異世界より   作:シロエ

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どうもシロエです。
実を言うと、最近忙しすぎて書く暇がありません・・・。
ですので、次の更新がいつかは全くの未定です。
本当に申し訳ありません・・・。


宿にて

ギルドから出た後、僕はスノアともに今日泊まる宿を探していた。

大きな町だけあり、大小様々な宿がある。

一番安いものだと、一人500キルから入れるが・・・・、言い方が悪いが豚小屋のようだった。

一番高いものだと一人10万キル以上もするが、豪華な食事や、食後に最高級クラスのワインが付くなど、様々なサービスがついてくるようなものまである。

当然6000キルしかない僕たちはそんな宿には泊まれない・・・・。

だけど、持っていたとしても行かないと思う。

普通の生活を送っていた僕には、少しばかり窮屈だ。

 

 

そんな様々な宿のなかで二人で選んだのは、一人一泊2500キルの宿である。

なんとこの宿は朝食までついてこの値段なのだ。

早速泊まる為に予約をする。

 

「あの~、すみません!」

 

 

「はいよ~、ちょっと待ってくれ~。」

 

 

少ししわがれながらも、元気な声が聞こえ、その後ばたばたと駆け足で一人のおばあさんは受付にくる。

まだまだ元気な感じで、優しそうだ。

 

 

「すみません、今日一泊泊まりたいんですけど、部屋ってまだ空いていますか?」

 

 

「ああ、空いてるさね~、何泊だい?」

 

 

「一泊でお願いします。」

 

 

「部屋は一緒かい?」

 

 

「いっ、いえ、別々でお願いします・・・。」

 

 

いきなりそんなことを言われてしまい、どもってしまい。

尚且つ、そんな様子を想像してしまい、顔に熱が灯る。

横にいるスノアの顔も心なしか赤い・・・。

 

 

「あら、なんだい・・・・。 ふふふ。 見せつけてくれちゃって。」

 

 

「べっ、別にそんな関係じゃあ・・・・。」

 

 

「そっ、そうですよ! そっ、それで二つ部屋はあるんですか?」

 

 

そういって、スノアは話をそらす。

・・・スノアの起点にただただ感謝するばかりである。 

 

 

「あるよぉ~。 ・・・じゃあ二人で5000キルだ。」

 

 

「はい。」

 

そう言って、おばさんに5000キルを手渡す。

 

「1、2・・・・・5と、5000キルきちんとあるね。」

 

その後おばさんはこっちをじっと見つめ、こういう。

 

 

「あんたたちまだ夕食食べてないだろう?」

 

 

「! なんでわかったんですか?」

 

 

「何十年もやっていればわかるものさぁ~。

・・・そんじゃ、さっきのお詫びもこめて出してやるさね。

じゃあ、ついてきな。」

 

 

そう言って受付からでて、僕たちからみて左側の通路を歩いていく。

慌てて僕たちもおばさんのあとを追いかけて行く。

しばらく歩き、通路の突き当りに来るとおばさんは渋い茶色のドアをあけた。

中には数人の冒険者らしき人物が座っており、食事をとっている。

おいしいそうな匂いがあたりを満たしており、僕の胃袋を刺激する。

おばさんは空いている席に僕らを誘導したあと、少し待ってるんだよ、といった後に奥の方にいった。

 

少しすると戻ってきた。

手の上の食器には料理が乗せられている。

 

 

「さあ、これでも食べて元気をだしな。」

 

そう言いながら、僕たちの前にその料理をおく。

パンとスープとサラダにお肉料理・・・・、すごくシンプルだがとても美味しそうな香りが僕たちをつつむ。

思わず唾を飲み込んでしまう。

スプーンを手に取り、スープをすする。

 

「おっ、美味しい!」

 

しっかりとした野菜の甘みが、疲れきった僕に癒しを与える。

気がつけば手が止まらなくなっていた。

スレアもどうやら同じ状況らしく、上品ながらもすごいスピードで料理を食べている。

すぐに料理は胃袋の中へと放り込まれてしまい、皿には跡形もなくなっていた。

 

