央華封神・異界伝~はるけぎにあ~   作:ローレンシウ

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第二十三話 宴席歓談

 

 アルヴィースの食堂の上階は、大きなホールになっている。

 フーケ襲撃事件のあった翌日の夜には、そこでトリステイン魔法学院の春の恒例行事、女神フリッグの名を冠する舞踏会が行われていた。

 楽士たちの奏でる美しい音色が響く中で、美しく着飾った男女がそこかしこで談笑しては、曲に合わせて手を取り合って踊る。

 

「なんともまあ、華やかじゃのう」

 

 とはいえ、さすがに露芳女仙の宴ほどではあるまいが。

 瑠螺もこういった祭事は好きな方であり、せっかくの機会なのだからと、ハルケギニアの風習に合わせたドレスで参加していた。

 

 もっとも本物のドレスは持っていないし、『変幻衣』で衣服を変化させるにしてもこちらのファッションなぞには詳しくないので、それっぽくしたつもりでも現地の人間から見れば不自然で滑稽な格好になってしまう可能性が高い。

 したがって他人のドレスのデザインをそっくりそのままコピーさせてもらうのが最善であると判断し、ルイズのドレスのサイズだけ変えたものを作って着ていた。

 使い魔だから主人とお揃いにしているのだということにすれば、とりたてて不自然にも思われまい。

 

 そのルイズの格好はといえば、長い桃色がかった髪をバレッタにまとめ、やや胸元の開いた白いパーティドレスや肘まである白い長手袋に身を包んでいる。

 それらの装束は、彼女に元々備わっている高貴な印象を際立たせていた。

 ルイズよりも大分あちらこちらが豊かな瑠螺だと、同じデザインのものを着ていても周囲に与える印象はかなり違うようだが。

 

 使い魔とはいえ魅力的な容貌と装いをしているせいか、異国の貴人と認識されているせいか、それとも事前に昨夜の一件で多大な功績があったと学院長から紹介されていたせいなのか、それはわからないが、時々どぎまぎしたような顔で瑠螺にダンスを申し込んでくる学生や教職員もいたりする。

 元々お祭り騒ぎは嫌いなわけでもないから、こちらでリードしますからなどと言って重ねて申し込まれると強いて断ろうとはせず、何組かと踊ってみていた。

 仙人はあちこちの邑で妖怪退治などをしたときに宴の席に招かれることも多いし、そう言った場でその土地土地の変わった風習を目にする機会も多いので、初見の踊りに付き合うくらいは慣れたものだ。

 

 それにもうひとつ、彼女が自分も踊りに付き合ってみようかという気になった理由があった。

 それは、ホールの中でも特に活き活きと踊っている一組の男女が、実に楽しそうに見えたからだ。

 

 双月の明かりがバルコニーからホールにまで届き、蝋燭の揺らめく明かりと絡み合って、二人の姿を幻想的に照らし出している。

 一方はリンで、もう一方は彼女によく似た小柄で目の大きい金髪碧眼の少年だ。

 彼らにもダンスの経験などはないだろうが、技術がどうのこうのではなくとにかく仲睦まじげで、実に幸せそうに、いつまでも活き活きと踊り続けていた。

 言うまでもなく、その少年はリンが探し求めていた片割れ、レンである。

 瑠螺が彼らの以前の所有者であった道士の袖の中から見つけ出した仙丹、『賦命丹(ふめいたん)』を用いたことで、人型をとれるようになったのだ。

 この舞踏会は学院の行事なので本来はもちろん部外者は加われないのであるが、学院長秘書であり昨夜の盗難騒ぎの際に功績があった(ということになっている)ロングビルが自分の親戚だと紹介したこともあって、特別に彼らも参加することが認められていた。

 

 おそらく首天道人とかいう道士も、当時既にその身に精を宿し始めていたリンとレンに早く命を与えてやろうと思って、賦命丹の開発者である葎光大仙か、その愛弟子である葎花女仙あたりに頼み込んでもらい受けていたのであろう。

 してみると彼らはその道士とは顔見知りなのであろうから、元の世界に帰った後でそちらに問い合わせてみれば、すぐに身元がわかりそうだ。

 瑠螺は彼らとは知り合いであり、特に葎花女仙とは、道士時代から幾度となく旅を共にしてきた親しい友人である。

 

「ねえレン、もう一曲踊ろうよ!」

「もちろん。でも、ちょっと休憩して食事をしてからにしない? この果物とか、おいしそうだよ」

 

 しきりに腕をひっぱってダンスをせがむ少女に対して、彼女とよく似た面立ちの少年は苦笑しながら、見慣れぬ果実(みかんとかバナナとか)が盛られた皿を差し出す。

 彼の方も少女と踊るのはまんざらでもない様子だが、食事にも大いに関心があるようだ。

 まあ、これが彼にとって『生まれて初めての食事』なのだということを考えれば、それは無理もないことであろう。

 マチルダが時折介入して、そんな二人の世話を焼いている。

 

