捕虜にしたメガバットを背負いながら、朝焼けに染まるケープタウン大学の敷地内を、あらかじめ教えられた道順通りに駆け抜けた。するとほどなくして、当初の目的地が見えてくる。
(・・・・・・あれがメディカルタワーか)
曲線を描く銀色の円柱形という、遠目からでも一目でわかるその異容を見上げていると、ようやく辿り着くことが出来たという気持ちと、ここまで来るのに多くの血が流されたことへの悲嘆が同時に浮かんでくるのだった。
タワーの入り口はドーム状の屋根に覆われていて、外からでは良く見えないようになっていた。
とはいっても何か障害物があるわけでもなかったので、私は走るスピードを落とさずにその中に入った。
ちょっとした広場とも言うべきドーム状の屋根の中には、ハッとする光景が広がっていた。
生き残りの数十人ほどの敵兵士たちが一同に会していたからだ。
誰もが武器を取り上げられ、後ろ手に嵌められた手錠の鎖を、屋根を支える支柱に引っ掛けられて自由を奪われていた。
指揮官と思しき紺色の外套を纏った男も一緒だ。あの印象的なガスマスクの下に隠されていた顔は、特に印象に残りそうもない白人系の中年だった。私の背に乗っているメガバットを見て、テープを貼られた口を何やらモゴモゴ言わせていた。
「あ・・・・・・!」
座らされている数十人の捕虜に交じって、立ったまま私を見つめてくる2人の視線があった。パンサーとバズ・チャラだ。
「おつかれアムールトラ。ボスを助けてくれてありがと」
「うん、君も」
今のパンサーはヒョウじゃなくてクロヒョウみたいな姿だった。
先ほどの戦いで何人もの敵兵を殺害して、体の模様がわからなくなるほどに大量に返り血を浴びていたけど、今やそれが乾いて黒ずんだ感じになっていたからだ。
それから血を拭う間もなく、捕虜をここで見張り続けていたことがうかがえる。
捕虜たちにとっては、同朋の血で全身を覆うパンサーは死への恐怖そのものだろう。
油断なくその手にショットガンを携えている巨漢バズ・チャラと合わせて、場を支配するのに十分すぎるほどの威圧感がある。
「それでカコさんとスプリングボックは?」
「つい何分か前に来たよ・・・・・・ソイツが生きてるってことも聞いた」
そう言いながらパンサーの視線は、私の背中に力なく全身を預けるメガバットの方を向いている。彼女はいま何を想っているのだろう。スプリングボックと同様に私を責めるだろうか。
同じようにしてメガバットを見ているバズの大柄な体が一瞬震えたような気がした。彼にとっては弟の仇だ。
・・・・・・私は気まずくなって、2人と目を合わせることが出来なかった。
「アムールトラ、早く行きなよ」と、パンサーはあくまで感情を抑えた冷静な声で、突き当りにあるメディカルタワーの入口を指さした。
事前に教えられた話では、お目当てのスーパーコンピューターは地下9階にあると聞く。ここにいない仲間たちは全員そこに集まっているのだろう。
「医療キットはシガニーが持ってる・・・・・・ソイツ、手当てがいるでしょ? 下で作業してるシガニーに手当てする余裕があるかはわからないけど」
「いいの? パンサー」
「いいとか悪いとかアタシは決められないもん。そうしろって言われてるだけだから」
そうか。捕虜にも治療を施す・・・・・・パークとはそういう組織だった。メガバットは捕虜にする、とカコさんの口から宣言された時点で、メガバットの安全は約束されたも同然だったんだ。
かつてヒグラシ所長が地雷で右足を失った時もそうだった。所長が今も生きていて、義足で歩けているのもその恩恵を受けたからだ。
私はパークから与えられる無償の善意に救われている。その恩に報いるばかりか、今もこうして甘えてしまっている。そう思うとなんだか申し訳ない気持ちになる。
「ごめん」と絞り出すように告げてから、2人の視線を避けるように俯いて、メディカルタワーの入り口へと向かった。
