やはり書けない戦闘描写w
まあ、何はともあれどうぞ。
僕の持つ魔銃の引き金がひかれて、二色の魔力の弾が空を舞った瞬間、再び戦闘が始まった。
「スノア! 援護を任せたよ!」
「分かりました! ・・・《クイック》!」
スノアの魔法により敏捷が上がった僕は、ゴブリンキングの接近を許さないように気をつけながら周囲を駆け抜け、一発ずつ確実に狙っていき、引き金を引いていく。
「わっ、私もいきます! ・・・《ブラッディータガー》!」
そんな僕をスノアと同じように影から助けてくれる少女。
「ありがとう! 助かった!」
「い、いえ!」
礼を言いながらも僕は決してゴブリンキングからは目を外さなかった。
もう先程のような失態は絶対にしない。自分はもともと先祖の血の結晶により、平和な国日本で生まれ、育っていたんだ。
油断はするな、集中しろ、研ぎ澄ませ。そして今度こそ守ってみせるんだ。日本男児の名にかけて。
我が祖先は誰のために零戦に乗り、自らの死を顧みず、桜のごとく散っていったのか。
愛する者のため、そして我が祖国の平和のためだろう。
その血が流れている僕にだってできるはずだ。たとえ弱くても。先祖みたいな心の強さはなくても。
少しばかりの強さだって構わない。守る強さが欲しい。
そうやって考えていると、なおのこと銃が輝いているように感じた。
・・・もしかしたらこの銃は思いの強さに比例して強くなるのかもしれないな。
「はっ! せいっ!」
勝利をせかず、ゆっくりと確実にちょっとずつ攻めていき、キングゴブリンに魔力の弾丸を放っていく。
ずっと地盤の悪いところを駆け巡りながら走っているため、足が痛い。
ずっと銃を持ったまま走っているので手が痛い。
ずっと狙いを定め、集中しているため神経が擦り切れるように痛い。
だが、それがどうした。 僕は弱いし、この方ほとんど戦ったことはない。
それでも、僕は強くなってみせる。
ラグ――― このスノアからもらった名にかけて。
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少しずつだが、ゴブリンキングは体中に傷がつき、血が滴り落ちていく。
やがては体中が見るも無残な状態になっていく。
もう決着がつくのも遅くないかもしれない。だが、そんな姿を見てもまだ油断せずにヒットアンドアウェイを繰り返していく。しかし、満身創痍な状態で、ゴブリンキングは生き残るために最後の力を振り絞り、驚くべき作戦にでた。
「えっ・・・!?」
なんと、ゴブリンキングは僕を追い回すのをやめ、紅色の目の少女に最後の最後で狙いを定めたのだ。
突然の出来事で対応ができず、立ち尽くす一人の少女とスノア。
僕はすぐさまその間に入り、銃弾を撃つが、最後の悪あがきをみせ、ゴブリンキングは突進をやめず、倒れない。
「どうすればいい! どうすればいい!?」
このままでは僕もろとも少女が死んでしまう。何か手はないのか!?
僕がどうなったってかまわない!だから、僕に守るための力をくれ!
そう心で強く思うと、ずっと点っていた銃の光がなおのこと強くなり、ついにはあたりを真っ白に染め上げる。そうしてしばらくするとなんと手には・・・
「かっ、刀?」
そう。 聞き手である右手には日本刀、そして反対の左手には鞘が握られていたのだ。
刃の部分は純白に輝き美しいそりを描いており、何をも魅了する恐ろしく、そしてなによりも人の目を吸い込ませる言葉では言い表せない何かを持っている。
また鞘は漆黒で、鮮やかな色合いを醸し出しており、刃と比して対象となるようなものとなっている。
重さは感じられないくらいに軽く、まるで羽を振り回しているかのようだ。
「これなら・・・―――。」
言葉は途中で途切れ、手から目線をあげ、相手を見やる。
先程の光でしばしの間ほほけていたようだが、すぐにハッとなりこちらに勢いよく突進してくる。
それに合わせ、僕は日本刀を見よう見まねで横に構え刃を鞘にしまい、いわゆる帯刀の構えをとり、まぶたを閉じる。
初めての剣技が成功するかはわからないが、やるしかない!
