく聞けよ…前回俺達はな、どっかの組織の戦力の一部に喧嘩を吹っかけたぜ…んでもってその工場の地下深くにガキ供がなんか知らん巨大な機械に喧嘩を吹っかけられていたんでな助けてやった。そしてだ、そいつらにプレゼントをあげたんだよ…だがな、喧嘩の最中にま〜たリョウカがなぶっ倒れたんだよ…でな訳でまーた俺達はリョウカの精神世界に入る羽目になったんだよ!畜生が!無事に帰ってきたらスナッグ菓子を大量に寄越してもらおうか!じゃあ、今回も見てくれよな!


第9話 過去の呪縛に終止符を…そして…受け継がれる意思

リョウカ「………。」

 

リョウカは…深い…深い…暗く…闇の底に沈んでいた…そして…リョウカの体に大量の鎖が十字にリョウカを縛りあげていた…リョウカの姿は、過去のリョウカの姿…つまり、ガードナー家に居た時の姿…つまり…リョウカ・ガードナー時代の姿だ。

 

リョウカ「もう…私は…要らないんだ…私は…もう生きてちゃ…いけないんだ…私は…わたしは…ワタシハ…何の為に…産まれたの…何の為に…神になったの…何の為に…最高神になったの…何の為に…生きているの…ああ…もう…駄目なのね…私が…せっかく…死に物狂いで平和と幸せを作ったのに…何故…何故…ナゼ…NAZE…こんな…事に…なったの…私はただ…平和と幸せな世界で生きて行きたいのに…何で…私の…【邪魔をするの…?何で…私を否定するの…?何で……私は……存在しちゃいけないの……?何で…何で…私を…裏切るの…?】…………あぁ…ああぁぁ…嫌だ…嫌だ…いやだ…いやだ…イヤダ…イヤダ…!私は…!私は…!!まだ…存在したい…!!!まだ……生きたい…!!!!まだみんなから…必要されたい…!!!!!でも…何で…!私を…一人にするの…?………そっか……仕方ない…よね……だったら……もういいよ……私が……【こんな世界………、】」

 

リョウカは…完全に闇に染まろうとした時…

 

リョウカ「…………何……?」

 

リョウカの前に、突然…光が現れて…それがリョウカに近づいてくるのが見えた。

 

リョウカ「…………何なの…?今更……私には…もう光なんて…」

 

?「存在しない…とでも言いたいのか?この大馬鹿野郎…!」

 

リョウカ「…………!そこに誰か居るの…?」

 

?「は!馬鹿か…お前…俺は今までずっと一緒だったぞ?まさか…忘れたのか…リョウカ?」

 

リョウカ「…………!!?【リュウカ……お姉ちゃん……】どうして……?」

 

そう…目の前に居たのはリュウカだ…姿は、過去のリュウカの姿…つまり…リュウカ・フォスター時代の服装で、大鎌を装備している。

 

【推奨BGM:作品名【殺戮の天使】曲名【夜空の花】】

 

リュウカ「決まってるだろ?お前がまーたどうしようもない事になったからな…また連れ戻しに来ただけだ。」

 

リョウカ「……………お姉ちゃん……やっぱり…私は……生きてちゃあ…」

 

リョウカはこれ以上言えなかった…何故なら…

 

ゴチン…!!

 

リョウカ「〜〜!!!?」

 

リョウカの頭にリュウカの鉄拳が飛んで来たからだ。

 

リュウカ「生きてちゃいけないだぁ?………お前…いい加減にしやがれ!!!何度言ったら分かる!?お前は、どんな奴だろうと…お前はお前でしかない!!!それにだ!さっきから何だ!何世界やら…地球やら…宇宙やら…全部消滅させようとしてるんだよ!!?お前…!そんなどうしようもない理由で勝手に…!消そうと…闇に染まろうとしてるんじゃない!!必要ない?は!俺達には必要な存在だ!!裏切るだぁ?俺達はな、お前を絶対に裏切ったりなんかしない!!何度も言うが…俺達は嘘は嫌いだし…裏切るの事も嫌いだ!!」

 

リョウカ「………………。」

 

リュウカ「おい…まだそんな顔をするのか?」

 

リョウカ「……………だって……私は……お姉ちゃん以上に……罪を犯したの……私は…許されない……もう私は…要らないんだ…!!」

 

リュウカ「………お前…何度も言わせるな…。」

 

リョウカ「……………え…?」

 

リュウカ「……罪を犯し過ぎた?は!そんなの…こうしてやるよ…!!!」

 

リュウカは突然、大鎌を構えて……リョウカを縛りあげている鎖を…

 

リュウカ「……どりゃぁぁ!!!!」

 

ガシャァァン!!!

