救えなかった少年   作:ニック

6 / 24
吉井明久①

一週間がたった土曜日俺たちは入隊式当日を迎えていた。

「よう。」

「おう。おはようさん。」

「お前それおっちゃんみたいだぞ。」

「うるせ。ほっとけ。」

と俺は不貞腐れる

「そういや、今日から入隊式だけど訓練内容って。」

「多分実戦訓練だと思うぞ。」

「だよなぁ。とりあえず新記録更新を狙おうかな?」

「俺はもう縮まりようがないんだが。」

俺はため息をつく。今の俺の最速タイムは0.4秒。

なおボーダーの忍田部長と太刀川さんという人くらいしか今のボーダーには超える人がいないらしい

「しかし仮訓練受けてなかった人も多いんだな。」

仮訓練時は30人と比べて今は50人

20人ほど増えているな

「まぁ、スカウト勢がいるからな。」

「スカウト?」

「あぁ、才能がありそうなスカウトするんだよ。そういった奴は試験とか全部免除されるんだよ。」

「ほへ〜。知らなかった。」

俺はキョトンとしてしまうがそれは一瞬で変わる

茶髪の少年が女の服を着ていた

「あれ?吉井だ。」

「……えっ?」

「ほら、女子の制服を着ている茶髪のバカっぽいやつ。」

「おい。ちょっと待て。色々とツッコミたいことがあるんだが。」

まぁ当たり前だな

「あいつ。家では立場がとことん弱く姉さんに女子格好させられているらしい。俺、小学校ではあいつと結構仲よかったんだよ。その時聞いた。」

「マジで?」

「小学校のころは吉井はめちゃくちゃ明るくてクラスのムードメイカーだったし俺もスポーツやっていたからな。自然と仲良くなったんだよ。」

よく遊んでいったしな。

……俺は少し悩んでから

「ちょっとスカウト行ってくる。」

「お前肝っ玉すげぇな。」

「うん。俺も関わりたくないけどゲットできれば戦力になるからな。」

俺はそうやって吉井に近づく

「おい。吉井お前何女の服着ているんだよ。」

「えっ?あっ。巧久しぶり。巧もボーダーだったんだ。」

「おう。てかお前仮入隊いなかったんだけどどうしたんだよ。」

「へ?仮入隊とかあったの?」

「あったわバカ。」

俺は呆れてしまうが

「てか普通にスカートで着ているんんだよ。」

「だって姉さんが着なければ濃厚で濃密なキスをしますっていうから。」

「……はぁ全くお前らの家族は。」

俺は呆れる

「まぁいいや。それで早速なんだけど。俺とチーム組まね?」

「へ?」

するとザワザワし始める

「いや、俺大侵攻で家族死んだからな。生活費のためにボーダーに入ったんだけど合ったチームがないんだよ。吉井なら昔から付き合いあるし、多分すぐにB級に上がれるだろうかなな。」

「あっ。もしかして予知使ったの?」

「……お前まだ信じていたんだな。その話。」

俺は少し呆れたようにしてしまう。俺が予知を使えることを信じたのはこいつくらいだ。

「えっ?嘘だったの?」

「嘘じゃないけどさ。まぁその話は後だ。とりあえず理由は2つ一つ目は行動力。そして二つ目は身体能力だ。どうせお前アタッカー希望なんだろ?カッコいいとかそんな理由で。」

「本当に予知使ってないんだよね?」

「お前が単純すぎるんだよ。俺もアタッカー型オールラウンダー目指すからな。連携重視か機動力を生かした近距離型のチームにしたいんだよ。」

「なるほどね。僕はいいよ。」

「……やけにあっさりだな。」

「うん。友達とやるほうが楽しそうだし。」

「お前一応命がけの仕事ってこと忘れんなよ。」

呆れたようにいうと

「とりあえず俺はこれ終わったら開発室行かないといけないから。」

「えっ?訓練受けなくていいの?」

「あぁ、俺はC級じゃないからな。」

「どういうこと?」

首を傾げる吉井に俺はため息を吐き

「仮訓練の結果俺は先にB級に上がったんだよ。全部ぶっちぎりでトップだったし。」

「……あぁ。まぁ予習できるからね。」

「そういうこと。まぁランク戦みたいに30分くらいの長い時間見なければ普通に問題ないしな。まぁもうそろそろ始まるから学校で話そうぜ。さすがにお前の服装だと話したくないし。」