そして、ゴブリンキングが射程圏内に入り、その大きい棍棒を横に振り切った瞬間
「はあっ!」
僕は目をカッと見開き、日本刀を抜刀して棍棒をなぎ払うようにして切り払う。
日本刀の剣の速さは、ほかの剣に負けることはない。 どんなものであろうとも。
なぎ払った刹那、棍棒はその役目を終え、放物線を描きながら日本刀によって切り払われたその一部が飛んでいく。
再び、あまりのことでほほけるゴブリンキング。 だが、そんな隙を僕が逃すはずがなく
「これで終わりだ! 《刹那》!」
日本刀の最大の武器の切れ味の良さを生かし、ゴブリンキングをすり抜けながら横に切る。
数秒の沈黙のあと、僕は日本刀についた血を払い、鞘に収める。
その瞬間、ゴブリンキングは糸がプツリと切れたかのようにその巨体を地面に倒し、二度と動くことはあらず、その技のとおり長いような時間ともいえ、刹那のような時間とも言える生涯を終えたのだった。
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あれからゴブリンキングとの決着をつけた僕たちは、改めて言葉を交わしていた。
「あっ、改めてお礼を申し上げます。 あっ、ありがとうございました。」
「いやいや、僕も助けてもらったからね。」
実際借りを返したようなものだしね。
「そういえば、自己紹介していなかったね。 僕はラグ。《運命の星》に所属しているよ。」
「では、私も自己紹介させていただきます。 スノアと申します。 ラグと同じく、《運命の星》に所属しています。」
「あっ、ご丁寧にどうも。こ、今度は私の番ですね。 わ、私の名前は・・・エリーといいます。」
この少女はエリーというらしい。というか、今考えると僕たちすごいな。名前も知らない人と共闘していたもんね。名前を知らなくても友達とはよく言うが、戦友(ともだち)ともいうのだろうか?
軽くそれてしまった思考を戻しつつ、エリーとの会話を再開する。
「お、お二人共素晴らしい名前ですね。と、特にスノアさんなんて女神と同じ名前ですし。」
「それはそうだよ。だって・・・。」
僕の言葉は突然そこで途切れる。理由は簡単だ。スノアの手によって口が塞がれたのだ。しかもいい笑顔で。とはいっても、目は全く笑っていないため、僕には恐怖しかあたえられない。というか、マジで怖い・・・。あれが女神のする顔なのだろうか、と思っていると。
「すみません。 少し待って頂けませんか?」
「は、はあ。」
僕はスノアによって草の茂みのところまで連れていかれ、拘束がとかれ、こそこそ声で話しかけられる。
「ラグ、いいですか。私が本当の女神だとしても、信じられるわけ無いでしょうが。」
「う、うん。そうだね。よく考えていなかったよ。」
「しかも、言ってはいませんでしたが、私を崇拝している協会がここの世界にはあるのですが、それでもし自分が女神だと言いふらしていて、そのことがその教会の耳に入ったらどうなると思いますか?」
「えっと・・・、女神さまと崇められる・・・?」
「その逆ですよ!女神を侮辱したと断罪されますよ!もちろん、私だけでなく、仲間であるあなたもされるでしょうね。」
スノアに遠い目をされながら言われ、事の真相に気づき顔を青くする僕。今更ながらに事の重大性がわかった。
「・・・分かりましたか? でしたらもう二度と余計なことは口にしないでくださいね。」
「わ、わかったよ。」
自分が断罪されるところを想像してしまい、恐怖に体を震わせながらキョドった動きをする。
しかし、スノアの話はここでとどまらず、
「というかそもそもですね、ラグは―――。」
~数分後~
「え、えっとなにをされていたんですか?」
「いえ、なんでもありませんよ。ですよね、ラグ?」
「う、うん。」
女神の説教を数分とは受けた僕は、精神的なダメージをすごく負っている・・・。思い出したくもない。心の中の金庫に鍵をつけしまい、永久保存したあとスノアにそう返す。
気分を盛り上げようと無理やり顔を上げると、こちらを心配そうに見かけるエリーの姿が瞳に映る。あぁ、なんて優しいんだ。こっちのほうが女神なんじゃないか、と思うと
「いてっ!」
無言でスノアに二の腕をつねられる。・・・読心術でも習得してるのかな?
これから先変なことは考えられないな、とどこか他人事のように考えながら、空気を変えるべく話を転換する。
「と、とにかくここで話てても危険だから早いとこゴブリンの方のクエストのアイテムを入手して、ユニオンに戻ろう!」
「・・・そうですね。 エリーさんはどうしますか?」
「わ、私はクエストをすでにクリアしたので、お手伝いします。」
「そっか、ありがとね。」
「私からもお礼を申し上げます。」
「い、いえ。 私がしようと思っただけですから。」
どうやらエリーも手伝ってくれるらしい。
人手も増えたので、早くクエストのアイテムが回収できるだろう。
「それじゃあ、早速集めようか。」
「ええ。」 「は、はい。」
そう言ったあと、僕たちはアイテムをあつめるべく一時の間別れた。
いかがでしたでしょうか?
武器については次回書く予定です。(あくまで予定です。)
それではまた(o・・o)/~