今回は武器説明会になってしまいましたw
戦闘描写は苦手なのにどうしてこう説明は長くかけるのやら・・・
あまりぐだぐだいうのも何なんで、どうぞ!
あの後一旦別れ、アイテム回収をしていた僕たちだが、不意にスノアが僕の下によってくる。
「一体どうしたの? まだ、アイテムが残ってるけど・・・。」
「いえ、今のうちに先程の剣について説明しておこうと思いまして。」
「・・・ああ、そういえば急に剣に変わったよね。戦闘に勝ったことへの安堵で忘れてたけど。」
言われてみればおかしなことだ。普通はありえない。しかし、いろいろあってそのインパクトが薄れ、思考の片隅に消えてしまっていた。
「はあ・・・。案外あなたも抜けてますね・・・。」
「あ、あははは。 確かにそうかも。」
「まあ、いいです。とにかくあのことについてお話しますね。」
「うん。お願いするよ。」
自分の武器・・・いや、相棒について知っていなければ、その力は最大限に発揮されはしない。どんな物事においても一番重要なのは情報量の多さである。そのため、しっかりとスノアの話を聞くことにする。
「先程、あなたの銃が光っていたのにはお気づきでしたか?」
「うん。よく分からなかったけど、威力が強くなってた・・・気がする。」
「はい。その通りです。」
「へえ~。やっぱりそうだったんだ。 ・・・けどなんで?」
先程の戦闘でなんとなく感じた違和感はあたっていたらしい。だが、理由がわからないため、スノアに質問する。
「これは私の予想ですが・・・あなたが銃に主として認められたんだと思います。」
「主として、認められる? いったいどういうこと?」
深まる相棒の謎。一体これはどういうことなのだろうか?
「先程の戦闘であなたは心に変化が訪れませんでしたか?」
「・・・うん。確かに考え方が広くなったよ。」
「やはり・・・。多分それが原因です。」
「心の変化で銃に認められる?尚の事わからなくなったんだけど・・・。」
どんどん分からなくなっていく、相棒の変化の正体。納得がいったのか、スノアはついに説明をし始める。
「ラグ。あなたは付喪神というものを知っていますか?」
「うん、知っているよ。」
確か、万物に魂は宿っている、という考えだったはずだ。・・・もしかして
「この銃に魂が宿っている、ってこと?」
「はい。その通りです。・・・私の考えでは、それが原因だと思います。」
「なるほど・・・。けど、だとしてなんで心の変化で主として認められるの?普通、銃の操作とか扱いのうまさとかで認めるとかじゃないの?」
武器とは、戦いにおいて役にたつものである。それを心で判断するとはいったいどういうことなのだろうか?
「確かに、銃とは武器ですから、そういう決まり方の方が普通かもしれません。しかし、銃とは考えようによっては思いを届ける。思いを相手に伝える。このような意味合いを含んでいるのではないでしょうか?ですから、あなたの先程でのことによる《心》の変化であなたを主だと認めたんだと思いますよ。」
「・・・へえ、そんな考え方もあるんだね。」
銃をとりだし、まじまじと自分の手に収まっている様を見つめる。僕は主としてふさわしい人間なのだろうか?・・・いや、そうでなくてもこれから変わってみせる。でないと失礼だろう。
「じゃあ、僕は一応主として認められたために、この銃の力を引き出せたんだね。その結果、さっき銃から刀に変化したと。」
「はい。・・・多分念じればまた刀になると思いますよ?」
スノアに言われたとおり刀をイメージすると、淡い光が放たれ、手には銃ではなく刀が収まっていた。
「・・・この相棒にふさわしい主にならないとな。」
「ラグだったらなれますよ。・・・絶対に。」
「そうかな? ・・・ありがとう。」
「・・・いえ。 では、早くアイテムを集めましょうか。全部任せてしまっては失礼ですし。」
「そうだね。」
そう言って、再びアイテムを集める作業に僕たちは取り掛かった。
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あれからすべてのアイテムを回収し終え、集まった僕たち。
「ありがとう、エリー。 おかげで早く終わったよ。」
「い、いえ。これくらいしかできないので。」
「いえいえ、そんなことはありませんよ。 本当に助かったんですから。」
「そ、そうですか?」
「うん。 ・・・あまり話してても魔物が来る可能性が増えるだけだから、そろそろ行こうか。」
「ええ、そうですね。 ・・・エリーさんも行きましょう?」
「は、はい!」
初めて会って少し経ったとは言え、まるで古くからの知り合いのように話す僕たち。やはり命を助け合ったからであろう。この世界に来たばかりで、なおかつ冒険者初心者の僕がいうのもなんだが、冒険者とはこのようにお互い助け合うことで初めて成り立つ職業なのではないだろうか?
日本でイメージしていた僕のゲームの設定で作られてしまった冒険者のイメージといえば、屈強な冒険者がそれぞれ活躍し、競い合うイメージが強かった。しかし、こうやっていざなってみると、お互い助け合い、命を預け合いながらそれぞれのポジションを守り、壁を打ち破っていく。こちらの方がしっくりくる・・・ような気がする。
もちろん、僕がもともとイメージしていた冒険者もいるだろうが、助け合っている冒険者の方が多いいだろう。
助け合い、切磋琢磨しながらそれぞれの夢へと突き進んでいく。・・・冒険者とは素晴らしいものだと考えさせられざるおえない。
「どうしたんですかラグ? ・・・まさかまだ傷が!?」
「いや、そうじゃないから安心して。・・・ちょっと考え事をしてただけだから。」
冒険者について考えていたら、僕の動きが止まっていたらしい。スノアを心配させてしまったことに軽く後悔を覚えながら、間違いを訂正する。・・・というか女神なのだから自分のことをもっと信じてもいいんじゃないだろうか?そう思うも、僕のために心配してくれているので言葉を慎む。
「あ、あの。 い、行かないんですか?」
少し遠く(――とはいえ見える範囲の中だが) から、エリーの少し震えている声が聞こえる。やはり怖いのだろう。まあ、当たり前と言えば当たり前だ。さっきゴブリン達に襲われたばかりなんだから。これで平気だというのなら、どれほど神経が図太いのだろうか?
と、思考がそれてしまっていることに気がつき、軽く頭を振る。その後すぐさま
「ごめん! 今行く!」
そう声をあげ、走り出す。僕のあとに続き、スノアも一緒に走り出す。
「それじゃあ、馬車のところへ行こうか。」
「はい。」 「はっ、はい。」
三人でそろって馬車の元へと向かう僕たち。エリーはどうなのかは知らないけど、僕たちのクレジット《運命の星》の初クエストは、波乱が多くありながらも、こうして無事に終えることができた。馬車への道の途中、僕は今回のことを胸に刻み込み、学んだことを忘れないようにした。
多分、これからずっと役に立つことだろうから。
しかし僕はこの時、エリーの覚悟をしたような、何かを決心したような強い眼差しに気がつくことはなかったのだった。
いかがでしたでしょうか?
銃・・・いえ、相棒と主人公の関係がうまく書けたらいいなと思います。
しかし、エリーとスノアの言葉の使い分けが難しいw