今回は普通RPGにはない要素を加えてみました。
「う・・・・ん?」
異世界グリードルにきて二日目の朝を迎えた。
ベッドから体を起こし、窓の外を見る。
雲が一つもない青空が広がっている。
「今日は晴れそうだなぁ・・・・。」
そういったあと、背伸びをしてから準備を整える。
・・・とは、言ったものの、ほとんど物がないので準備といえるかは怪しいが・・・。
準備を終えたあと部屋をでる。
「まだ、来ていないみたいだな・・・・・。」
昨日約束していた場所に来たが、(部屋の前の通路)スノアはどこにも見あたらない。
幸い、おばさんが気を利かせてくれたおかげで隣の部屋というのは分かっているので、部屋の扉をノックし、呼びかける。
「スノア~。 ラグだよ。 起きてる?」
あまり大きな声だと周りの迷惑になるので控えめな大きさの声でスノアを呼ぶ。
すると返事が返ってきた。
「はい、起きてますよ。 ・・・少し準備があるので、さきにいってていいですよ。」
「いや、ここで待ってるよ。」
「そうですか? ・・・・すみません。」
「いやいや、大丈夫。 気にしないで。」
やはり、女性というものはそれなりのこだわりがあるのだろう。
それをせめることはできない。
しばらくすると、扉が開き、スノアが出てきた。
「お待たせしてしまって、申し訳ありません。」
「さっきも言ったけど、気にしないでよ。」
軽く会話をしながら昨日行った食堂を目指す。
「そういえばさ、昨日ゴブリンを倒したけど、僕は何LVになってるのかな?」
「ギルドカードを見れば分かりますよ?」
「え?そうなの?」
ギルドブックには目を通したものの、軽くでしかなく、尚且つ眠い状態で見ていたため、穴があったようだ。
「はい。特殊な金属でできているので、持ち主が触ると数字が変化するんですよ。」
「そうなんだ・・・。 昨日、ギルドの人にレベルを聞かれなかったから変だと思ったんだ
。・・・・っと、本当だ。」
ギルドカードを見ると確かにレベルが書いてあり、そこには3と書かれていた。
「おお、LV3か~。 ・・・・そういえばスノアのLVっていくつなの・・・・?」
自分のLVが上がっていることに喜びつつも、女神はいったいどんなLVになってしまうのかがすごく気になり、スノアに聞く。
しかし、スノアの口から出た言葉は、予想と違い逆の意味ですごいものだった。
「同じくLV3ですよ。」
「は? え? うそ!?」
「嘘ついて何になるんですか・・・・。 ほら、信じられないんだったら見てください。」
そういってギルドカードを取り出し、僕の顔のにグイっとよせる。
そこに書かれていたのは、確かにスノアの言うとおりLV3という文字だった。
「ほっ、本当だ・・・・。 けど何でだ? 女神なんだからすごいLVが表示されるんじゃないかと思ったんだけど・・・・。」
「ああ、そういうことですか・・・・。」
「?」
「実はですね。 この世界に来るとき、女神としての能力をほとんどおいてきたんですよ。」
「え? なんで?」
そんなことをしても力が弱くなるだけでデメリットしかないじゃないか、とそのあとに心の中で付け加えてツッコミをする。
だが、そんな考えも読まれていたらしく、わけを説明される。
「いいですか。 もし私がそのままでこっちの世界に来た場合、あなたの予想通りLVがすごいことになります。しかしそんなことをしたら、ギルドや、世界中のえらい方たちに目を付けられるのが目に見えています。」
「・・・ああ、確かにそうだね。 なるほど・・・・。」
そんなことになれば面倒なのは間違いない。
たが、それ以外にも理由があったようだ。
「それに私がそのままきたら、世界中のアンデッド系の魔物という魔物が全部きますよ。
・・・・冗談ではなくて。」
真顔でそう答えられてしまい、まったく笑えない。
たっ、確かに女神としての能力をおかなければ厄介なのは間違いないようだ・・・・。
「そっ、そうなんだ。 理由がよく分かったよ・・・・。」
魔物がいっぺんに押し寄せてくる映像を思い浮かべてしまい、僕は顔をしかめながら答えた。
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目的地の食堂にたどり着くと、おばさんが声をかけてくる。
「おはよう。 ・・・・悪いんだけど、まだ料理ができてなくてなぁ、少しまっとってくれんか?」
「はい、大丈夫ですよ。 ですよね? ラグ。」
「うん。それにおばさんの料理美味しいから、楽しみに待てるよ。」
「おやまあ。・・・・プレッシャーをかけないどくれ。」
そういって、おばさんは台所のほうにひっこんだ。
それを見送り、ふと気になったことがあったので、彼女に問う
「そういえばさぁ、SPの使い方について教えてくれない?」
LVが3になったので、SPは今15になっている。
事実ギルドカードにもそのことが記されている。
・・・本当にこれは何でできているのだろうか?
