瑠螺は仙術で火を起こして蟻たちの死骸を火葬にした上で地に埋めると、ひとまずそこらに散らばった金貨を拾い集めて、ギルモアたちの隠れている方へ向かった。
見れば、ギルモアは忠実な従僕の背後に庇われて、いまだにへたりこんだままがたがたと震えている。
「もう終わったゆえ、安心いたせ」
瑠螺はギルモアがあまり哀れな様子なので、安心させるように穏やかにそう言いながら腕の縄を外した上で、回収した金貨を差し出してやった。
が、しかし。
「ひいぃっ……!」
彼は金貨を目にすると一層青ざめ、震えながら後ずさる。
「むむ?」
どうやら今回のことで、いささか心に傷を負ってしまったらしい。
まあ、金貨からあのようなおぞましいモノが這い出して自分に憑りついていたなどということを目の前で見せつけられては、無理もないことであろう。
仙術で治療できないこともないだろうが、懲りさせる意味も含めて、ここはあえて時間が癒してくれるまで放っておくべきだろうか。
そもそもあの手の妖物は、そのおおよそが元々欲深な人間に取り憑く傾向のあるものだし。
(またぞろ守銭奴なぞに戻らせるよりは、そのほうがよいかもしれぬな)
瑠螺はそう結論すると、困惑しながらも今なおそんなギルモアを背後に庇っている忠実な従僕の腕の縄も外してやって、彼の方に集めた金貨を差し出した。
しかしトーマスも、はたして受け取ってよいものかと躊躇した様子を見せる。
「心配は要らぬ。あの蟻どもが死んだ以上、これはもう何の呪いもかかっておらぬただの金貨でしかないのじゃ。おぬしらの当面の生活費にでもいたせ」
瑠螺はその代わりに、カジノの資金を預けてある銀行の鍵を引き渡すように、とあらためて要求した。
「そうすれば、おぬしらのことは見逃して進ぜる」
それを聞いて、金への恐怖に怯えるギルモアは最早執着する様子も見せず、あわてて鍵を差し出した。
瑠螺は頷いてそれを受け取ると、トーマスの方に目を向ける。
「トーマスどの。たとえ施しの話が事実であったとしても、汚れた金を施せば、結局は受け取った相手の手まで汚してしまうことになるものじゃ。元より欲深な人間は、妖物や邪仙の類にもつけこまれやすい。おぬしがその者に対して恩義を感じておるのであれば、過ちはとがめて正しい道に引き戻してやるようにせねばなるまい」
「は……」
諭すようにそう言われて、トーマスは面目無い様子で俯くと、深々と頭を下げた。
「正直なところ、私にはいまだに何が起きたものかはっきりとはわかりませぬ。……ですが、ギルモアさまをあのような化け物から救っていただいたこと、温情を与えていただいたことに感謝いたします」
「なに、そうかしこまられるな。わらわも、あの妖物の件はたまたま気付いただけのようなものじゃ」
そこで、瑠螺の後ろからタバサがつい、と進み出る。
「うん? どうしたのじゃ?」
「あなたさまは……?」
怪訝そうにする瑠螺とトーマスに対して、タバサは何も言わずに、先ほどカジノで受け取った手形を懐から取り出した……。
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「あーもう、お姉さまたちは人が好すぎなのね! シルフィはあいつら許せないのね!」
王宮へ報告に向かったタバサの帰りを待つ間、上空で瑠螺を背に乗せたシルフィードはぷんすかしながらまくし立てていた。
「あのギルモアって男は、前に森でたまたまあのエコーの子供を拾ったそうなのね。遊びで枯れ葉に化けてたのを見て、その能力に気づいたと。でもって、返してやるから言うことを聞け、なんつって、あのインチキをやらせていたらしいのね!」
「ふむ。あるいは単なる偶然ではなく、取り憑いておった蟻どもが見つけて、あの男をそこへ行かせるよう無意識下で誘導したのかもしれんのう」