ガラス張りになった入口は、私が目前にまで近づくと勝手に開かれた。この建物には電気が通ってることを示す動かぬ証拠だ。
・・・・・・そういえば、タワーには専用の予備電源があるって話だったっけ。一足先に到着したウィザードたちがそれを復旧させたということか。
タワー内部の直線的な廊下にも明かりが灯っていて、夜明け前だというのに日中と変わりない明るさを保っていた。
真っ直ぐに進むと、やがて突き当りには無機質な金属の扉が姿を現していた。扉のすぐ横の壁には「↑」と「↓」という矢印を指し示した紋様のボタンが取り付けられていた。
(・・・・・・これが、エレベーターというやつか)
内部の電源が生きているなら、この仕掛けも作動するはず。
そう思いながら「↓」のボタンを押すと、目算通りに金属の扉がひとりでに開かれるのだった。
扉の向こうの狭い空間に入り、その中にまた備え付けられた無数のボタンの中から「B9」のボタンを押した。地下9階を表す記号はこれで合っていたはずだ。
金属の扉が閉じ、エレベーター内部に振動が響き渡る。ごく短いようで長い時間を、狭い空間の中で目的地への到着を待つだけになった。
「・・・・・・シベリアン、私のことはもういいですわ」
メガバットが、息も絶え絶えだというのに、沈黙を割くようにして話しかけてくる。
私が気まずい思いをしてまで彼女のことを助けようとしていることに対して、まだ納得がいっていないようだ。
「生きてたって所詮マスターの道具でいることしか出来ない・・・・・・私に情けをかけてくれるなら、このまま死なせて」
「そんなのいやだよ」
やっとそれだけ言葉を返した。
たしかにあの時メガバットのことを見捨てることだって出来たし、彼女の言う様にそうするのが普通なのかもしれない。でもやっぱり私には無理だ。メガバットの痛みも苦しみも、今やこうして頭に刻まれてしまったんだもの・・・・・・それを無視することなんて出来ない。
他人の中身をのぞくことが、こんなにも自分の内面に影響を及ぼすことだったとは思ってもみなかった。気を抜いたら自分自身の記憶だと錯覚してしまいそうになる。
なんで私はあんなことが出来たんだろう。あれが勁脈打ちの進化形・・・・・・私の二つ目の能力だというのか。
______ガコンッ
答えの出そうにない問いに耳を澄ませていると、やがてエレベーターの動きが止まり、金属の扉が左右に開かれて、その先に広がる光景へと私をいざなった。
「こ、これは!」
辿り着いたその部屋は、これまでに見たこともないような異様な空間だった。
電気が付いていても薄暗くて、辺りすべてを見通すことは出来なかったが、開けた広い場所であることが空気の感じでわかる。
向かって正面の壁には、あちこちに無数のディスプレイが散らばり、わけのわからない文字列が左から右へと川のように流れていっている。
床は金網になっていて、下のフロアがそこから見えるようになっている。
そこには長方形に角ばった黒い基盤が、何十個も何百個も整然と並べられていて、どれも赤や緑の光をチカチカと不規則に点滅させている。
そこにある一切が無機質ではあったけど、物言わぬはずのそれらが、あたかも生き物のようにせわしない息遣いを見せてくる。
・・・・・・これが私たちが目当てにしていたスーパーコンピューターなんだな。なんていうか、他の機械とは根幹のスケールが違う。何か特別な能力と役割があるものなんだって、フレンズの私から見ても一目でわかる。
すぐ目の前は下り階段になっていて、そこを進めば部屋の全容がさらによく見えてくる。
突き当りには幾つものデスクがあって、下のフロアにあるスーパーコンピューターに命令を与えるためであろうパソコンが十数台ほど設置してあった。
______カタカタカタカタ・・・・・・
(あれは、ウィザードか?)