と、話がそれてしまったが、スノアにそのことを問う。
「ええ、いいですよ。
・・・この世界に来る前にSPを消費して技を覚えるといいましたね。」
「うん。・・・・・ん? あれ? じゃあ、どうして僕は技ができたんだ?」
「いい質問です。
あなたが使った技、《五月雨》は、あの銃の中に入っていた技なんですよ。」
「・・・へえ、なるほど。 だから僕はSPを消費していないにもかかわらず、技を使えたわけか・・・。」
「はい。ですから、通常の場合はSPを消費して技を覚えるんです。
・・・ですが、その武器のようにすでに技が入っている武器もあります。
それを魔具といい、一定以上その技を使うとSPを使わず覚えることができ、ほかの武器でもその技ができるようになります。」
「そうなんだ。 ・・・・だったらその魔具ばっかり装備すればいいんじゃないの?」
「いえ。魔具というのは貴重で、ほとんど数がありません。ですので、それをするのは難しいですね・・・・。」
「そっか、やっぱしそんな簡単にいくわけないよな・・・・。」
魔具を大量に所持して、なるべくSPを消費せずに技を覚えようとしたのだが、やはり難しいようだ。
「ですが、SPを使わずに覚える方法がもう一個あります。」
「え? どうするの?」
その方法が気になり、スノアに問う。
「まず最初に、技を覚えます。・・・まあ、これはSPを消費することになるのですが・・・。
次にその技を大量に使います。 そうすると、その技の上位の技が使えるようになるんです。
例えば、私が戦闘のときに使った《スローリー》という魔法は、《スロー》の上位の技です。」
「へえ、なるほどね・・・。 技を覚えて、数をこなすと新しい技が手に入るんだ~。」
「はい、このことをスキル変化というんですよ。
このことを使って、うまくスキルをとっていくのが、鍵となってきます。
まあ、中にはスキル変化のないものもありますが・・・。」
「なるほど、よく分かったよ。
・・・けど、結局何を覚えようかな?」
SPについては分かったが、何を覚えるかがまだ決まっていないことに気がつく。
「そうですね・・・・。 最初は回復魔法を覚えたらどうですか?
回復薬も意外としますしね。」
「そっか、じゃあそうするよ。・・・・よし、《ヒーリング》を覚えたよ!」
僕はSPを8消費して、ヒーリングを覚えた。
・・・残り7は、一応とっておくことにしよう。
強い技は多くSPを使うらしいし
そうやって、話をしていると、おばさんは台所からでてきた。
どうやら食事ができたらしい。
「お待たせしたねぇ、それじゃあ、食べとくれ。」
そういって、僕たちの前に料理を出す。
湯気があがっていて、おいしそうな香りが僕たちを包み、食欲を刺激してくる。
「うわぁ、美味しそう。いただきます!」
そういって、食事に手を付ける。
うん、やはり美味しい。
その食事を食べて、僕は今日もがんばれそうな気持ちになるのだった。
いかがでしたでしょうか?
すみませんが、今度の更新は1~2ヵ月かかりそうです。
というのもリアルのほうが多忙でして…
本当に勝手な作者でもうしわけありません。
待ってて頂けると幸いです