一般人が行うグランドオーダー   作:名無しのガキンチョ

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今回は短めです。私生活がまだ落ち着かず、あまり時間がないのが現状です。
次は長く書けるように努力します。


合流 情報 目的

激闘を終え、疲労やらスキルの影響やらで倒れてしまった沖田さんを背負い、当てもなく歩き続ける。それにしても、さっきのは驚きの連続だった。沖田さんが影のサーヴァント?をワンパンしたこと、何度もよみがえる影。さらには、急に沖田さんが黒くなったり、その黒くなった沖田さんがなにやら影相手に無双してたり。やっぱりセイバーとなると、何でもありな感じなのかな?

 

ふと、影と対面したときのことを思い出した。体中どこまでも黒く、まるで吸い込まれるような黒。そして影から発せられた重圧。多分あれが殺気というものだろう。運よく教わった魔法を使うことで吹き飛ばされるだけで済んだが、改めて考えると死ぬかもしれなかった事実。アドレナリンがなくなった今、言葉にできない何かが自分を包み、体が震える。

 

「....マスター、どうかしたんですか?」

 

背負っていた沖田さんが声をかけてきた。別に何でもないよ、と自分に言い聞かせるように答えた。それよりも沖田さんは大丈夫なの?

 

「ええ、おかげさまで。もう大丈夫ですよ。」

 

沖田さんには悪いが、そろそろ背負うのもきつくなってきたところだから正直助かった。沖田さんを近くに下ろし、自分も座る。座った瞬間、物凄い脱力感が襲ってきた。物凄く疲れた。

 

「...すみません、マスター。自分が不甲斐ないばかりに。」

 

沖田さんが申し訳なさそうに謝ってくる。もしかして自分が攻撃されたから?でも沖田さんだって必死だったし、別に気にしてないんだけどなぁ。

 

「ですが、やはりサーヴァントとして格好がつかないというか...」

 

いいからいいから。ずっと暗めの沖田さんじゃこっちも暗くなるから、いつもみたいに元気で明るい沖田さんになってもらわないと。ほらほら、笑って笑って。

励まし?の言葉を口にしつつ、沖田さんのほっぺをつつく。

 

「ちょっと、何してるんですかマスター!」

 

怒られてしまった。反省反省。でも沖田さんが元気じゃないと、こっちも元気じゃなくなるのは本当だからね。

 

「全く...わかりました!もう気にしませんよ。いつもの沖田さんに戻りますよ!」

 

今まであった暗い雰囲気はどこかへ行き、いつもの沖田さんの笑顔が返ってきた。やっぱり楽しくいないと、損した気分になるよね。

 

「しかし、これからどうしましょうね?行く当てもないですし。」

 

そういえば、絶賛迷子中だったこと思いだす。どうしたものかと頭を抱える。相変わらず周りは焼け野原。人が悪にいる気配も無し。骸骨やモンスターはそこら中にいるけど、意思疎通は不可能。うーん....困った。

 

「...?マスター、誰かがこっちに来ます。念のため隠れていてください。」

 

ふと、沖田さんが何かに気づいた様子でこちらに注意してきた。やはりサーヴァントとしてなのか、はたまた沖田さん自身の感覚が優れているのか。どちらにせよ自分では全く感知出来ないため、凄く助かる。沖田さんは何があってもいいように、少し離れた場所で息をひそめていた。

 

―――――――――――――――――――。

 

声が聞こえる。まだそれほど近くにはいないみたいだが、こちらに向かってきているようだ。どんどん聞こえる声が鮮明になっていく。

 

「本当にここで合ってるんでしょうね、ロマニ?」

 

『ええ、反応ではここのはずなんですが...マシュ、立香ちゃん、何か見えない?』

 

もしかして、所長にロマンの声?それに聞き覚えのある名前もでてきたし、間違いない。はぐれたみんなだ。運よく鉢合わせになったみたいだ。助かった。ひとまず、こちらから声をかけて合流し、もってる情報を交換することにした。

 

 

 

 

 

 

 

「ほ~なるほどねぇ。オタクらがあのバーサーカーを仕留めたのか。意外とやるもんだ。」

 

立香達に同行していた男性、キャスターが驚きの声を上げる。なにやら相当な怪物だったみたいで、キャスターでも手に負えるモノじゃなかったらしい。そんな相手によく生き残れたと思わずにいられない。

 

「それにしても、キミも災難だったね?」

 

後ろから立香が声をかけてきた。それはお互い様じゃないか?聞けばサーヴァント2基のマスターになったらしいじゃない。

 

「あはは...まあ大変だけど、多分何とかなるんじゃないかな?」

 

何だか軽くない?自分も人のこと言えないと思うけどさ。何か緊張感が足りてないというか...

