救えなかった少年 作:ニック
一応連続投稿です。
トレーニング開始してわずか3日後
ランク戦初日なんだが
「神崎、明久。あれやるぞ。」
「分かりました。」
「任せて。」
グラスホッパー相手に横に移動するとアステロイドで十字射撃を仕掛ける。
連携技はあまり使おうとは思わないんだけど、相手が中距離の場合そうも言っていられない。
というよりも思ったより完成度が高く、それでいて威力が桁違いに高いのだ
「ちっくしょ。」
最後の一人の羽柴隊の隊長がシールドをはると左右からの射撃に防ぐのがいっぱいになり前ががら空きになる
「旋空孤月。」
すると明久から放たれる弧月が相手に刺さる。明久曰くスコーピオンの利点である軽くて自在に変形できるのが仇となりうまく扱えなかったらしいのだが。弧月になった途端に格段に腕が上がった。
グラスホッパーを使っているがそれでもスピードが落ちずにキレもいい。
……早く言ってくれよお前。
胴体が真っ二つになると俺たちの勝利が決まる
四つ巴の試合で生存点2点に明久が3点、俺と神崎が1点、そして速水が2点。
速水は二人目を倒した後に相手のスナイパーに狙撃され落とされたが、まぁ、これだけ取れたら十分だろう
……というよりも俺がかなり警戒されて明久がかなりフリーになっていたし、俺と対戦したやつが元より勝つ気なくて時間稼ぎをされた性もあるだろうけど
「……ふぅ。お疲れ様。まぁこれで二位と点数差また開いたな。」
「えっと、今日の二位のチームって。」
「昼の部で5点取って勝ってる。だから4点差がついた。」
相手はスナイパーがいることから市街地3を選択していただが速水がいることによって相手は大混乱だったらしい。
速水もそれを知っているから今日は点を積極的に狙ったと言っていた
神崎もデータがなかったが相手のスナイパーを速水が狙撃された後に撃破。初得点を挙げた
「神崎も初ランク戦お疲れさん。」
「はい。お疲れ様です。」
「それでなんだけど。今日の反省点って。」
「まぁ色々あったけど今回は俺がちょっと動きが悪かったな。速水は落とされたけどそれでもきっちり点数は取れているし、明久は3点取っているからいいんだけど。最初に相手のエースに捕まったのが悪かった。」
「まぁ仕方ないんじゃない?今回予知使ってないんでしょ。」
速水があっさりと答える。
というのも使おうと思ったらそのまま疲れていたのか爆睡してしまい半日くらい寝てしまったのが原因だろう。
「……本当に予知が使えるんですね。」
すると神崎が驚いたようにしている。
「サイドエフェクトって言われてもあまり信じないよな。でも俺とは別に未来を見える人もいるらしいぞ。音声とかは別だけど。」
「そういったことではあんたは夢だから音声も全部聞こえるわけね。」
「そういうこと。」
まぁでも予知がなくても強いということが証明されたから別にいいんだけど
「そういや、今日8時から防衛任務だけどどうする?」
「う〜ん。とりあえずご飯作ってから。ゲームしない?」
「別にいいけど宿題は?」
「僕はないよ。」
俺たちもないしな
「んじゃ飯頼む。」
「うん。それじゃあ簡単に焼きそばでも作ろうかな?」
「……本当にここで飯食べているんだ。」
「それも吉井先輩が作るんですか。」
「この中じゃお世辞抜きに明久が一番上手いからな。三上も料理作れるけど……明久はちょっとかなり特殊な家庭で育ったから物心ついた時から作っているしな。基本俺が一人暮らしで飯を食っているけど料理ができないのもあるんだけど。」
事実未だに目玉焼きや野菜炒め以外のおかずは作れないし
「吉井先輩の料理の腕前って。」
「食べた女子が凹むほどの実力。」
絢辻と三上、加古先輩も一度食べたことがあるんだが、全員が凹んでしまい後からの機嫌をとるのが大変だった。
なお加古炒飯を失敗作を食べないといけなくなったのはこの時だ。まぁあの人よりマシだったけど
俺と出水は何度も食べているけどつい食い過ぎてしまうし
「うん。カルチャーショックを受けるよ。」
「まぁ、さすがに今日は焼きそばだからそんなに衝撃は受けないと思うけど。」
「ねぇ、シーフードミックスがあるから塩焼きそばでもいい?塩ダレは簡単なものなら作れるから。」