 瑠螺も自分のダンスをそこそこにして切り上げると、テーブルの上の食事をつまみながら、その様子を微笑ましげに眺めていた。

 

「いや、本当に。何をしていても楽しそうじゃな」

 

 見ていると、こちらまで楽しくなってくる。

 これも命あればこそ、そしてあの二人であればこそ、というものか。

 

「そうね。見てるだけで、こっちまで楽しくなってくるみたい」

 

 瑠螺が満足げに目を細めながらグラスを傾けてひとりごちていたところへ、ルイズがやってきた。

 

「おお、ご主人」

「あの子は、本物の人間になったの? ガーゴイルとかじゃなくて?」

「その『がーごいる』とやらのことは知らぬが、あの子らは人間ではないぞえ。しかし、本物の命を得たという意味であれば、その通りじゃ」

「ふうん?」

 

 あの『ふめいたん』ってすごいのね、というルイズに対して、瑠螺は頷いて胸を張った。

 

「名高い大仙の作られた秘薬じゃからな」

 

 葎光大仙といえば、巫蠱術の第一人者である神農帝君からも、使役獣作りの腕前においては一目置かれているという人物。

 その神農帝君は、八大仙境のひとつである北岳恒山の長であるばかりか、央華世界において火と医術を発明し、家を建てて住むことを広めたといわれ、さらには物々交換という概念を最初に考案したともいわれる、偉大な大仙人である。

 

 長年共に旅をしてきた仲間である葎花女仙の師父ということもあって、瑠螺も割とよく顔を会わせるし比較的気軽に話せる相手なのだが、実際のところは結構な大物だといえよう。

 

「あなたも、楽しんでるみたいじゃない」

「うむ。最初は何やら血のような色をした酒じゃなと思うたが、この『わいん』というやつはなかなかいけるのう」

 

 それから、ご主人も自分たちの世界の酒をどうかと言って、懐から取り出した『成酒瓢』を勧めた。

 真水を注ぐだけで無尽蔵に上等な酒を生み出してくれる、ひょうたん形の仙宝である。

 

 好奇心から鼻を近づけてその中にある茅台酒の匂いを嗅いでみたルイズは、顔をしかめて首を横に振った。

 

「わたし、強いお酒は駄目なのよ」

 

 実際、たったそれだけのことでも少し頬が赤らんでいる。

 かなりアルコールに影響されやすい体質らしい。

 

「そうか。でも、食べるとか踊るとかして楽しんだらよいのに。結構なご馳走であるし、なんとも華やいだ場ではないか」

 

 瑠螺は、そう言って首を傾げた。

 

「ご主人らは、今日の主役なのであろう? 学院長どのも、先ほどそう言っておられたし」

 

 昨夜、学院の宝物庫を襲撃しようとしたフーケをルイズらが力を合わせて撃退した件は、既にオスマンから全校に通知されていた。

 しかもその後、現場に残されていたフーケからの手紙が発見され(もちろん、実際にはロングビルがそう見えるよう仕込んだのだが)、そこには今回の失敗を機に、盗賊を廃業して盗品を返却する旨が書かれていた。

 半信半疑ながらも調査隊が知らされた現場へ向かってみると、そこには本当にそれまでに奪われた財宝の数々が無造作に放置されていたのである。

 それによって、実質的にフーケを捕らえた以上の働きであるとして、晴れてオスマンから王宮に対してルイズらへの褒賞を求める旨の連絡も送られたらしい。

 

 これで彼女らも世間からの高い評価を得ることができるであろうし、宝物が戻ってきた被害者たちも喜ぶであろうし、フーケ自身の罪もいくらかは償われて、死後に受ける罰も軽くなることだろう。

 仙人としての瑠螺の目から見れば、大変にめでたい結構な展開である。

 実際、ルイズと同じ主役格のキュルケは男子生徒らに取り巻かれて楽しげに談笑しているし、タバサもあちこちの机を巡ってはひたすらに料理を腹へ詰め込んでいて、それぞれ宴を楽しんでいる様子であった。

 

 なのに彼女は先ほどから大して食べるでも飲むでもなく、仏頂面で、踊りに誘われてもひとつも応じていないようだ。

 

「別に、主役なんかじゃないわ。何もしてないもの」

 

 ルイズはそっけなくそう言うと、手近の机からごくアルコール度数の低いカクテルが入ったグラスを手に取った。

 それを瑠螺の持っているグラスと軽く触れ合わせてから、くっと飲み干す。

 