 

リョウカを縛りあげてあった鎖は全て無残に破壊された…そして、落ちて来るリョウカをキャッチした。

 

【推奨BGM:作品名【殺戮の天使】曲名【incoherent】】

 

リョウカ「…………何故……そこまでするの……?私は……」

 

リュウカ「ばーか…何度も言ったろ?お前は家族だ…そして…俺の愛する存在だ…お前がどんな存在だろうと関係ない…俺はお前が苦しんでいるのは…見過ごす訳にはいかねぇんだよ…それにだ…お前…何で、死のうと思った?」

 

リョウカ「………私は…罪を犯し過ぎたから…そして…私は…穢れた存在だから…。」

 

リュウカ「……そうか…じゃあ言ってやるよ…お前は…【死んだんだよ】。」

 

リョウカ「………え…?でも……私は……生きていますよ…?」

 

リュウカ「だからなぁ…俺は…【お前の罪とお前の穢れ】を殺したんだよ…。それとな…お前を苦しめている呪縛を殺した。まぁ、どうしても肉体の方を殺して欲しいっと願っても俺達にはお前を殺せねぇけどな…これでお前は…もう苦しまなくてもいい…もう…お前は充分に…頑張って耐えたんだ…だから…な?……戻って来い…!リョウカ!」

 

リョウカ「………お姉ちゃん…!私は…もう…許されても良いのね…?私は…まだ必要とされているのね…?私は…私は……まだ……お姉ちゃん達と一緒に居てもいいよね…?私は……私……は………まだ生きていても良い…よね……?」

 

リュウカ「ああ…!そうだぜ…!」

 

リョウカ「………お…お姉ちゃん…!……お姉ちゃん…!!…………お姉ちゃぁぁぁぁぁぁん……!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん……!!!あああぁぁぁぁぁぁ……!!!」

 

リョウカは、また大泣きし始めた…そして…それと同時に…この空間の闇が消えていき…最終的に…見晴らしの良い…草原に居て…青白い満月の夜の空間に居た…。

 

リュウカ「……お前、相変わらず…泣き虫だな…お陰でこっちまで涙が出ちまったじゃねぇか…。だが…これで良いんだ…。」

 

リョウカ「お姉ちゃん…!うぅ…!あああぁぁ…!!」

 

リュウカ「よーしよし…おりこーさん…お前の気が済むまで泣け…思う存分に泣け…泣き枯れるまで泣けばいい…。」

 

リュウカは、優しくリョウカを抱いて…リョウカが泣き止むまで抱いてあげた…。

 

リョウカ「……………。」

 

リュウカ「おい、いつまで鼻水すすってんじゃないぞ、お前には笑った顔がお似合いだ。」

 

リョウカ「………うん。」

 

リュウカ「さて…どうやってこの空間から出ようか?」

 

リョウカ「………分からない…でも必ず出口があるはず…。」

 

リュウカ「……そうかよ…じゃあ探してみんなで出るぞ!」

 

リョウカ「……うん!……え?」

 

リュウカ「どうした?」

 

リョウカ「あの…お姉ちゃん…今さっき「みんな」と言いましたけど…見た所…私とお姉ちゃんしか居ないじゃないですか?」

 

リュウカ「あー、そういえば…お前を説得する為にわざわざ、別の空間で待機させていたんだったな…少し待て。」

 

 

リュウカは、空間の入り口を開き、その中に居た奴らを全部出した。

 

ザック「あー、どうやら何とかいったみたいだな。」

 

リュウカ「ああ…色々と大変だったがな…後一歩遅ければ…完全に闇堕ちして全てを破壊尽くすつもりだったぞ…。」

 

リョウカ「……ごめんなさい…。」

 

リュウカ「はぁ…もう済んだ事だ、気にするな。」

 

リョウカ「………うん。」

 

レイチェル「……そういえば…この風景…綺麗だね。」

 

リュウカ「そうだな…リョウカの説得に成功したと同時に、この空間になったんだよ…恐らくこれが本来の姿だったのかもしれんな。」

 

レイチェル「……あ!」

 

ザック「どうした、レイ?」

 

レイチェル「あそこの奥に…大きな門が有る…きっとそこが出口だと思う。」

 

レイチェルが指を指した方を見ると…広く広がる草原の奥に巨大な門がはっきりと確認出来た。

 

リュウカ「確かに、そうだな…よし!行くぞ!」

 

リョウカ「うん…!」

 

リョウカ達は、その門の所に向かっていった…が…

 