他のすべての電源が入っていないというのに、たったひとつだけ起動して動いている機器があり、それを動かしているであろう人影も一緒に目に入る。
「・・・・・・フンヌヌヌヌッ! ユーサノバビッチ!」
ウィザードが編み込みの長髪を落ち着きなく揺らしながらパソコンの画面に向かっている。その背中から鬼気迫る迫力を感じさせながら、キーボードを片時も途切れることなく親の仇のように叩き続けている。
魔術師と呼ばれるハッカーが、その腕前を今まさに発揮しているということか。彼は兵士でもないのに、この時のためだけに何度も命の危険をくぐり抜けてきたんだもんな・・・・・・
カイルとギルは死んでしまったけれど、ウィザードが生きてここに辿り着けたことで、まだ私たちの命綱は繋がっている。後は彼に任せるしかないだろう。
私にできるのは、彼がCフォースの最高機密を盗み出してくれることを祈るだけだ。
(さて、どうしようか)
今のウィザードはとても声をかけられる様子じゃないと思って、彼の気を散らさないようにと静かに後ずさって部屋の様子を探ってみる。
シガニーの姿は見えないけれど、もし可能ならメガバットの手当てをお願いしたいからだ。
「アムールトラ、こっちよ」と、後ろから静かに私を呼ぶ声が聞こえた。
振り返るとカコさんが、私が降りてきた階段の物陰にちょうど隠れるような場所に佇んでいた。
いつも通り鋼鉄のような冷静さを崩さないカコさんだったが、明らかに息が上がっている様子で顔色も悪いように見えた。
そしてそのすぐ横に、丸まって横たわっているスプリングボックの姿もあった。
すかさず歩み寄って「大丈夫!?」と呼びかけたが、彼女からの返事はなかった。外側はこげ茶で内側が白いスレンダーな体が、弱弱しい呼吸と共にわずかに上下しているだけだ。
地面に投げ出された長い亜麻色の髪に隠されて表情がうかがい知ることも出来ない。腹部には先ほどの戦いで負った深い刺傷があって、出血がない代わりに焦げくさい臭いを放っていた。
彼女はやっぱり体力に限界が来ていて、気力だけであんなに激しく戦っていたんだな・・・・・・
「大丈夫。スプリングボックはまだ生きているわ。ただ手当てと休息は一刻も早く必要ね」
カコさんは静かにそう言うと、私が背負っているメガバットにちらりと目をやり「その子も」と付け加えた。
「そうだ。シガニーさんは? 彼女が医療キットを持っていると」
「ええ、うちのサブリーダーは・・・・・・」
カコさんはそう言いながら視線を下に落とす。
つられて同じ方を向き、金網の床ごしに見える下のフロアをよく見てみた。すると、スーパーコンピューターの基盤の合間をせわしなく動いている人影が1人見つかるのだった。
シガニーはノートパソコンを手に持って操作しながら、基盤の調子を一基ずつ確かめて回っているように見えた。
「すでに7割ほどの基盤が彼女によって適正化されているとのことよ。しかし事にあたるのならば10割で挑むのが必定でしょう」
そうか・・・・・・薄々わかっていたことだけれど、ハッキング作業は体がいくつあっても足りないぐらい忙しいみたいだ。負傷者の治療をしている余裕はとてもじゃないけど無いだろう。
スプリングボックは特に何の処置もされず寝かされているだけだし、カコさんだって、先ほど人質に取られたことでズタズタに傷ついた手首はそのままだ。
ここにもう少し人手がいれば話は違ったのだろうけれど、今はウィザードとシガニーしかいない。上にいるバズは見張りの役目があるし・・・・・・こんな時、戦うことしか能がないフレンズの自分が恨めしくなる。
「アムールトラ、ちょっとお願いが」と、カコさんが何気ない様子で頼みごとをしてきた。何ごとだろうと思って振り向くと、彼女は傷だらけの両手に何かを持っているのが見える。右手にはチャプチャプと水音を立てるカーキ色の容器を。そして左手には透明な小瓶を・・・・・・。
どうやら右手にあるのは水筒だ。でも左手にある小瓶が何なのかは、てんで検討がつかない。
「言ってくださいカコさん、私に出来ることならなんでも」
「別に大したことじゃないのよ。このふたつを開けてほしいのよ」
「・・・・・・?」
「ごめんなさいね。腕に力が入らなくて、そんなことも自分じゃ出来ないの」
言われた通りに、水筒と小瓶の口を捻って開封する。
小瓶の中には錠剤やらカプセルやら、色々な飲み薬がぎっしり入っている。これらは抗生物質やビタミン剤で、傷口の悪化や体力の消耗を抑える効果があるらしい。