 

「私のことは置いといて、いつまで隠れているのさ、マシュ?」

 

「えぇと...その、いざ対面すると些か恥ずかしいと言いますか...ひゃぁ!?」

 

立香の後ろにいたマシュが、押されて自分の前に飛び出してきた。見た目は普段と違い、腕や足の肌が所々露出している服装だ。何故か腹も露出している。特徴的なのは、二本の手で支えている大きな盾だ。なんでも疑似サーヴァントになってしまったらしく、得物が盾だそうだ。盾をつかう英霊って誰かいたっけ?

 

「あの、そんなにじろじろ見ないでください。先輩....」

 

顔を赤くし、ぷるぷると小さく震えており、とても愛らしい。凄く...可愛いです。

 

「ちょっと、いつまでおしゃべりをしているのよ!」

 

和気藹々と会話をしていると、なにやら怒った口調で所長さんに叫ばれてしまった。マリーさんも仲間に入りたいんですか?

 

「何言ってるのよ!望ましいとか、私も楽しく話したいだとか、別に思っていません!」

 

なんというか、本当にわかりやすい人だなぁ、所長さん。まあここで話してても何も変わらないし、これから目指すところはどこか、ロマンに聞いてみた。

 

『そうだね。これから目指すところは大聖杯と呼ばれるモノだ。何でも、キャスターさんが言うには、そこに特異点の原因があるらしいんだ。』

 

大聖杯?聞いたことがない単語がでてきたな。

 

「大聖杯いうのは、まあ早い話、この冬木市の心臓だ。黒幕はそこに潜んでいるだろうな。」

 

ほうほう、いかにもラスボスがいそうな場所ですな。そういえばここでは聖杯戦争が行われていたはずだ。残りのサーヴァントって、キャスターの他には誰が残っているんだろうか。

 

「残っているのは俺含め、あと3基だ。大聖杯の所のセイバー、そいつの配下であるアーチャーだ。そういやそこのお嬢ちゃんもサーヴァントだろう?クラスは何だ?アサシン?」

 

「いえ、こう見えて私はセイバーですよ?キャスター。まあ、アサシンでもいい線は行くと思いますけど。」

 

今まで周りの監視をしていた沖田さんが戻ってきて、キャスターの質問に答えた。それを聞いたキャスターが、驚いたようなうれしそうな声を上げた。

 

「なに、お嬢ちゃんセイバーだったのかよ!そらあのバーサーカーとやり合えるはずだ。」

 

やはり、聖杯戦争においてセイバーのクラスは一目置かれているようだ。大聖杯にいるセイバーも、キャスターを除く他のサーヴァントに勝ったらしいし、本当に勝てるのかどうか心配だ。

 

「...........」

 

これからまた出発するところで、ふと離れた場所で一人でいるマシュを見かけた。震えているみたいだ。

 

「...ぁ、先輩...」

 

そっとマシュの頭を撫でる。自分たちと違い、ただの人間からサーヴァントになってしまい、直接戦うことになってしまったマシュ。相当怖いだろうけど、それでも自分たちのために戦ってくれている。そんなマシュに自分ができることは、こうやって励ますことだけじゃないかと考える。ごめんな、俺たちの代わりに戦わせて。

 

「...心配してくれてありがとうございます。でも大丈夫です。先輩やマスターの為でしたら、私は何度でも戦います。」

 

少し見ない間に、マシュはすごく成長したみたいだ。今まではなかった、自分の意思が彼女の言葉から強く感じられる。彼女はこれからも成長を続けるだろう。そんな彼女の手を取り、みんなの元へ歩いていく。彼女の成長に期待を込めながら。

 

 

 

 




ぐだぐだイベント来ましたね。皆さんはもうやりました?
自分はアヴェノッブ2人と水着ノッブ1人お迎えが出来ました(´ω`*)
4周年に水着も控えていて、怒涛のイベントラッシュになりそうで、今から戦々恐々としております...(( ;゚Д゚))
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