リュウカ「あ…?おい…ふざけんじゃねーよ!何で開かねんだよ!」

 

リョウカ達は確かに門の所に到着したが…その門は開かない…。

 

レイチェル「……?門に何か書いてある。」

 

リュウカ「あ?…本当だ…えーと…【過去の呪縛に終止符を付けろ…さすればこの門は開かれる…。】と書いてあるな…。」

 

リョウカ「…………。」

 

リュウカ「……過去の呪縛に終止符を付ける……か…たく…どうやら…そのリョウカの過去の呪縛そのものが来たようだぜ…!!」

 

リュウカはそう言い、武器を構えて…背後を見た…それに釣られるように全員も武器を構えて背後を向いた…そこに居たのは…

 

リョウカ「……!?!」

 

リュウカ「……【もう一人の…リョウカ…だと…!?】」

 

そこに居たのは…リョウカだった…だが…そのリョウカから…全ての負の感情のエネルギーと邪神の力等の邪悪その物に染まった姿だ…恐らくあの姿がリョウカの破壊と殺戮と終焉を惨劇を巻き起こす姿で…先程リョウカがあの姿に成りかけていたのと酷似していた。

 

リョウカ「貴女は…?」

 

?「私は…貴女…私は…貴女の本来の姿…そして…私は…貴女の負の存在…私は…貴女の邪悪な力の存在…私の名は…【森リョウカ・ガードナー】…私は……私は……貴女を……【私の物にしたいの……。】」

 

リョウカ「……!?!!?」

 

闇リョウカからリョウカに向けて強大な殺気を放った…しかもそれに…邪悪で…負の感情が混ざり…禍々しい力も混ざった、正真正銘の邪神の放つものだ。

 

リュウカ「ふ〜ん…で?言いたい事は…それだけか?」

 

そして…リュウカも自分の妹が狙われている事が分かったので…闇リョウカに同じように殺気を放った…が闇リョウカにはあまり効果は無い…。

 

闇リョウカ「………流石ですね…リュウカお姉ちゃん…でも…私には効きませんよ…だって…同じ存在だから……でも……欲しいな……お姉ちゃんも…ねぇ…リュウカお姉ちゃん……駄目?私の…物じゃないの?……でも欲しいの……【私の…お姉ちゃんと…私自身が……。】」

 

闇リョウカは、カバンから拳銃とナイフ取り出して…リョウカとリュウカに襲いかかって来た…。

 

リョウカ「…お姉ちゃん…。」

 

リュウカ「ああ…俺達がフォローしてやる…!絶対にあいつを…【正気に戻すぞ!】」

 

リョウカ「………!!………うん!…待ってて…私達が…貴女の闇と呪縛を…解放してあげる…!」

 

そして…リョウカ達も…全員が武器を構えて…両者が紅く染まった紅い満月の夜の草原で…闇リョウカの鎮圧作戦が始まった…。

 

 

 

【第1章エクストラ:最終ボス】

 

 

 

 

【真・全皇天帝覇極征王神軍:総大将【森リョウカ・ガードナー:通り名[青狂満月の始焉創造殺戮死体人形師神]】&【森リュウカ・フォスター:通り名[紅狂満月の終焉破壊殺戮狂喜神]】&【レイチェル・ガードナー】&【アイザック・フォスター】】

 

 

 

V. S

 

 

【[ファイナルフロア(B1フロア)殺人鬼神部隊ボス]真・全皇天帝覇極征王邪神【森リョウカ・ガードナー[Ryoka]【終焉暴走形態[終焉最終段階:深度最大]及び終焉破壊殺戮神形態及び真・邪神化形態:最終覚醒形態[真天覇極]】】

 

 

【推奨BGM:作品名【殺戮の天使】曲名【上弦の月】】

 

 

【エクストラ目標:勝利条件:闇リョウカを倒さず鎮圧せよ…。敗北条件:闇リョウカの撃破・リョウカ又はリュウカ又はレイチェル又はザックのいずれかの撃破及び味方の全滅】

 

 

【戦闘方式:アンリミテッドレギュレーション】

 

 

【地形:リョウカの精神世界[大草原地帯【紅い満月の夜】]】

 

 

【バトルスタート!】

 

 

戦闘が開始されたと同時にリョウカがリュウカに話し掛けて来た。

 

リョウカ「……お姉ちゃん…。」

 

リュウカ「こんな時に何だ!」

 

リョウカ「私はね…お姉ちゃんのお陰で…ようやく分かった事があるの…。」

 

リュウカ「さっさと言ってくれ!」

 