カコさんがもしもの時のために所持していた”気付け薬”だ。効果が強いぶん副作用も強いと聞く。ヒト用の薬だからフレンズが飲んでもまともな効果は望めないという。
彼女はこれからそれを服薬するつもりらしい。手当てが出来ないなら、せめて薬を使って自分の体を持たせようというのだ。
カコさんは小瓶を口元にあてて、それをまっ逆さまに傾けて中身を流し込んだ。
______ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ・・・・・・
口の中いっぱいに薬剤が詰められると、こんどは震える手で持ち上げた水筒の中にある水を使って、ゆっくりと、しかし一息も付くことなく、それらを流し込んでしまった。
土気色だった彼女の顔色は、なおさら血の巡りが悪くなり、青みがかった色に変わっていくように思えた。
「カコさん、あんまり無茶なことは・・・・・・」
「いいえアムールトラ、あなた達の頑張りに答えられるぐらいのことはやるわ。こんな体でも出来ることはきっとあるはず」
青白い顔に冷や汗を浮かべるカコさんが、誤魔化すように微笑みを向けながらそう答えると、手首から血を滴らせながら歩き出した。
やがてウィザードが座っているすぐ横の席に腰を下ろし、パソコンの電源を起動して真っ暗な画面に明かりを灯すと、それに向かい合いながら血まみれの手でマウスを握りしめるのだった。
「ヘイボス、そんな体で何する気だヨ?」
「私なら平気よ。ウィザード、何か手伝いをさせてください」
「・・・・・・だったら、データの送り先の準備をしておいてもらおうかナ。盗んだ情報は、パークが所有する複数の暗号化クラウドストレージに分散させて送る予定だったよネ。そこにいつでも入れるようにしといてくれヨ。パスワードは全部頭に入ってるんでショ?」
「もちろんよ、わかったわ」
メガバットをそっと床に寝かせてから、カコさん達の後姿を固唾を飲んで見守っていたが、正直なところ私には何が起きているのやらさっぱりな光景ばかりだった。
壁にいくつもの画面がひっきりなしに現れては、ウィザードがひっ叩くキーボードがあっという間にそれを文字記号で埋め尽くしていく。
一方のカコさんは震える手でゆっくりパソコンを操作し、ハッキングとは別の作業に勤しんでいる様子だった。
「あれがカコ・クリュウ? ・・・・・・あれがパーク? なんて愚かなヒトたちなの」
メガバットは光を映さない白い瞳で天井を仰ぎ見ながら、うわ言のようにぶつぶつと独り言をつぶやいている。その声色はどこか自嘲的で、嗚咽交じりで、まるで彼女らしくないと思うほどに感情的になっている感じがした。
「Cフォースへのクラッキング行為など上手く行くはずがありませんのに、どうして命がけで無茶なことをやろうとするのかしらね・・・・・・?」
メガバットが口にしているのは侮蔑でも嘲笑でもなく、ただただ自分が理解できない物への困惑であるように思えた。
先ほどの戦いで垣間見た彼女の記憶に思いを馳せてみる。
今まで彼女は物事を頭だけで考えてきた。そうすることで常に判断を誤らず、今日まで生き残ってきたんだ・・・・・・逆に言えば、そうする以外に彼女が生きる道はなかった。
己に不自由を強いるグレン・ヴェスパーへの憎しみに満ちた半生。やがてそれさえも色褪せてしまった後に、彼女には絶望だけが残されていた。
「愚かなんかじゃないよ!」
心の中に何とも言えない衝動が巻き起こって、たまらずメガバットに話しかけていた。
「聞いてくれ。ヒトがみんなグレン・ヴェスパーのようだと思わないで欲しいんだ・・・・・・パークのヒトはフレンズの幸せを望んでいる。心からそう思っているからこそ、今回みたいな無茶なこともやるんだよ! 損得は抜きにして、心のままに一生懸命行動しているんだ!」
「ふふふ・・・・・・すべてが無意味」
メガバットは、私に返事をしている風でもなく、自分に言い聞かせるようにつぶやいていた。相変わらず自嘲的な笑みを浮かべたまま、白い瞳で天井を見つめながら・・・・・・
こうして話は出来ているけど、彼女の意識はすでに朦朧とし始めているのかもしれない。
これ以上話しかけるのは良くないと思って、カコさんとウィザードが決死の作業に臨んでいる後姿へと視線を戻した。
メガバットが「上手く行くはずがない」と断じたのとは裏腹に、ハッキング作業は滞りなく成功に向かっているように見えた。作業の進捗状況なんて何もわからないけれど、今のウィザードを見ていると素直にそう思う。