まあ、今となってはどちらでもよいことではあろうが。
「そんな連中を許してやって、おまけにせっかくの儲けまでぜんぶあげちゃってからに。どんだけお肉が買えたと思ってるのね!」
タバサはあの後、結局トーマスに正体を明かすことにしたのだった。
彼女はそれから、しばらく二人きりにさせてくれと言って、悄然として項垂れる彼と何やら話をしていた。
細かい内容は瑠螺やシルフィードも知らないが、どうやら自分の今の境遇について説明したり、彼に更生してもらいたいと訴えたりしていたらしい。
これはイカサマを暴く前に自分が得た正当な勝ち金で客に返らなくても問題ないものだから銀行に残しておく、今度こそ貧しい人々に施してあげてほしいと言って、もらった手形も彼に渡してしまったそうだ。
「よいではないか。トーマスどのがタバサのことを想うて善意から金を渡そうとしたからこそ、それが自分に返ってきた。これは、正しい果報というものじゃ」
その金を、トーマスらが今度こそ善い行いに使うのであれば、幾許かは罪を濯ぐことができるわけだし。
そうするよう勧めたタバサにとっても、清徳を積んだということになるだろう。
央華の仙人としては、ごく望ましい結果だと言えた。
「それにのう、あまり金銭なぞに強く執着し過ぎるものではないぞえ。あの連中を見て、シルフィードにもわかったであろう」
そう言ってやっても、シルフィードはまだ不満そうに、ぐちぐちとぼやき続けている。
「う~。お金は別にいいのね、きらきらしてるだけだから。お金の価値なんて、所詮は人間が勝手に決めたまがい物なのね。シルフィも、それはわかるのね。でも、お肉の価値は本物なのね。ああ、お肉、お肉……」
瑠螺は苦笑したものの、それ以上の苦言を呈することは見合わせて、彼女の背を労うように撫でてやった。
「まあ、おぬしもよく働いてくれたことだし、腹も空くかのう。タバサが戻ってきたら、特別に、わらわが好きなだけ肉を食わせてやるわいな」
「本当なのね!?」
シルフィードの顔が、途端にぱあっと輝いた。
まったくもって、現金なものである。
「さすがはリュウラ姉さま、おやさしいのね! 話がわかるのね、きゅい!」
「きゅいきゅい~♪」
「ほほほ。なんともまた、気持ちのいい食べっぷりじゃのう」
嬉しげにはしゃぎながら、山積みとなった牛や豚の生肉をぱくぱく平らげていくシルフィードの姿を見て、瑠螺は自分も楽しそうな笑みを浮かべた。
その傍らでは、タバサがそんな自分の使い魔の様子を、こちらは無表情にじいっと見つめている。
「タバサもどうかの? ……そうじゃな、人間は生肉は食さぬであろうが、果物などは」
あまり腹持ちはよくないだろうが、それならば時間をかけて調理しなくとも、人間でも生のままで食べることができるはずだ。
「棗か龍眼か。それとも、菴羅か榴蓮でも」
「……もらう」
タバサは少し考え込んだ後に、そう言ってこくりと頷いた。
空腹なのではなく、聞き慣れぬ果物の名前と、それらを用意するという瑠螺の『術』とに興味を惹かれたためであろう。
「何にするかは、あなたに任せる」
「そうか、では……」
瑠螺は、かがみこんで土を両手に一杯分ほど袖の奥から取り出した金属の器に盛ると、これまた袖の奥の方から取り出した符を指で挟んで、器を指し示すようにしながら口訣を唱えた。
『以土行為糧食 満(土行を以って糧食と為す、満たせ)』
器に盛られた土が、土行の象徴色である黄色の輝きを放ちながらみるみる変形していく。
光が消えたときには土は消え失せて、代わりに色とりどりの果物が盛られていた。
「ほれ、できたぞえ」
自分の前に差し出されたそれを、タバサは軽く頭を下げて受け取ると興味深そうにしげしげと眺め、そっと匂いを嗅ぎ、手に取ってなぞってみた。