リョウカ「…私は…いつもどうしよもない時に…暴走形態になって…自分の意思では制限出来ない時がよく有ったの……でも…私は今になって…ようやく分かったの…暴走の正体が…暴走の本当の姿は…【覚醒形態の一つで…その闇の覚醒形態だった…。】勿論…本当はそれらも制御可能なのですが…何故か私だけはそれらが制限出来なかった…いえ…【制御しようとしなかったの…。】」

 

リュウカ「…………。」

 

リョウカ「…その理由は…今の目の前の存在みたいに…なってしまって…破壊や…殺戮や…虐殺等をしてしまうんじゃないかって思ってしまったの…それがいつしか…私が私でなくなってしまい…暴走と言う扱いになってしまったの…。」

 

リュウカ「………。」

 

リョウカ「……そして…私は…長い…長い…とても長い時を過ごして尚…私はいつも最後の一歩を踏み切る事が出来なかった…本当に私は…弱くて…卑怯だった…でも…それは…前までの私…だから私は……!」

 

リョウカは、突然力を貯め始めた…

 

リュウカ「……!」

 

リョウカ「…私は…自分の為に…!みなさんを助ける為…みなさんの役に立つ為…みなさんの平和の為に…みなさんの幸せの為に…そして…私の夢の為に…!!私は…この力を使います…!そして…!私は…今…!」

 

そして…リョウカから、神々しい力と禍々しい力が【同時に溢れてきて…混ざり合った…】それが…リョウカを包み込んで…リョウカは姿が変わった。

 

リョウカ「…その…最後の一歩を…踏み出すんだぁぁぁぁ!!!!」

 

そして…更に…リョウカから、先程までよりも先に強大な力を放出し…眩い光と共にリョウカを包み込んだ…

 

闇リョウカ「な…何ですか…!!?」

 

リュウカ「これは…!!」

 

光が収まると、リョウカの姿がまた変わっていて…なんと、闇リョウカの姿に…神化形態時の服装が半分混ざった姿に変化した。リョウカの瞳を見てみると…青く透き通ったサファイアだが…うっすら紅い光が有って…神々しくも禍々しい感じで…その紅い光は動く都度に残光を残している。髪の色も変化して、白銀に染まっていた。その形態の名は…【真・終焉破壊創造生命神化形態・最終覚醒形態【終焉創造覚醒:深度最大】[真天覇極]】と言う名前で…今まで出来なかった…覚醒と暴走形態の両立が…ようやく出来たのだ…そして今をもって…暴走形態は……【[闇]覚醒形態として扱われる…。】

 

闇リョウカ「あ…あり得ないです…!なんで…なんで…!【覚醒形態と暴走形態が同時に発動出来ているの…!?】」

 

リョウカ「私は…もう過去に捕らわれたくないのです…だから…今を生きる…みなさんと一緒にです…!そして…貴女も…!」

 

リョウカから、神々しい力が溢れて…闇リョウカに襲って来た。

 

闇リョウカ「……!!?!」

 

リョウカ「私が…!貴女を助けます!!」

 

闇リョウカ「…………!?」

 

リョウカは、闇リョウカにさえ捉えきれない程のスピードで…懐に接近して…

 

リョウカ「…【最初は…グー…!】」

 

リョウカは、懐に入って直ぐに…【ジャジャン神拳】を発動した。

 

闇リョウカ「……!?!」

 

リョウカ「…【じゃん…けん…!】」

 

闇リョウカ「(あぁ…私も…これでやっと…死ぬ事が…。)」

 

闇リョウカは、もう完全に防御を破棄していて…目を瞑った…だが…いつまで経っても攻撃が飛んでこなかった…。

 

闇リョウカ「(…あれ…?何かに…抱き付かれて…いるの…?)」

 

闇リョウカは…違和感を感じて恐る恐る目を開けると…

 

 

【推奨BGM:作品名【エヴァンゲリオンシリーズ】曲名【翼を下さい(綾波Ver)】】

 

リョウカが闇リョウカに抱き付いていて…いつの間にか元の姿に戻っていた。

 

リョウカ「……………。(ぎゅーっと抱き締めている。)」

 

闇リョウカ「……何故…私を…殺さない?」

 

リョウカ「……貴女も…分かってる筈です…私の性格を…私には…貴女を殺す事は出来ませんし…貴女も…私達を殺す事は…出来ませんよ…。」

 

闇リョウカ「………あぁ……そっか……そう…だったね…。」

 

リョウカ「それに…もう良いんだよ…もう…楽になっても良いんだよ…貴女の苦しみや哀しい事を…私達が全部…背負って持って行くから…もう…休んで良いんだよ…。」

 

