遊戯王GX ~超融合 繋がれた物語と紡がれる絆~ 作:ウサ黒
この世の中には政界、財界、スポーツ界、そしてデュエル界という四つの世界が存在する。
デュエル界とは、カードゲーム『デュエルモンスターズ』が社会に広く普及して出来たものである。デュエルの強さが全てのそこでは、プロと呼ばれる
その世界に入門するために今、六人の少年達が登竜門である次世代デュエリスト養成施設である『デュエル・アカデミア』入学するため、試験会場に向かっていたのだが・・・・・・
絶賛ハプニング中であった。
街中を全速力で六人の少年達が走る
どの少年も必死に走っている
「はっはっ、はぁっ!ヤベぇぞ皆!急がないと遅刻すんぞ!」
背が高く、目付きの悪い少年が後ろで一緒に走っている六人を視界に入れながら走る。
「けどさシュン、電車の事故だから、仕方なくね?」
「けどよ、テル!」
目付きの悪い少年・・・シュンと呼ばれた少年に応えたのは、隣を走っているテルと呼ばれた短髪の少年だった
「それに今、タイキがアカデミアに連絡してるから大丈夫だって!」
タイキと呼ばれた車椅子の少年が携帯電話に話しかけている姿を走りながら確認する。
「はい、はい。ええ、ですから・・・・・。少し、、、」
「ぜー!ぜー!っつ・・・・・!」
「おーい、疲れたんなら押すの変わるか。モリ~?」
モリと呼ばれた、息を切らしながら車椅子を押して走っている背の高い少年は、疲れて赤い顔をして自分と交代するか聞いてきた、ガタイの良い少年に頷きながら返事をする
「ぜー!ぜー!たの、む!ぜー!ぜー!コウ、ダイ!」
「了解!うおっしゃあ!!」
コウダイと呼ばれたガタイの良い少年が、走りながら器用に車椅子を押す役目を交代する
「お疲れ、モリ・・・。タオル。」
「うっすモリ!お疲れさん!ほれ水!」
「はーっ!ふーっ!サンキュ、コータ、ハマさん!」
ハマさんと呼ばれた大人しそうな少年が疲れたモリにタオルを渡し、コータと呼ばれた爽やかな少年がペットボトルに入った水を渡す。
「電話終わったよ!今居る受験者十人いるけど、全員が終わる前までに試験会場に入れってさ!んで、受験番号の書かれたナンバープレート受け取ったらすぐにデュエルだって!」
電話の終わったタイキからの知らせにシュンが首だけ振り向いていち早く反応する。
「マジ!?十人とかすぐ終わるじゃんよ!急ごうぜ!」
前を向いて、さらに速く走ろうとした瞬間に前にいた学生服の少年とぶつかる
「「うおっ(うわっ)!」」
二人は重なり合うように激しく転倒する。
「悪い!大丈夫か!?」
シュンが立ち上がり、学生服の少年に手を差し出す
「おう、大丈夫だぜ!そっちこそ大丈夫か?ぃよっと!」
学生服の少年が、手を掴んで立ち上がる
「オレは遊城十代!お前は?」
十代と名乗った少年が名前を尋ねてくる
「俺は、相良シュンってんだ、よろしく!」
「へえ、シュンって言うのか!急いでたみたいだけど、どうしたんだ?」
「あ、そうだ!アカデミアの入学試験に行くために急いでたんだ!」
「アカデミアって、デュエルアカデミアのことか?俺も行くとこだったんだ!一緒に行こうぜ」
十代が笑いかけてくる
「おう、いいぜ!」
そんなやり取りをしていると、後ろを走っていた仲間が追いついてきた
「ういっす!オレ、テルヤってんだ。君は?」
「オレは遊城十代!よろしく!」
他の五人とも軽く自己紹介をすませると、十代を含めた七人は大急ぎで試験会場に急ぎ、間に合うのだった
しかも、最後の一人のデュエルエンド直前に試験会場に着くというギリギリのタイミングで。