「うん。明日からは男用の服を着てくるよ。ボーダーで安定したら一人暮らしするつもりだし。」

納得。こいつあの姉さんから離れたい為にボーダーに入ったのか。

「んじゃまた学校でな。」

「うん。またね巧。」

俺は手を振る。まぁとりあえずアタッカーは確保か

「うす。」

「よう。どうだった?」

「アタッカー確保。後はオペレーターだけ。」

「そういえば絢辻ってオペレーター希望だろ?絢辻誘えばよかっただろ?」

「嵐山隊のオペレーターが今期で退社するから代わりに入るらしいぞ。」

オペレーターをスカウトして自分のチームに入れてもいいか上層部に確認をとったときに嵐山さんから聞いたことだ

「あ〜そりゃ無理だな。」

「でも今オペレーターは人足りてないらしくて入隊したいのであればスカウトしていいらしい。から三上にも声かけるか。これからオペレーターも増え始めたらオペレーターでも階級を決めるらしいし。早めの方がいいな。明日あたりにでも声をかけて誘ってみるか。」

「行動力すげぇな。」

「生憎A級トップ目指したいしな。」

それに俺の目もある予想は確定している。それに備えての一歩でもある

もう二度と失いたくないからな

すると忍田本部長が入ってくると全員が静まる

そして入隊式が始まった




隊の一人目はバカとテストと召喚獣より吉井明久です
まぁ理由は馬鹿で弄りやすいからですね
明久ヒロインはクロスしたキャラ一人と後は趣味つながりでのボーダーキャラにする予定です
とりあえず現段階でのステータスを書いておきます
なお、吉井明久については誕生日が明確ではないためオリジナルで作ることになりました

加藤巧 15歳 アタッカー
誕生日 2月28日
好きなこと ラーメン 師匠 友達 星

トリオン 10
攻撃 12
防御支援 2
機動 12
技術 10
射程 2
指揮 8
特殊戦術 2 トータル 58

サイドエフェクト未来予知 

機動型の防御無視のアタッカー。速さで敵を翻弄しスコーピオンで止めを刺すアサシン
サイドエフェクトがなければ回避もできないんじゃないのかと言われるくらいの攻撃特化型で、防御無視で突っ込んでくる時が多く攻撃力は慶以上あると忍田さんはいうのだがボーダー評価は辛め。忍田さんや太刀川さんと打ち込むことが多く最強二人を手合わせしたせいで攻撃特化に磨きがかかる。スピードバカと出水が発言したことによりそのあだ名が広がることとなるのだが成績は高く進学校では上位クラス下辺りをキープしており、さらに指揮能力は高め。将来的に機動型オールラウンダーを目指している。出水とは天才コンビと呼ばれている
加古さんから隊に誘われたが断ったら、弟子にされるほどの才能の持ち主
派閥は忍田派

師匠 戦術 加古さん

吉井明久 15歳 アタッカー
誕生日 12月2日
好きなこと 友達 ゲーム ランク戦で勝つこと

トリオン 5
攻撃 9
防御支援 9
機動 10
技術 7
射程 1
指揮 1
特殊戦術 1 トータル 43

機動型のスコーピオン使いだが戦術を説明しても全く理解できないので指揮能力を隊長に丸出しした。一言でいうならバカ。バカとしか言いようがないばか。成績は米屋より悪く毎回のようにオペレーターに泣きつくほど。それでいて追試を免れない
ただし戦闘面に関しては自分が何をできるのか理解しており、かなり優秀でランク戦でも主人公がいなければ普通にエースレベル
回避技術は予知を主人公以上にあり、出水のフルアタック射撃を一度シールドを使わずに受け切ったほどの実力
他人のために熱くなれる性格でよくトラブルを持ってくる。本部版太一。女誑しは相変わらずで無自覚に人を落とすことでファンクラブが存在している
なお女装写真も人気が高く裏に写真売りに一枚100円でトラブルされている
お金を貯め一人暮らしするのが目標
派閥は玉狛よりの忍田派
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。