闇リョウカ「……あぁ…うぅ……あったかい……これが…生きていると言う…証…これは…涙なの…あ…あぁ…私は…望まれていたかったのね…私は…生きたかったのね…私は…幸せになりたかったのね…私は…みなさんの役に立ちたかったのね………あぁ…これが…私なのね…これが…私の望まれたかった姿だったのね………はは…完全に……負けました……やっぱり…貴女は…すごく強いです…今の貴女は…すごく強いです…。」

 

リョウカ「ううん…私は…強くないです…私は…一人だけだと…強くないですし…みなさんの足を引っ張ってばかりいますよ…今だって…私はみなさんの迷惑を掛けてしまって…今の状態です…。」

 

リュウカ「ほんっと…!お前は、いつもそうだ…だがな…何度も言うが、お前は俺達にいくつも恩を残した…それも返しても返し切れない程にな…俺達がお前に恩を返しても…お前がその倍以上の恩を俺達に残す…全く…良い意味で迷惑だな…お前は…。」

 

リョウカ「リュウカお姉ちゃん…。」

 

レイチェル「……後…私達以上に強いよ…だからそんなに…自分を責めないで…リョウカは…充分に強いよ…昔も…今でも…強いよ。」

 

リョウカ「レイチェルお姉ちゃん…。」

 

リュウカ「だからさ…もう一人でウジウジ悩むな…もっと俺達を信用しろ…俺達もそれ相応の事をしてやるぜ!」

 

リョウカ「………うん!」

 

闇リョウカ「あぁ…貴女の本当の強さは…これだったんだ…貴女は…今は幸せですか?」

 

リョウカ「………それは…まだ分からない…でも…いつになるか分からないけど…必ず幸せにもなりますし…私達の夢を叶えます…勿論…私達の夢の中にも、貴女を助ける事も有りますけどね…。」

 

闇リョウカ「はは…やっぱり…敵いませんね…本当に…強くなったね…私自身でも驚きますよ…本当に…貴女こそが………光だよ……リョウカさん……………。」

 

闇リョウカは、突然…力が抜けるように倒れてしまった。

 

リョウカ「…!!大丈夫ですか!?」

 

闇リョウカ「はは…忘れたのかな…?私は…貴女の闇そのもの…だから…お別れの時…。」

 

リョウカ「そ…そんな…!?」

 

闇リョウカ「でも…安心して下さい…私は…再び貴女と一つになるだけだから…貴女が望めば再び会えるから…だから…ね…泣かないで…。」

 

リョウカ「でも…!でも…!!」

 

闇リョウカ「じゃあ……私からの……プレゼントだよ……あの開かない扉の向こうに有るから……その奥に…私の残した物全てを…みなさんに…託します………。」

 

闇リョウカから…少しずつ…光が溢れてきて…その光は徐々に…リョウカに包まれていき…徐々に…闇リョウカが消えていってしまう…。

 

闇リョウカ「後……私からの……お礼です……。」

 

闇リョウカは…リョウカに…口付けをした…。

 

リョウカ「……え?」

 

闇リョウカ「……【ありがとう…私を…救ってくれて………幸せになってね………リョウカ………………。】」

 

そして…闇リョウカは…光と共に…リョウカと融合した……。

 

リョウカ「……………っ!!!」

 

リョウカは…おもむろにリュウカに抱きついて…すすり泣き始めた…

 

リュウカ「………リョウカ……。」

 

リュウカも…リョウカを目一杯抱いてあげた…流石のリュウカも号泣していて…周りの全員も泣いていた…闇の存在に堕ちた森リョウカ・ガードナー…その子は最終的に…自分自身の存在の説得によって…本当の意味で…救われて…呪縛から解き放れて…リョウカと一つになる事を決意して…リョウカ達に…自分が最後に残した物全てをリョウカ達に託して…リョウカと一つになった…。

 

 

【森リョウカ・ガードナー(闇)…リョウカと一つになったため……【完全浄化】】

 

 

数十分後…

 

リョウカ達は…闇リョウカの墓を作ってあげて…しばらく黙祷して…

 

リュウカ「………行こっか…リョウカ……。」

 

リョウカ「…………うん…ばいばい……もう一人の…私……また必ず会いに行くから…。」

 

リョウカ達は、再び開かなかった門の所に来た…すると門が開き始めて…奥に続く通路が現れた。

 

リョウカ「この先に…私達に…残された物が……。」

 

リュウカ「ああ…行くぞ…。」

 

リョウカ達は…その門を潜り…奥に進んで行った…。

 

 

約10分後…

 

 