「フーケを止めたのも、財宝を取り返したのも、みんなあなたの仕事じゃないの。なのに、『シュヴァリエ』の爵位の申請にも、勲章や報奨金の申請にも、名前を入れてもらえないなんて……」

「だから、わらわにはそんなものはいらぬと」

「使い魔のあなたがそんな無欲な態度なのに、主人のわたしが得意げになってはしゃげるわけがないでしょ。みっともない」

 

 むすっとしたような声でそう言うと、空になったグラスを机に置いて別のを手に取り、また一気にぐっと呷った。

 頬が赤らみ、若干目がとろんとしてきている。

 

 瑠螺は、やや困ったように肩をすくめると、ルイズの頭をそっと撫でた。

 

「なによ、子供あつかいしないでよ」

「いや、すまぬ。ご主人は生真面目な性質なのじゃな。しかし、ご主人の言うのは、それは結果論というものじゃ。みな、ただその場に居合わせただけの賊を捕らえようと、危険を顧みずに働いたことに変わりはない。ご主人の行いが誉れに値せぬなどとはわらわは思わぬし、もしもそのように中傷するものが居るのならば、必ずや咎めるであろうぞ」

 

 拗ねたようにしていたルイズは、じっと瑠螺の顔を見上げた。

 

「……ほんとうに、そう思う?」

「もちろんじゃ。当たり前のことではないか」

 

 実際、幾人かの仙人が協力して事を成し遂げたときに、結果論として役立たなかった者が最も役立った者よりも少ない清徳しか積めないなどということは、普通ないものだ。

 故意に怠けて働こうとしなかったとでもいうのであれば話は別だが、自分にとっての最善を尽くして事態の解決に尽力したのであれば、それは等しく善行なのである。

 

「それでも納得ができぬというのであれば、次の機会にはもっとうまくやればよいのじゃ。ご主人は、これから立派なメイジになるのであろ?」

「それは、……当然よ。当たり前じゃないの」

 

 ルイズは、そう言うとぐっと背を伸ばして、胸を張った。

 

「うむ、その意気じゃ」

 

 瑠螺は目を細めて微笑むと、彼女に手近にあったデザートの皿を勧める。

 ルイズはそこからクックベリーパイを取り上げて、がつがつと頬張った。

 

「おお、よい食べぶりじゃな」

 

 どうせなら踊りも楽しむとよいぞ、という使い魔の言葉に、ルイズは肩をすくめた。

 

「相手がいないのよ」

 

 決して、一緒に踊ろうと誘ってくる男がいないわけではないのだが。

 普段は『ゼロ』のルイズだと言って馬鹿にしているくせに、手柄を立てたせいか着飾っているせいかは知らないか、こういう場でだけ親しげに声をかけてくるような軽薄な相手と踊る気にはなれない。

 

「ふぅむ?」

 

 ならば自分が相手を……とも思ったが。

 どうも周りを見る限りでは、男女で踊るのが通例らしい。

 

 瑠螺は適当な相手はいないものかと周囲を見渡して、一人の男に目を止めた。

 踊るでもなくホールの片隅に陣取って、シエスタが給仕の合間にもってきてくれる食事のおこぼれをがつがつと腹に詰め込んでいる、黒髪の少年に。

 

「食事中にすまぬが、ちょっとこっちに来ておくれ」

「あん?」

 

 瑠螺に声を掛けられたその少年は、怪訝そうにしながらも、素直に彼女のところへやってきた。

 

 年のころは、16、7歳ほどだろうか。

 中肉中背で、何やら金属に錆でも浮いたかのような、少し赤茶けたような色合いの黒髪をしており、明らかに学院の生徒でもなければ貴族でもなかった。

 服装は平民が着るような簡素なものだが、いささか着心地悪そうに不格好に着こなしているその様子は、使用人の類にも見えない。

 歩きながらも小脇に抱えた皿から手づかみで、ひっきりなしに食べ物を口に運んでいる。

 

「なんでえ、姐さん。何か用かい?」

「うむ。おぬし、ひとつご主人の『だんす』とやらに付き合ってやってくれぬか? 相手がおらんらしいのでな」

 

 それを聞いた少年は、呆れたような顔になった。

 

「こりゃあおでれーた。主人のダンスの相手に剣をあてがおうとする使い魔ってぇのは、初めて見たぜ?」

 

 そう、この少年の正体はあの喋る魔剣、デルフリンガーなのである。

 

 おそらく首天道人は、リンやレンに永続的な命を吹き込めるまでには何度も使い続けねばならないかもしれないと考えて、賦命丹をあらかじめ何粒かまとめてもらい受けていたのであろうが。

 実際には、リンは既に命を得ていて与えられる必要がなかったし、彼女の片割れも一粒与えられただけで完全な命を得ることができたので、賦命丹が余った。

 

