ようやく投稿することができました。
それではどうぞ!
スキルを覚え、おばさんの美味しい朝食を食べた後、僕たちはギルドに向かっていた。
理由は簡単である。
そう、お金がないのだ。
残りは1000キルしかないため、宿にも泊まれない・・・、いや泊まれるには泊まれるのだが、あそこには泊まりたくない・・・・。
そんなわけで路頭に迷わないよう、しっかりとお金を稼ぎにきたのだ。
「あそこに貼られているクエストの用紙を渡せばクエストを受けられるんだよね?」
ギルドに行く途中、あらかじめスノアにクエストの受け方を教えられていたけど、僕はまっすぐ掲示板の方に歩いていきながらも、一応確認をする。
「ええ、そうですよ。どれにしましょうか?」
スレアとともに掲示板に貼られているもので、Fランクのクエストを探していく。
その中で良さそうなものを厳選していき、最終的に3つまでにしぼる。
一つ目が毒消し草という薬草を10束集めるというものだ。
ちなみに、その薬草はその名のとおり毒を消す効果があるらしい。
薬にすれば毒を未然に防ぐものも出来るらしく、結構使えるもののようだ。
・・・ただ、スノアによるとそのまま食しても毒には効くそうだが、味はひどいらしい。
まあ、今は関係ないことだね。
報酬は3000キルと、薬草をとるだけの割にはいいのかもしれない。
二つ目が、昨日倒したゴブリンを10体倒すというものだ。
なお、ゴブリンキングという魔物を倒すと報酬は上がるらしい。
ギルドブックによると、ゴブリンキングというのは通常のゴブリンよりも体が一回り大きく、体力が高いため、大きな棍棒を装備し、敵をなぎ払うような一撃を払ってくるらしい。
その一撃は木もなぎ倒す力があるらしいので、注意が必要だそうだ。
・・・・これを読んで身震いした僕は悪くないはずだ。
話を戻そう。
特徴として、頭には木で作られた王冠が乗っかっているらしい。
ちなみにこのことからゴブリンキングという名前がついたらしいね。
・・・結構安直だな。 まあ、覚えやすいけどさ。
報酬は、通常で10000キルで、ゴブリンキングを倒すと20000キルになるらしい。
・・・単純計算でゴブリンキングは、ゴブリン10体分の強さを持つみたいだね・・・。
とはいえ、無駄に争うこともないし、適当なところで切り上げて適当に逃げればいいだろう。
三つ目が、引越しの手伝いだ。
グリドン家という、少し裕福な農家の家の引越しの手伝いをするみたいだね。
報酬は一人2000キルらしく、スノアと合わせて4000キル手に入るみたいだ。
この三つの中から、結局僕たちは上の二つのクエストを受けることにした。
理由は、毒消し草の群生地域と、ゴブリンのいる地域がちょうどかぶっていたからだ。
それに今日泊まるところも確保しなければならないため、なるべく報酬も取らなければならないしね。
クエスト用紙を掲示板からちぎりとり、受付の人に持っていく。
「すみません。このクエストを受けたいんですけど。」
そう言って、クエストの用紙と、ギルドカードを手渡す。
「かしこまりました。・・・・・・・はい。 受付を完了しました。
・・・初めてのクエスト、頑張ってください。」
受付の人はそう言いながら微笑み、ギルドカードを返してきたのだった。
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あれからギルドをでた僕たちは、現場に向かう馬車に乗っていた。
周りには僕たちと同じところに向かう冒険者が複数乗っており、作戦会議などをしてクエストの解決に力を入れているみたいだ。
あくまで見ただけの様子だけど、僕たちと同じように初めてのクエストに行くみたいな人もおり、緊張で顔が心なしか優れていない。
とはいえ、周りの人を見習ってスノアと作戦会議をする。
「今回は僕たち《運命の星》の初めてのクエストだね。
失敗しないように、作戦をたてようか。」
「そうですね。
・・・ひとまず相手を知ることから始めましょう。」
「うん。僕もそう思ってた。
まず、毒消し草のほうからいくね。
