救えなかった少年   作:ニック

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加藤隊②

ランク戦初日

俺たちは試合開始一時間前から集まりそわそわした様子で俺たちは作戦室にいた

というのもやはりチームランク戦はとっては初戦。そして相手に予想外のことが起こったのだ

2-4-4

まさかの4人チームが二チームというかなりの戦力差である

「はぁ。マジか。さすがにこれは予想してなかったな。」

俺もさすがに一から考え直しだったのでちょっと戸惑ってしまった。

しかし唯一幸いだったのは全員対戦したことがあり、俺は全員に勝ち越している点だったことを含めると

「とりあえずおさらいするぞ。とりあえず大島はスナイパーで基本バックアームを装着している。去年の下位グループでは明らかに目立っていて基本は点取り屋だ。そしてアタッカーの柴田は弧月を使用していて基本バックアームは装着はしていないが誘い込むのが得意な防御型のアタッカーだ。多分新加入した三島も弧月とシールドをうまく使っていることだから誘いだすのが目的なんだと思う。そして最後にガンナーの島田。前はアステロイドを使っていたんだけど最近はハウンドをよく使っているからな。多分島田か柴田を先に倒せたら随分楽になるだろうと思っている。」

一区切りついて

「そしてこっちは隊長の新里以外は全員シューターの中距離のチームだ。どうやら去年解散したチームで組み直したらしく中距離戦では負けなしだろう。こっちもメインはハウンドだと思っていい。」