いずれも見慣れぬ珍しいものではあるが、どこからどう見てもごく普通の瑞々しい、新鮮な果物である。
それから、一口齧ってみた。
よく熟れて汁気たっぷりの果実がもつさわやかな甘みが、口の中に広がる。
(おいしい)
それは、驚くべきことであった。
ハルケギニアの系統呪文でも、いちおう、土系統の『錬金』で食料を作り出すことはできる。
だが実際には、飢饉などの非常時以外にはあまり用いられない。
たとえ最上位のスクウェア・クラスの使い手であっても、人のイメージは完璧ではないから、『錬金』で作った物質にはどうしても不純物が混ざってしまうからだ。
家の建材だとか、家具などの道具類であれば、腕のいいメイジなら実用上問題がない程度には不純物を少なくすることが出来るのだが、味覚は敏感でわずかな不純物にも違和感を感じ取るから、美味しい食べ物を作り出すのは難しいのである。
それでも作るとしたら、普通は少しでも『錬金』の難易度を下げて味を近くするために、ある程度似たような素材を元にする。
たとえば高級な牛肉を作りたいなら、同じ牛肉の断片をそれよりも安価な別の動物の肉に少し混ぜ込んだものなどを素材として使うのがやりやすい。
理論上はただの土からでも食べ物を作り出せるが、実際にそうしようとするのはよほど飢えている時くらいであろう。
生半な腕のメイジでは、普段はとても食べられないような、非常時に餓死を忌避する程度にはどうにか食べられるかもしれないというくらいの代物が出来上がってしまうのが関の山だ。
実際、最近巷で売りに出されている代用肉という食品は、肉を買う金がない貧しい平民向けに豆から作ったパン状の生地を『錬金』で変化させたものらしいが、味の方はお世辞にもよろしくないという評判だ。
同じ食べ物である豆を素材にしてその程度なのだから、ただの土を元にした食料など、普通はとても食べられるような味ではあるまい。
なのにこれらの食べ物は、ただの土から作り出されたというのに、どこからどう見ても、実際に食べてみても、本物と何も違いがないようだ。
(要するに、わたしたちの魔法とは根本的に別物ということ)
土から本物同様の新鮮な果物を生み出したなどという話は、これまでに聞いたことがない。
このハルケギニア全土にただの一人でも、そんなことのできるメイジがいるかどうか怪しいものだ。
それを、瑠螺はこともなげにやってのけた。
ただ単に彼女の力が優れているからだというだけでは、説明がつかない。
瑠螺の使う『センジュツ』という力は系統魔法とは明らかに別物であり、だからこそタバサはそれに希望を抱いているのだ。
滅びたと思われていた韻竜の生き残りという、優秀な先住魔法の使い手であるシルフィードにも、母を救えるような力はなかった。
それでも、神の奇跡とみまがうような力を振るう彼女であれば、あるいは……。
「どうしたのじゃ? 何か、考え事をしておるようじゃが」
果物を食べる手を止めてぼうっとしている(ように見える)タバサに対して、瑠螺が小首を傾げながらそう声をかけた。
仙人である彼女は特に食べる必要もないため、もっぱら新たな肉を追加したり、果物を切り分けたりと、妹たちの食事の世話を見ることに専念している。
「いくつか、あなたに聞きたいことがある」
そう前置きをして、まずは先ほど戦った相手の正体について質問してみた。
ある程度のことは推測できるものの、彼女にとっては突然の遭遇であったし、まだよくわかっていないことも多い。
「あれは、リンやレンと同じ妖物じゃ。長年生き続けた動物や、使われ続けた器物などが陰陽の気を蓄え、天地自然の精気を宿して化生し知恵をもつ存在となったもの。無論、陰の気を蓄えて悪事を働く類の妖物で、あの子らとは似ても似つかぬがな」