ハッキングは楽器の演奏と似ていて、決められた手順を正確に高いクオリティで再現するだけ・・・・・・ウィザードは自身の言葉を体現するように、ものすごい集中力で、何一つ迷いなくキーボードを操作しているように見える。
やがて文字だらけの無数の画面を覆い隠すように、中央にポップアップが出現した。
「ビンゴ!」
するとウィザードはタイピングを一旦やめて、もったい付けるような動きで右手を振り上げ、エンターキーを一度だけ叩いた。
______ブンッッ・・・・・・
ウィザードのその動きがきっかけであるかのように、青が基調だった画面が赤っぽく変色し、不穏な感じを醸し出した。
「ガハハハッ、これで潜入完了だゼ! どんなもんかと覚悟してたけド、Cフォースのセキュリティも全然大したことないネ!」
「ウィザード、こっちも準備は出来ています。早く最高機密を探してください」
「OK・・・・・・ここからがこのモンスターマシンの見せ場ヨ! こいつにかかれば例えウォール街の証券取引だって一瞬で筒抜けサ!」
ウィザードはあろうことか、椅子の背もたれに寄り掛かって、高みの見物みたいな態度で壁いっぱいに広がった画面を眺めはじめた。彼の仕事はもう終わったということだろうか?
______ウィンウィンウィン・・・・・・!!
下のフロアから聴こえる基盤の駆動音がよりけたたましく、高鳴りを続けている。下の様子が気になって金網ごしに覗いて見ると、作業をしていたはずのシガニーが隅っこで一息付いているのが見える。基盤の動作をひとつひとつ確認するという彼女の仕事がひと段落したのだろう。
つまり、今このスーパーコンピューターは100%の能力が発揮できるようになったということになる。
「ヒュー、もんのすげえ・・・・・・」と、ウィザードが今にも小躍りを始めそうな声色でつぶやく。
彼が見つめるのは、星の数ほどの画面から、何百何千ものバーが伸びていく様子だ。
バーは画面の左から始まり、右端まで伸び切ると消滅する。するとまたあらたに別のバーが伸びてきて・・・・・・というサイクルが、一瞬の間にものすごい速さで何度も繰り返されている。
作戦開始前から聞かされていた内容を思い出す。
Cフォースのデータベースの中にある無尽蔵の情報の中から、ごく短時間でパークが求めている最高機密を特定するには、スーパーコンピューターの演算能力を使って総当たりでハッキングを仕掛けるしかないと。
今まさに、完全に起動を果たしたスーパーコンピューターが、想像を絶するようなスピードでCフォースのデータベースの中身をさらい、文字通り丸裸にしているに違いない。
その場にいる誰もが目を見開いて画面を見つめていると、また別のポップアップが現れるのが見えた。
「ガッチャ!」
ウィザードは待っていましたと言わんばかりに跳ね起きてそれをクリックした。
しかし、そうして現れたのはたったひとつの、何もない真っ黒な画面だった。
「・・・・・・ホ、ホワッツザファック!?」
それまでテンションが上がりに上がっていたウィザードの声色がすっとんきょうに裏返る。何か予想外の出来事が起きたことがその声で分かった。
「ウィザード、どういうことですか!?」
「どうもこうもないヨ・・・・・・お目当てのデータを掘り当てたはずなのに、中身がカラッポなんだヨ! 何も出てきゃしない! 手順は完璧だったのにおかしいヨ!」
ウィザードがうろたえていると、今しがた現れた黒い画面が、何の前触れもなくひとりでに閉じるのが見えた。
「・・・・・・な?」
それを皮切りにして、壁いっぱいに開かれていた無数の画面の中の文字列が消え去り始めた。各々が自分の意志を持ち、ウィザードのハッキングに反旗を翻しているかのように、文字が無くなった画面から次々と閉じられていった。
それはあたかも時間が逆戻りしているかのようだった。
「ノオオオッ!!」
ウィザードが悲鳴を上げながら、抵抗するようにタイピングを再開するが、いっこうに消滅の流れを止めることは出来ず、ついにすべての画面が閉じられ、何もない初期画面だけがその場に残された。
それと同時に、下の方でけたまましく鳴り響いていたスーパーコンピューターの駆動音がピタリと鳴りやんでしまった。
失敗したのか、と思わずウィザードを後ろから問い詰めたくなったが、答えを聞くまでもなく、真っ白に燃え尽きた彼の背中がすべてを物語っているように見えた。
「上手く行くはずがないと言ったはず・・・・・・」
まだ意識のあるメガバットが、何の感情も籠らない声で冷たく言い放った。
彼女はこうなることがわかっていたのだろうか?