「やっぱりハウンドを加えている人が多いね。」

「まぁ単純な話一番当たりやすいからだろうな。俺も片方入れているし。」

追尾弾と呼ばれトリオンに誘導するか目線で操作のできるので格段にアステロイドよりも使用率が高くなると予想されているが

「まぁでも落とせない速さじゃないだろ。とりあえず三上最初の1分が勝負だ。……サポート頼むぞ。」

「うん任せて。」

「明久しくじるなよ。」

「任せといて!!」

そして時間になる

『『トリガーオン。』』

視界が変わり隊服のグレーと黒を主とした隊服変わる。

動きやすさ追求しとトリオンを少しつぎ込むことにより5色に隊服を変更することができる最新鋭の隊服。

まぁ開発部に任せたのが運の尽きか。

そして俺が仮想空間に出ると直ぐに分かる

建物の屋上に出たのか俺の目線に見えるのはいつも見慣れた校庭だった

「エリア学校。時刻夜。B級ランク戦スタート。」

その音声と一緒にバックアームを起動し走り出す。そして俺のマーカーに直ぐに三上がつけたと思われるマーカーがセットされる。

『最初の目標の位置共有します。』

そして俺の目の前には予知で見抜いた最初の初期配置が記載していた。校舎から飛び降り戦闘準備に入る

「サンキュー三上。10秒後島田に奇襲をかけます。」

『了解。こっちも新里さんを捉えたから一撃で仕留めるね。』

「了解。」

そして俺は走っていくと島田が見えてくるまだ気づいてはいないので直ぐに速攻をかけるか

すると誰かが飛んだのか空中にベイルアウト後に目線がいった

未だ

「グラスホッパー。」

俺はバックアームを取りグラスホッパーを踏みスコーピオンで島田の首を切った。

「活動体限界ベイルアウト。」

島田は驚いたようにしているが遅すぎる。

そして直ぐにバックアームを付けると連絡する

「ナイス明久。こっち島田落としたから後は新里隊のシューター落とすぞ。三上。」

『はい。新里隊の位置情報をマークします。』

俺の予知は視覚共有をすることはできない。それなのに何で居場所を共有できるのか。

それはいつも俺たちが通っている学校であれば三上も明久も言葉で通じるからだ。

そして極端に狭いステージなので俺たちの機動力もいき

俺たちが唯一誰よりも詳しくそして有利な展開に持っていける

狙撃手が学校の屋上を取られたらめんどくさいが今回は俺が一番にとっていたので直ぐに追撃することができ運良く俺が屋上をキープできた。

「マークされる可能性があるから少し遠回りしてからいくぞ。明久はどれくらいだ?」

『後校長室にアタッカーの新里さんとぶつかる。多分そっちに3人いると思う。』

「了解。それじゃあこっちは裏口に向かう。同じくグラスホッパーで奇襲をかける。」

後30秒くらいだろうか。だから

全員一撃で仕留める

そして3人見かけるとバックアームを取りグラスホッパーを一度踏んだ後一直線で突っ込むと俺はスコーピオンを三回後ろから首を切り一撃で仕留める

そして一気に4人がベイルアウトする。

「明久。」

『大丈夫。被害はないけど。これからどうする?』

内部音声が聞こえてくる

「パーフェクトだと10点だよな。アタッカーしかいないしせめてもいいかもな。」

『一応最終地点は学校だけど?』

「どこらへんだ?」

『多分玄関で隠れているかな。さっきから動いてなかったから』

ほぼ確定だな

「玄関か。んじゃポイント取ってくる。明久はバックアームを解除して反対から回れ精神的においつめる。」

『了解。一応二人だから気をつけて。』

「そんなこと分かっているつーの。んじゃ。4点取ってくるわ。」

俺は裏口からはいるとゆっくり歩く

危険感知ができるようにゆっくりと襲われるようにして

そしてしばらく歩いた後に反応する。左右に一人づつか

「明久大きな音立てれないか?一瞬でもいいから気をそらしたい。」

『了解。それじゃあ3.2.1。』

するとパリンとガラスに割れた大きな音が聞こえると未来予知が反応しなくなったので突っ込む。一瞬の隙を狙いスコーピオンで一人倒した後、一人が剣を振るうが上に回避しそして切り捨てる

そして飛んでいく二人を見送ると

『ランク戦終了10-0-0。加藤隊の勝利です。』

無機質なアナウンスが流れて俺たちはこちらに戻ってくる

「「「……」」」

声にならない。予想通りで一番思い通りに進んだ初戦

例えB級下位とは言え通用したということは

「「よっしゃ!!」

「やったー!!。」

俺たちの実力で勝ったということだ

一分間だけ無敵の部隊

されど1分を過ぎたら戦力は極端に下がる。

だから機動力で押すしかなかった。

機動力で小さいマップで速攻をかける

試合時間はチームランク戦とは思えない4分での終了だった

一通りハイタッチをしたところで俺は一通り息を吐く

さすがに緊張した

初めて指揮をとる中で俺は失敗しないかと焦っていたのだが

三上が正確にサポートしてくれたおかげがでかい

予知で伝えたデータは本当に正確にそして俺たちが分かりやすいようにルートも正確にレーダーされていた

個人ではなくチームでの勝利。これは本当に大きい

それに地味に明久がサポートに回ったのがでかい

こいつ思った以上に周辺を見えていて基本自分の実力が見えている

「……どうしたの?」

「いや。なんでもねぇよ。ただ反省点を後からログを見ておかないといけないし、今日のランク戦をやってみて少し気になったことを上層部に話そうと思っただけ。」

忍田さん辺りにちょっと言っておかない多分育成が数倍遅れる事になると思う

……とりあえず勝って何よりだけど

「とりあえず今日の夜の部で対戦相手決まるからな。それまでは浮かれていていいけど多分次はうちの得意な戦法は使えない。こんだけの高得点でB級中位グループまで一気に上り詰めたからな。」

「そっか。10得点って。」

「過去最高得点だよ。どう見ても。はぁおかげで作戦また作り直さないといけないか。かなり警戒されるだろうな。」

「そりゃ。あんだけ目立っていたらね。」

……目立ちすぎだけどこれからは多分俺のマークが大きくなるか

「なぁ、三上。これ連携より多分だけど機動力を駆使した今のやり方の方が点数取れるんじゃね?」

「うん。でも今のままでさすがにB級上位には通用しないと思う。」

「あぁ。だからこれからは少し変えていく。機動力を生かして相手の弱いやつを的確に一人づつ潰していく。浮いた駒や乱戦に強い方が人数の少ない俺たちには有利だろ?ぶっちゃけ細かな作戦やサインを立てたところで明久は理解できないだろうしな。」

「うっ。否定できない。」

一度連携練習を行った時に明久の動きがかなり悪くなったことが一番の問題なんだが

「それに今でも個のチームは少ないし単純な話強い方が勝つ。……次の試合は明久が鍵になるぞ。」

マークで俺は多分警戒されるだろうしな

「うん。でも状況次第だったら加藤くんは点を取った方がいいかも。エース兼隊長は少し厳しいけど。」

「前衛は足りているから遠距離か中距離希望の奴も探しておく。それと来月からスナイパーの種類が2種類追加になるらしい。今シーズンは使うところはほとんどないだろうけど、一応覚えておいてくれ。」

「分かりました。」

「了解。」

「それじゃあ反省会終わるか。」

「うん。ボクはちょっとランク戦行ってくるよ。ご飯先食べてて。」

すると腹が減っていることに気づく。そういや昼飯食ってなかったな

「……了解。それなら三上飯食いにいかね?給料日過ぎたから自炊はできるんだけどさすがに疲れて昼食作る気にならない。」

「私はいいけど何食べにいくの?」

「ラーメンは?味自慢だったら安くて量食えるし。あそこのとんこつ醤油おいしいし久しぶりに食いたい。……って女子ならパスタとかそっちの方がいいか?」

「私ラーメン屋よく家族で行くから大丈夫。」

「それじゃあ行くか。明久。今日はすぐに上がれよ。」

「うん。」

するとブースの方に走っていく明久を見つめながら俺は苦笑してしまう

焦るなよ明久

内心で隠しつつ俺はラーメン屋への道へ歩き始めていた

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