・・・ギルドブックによると、日陰のところに多く生息しているらしいね・・・。」
「はい、その通りです。
付け足すとすれば、木の根元付近に多く生息しているらしいですよ。」
「へえ~、そうなんだ! それは知らなかったよ。」
次回も受ける可能性がないとは言い切れないので、ギルドブックの毒消し草のところにメモをしておく。
ちなみに、このギルドブックはすごいもので、魔力を当てると文字になって現れるのだ。
しかも消すことが可能なんだよね。
この世界では書くのにペンを使うため、失敗したら最初から書き直しだけど、その心配はなくなる。
・・・・作った人を尊敬するよ。
とはいえ、今は関係ないので頭の隅に放り投げ、次にゴブリンについての会議をする。
「じゃあ、次にゴブリンについて話し合おうか。
・・・まあ、前倒したけどさ。」
「まあ、やることに意義がありますからね。」
彼女の言葉にうなずき、話を進める。
「とりあえず僕が思っているのは、前回と同じようにスノアが魔法でゴブリンの敏捷を下げる、そして遅くなったゴブリンを僕が倒す、これでいいかな?」
変に変えるのも危ないと思い、以前成功した方法を提示する。
「はい、いいと思いますよ。
・・・ちなみにゴブリンキングについてはどうしますか?」
心なしか真剣な目つきでスノアは僕に問いてくる。
少し考えた後、自らの考えを導き出し、彼女に伝えるべく言葉にする。
「う~ん・・・、下手に手を出しても危ないと思うから、無理に倒す必要はないと思ってる。
だから、今のところ倒す予定はないかな。
ちょっとずつ強い魔物と戦ってならしていきたいしね。
ゴブリンキングがでたら、逃走の方向で行こう。
・・・・カッコ悪いかな?」
自分で言ってて思うが、弱気な発言のため笑われると思っていたが、思っていた反応とは違い、彼女は真剣な顔をほころばせて、僕に答える。
「いえ、それが妥当だと思いますよ。
あなたがもしかしたらゴブリンを倒したことで調子に乗っているのかと思い、聞いたんですよ。
そういう心の油断が命取りになるんですから。
・・・ですが、心配するまでもなかったみたいですね。
それに、命を一番に考えてるんですから、カッコ悪くなんてないですよ。」
「そ、そうかな?」
どうやら彼女は僕を試していたらしい。
・・・しかし、こういうところを見ると、女神なんだなぁ、と今さらのように思う。
見た目はただの綺麗な少女なのになぁ・・・。
「ええ、そうだと思いますよ?
・・・というか、何か失礼なことを考えていませんか?」
「そ、そんなことないよぉ~。 やだな~。
あはははは・・・。」
馬車の中、僕の乾いた声が妙に静かに響くのだった。
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あのあと、スノアの尋問、もといお話の魔の手からなんとか切り抜けることに成功して喜んでるのもつかの間。目的地につき、今は毒消し草を手分けして探している最中だ。
とはいえ奇襲や、お互いの身に何かあったらすぐに対処できるように目が届く距離にいる。
ちなみに薬草集めも終盤で、もうすでに今は二人合わせて、既に9束見つけている。
「あっ、あった!」
最後の10束目を見つけ、喜びの声を上げる僕。
「ありましたか~? ・・・それじゃあ、これでクエスト達成ですね。」
どうやら向こうにいるスノアにまで声が届いたらしい。
恥ずかしくなり、顔に血が上がるのを頭を振って抑え、スノアの方へ歩いていく。
と、次の瞬間
「きゃあああ!」
女性の高い声があたりを埋めた。
「! スノア!」
「ええ、ラグ! 行きましょう!
その前に、・・・・《クイックリー》!」
心なしか体が軽くなる。
どうやら敏捷を上げる魔法らしい。
・・・と、こんなことを考えてる場合じゃない!
「行こう!」
声がしたほうへ、スノアとともに走っていく。
誰かは知らないけど、無事でいてくれ!
いかがでしたでしょうか?
本当に遅れてすいません・・・
まだまだリアルが安定しないので、次回も同じくらい遅れると思います。
ですが、必ず完結はさせたいと思うので、よろしくお願いします。m(__)m