リョウカ達は、しばらく歩いて…かなり開けた所に到着した。そこには、中央に高い台座が有って、その頂上に行くためにの階段が有った…他に見渡して見ると…その奥にまた門が有って…固く閉ざされている…更に見渡すと…周りには、リョウカ達が使っているゴットピットコアの宝玉がその中央の台座を囲うように周りのくぼみにはまっている…そして…その門の所には一番大きな宝玉が有って…リョウカ達の使っているゴットピット(コア)の宝玉の正反対の色で…禍々しく…邪悪に染まっていた。

 

リョウカ「…………。」

 

リョウカは、まずその中央の台座を登っていった、リュウカ達も後に続いて台座を登り…

 

リョウカ「……これは…?」

 

リョウカ達は、台座を登ってみるとそこにあるのは…そこに何かをはめる台座が一つだけ有った…そして…周りをもう一度確認して見ると…囲っていた例の宝玉達は、その台座を囲うようにしていたのを見えたので…

 

 

リョウカ「……【ゴットピットコア】…。」

 

リョウカは、ゴットピットコアを召喚して…その台座にはめてみた…すると…リョウカのゴットピットコアと周りの宝玉が共鳴して輝き出して…

 

リュウカ「……!!」

 

リョウカ「……反応している…!」

 

リョウカのゴットピットコアと周りの宝玉が…なんと突然浮き始めて…周りの宝玉が徐々にリョウカのゴットピットコアに近づいて…最終的に…眩い光を放った。

 

全員「……!!」

 

 

光が収まると…リョウカのゴットピット(コア)の宝玉の見た目がまた変わり…眼球の所は、リョウカと同じ瞳の色に変わっていて…それを囲う宝玉と鍵爪は鍵爪の所は白銀色で…先の所は、紅く血で染まっている…。宝玉の所は、透き通った黄金色だが…時折…透き通ったダークサファイア色に染まる。尚…鍵爪についている目は、リョウカと同じ瞳の色に染まっている。因みに…他の姉妹達のゴットピット(コア)にも変化が有り…リョウカのと同じであるが瞳の色がそれぞれ違う。

 

そして…固く閉ざされていた門が開いた。

 

リョウカ「……行ってみよう……。」

 

リョウカ達は、開いた門の先に進んでみた…しばらく進むとさっきよりもかなり開けた所に到着した。周りを見てみると、また台座があるが、低い位置にある為か階段は無いし…その台座の上には大きな箱が置いてあった。他に見渡しても、奥に続くような門は無く…ここが最深部と言うのが分かった。

 

リョウカ「…………あの箱の中に…何がが入っているの…?」

 

リョウカは、台座に向かい…その箱の蓋を開けた…その中には…

 

リョウカ「これは……。」

 

その箱の中身はなんと…リョウカ達の使っている武器装備全てが入っていて…何故か分からないが…リョウカにしか装備不可能と言う感じになっていた…で…実際に装備してみると…今まで使っていた武器装備より異常に性能が強化されていて…有ろう事かその武器装備は、リョウカの今まで使っていた武器装備と融合してしまったのだ…それにより、更にリョウカの武器装備が強化された。

 

リョウカがその箱から離れると…箱が消えて…周りに複数の台座とリョウカと同様に箱が現れた…数は…姉妹全員分(リョウカ除く)と特殊部隊全員分(レイチェルとザックも含む)が丁度ピッタリ現れて…それぞれ名前が入っていた…なので…

 

 

2分後…

 

 

リョウカ達は、全ての箱の中身を回収を終えると…中央の台座が変形し始めて…地下に続くエレベーターが現れた。

 

リョウカ「まだ…続くの…?」

 

リョウカ達は、エレベーターに乗り込み、下へ…下へ降りて行った。

 

5分後…

 

リョウカ達は、ようやく地下に到着した…そこはとても神々しい世界に来たような空間で…今まで以上に広々とした空間で…周りには、また例の宝玉が多数はめ込まれていて…中央に台座が有るが、やっぱり高くは無く…そこにまたゴットピットコアをはめる所が有ったので、リョウカは、ゴットピットコアを出して…はめてみた。すると、またリョウカのゴットピットコアと周りの宝玉が浮かび上がり…融合した。姿は、さっきのより更に透き通っていて…今度は常に何かのオーラが放出されている…その何かと言うのは、神々しいオーラや、禍々しいオーラ等が色々と吹き出していて、それが混ざってピットを包み込んでいる。(他の姉妹全員と特殊部隊全員も同じくピットが進化した。)

 

リョウカ達は、ピットを回収すると、今度は箱が現れて…周りにも同じように台座が現れて、同じように箱が置かれていた。

 

リョウカ「………。」

 