確かに彼女なら、ウィザードが失敗する未来を予知することだって出来るのだろうが、そういうことではなくて、むしろ最初から結果がわかっていたとでも云うような態度だ。
「・・・・・・そこにいるハッカーの方」
メガバットが突然ウィザードに声をかけた。そして腹から血を流しながら、仰向けになった体をなんとか起こそうとしている。
私はあわてて彼女の上半身を抱えあげてウィザードの方を向かせた。
「・・・・・・あなたは根本的に誤解されていましてよ。あなたがいくら巧みにクラッキングしようとも、Cフォースの最高機密を盗み見ることなど最初から不可能なのですわ」
「な、何だとォ!? 素人が知った風な口聞くなヨ!」
「いいえ。私はそれをもっともよく知っている内の一人・・・・・・」
さっきまで朦朧とした様子で喋っていたメガバットが、いつもと変わらないような冷静で底知れない空気を纏いはじめたのがわかる。自分が負った重傷のことなどまるで気にも留めていないその様子は、いっそ不気味にさえ思えた。
いったい彼女はどういうつもりだ? ウィザードに何を話そうっていうんだ。
「いいこと? Cフォースの最高機密は生体認証によって守られているんですのよ」
「ハンッ! チャチな生体認証なんかでミーのクラッキングを防げるもんかヨ! 大体プログラム上にそんなもんが仕掛けられている痕跡はなかったヨ!」
ウィザードが信じられないといった風にかぶりを振った。
生体認証っていうのは、指紋とか目の虹彩といった個人の身体的特徴を、セキュリティを開けるための鍵にするシステムのことで、今や世界中に普及している技術らしい。
しかし、いまどき個人の指紋などはいくらでも偽造することができるし、大元のシステムの正体がわかっていれば、認証プロセス自体を誤作動させることも出来るという。
自分ほどのハッカーであれば生体認証を突破することなど容易い、とウィザードは言うのだ。
「・・・・・・あなたの想像を超えるような生体認証があるとしたら、どうかしら」
「いったい何のことを言ってんだヨ!?」
「答えはここにありますわ」
ウィザードの追及に対してメガバットは、己の額をトントンと指で叩き、指し示すような動作をしながら答えた。
「私の大脳皮質には、通信用マイクロチップが埋め込まれていますの」
「な、なんだってそんなモンが?」
「私は長年マスター・・・・・・グレン・ヴェスパーにとって都合の悪い存在を始末するための刺客として活動していましたからね。指示は常にこのチップを通して伝えられましたわ。誰にも知られることがない極秘の指令がね」
「まさか、Cフォースのフレンズってのは皆そうなのカ!?」
「フレンズではおそらく私だけでしょう・・・・・・もっとも、ごく少数のヒトは私と同じ物を埋め込まれていると聞きますわ。彼らは私と同じく、グレン・ヴェスパーの指示を秘密裏に受け取り、彼の走狗として暗躍している」
それを聞いたウィザードが思わず息を飲み、隣にいるカコさんが口元を手で覆うのが見えた。
そして私も驚きで言葉を失っていた。メガバットの言っていることは、先ほどの戦いで垣間見た彼女の記憶とまったく符合するものだった。
そうか・・・・・・頭の中から声が聞こえる、とはこういうことだったのか。
「通信用のチップがなんで生体認証と関係あるんだヨ!?」
「ええ。ここからが答え・・・・・・私も含めて、チップを埋め込まれた者はグレン・ヴェスパーの側近中の側近。つまりは最高機密へのアクセスが許された存在なんですのよ。もっともフレンズの私にはアクセスの手立てなどありませんが」