「いい食べっぷりだったねぇ、それでこそ料理の作りがいがあるってもんさ。」

 

 

「おばさんが作ったんだ。 すごい美味しかったよ!」

 

 

「ええ、美味しかったですよ。」

 

 

「よしてくれ、褒めたって何もでやしないよ。」

 

 

少しばかり恥ずかしそうにおばさんはいう。

その後、おばさんは僕たちが食べ終わった皿をさげていく。

 

「さて、じゃあ部屋に案内するよ。」

 

すべて皿をさげたおばさんはそう言って、再び先導して歩き、僕たちの泊まる部屋まで案内する。

部屋につくと僕たちに鍵を渡してこう言う。

 

「一応部屋は隣にしておいたよ。・・・じゃあ、用があったらよんでくれ~。」

 

そうしておばさんは歩いてきた道を戻っていった。

 

 

それを見送った後、スノアが話しかけてくる。

 

「それじゃあ、明日はここで待ち合わせましょうか。」

 

 

「そうだね。」

 

 

「じゃあ、おやすみなさい。 ラグ。」

 

 

「うん。おやすみ。スノア」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

スノアと別れ、部屋に入る。

部屋の中にはベットと、机と椅子、そして電気スタンド?のようなものが置かれていた。

椅子に座り、ふと空をみる。

日が見えていた空も、日はすっかり落ちてしまっており、代りに月が空全体を照らしていた。

そんな美しく、幻想的な光景に目が取られながらも、ふとあることを思い出す。

 

 

「そういえば、ギルドブックを読まないとな・・・・。」

 

 

ギルドでもらったギルドブックを手にとり、机の方を向いて、電気スタンド(?)の明かりで読み進めていく。

内容を要約するとこうだ。

 

   クエストに関して

 

1:クエストでの死傷は自己責任である

 

2:クエストをクリアしたときには、その証拠となるものをとってくること

 

3:クエストを失敗したときは、報酬額の半分をギルドに払うこと

 

4:クエストは重複して受けることは可能である

 

 

 

   クレジットに関して

 

1:クレジットに複数加入することは認められない

 

2:クレジットマスターとは、クレジットの初期メンバーのことである

 

3:クレジットに加入するにはクレジットマスター全員の同意をとらなければならない

 

4:クレジットでクエストを受けた時には、報酬を分布して配布する

 

 

   ギルドカードに関して

1:ギルドカードには、名前やレベル、所属クレジット名が書かれている

 

2:クエストをクリアしていくと、ギルドカードのランク上がっていく(失敗していくとギルドカードのランクは下がる)

  

3:ギルドカードはギルド所属の証であり、クエストを受けるために必要なものなのでなくさないこと

 

 

こんなものであろうか。

ただ一つすごく有益な情報を得た。

それは、クレジットに関することでだ。

何かというと、クレジットのメンバー同士でクレジットツールができるということだ。

クレジットツールを一言で表すとすると、念話となるであろう。

クレジットツールを使うことにより、クレジットの仲間同士で声をださずに話せるのである。

これはすごい武器になる。

例えば戦闘のときは連携がとりやすくなるし、交渉の場面でも自分の仲間と意見の交換ができるのだ。

だが裏返せばとても脅威になってくるのは間違えない。

 

 

 

「すごい便利だけど・・・・・、ちょっと怖いな・・・・。」

 

 

一通り読み終え、頭の中で内容を整理していく。

 

 

「ふう、それじゃあもう眠いし、寝るか~。」

 

 

本を閉じ、固めのベッドに移動して、枕に頭をのせ、明日へ思いをよせる。

 

 

「明日も頑張ろう・・・。」

 

 

そう覚悟をきめる。

怒涛の一日を終えたせいか、すぐにまぶたが落ち、眠りに落ちる。

月はそんな彼をおぼろげに照らしていたのであった―――――。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
それではいつかまた(o・・o)/~
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