リョウカ達は、箱を開けると、またリョウカ達の持つ武器装備全てが入っていたので…回収して融合した。

 

リュウカ「一体…どんだけ有るんだ?」

 

リョウカ達は、装備品を全て回収し終えると、今度は…中央の台座が変形して…その中から…【小さな箱が出てきた。】

 

リョウカ「………………。」

 

リョウカは、その箱の所に行き…箱を開けてみると…

 

リョウカ「………!?」

 

リュウカ「今度は何が入っていた?」

 

リョウカ「………【もう一人の私が使っていた武器と装備が入っていた…。】」

 

そう…中に入っていたのは…闇リョウカが使っていた武器装備品だった…。

 

リョウカ「……………貴女の残した物……確かに全て…受け継ぎました………だから…ゆっくりおやすみなさい…もう一人の私…リョウカさん…。」

 

リョウカは、そう呟いて…リュウカ達の元に戻った。

 

リュウカ「………さてと…これで全部か?」

 

リョウカ「うん…多分…これで全部だと思うよ。」

 

リュウカ「そうか…じゃあどうやってここから出る?」

 

リョウカ達は、この部屋の周りを見てみると…

 

リョウカ「……!あそこ…あそこに門がいつの間にか出て来てます。」

 

リョウカがこの部屋の奥に指をさして、リュウカ達もその方向を見てみると、確かに門が有った。

 

リュウカ「行ってみるぞ…。」

 

リョウカ「……うん。」

 

リョウカ達は、その門の前に来てみたすると、門が開き…中から真っ白な光が漏れ出して…リョウカ達を包み込もうとしていた…

 

リュウカ「………この世界と…お別れだな…。」

 

リョウカ「……うん…そうだね………さようなら……私の過去……さようなら……私の罪……さようなら………私の呪縛………そして………またね……もう一人の……私……リョウカさん………。」

 

そして……リョウカ達は、その光に飲み込まれた…………

 

 

 

 

 

リュウカ「ん…あ〜あ…あー…ここは…?」

 

リュウカは、気が付いたようだ

 

リュウカ「………どうやら元の世界のよう……ん?」

 

リュウカは、横に何かの違和感を感じたので…見てみると……

 

リョウカ「…すぅ……すぅ……。」

 

リョウカが…寝ていた…しかもリュウカにとって破壊力抜群の寝顔+寝息によって…

 

リュウカ「…………………。」

 

リュウカは、この時点で本能がものすごくリョウカを襲いたくて堪らないぐらいの状態になっていた、(性的な意味で)だが流石の姉…そう簡単には…行かないと思っていたが…

 

リョウカ「ん〜…お姉ちゃん……(ぎゅー…と甘く抱き付いて来た。)」

 

更にトドメにリョウカは…寝言でお姉ちゃん呼び+抱き付いて来たので…

 

リュウカ「………モウ…我慢シナクテモイイヨネ…ダッテオ前ガ…悪イカラナ…。」

 

とうとうリュウカもリョウカの行動にタガが外れてしまい…リョウカを…【性的な意味で…襲おうとした】……が周りをよく見ると、まだ全員が揃っている状態だったのを間一髪気付き、何とか自分の意思で堪え切った。

 

数分後…

 

リョウカ「う〜ん……あれ…?ここは?」

 

リュウカ「ようやく起きたか…。」

 

リョウカが目を覚ましたようだ。

 

リョウカ「……はは…どうやらまたこの施設に世話になっちゃいましたか…。」

 

リュウカ「そうだ…精神関連では、本当に役立つ所だな。」

 

リョウカ「そう…だね……。」

 

リョウカは今…複雑な感情を抱いていた…確かに救ってくれたのは嬉しい…でもこんな自分を命を賭けてまで助ける意味なんてあるの?と言う感じに浸っていた…が…

 

リョウカ「………へ?」

 

リョウカは突然の何が起きたか理解出来なかった…だがすぐに理解出来た、何故なら…

 

リョウカ「お姉ちゃん…?」

 

【推奨BGM:【殺戮の天使】曲名【彼岸】】

 

リュウカがリョウカを優しく抱いていたのだ…。

 

リュウカ「お前…まーたつまらん顔してるな…あのさぁ…お前何度言ったら分かるんだ?お前は、俺達の家族で俺の妹だ、んでお前は最高神だからな…まあ俺達もそうだが…俺は…お前が苦しむ姿や痛め付けられる姿や…そして…お前が死んで行く姿を見るのはもう嫌なんだよ…もう…俺達を残してどっかに行くんじゃねえよ…分かったな…?この馬鹿リョウカ…。」

 