______ガタッ!
座ったまま話していたウィザードが、何か得心がいったという風に席を立ち、メガバットの方へと近づいて来た。
私に抱えられて横たわる彼女を立ったまま見下ろすと、彼のトレードマークであるハート型のサングラスに手を当てながらしげしげと観察しはじめた。
サングラスの表面に細かな光が交錯し始める。あのサングラスの中には暗視装置やさまざまなセンサーの機能が内蔵されてるとか言ってたっけ。きっとそれでメガバットの頭の中にあるチップのことを調べているんだろう。
「オウ、ジーザス・・・・・・」
「何かわかったのですか?」
カコさんが遅れてやって来て、後ろからウィザードに問い詰めると、彼はぽかんと立ち尽くしたまま「おおよそのカラクリがわかったヨ」と答えた。
「体に機械を埋め込んでも、それ単独で動くなんてことは無いのサ。そういうバイオハイブリッドデバイスはすべからく、生体組織と連動するように出来てるんダ」
「そういえば、私も医学論文で読んだことがあります。重度身体障碍者が、脳内に埋め込んだマイクロチップを使って、さまざまな電子機器に信号を送信して日常生活を送れるようにするという研究のことを・・・・・・チップを埋め込んだ直後は信号の送信が出来ず、何度も練習することで可能になるという話です。チップに合わせて脳細胞が変成を起こして、独特の神経配置を形作るプロセスが必要なのだとか」
「そこだヨ、ボス。その神経配置は、健常人には決して存在しない、チップを埋め込まれた者だけが持ち得る身体的特徴なのサ・・・・・・つまり同型のチップを埋め込まない限りは、絶対に偽造が不可能な生体認証の完成ってワケだ」
「なるほど・・・・・・鍵穴を体内に埋め込むことで、唯一無二の鍵が作られる、ということですか」
「ねえ! つまりどういうことなの?」
2人して納得し合いながら難しい会話をしていたが、私にはさっぱりワケがわからなくて、今一度の解説を求めた。
「そのレディの体を使えば、今度こそ最高機密が盗み出せるかもしれないってことだヨ」
ウィザードはぽつりとそう答えた。
サングラスごしのギラ付いた瞳で、メガバットの顔を見つめながら、一度は燃え尽きた彼の心身にもう一度気合いの火が灯っていくように見えた。
よくわからないけど、言いたいことは大体わかった。
ウィザードはこれからもう一度ハッキングに挑もうとしているらしい。手順や方法は彼が考えることだし、彼の中でそれが組み立てられたからこそ、あんな風に奮い立ってるんだろう。
「ボス、これからどうするヨ?」
「・・・・・・まだ納得がいきません」
カコさんがウィザードの脇を通って前に出ると、そのまま膝をついてしゃがみ込み、私に上半身を抱えあげられているメガバットと顔の高さを同じにした。
そして間近で覗き込むように顔を近づけると、私の腕の中で浅い呼吸をするメガバットに問いかけるのだった。
「何故あなたはそんな機密を私たちに漏らしたの? Cフォースを、グレン・ヴェスパーを裏切ろうとでもいうのですか?」
当然の疑問だった。
そもそもCフォースの機密情報をベラベラとカコさん達に喋っていること自体、すでに裏切りになってしまっているのだけれども、メガバットが急にそんなことを喋り始めた意味がまったくわからないのは私も同じだ。
「私たちに恩を売ることで身の安全を得ようと考えているなら、そんなことは気にしないでも良いのよ? パークの代表者として、捕虜であるあなたの安全は保証します」
カコさんが言っていることが嘘ではないことは、Cフォース出身だった私が、今こうしてパーク側で活動していることからも一目瞭然だろう。そのことがわからないメガバットじゃないはずだ。
しかし、彼女は質問に答えなかった。まるで答えに詰まっているかのように、薄ら笑いの中に真意を隠して押し黙っていた。