「……あぁ言うところだよ。」
俺はため息を吐く
なお、神崎も速水も明久の料理を食べてのだが、まだ小学生だったのもありプライドではなく今度教えてもらうことになったらしい。
飯食い終わってそして防衛任務までの暇な時間
俺たちの隊室はゲームの音で流れていてそして
「明久と神崎強すぎだろ。」
俺がゲーム画面を見ながら驚いてしまう。
某対戦型ゲームで神崎は無双していたのだ。
ついでに今の戦績は
俺、三上、速水、0勝 明久3勝 神崎6勝
いや、マジで勝てない。
俺は黄色ネズミを使っているのだが攻撃がマジで当たらず雷連打する羽目だ
「う〜ん。このゲーム家から持ってきたからだけど、逆に巧弱すぎない?」
「俺基本戦略ゲームしかやらないし。」
明久が持ってきた物には一人でやるやつから全員で対戦できるような物がある
「RPGはやらないんですか?」
「RPGは昔明久がよくやっていたの見るだけだったな。というよりRPGってレベル上げとか面倒だし。」
「僕からしたら戦略ゲームの内政の方がめんどくさいと思うんだけど。」
まぁそれは人それぞれってことで
「てか、お前姉さんがいる中でよくこれだけ買えたな。」
あの人かなり厳しい人で異性の交流でさえ制限をかけるほど堅いのに
「あっ。私の分を吉井先輩に預けてもらっていたんです。」
「どういうこと?」
「私も家が厳しくて、ボーダーに入りたいって言った時も両親と一悶着ありましたから。」
……まぁ、小学生に武器持たせるなんて正気の沙汰じゃないからな
「それで僕と時々隠れてゲームしていたんだよ。僕もユキちゃんもあまりゲーム買えないから。本当はもう一人先輩がいるんだけど」
「ゲーマー同士ってことか。てかお前あだ名で神崎のこと呼んでいるんだな。」
「うん。」
「なんか思った以上に馴染んでいるなお前ら。」
速水も神崎も思った以上に早く馴染んできている
「そうだ。来週水曜日、期末あるからランク戦休むぞ。」
「……えっ?期末テストで休むんですか?」
神崎は驚いてるが
「俺と三上は基本成績上位だからいいんだけど。さすがにこいつは成績が酷すぎるから。徹底的に勉強させないといけないんだよ。最悪問題を予知するから。」
「そんなに吉井先輩ひどいの?」
「学年最下位だぞ。こいつ。」
事実かなり成績はひどい。太刀川さんよりも酷いのがこいつだ
「えっと加藤は?」
「俺は成績上位グループ。三上の一個下。」
「……勉強できたんだ。」
「授業さえきいていれば案外できるぞ。予知を使うこともねぇよ。それに問題見たってそれが受験の時厳しくなるだけだし。」
事実なるべく予知はランク戦の方重視でやりたいしな
「てかもうそろそろ行くぞ。」
「えっ?あっもうこんな時間。」
「防衛任務遅いから今日はボーダーに泊まれよ。さすがに補導はまずいから。」
夜の防衛任務は小学生の隊員はなるべく泊まることを推奨している。
「あぁ、なるほど。教科書を置いて行けってそういうことだったんですね。:
「一応乾燥機付きのコインランドリーもあるし洗濯もできるからな。ここ。特に俺たちは夜の時間帯が多いんだから。」
基本放課後の時間帯に俺たちは防衛任務を入れているしな
「じゃあ授業中に入れたら。」
「明久の進学がかかっているから無理。」
提出物だけは俺と三上が明久につきっきりで教えており、成績をきちんとするように保っている
「……本当にごめん。」
「お前らはマジでこいつみたいになるなよ。」
俺は呆れたようにため息を吐く
そして微妙な空気になりながら俺たちは防衛任務に向かうことになった
早速明久のトリガーが代わりました
この小説ではトリガーが未だに開発が少ないためにトリガー構成がよく変わっていきます。詳しくは定期的にトリガー構成を書きますのでご了承ください
それとアンケートの件ですが今の所なしになりそうですが、前にも書いた通り風間隊のオペレーターにバカテスキャラを一人いれることになっており、それに追加して1人ほど追加しないと矛盾が産まれてしまうのでそこは勘弁してください。
なお今回は明久のメインに弧月と旋空がセットされたくらいですのでご了承ください
ついでにこの時点で弧月はランク5000あります