救えなかった少年   作:ニック

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加藤隊①

「……三上ここ分かるか?」

「えっとここは。」

と隊室で宿題をやっていた。

というのも昨日は3,4限に防衛任務があり、俺は授業に出れなかったので(三上は今はまだ研修のため防衛任務には参加していない。)三上にノートを写させてもらってその後に分からないところを教えてもらっていた

「でも意外だね。巧が勉強するなんて。」

と昨日4000越えて正式にうちの隊に来た明久が以外そうに俺を見る

最近吉井と呼ぶのも他人行儀なので名前で呼ぶようになって

「お前は勉強しなさすぎなんだよ。それに赤点あったら給料減らされるんだぞ。こっちは。」

「でも予知で問題見れるんじゃ。」

「あんなサイドエフェクトの制限時間1分の中でどうやってテストの問題丸暗記できるんだよ。」

サイドエフェクトのことと弱点はもう既に二人には話している。三上は予知能力があると知った時は驚いていたけど、それでも普段通りなので本当に助かっている

「そういや、今日発表だろ?」

「えっと何が?」

「ランク戦の対戦相手。」

すると全員がハッとしたように見る

「そういえば今日だっけ?」

「あぁ。六月からのランク戦で新規参入は俺と新里隊だけだからあと一つB級最下位のチームだからな。多分大島隊がくると思う。」

「大島隊?」

「あぁ。一応3人チームのアタッカー、ガンナー、スナイパーのバランスが取れたチーム。一度ラス前中位グループまで上がったんだけど一点も取れずに下位の中位グループまで落ちたんだよ。そしてその下もいたんだけど、成績が悪く解散している。」

「そっか。解散するチームもあるんだ。」

「結果が付き物だしな。まぁとりあえず一期目だ。俺たちの目標は B級上位グループかな。」

「あれ?B級トップじゃないの?」

「う〜ん。というよりも連携練習未だにしてないだろ?3ヶ月のランク戦でどれだけ上に上がれるかが問題なんだぞ。俺たちの隊は二人だし生存点が取りづらいっていうのもあるんだけど。明久のトリガー構成って純粋な機動型だろ?」

「うん。トリオンがボクは射的トリガーを入れる余裕がなかったから。」

トリオンの数値が5の明久は純粋なアタッカーを目指すらしく二刀流スコーピオンにグラスホッパーを入れた純粋アタッカーに近い構成だ。

俺はタブレット端末でボーダーのランク戦の記事を広げると

「うん。やっぱり大島隊と新里隊だった。新里隊長は弧月を主体としたアタッカーで何度かランク戦で戦ったけど19−1で俺は勝ち越しているから多分相方次第では勝てると思う。問題は大島隊だ。スナイパーが一人いるんだよなぁ。ランクは低いけど上位15 %に入ったことのあるスナイパーだから警戒はしたほうがいいんだけど。朗報MAP選択権うちだ。」

「本当?」

三上が俺の方を見る

「へぇ〜隊が作った順番でMAP選択権が変わるんだね。まぁ、スナイパーがいるからその対応を取れるステージになるのかな?」

「……う〜ん。それなら工場地帯は?射線が切りやすくてエリアも小さいからスナイパーを見つけたらグラスホッパーですぐにとりにいけると思うけど。」

すると明久からまともな意見が出される。

そうだな。ぶっちゃけありだ。

「それでもいいと思うけど市街地Dでもいいと思うよ。スナイパーの狙撃する位置が外しかないから。」

三上からも意見を出される。確かにそれもありだ

でもどちらも機動力というよりも相手を防ぐことばっかりで俺たちの持ち味を失っているような気がする。

「……う〜ん。なら明久。お前はどこなら一番やりやすい?」

「えっ?」

「こういった場合どこがやりやすいかと言ったより自分の得意なところで戦った方がいい。相手を気にせず自分のホームグラウンドを決めてやった方が有利になる可能性が高い。三上も俺たちの持ち味を生かす方に変えてくれ。スナイプも関係ない。俺たちが絶対に勝てるステージを作ろう。相手にもステージはバレるとは思う。でも連携もランク戦自体初めての隊だ。それならそういったことは来期にして今は俺たちのやり方で勝ちにいきたい。」

「つまり、今期は個人技で勝つってこと?」

明久が聞いてくる

「いや、前期だけだ。前期を個人技中心にして後半を連携で崩す。元々二人しかいないチームだし合流する前に誰かと戦う可能性が高い。それに下位のチームはエース不在の連携で倒すことに気をとられすぎて合流を優先するチームが多い。上位になると連携は絶対必要だけど今は個人技を鍛えて連携を取れる前段階を作るほうがいい。」

「それなら私はここがいいと思う。前にログを見ていたら建物が狙撃されやすいけど。でも加藤君のサイドエフェクトと合わせると多分一番加藤君の有利が生かせると思う。」

すると三上が一つのMAPを指差す。俺と明久はそのMAPを見て頷く

相手に合わせるんではなく自分たちの武器を生かす

そういう方針が俺たちの中で確立した瞬間だった。




吉井のトリガー構成です

メイン 
スコーピオン シールド free free
サブ
スコーピオン シールド グラスホッパー バックワーム
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