 瑠螺はそこで、デルフリンガーにもこれを使って、五遁金行による形状の調整と合わせて用いることで、彼に自由に動き回れる命ある体を与えてやろうかと申し出たのである。

 自分は他にも武器をいくつも持っているので、このまま彼を剣として手元に置いておいてもあまり使ってやれないだろうから、という思いもあった。

 

 彼は最初、自分は剣であることに満足しているからとあまり気乗りしない様子だったが、瑠螺が『人型になった後でも自分が望むならいつでも剣の姿に戻れる』ことを伝えると、それならいざという時に自立して動ければ便利なこともあるだろうしもらっておいて損はないか、と納得して受け容れた。

 そうしていざ人型になってみると、最初はしぶしぶといった感じだったのに、大はしゃぎ。

 特に、長年近くで見ることはあっても味わうことのできなかった食べ物を口にできることに感動したらしく、同じ妖物仲間ということでさっそく仲良くなったシエスタに甘えて、先ほどからドカ食いしまくっていたというわけである。

 

「ちょっと! 勝手に話を進めないでちょうだい。なんでわたしが、そいつと踊らなきゃならないのよ!?」

「よいではないか、ご主人は相手がおらぬのだし。デルフはこの姿になったばかりゆえ、食べてばかりではなくていろいろなことをしてみるべきじゃ。ひとつ手ほどきをして、何かと教えてやっておくれ。互いにとって良いことであろう?」

 

 ついでに、誰か世話を焼いたり指導したりする相手がいれば、彼女ももっと自分に自信を持てるようになるのではないか、という目算もあるのだが。

 

 瑠螺自身、弟子を育てるようになってから自分は少し精神的に変わった、という自覚がある。

 誰かを育てるということは、自分も共に成長するということなのだろう。

 

「もう!」

 

 ハルケギニアの貴族からしてみれば、剣などは平民の使う野蛮な武器であって、お近づきになりたいような相手ではない。

 おまけにそれが口も悪ければ行儀も悪く、錆だらけで見た目も悪いボロ剣となれば、なおさらのことである。

 

 しかし、使い魔が好意で寄越してくれたもので、相手のためにもなるからといわれれば、無下にするわけにもいくまい。

 

「俺ぁ、剣の舞以外の踊りなんぞに興味はねえがね。ま、姐さんがそうしろって言うんなら、この娘っ子に付き合わせてもらうぜ」

 

 デルフはあまり気乗りがしない様子ではあったが、賦命丹を与えてくれた瑠螺には感謝しているらしく、姐さんなどと呼んで敬っている。

 そう言いながら皿を置くと、ルイズの方に向かって手を突き出した。

 

 ルイズは、小さく鼻を鳴らしてぷいと顔を逸らした。

 

「……なら、まずは最初のレッスンね」

 

 そう言いながら、ハンカチを取り出す。

 

「ジェントルマン。レディーをエスコートしたいなら、その肉汁だらけの手を少しは拭いてくださいませんこと?」

 





露芳女仙(ろぼうにょせん):
 長嘯の高仙の一人。
蓬莱島最大の宴会場にして演奏場(来星晶曰くライブハウス)の管理を引き受けている。
元々は酒を入れておけば決して悪酔いしない仙酒になると評判だったひょうたん(仙宝)から昇仙した仙人で、今でもその能力は失われていない。
彼女は素晴らしい美貌と笑顔の持ち主でもあり、常にとろけるような甘い香りを漂わせているという。

賦命丹(ふめいたん):
 巫蠱の大家である葎光大仙という仙人が、独自に工夫して作り出した仙丹。
生き物の姿をした器物に、一時的な命を与えることができる。
その器物が長年使われ愛情を注がれていたものであったり、天地自然の精を貯めていたりすれば、あるいは何度も賦命丹を注ぎ続ければ、恒久的に命を得て本物の生物となる。
公式小説では葎花女仙が長年使われて精を宿すようになった比翼鳥のかんざしに賦命丹を注ぐことで、本物の比翼鳥に変化させていた。
芸術の才がある五遁の仙人と組めば、思いのままに造形した形の生き物を作り出すことも可能であるとされる。
 なお、瑠螺が長年共に旅をしてきた仲間である葎花女仙は葎光大仙の愛弟子であり、また遠い子孫(姪の曾孫)でもある。
本作で瑠螺が賦命丹を一目見ただけでそれと識別できたのは、その関係で葎光大仙とも交流があり、以前にも使われたところを見たことがあったからである。

成酒瓢(せいしゅひょう):
 仙宝の一種で、外見は酒を入れるためのひょうたん。
中に水を注いでやると、たちまち上等の酒になる。
何度でも使えるが、どんな種類の酒になるかはそれぞれの成酒瓢ごとに決まっている。

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