リュウカはそう言うとリュウカから涙が流れているのが見えて…何故かリョウカも…涙が流れ始めた…。

 

リョウカ「……うん……お姉ちゃん……私はもう…お姉ちゃん達を残して行かないから…お姉ちゃんも……私を……私を……うぅ…置いて…行かないで…!私はもう…お姉ちゃん達と離れたくないの…!私を…もう……独りぼっちに…しないで……!!あぁ……!ああぁぁ…!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁん……!!!」

 

リュウカ「ああ…俺も…今度こそ絶対に…お前を一人にはしねぇよ…!俺に誓ってな…!!」

 

リョウカは、リュウカに自分の本心を全て言い切って…リュウカの胸に顔をうずくまって…泣き続けた……とにかく泣き続けた……そして……寝ていた人達は…リョウカが起きた時点で起きてたので…またもらい号泣していた…。

 

 

リュウカ「(今度こそ……絶対にリョウカを幸せにしてやる…!俺が…リョウカを幸せにしてやるんだ!)」

 

リュウカも…心の中でリョウカを絶対に幸せにしてやる事を誓った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【第1章EX 完結】

 

 

 

 

 

【続く】




最高神達の兵器紹介コーナー 第3話



リョウカ「どうもです…リョウカです。」

レイチェル「……レイチェルです…。」

リョウカ「今回は…私達だけです。」

レイチェル「そうだね……。」

リョウカ「今回紹介するのは…私達の武器についてです。」

レイチェル「………武器…。」

リョウカ「うん…私達には色々な武器を持っています…勿論、近接武器や射撃武器を持ち合わせています。なので、今回紹介するのは…私達がよく使う武器を簡単に紹介します。」

レイチェル「分かった…まず…私から…私が扱うのは…【拳銃とナイフと針と糸】だよ…。」

リョウカ「拳銃とナイフは…戦闘用で…針と糸は…サポート専用で治す(直す)事だけの物で良いのかな…?」

レイチェル「……うん…有ってるよ。」

リョウカ「そっか…じゃあ次は私ね…私の得意な武器は…【拳銃系武器とナイフと刀剣とゴットハルバードと神槍と狙撃銃全般と連射銃全般】です…。」

レイチェル「…多いね…。」

リョウカ「うん…実際に良く扱っているから。」

レイチェル「そう…じゃあ次は…ザックの武器は…【大鎌とナイフ】だけ…。」

リョウカ「……完全に至近距離戦闘しか出来ないね…。」

レイチェル「うん…ザックもたまには射撃系の武器を使って欲しいな…。」

リョウカ「そっか…ザック【お兄ちゃん】は…射撃武器…苦手なんだよね…。」

レイチェル「………ザック…お兄ちゃん?」

リョウカ「うん…だって、リュウカお姉ちゃんは…ザックお兄ちゃんの妹で…私は…レイチェルお姉ちゃんとリュウカお姉ちゃんの妹だから…事実上では…お兄ちゃんになっちゃいます…。」

レイチェル「そっか…確かにそうだね…でもザックの前でそれを言っちゃうと…多分…ザックが吐いちゃいますよ?」

リョウカ「……多分…大丈夫だと思いますよ…だって、お兄ちゃんだから…。」

(ザック「おぇぇ…!!誰かが…俺の噂をしやがったな…!」)

レイチェル「今…何か聞こえたような気が…気のせいか…。」

リョウカ「じゃあ…最後に…リュウカお姉ちゃんの武器です…お姉ちゃんの武器は…【大鎌とナイフと刀剣と拳銃系武器と連射系射撃武器と狙撃銃系武器とランチャー系射撃武器】が得意です。」

レイチェル「…意外に…射撃系を好んでいるね…でも見た所…使っているのは、近接武器しか使ってないような気がするね。」

リョウカ「多分…お兄ちゃんと似たんだと思いますよ…?でも普通に射撃武器を扱えれますし…基本は近接武器でやって…届かない所は、射撃武器に頼るんじゃないのかな…?」

レイチェル「……一応…何年も一緒にいるんでしょ?何故…あまりリュウカの事が分かってないの…?」

リョウカ「……確かに、何年も一緒に居ますけど…私達は基本的に戦闘はしたくはないの…だから戦闘回数が少なくて…お姉ちゃんの戦闘スタイルにあまり理解出来ていないの…。」

レイチェル「………そうなのか…じゃあ仕方ないね…。」

リョウカ「そうだね…じゃあ…今回はここまでにして、締めましょうか。」

レイチェル「うん…分かった。」

リョウカ「では…、」

レイチェル「次回も…、」

レイチェル&リョウカ『見てください…。』






【続く】

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