ただ、瑠螺にもまだよくわかっていない、彼女にとって一番大切な問題は、それがなぜこのハルケギニアへやってくることになったのかということだ。
木彫り人形の化生であるリンやレンと同じく、何かのはずみでこの世界へ引き込まれた器物(金貨)に、たまたま宿っていただけなのか。
それとも、何者か……おそらくは邪仙の類が、故意に連れ込んで野に放ったものなのか。
後者であれば、それは自分がこの世界で成すべきことは、大道が導いて成させようとしていることは一体何であるのか、ということにも関わってくるかもしれない。
(わらわは、星晶のような特別な存在ではない。そうである以上、同じようにこの世界に召喚されている者が他にも大勢いて、そうした邪仙妖物の類を同じ世界の者として責任をもって始末するように望まれている、ともとれるが……)
はたして、本当にそんな単純なことなのだろうか。
一応の筋は通らないこともないが、どうも釈然としない。
「そのヨウブツが、あのカジノではたしていた役割は?」
いろいろと思案するべきことはあったが、タバサが次の質問をしてきたので、それはひとまず脇に置いた。
どの道、この場で考えてわかることでもあるまいし。
「直接の仕事としては、おそらく何もしておらんかったであろうが。あのギルモアという男を本来以上に強欲にして、本人が気付かぬうちにその行動を己が望む方へ誘導しておったのじゃ。それに、配下の蟻どもを潜り込ませた『ちっぷ』を賭博場にばらまいて、客の金銭欲をあおりたてることもしておった」
ごく少数の妖蟻をチップから客の骨に入り込ませた程度では、人を操るほどの力はない。
それでも、目に見えて金銭欲を刺激し、理性のたがを緩めて、無謀な賭け方をさせたり負け分を取り返すためなら多少の悪事も厭わないような気にさせるくらいの効果はあっただろう。
もちろん、邪な行いをする妖物の体の一部である蟻どもは、陰の気を発する。
しかし、負けが込んでいらだったりしている客たちの負の感情から発する陰気が会場に充満し、微小な蟻の発するそれなどはその中に紛れ込んでしまって、事の次第を知るまでは瑠螺にも感知できなかったのである。
それに、不快な煙草の煙のせいでいささか体調を崩し、集中力を欠いていたということもあるし。
「地下の賭博場に潜めば露見しにくいということもあろうし、元々金銭欲の強い者や欲深な心持ちになっている者に対しての方が蟻どもも取り憑きやすかったのであろうな。そうやって大勢の人間に呪いを広めることで、安全に金をかき集め、苦しむ人間や堕落した人間を増やすことで濁業を深めようとしておったのじゃな」
そう考えると、なかなか手が込んでいる。
すべてがあの統群王母とやらの考案なのか、それとも取り憑かれたギルモアの頭の中から出て来たものも混じっていたのかは、定かではないが。
「……そう」
タバサはそれから、殻類とはなにかとか、妖術とかはなにかとか、瑠螺と統群王母の断片的な言葉で疑問に思っていたことをいろいろと質問してみた。
「蟹や昆虫のように、硬い殻をもつ生き物が殻類じゃ。金行に属しておるゆえ、木行を克し、火行には克される」
ゆえに、虫は木行に属する草花や樹木をかじるが、火行に属する鳥、羽類にはついばまれてしまうのだ。
ちなみに瑠螺は五遁金行術を最も得意としているが、それは後天的に習得したものであって生物としては狐で毛類なので、生まれつきの属性は木行ということになる。
人間は膚類といって土行に属し、魚などの鱗類は水行に属する。
「妖術とは……まあ、総じて言えば。妖物どもが自然と会得した超常の力や、師についての正規の修行を経ずに生かじりした仙術のことじゃな」
多くの妖物が習得している人型への変化術も妖術の一種であり、これは瑠螺のように人間以外を出自とする仙人も会得している。
仙術のように体系だった術ではないが、だからといって必ずしも弱いわけではなく、中には仙術でも容易に真似のできない、非常に特殊な能力を備えた妖物も存在しているのだ。
「わかった」
要するに、センジュツがメイジの系統魔法やエルフの洗練された先住魔法だとしたら。
ヨウジュツというのは吸血鬼がグールを作る能力やドラゴンがブレスを吐く能力、もしくはある種の妖魔や幻獣が使う体系化されていない先住魔法のようなものだな、とタバサは理解した。
それにしても、今回の任務は手強いものだったと、あらためて思う。
賭け事での不正を暴くという、いつもとはまったく違う戦い。
先住魔法を使う生物を利用しているなどという発想は、自分にはなかった。
シルフィードも瑠螺もいてくれなかったとしたら、はたしてイカサマのからくりが見抜けたかどうか。
そして、最後のあの展開。
今回の敵は同じ人間だと頭から思い込んでいて、まさか瑠螺と同じような術を使う魔物が黒幕であろうなどとは考えもしなかった。
だが、思えば先のフーケ事件でも、瑠螺と同じ世界から来たという者たちに出会っていたのだ。
他にもいるかもしれないし、これからもまた出会うかもしれない。
どうして、その発想に至らなかったのか。
あのエコーの件にしても、知恵をもち変身することができる先住魔法の使い手という格好の実例が、自分の使い魔というこの上なく身近な存在にいたというのに……。
(せっかく知識があったのに、活かせていなかった)
自分には、まだまだ修行が足りない。
もっと強くならなくては、母を救うことと並ぶ自分のもうひとつの本懐は、決して遂げられないだろう。
「ふむ?」
タバサが自省しているのを見て、どうやら質問は一段落したようだと考えた瑠螺は、話題を変えた。
「ところで、先ほどシルフィードとも話しておったのじゃがな。トーマスどのにあの手形とやらを渡したおぬしの振る舞いは、つくづく見事なものであったと思うぞえ」
そう言って目を細めながら、タバサの頭を撫でてやる。
「別に……。大したことはしてない」
そっけなくそう言ってぷいとそっぽを向いたタバサの頬はしかし、照れたようにうっすらと色づいていた。
実際のところ、あの手形をトーマスに与えたときのタバサの脳裏にあったのは、先日瑠螺が高価な財宝を惜しげもなくフーケに与えたときのことだったのである。
『妹は、姉を見習うもの』
そう言おうかとしたものの、なんだか気恥ずかしくて……。
結局、言えなかった。
「そうかのう。……ああ、ところで。そういえば任務の後で、何かわらわに頼みたいことがあるとか言うておったと思うのじゃが?」
瑠螺に尋ねられたタバサは、真顔に戻って彼女の方に顔を向け直し、こくりと頷いた。
「学院へ帰る前に、わたしの実家へ」
詳しいことはそこで話すからと言って休憩を切り上げると、肉を平らげて幸せそうに腹をさすっているシルフィードの背に飛び乗る。
期待と不安の入り混じった、いつになく緊張した表情を(といっても、見た目の変化はほとんどないが)浮かべながら……。
以土行為糧食 満(土行を以って糧食と為す、満たせ):
五遁土行の初歩的な仙術。両手いっぱいの土を、1食分の食物に変化させる。
どのような食糧を作り出すかは術者が好きなように決められるが、大地からとれる作物に関連したものか、魚や鳥以外の肉でなくてはならない。
例えば、米や麦、粟、ひえなどの穀物や、それらを加工した麺類、果物や野菜、牛肉や豚肉などを作ることができる。
仙人はほとんど飲み食いしなくてもよいことになっているが、中には美食を好む仙人もいるし飢えた人間や動物に施すこともできるので、何かと使い道はある。