「・・・・・・わかりました、答えなくてもいいです。では話を変えましょう。たったひとつだけ、この質問にだけは答えてください」
カコさんは質問の答えが容易には得られないことを悟ると、ひとつ溜息を付いて、あらたに別の質問を切り出した。
「グレン・ヴェスパーという男は裏切り者を許さない。それを防ぐための手立てをも抜かりなく用意しているはずです・・・・・・あなたはそのリスクを承知していますか?」
思えばCフォースのフレンズには、脱走や反抗を防ぐためのだオーダーだって仕込まれているんだ。オーダーのように特定の条件で発動する仕掛けのような物はないかと・・・・・・そういうことをカコさんは聞いているんだ。
「・・・・・・ふふふっ、あはははっ!」
メガバットは自嘲的な甲高い笑い声を発して、カコさんの問いかけにズバリ痛い所を付かれたのような態度を見せた。
そしてついに口を割った。
「私がマスターを裏切ったらどうなるかですって? ・・・・・・まあ、おそらく死にますわね」
「し、死ぬ!? そんなオーダーがあるなんて聞いたことないよ!」
「これはオーダーではありませんのよ。マイクロチップを埋め込まれたメンバーだけに発動する自壊装置ですわ」
「・・・・・・じかい装置? 何だいそれ」
「言葉の響きからして、だいたい想像は付くヨ」
私が目を白黒させていると、ウィザードが口を差し挟んで解説してくれた。
最高機密を奪取するための最後の望み。それはメガバットの脳内に埋め込まれているマイクロチップだという。
ウィザードはまずマイクロチップが発する信号を解析し、それを新たなアクセスポイントにすることで、再びCフォースのデータベースに潜入するつもりだというのだ。
だがそうすると、Cフォースのデータベース上に、メガバットのマイクロチップを使って不正アクセスが行われた記録が残ってしまう。
当然何事も起こらないはずはなく、それを察知したCフォースのセキュリティが、メガバットのマイクロチップに向けて、不正アクセスをやめさせるための信号を送信するだろう。そして信号を受信したマイクロチップが、メガバットの肉体に仕込まれた自壊装置を作動させ、最終的に息の根を止める・・・・・・おそらくはそういう類の出来事が起こるだろう、とウィザードは語った。
最高機密へのアクセスが許されているのは、メガバットも含めて、脳内にチップを埋め込まれたグレン・ヴェスパーの側近たちのみ。
グレンは、万が一にも最高機密が流出することがないようにと、自壊装置という、死をもって裏切りを抑止する仕組みをメガバットら側近の体内に仕込んでいるというのだ。
「ありえない! 死ぬことがわかっているのにどうして!?」
カコさんが、私と同じくらい感情をむき出ししながら、メガバットの肩を血まみれの手で掴んで問い詰めた。メガバットは間近にあるカコさんの顔を白い瞳で見つめながら、なおも冷たい笑みを浮かべている。
「まさかあなたは、自ら死を選ぶつもりなのですか?」
「カコ・クリュウ・・・・・・何か勘違いしてらっしゃるようですわね。私自身はもう何もしませんわ。後はそっちの好きにすればいい、ということですわ」
メガバットはカコさんに選択肢を突き付けている。
私もそのことをようやく理解した。
ハッキングを諦めたらメガバットは助かるけど、実行すれば死ぬ。
仲間の犠牲の上についに成功まで漕ぎ付けた、掛け替えのない最後のチャンス。
今あきらめてしまえば、グレン・ヴェスパーの核実験を阻止することが出来なくなる。それでは死んでいった仲間に対してあまりに申し訳が立たない。
しかし、そのために、1人のフレンズの命を奪っていいのか? フレンズの自由のためにCフォースと戦っているパークの行動として、そんなことが許されるのか?
道はふたつにひとつ・・・・・・当然ながら、その判断を下すのはリーダーであるカコさんだ。
「・・・・・・ッ!!」
見開かれたカコさんの切れ長の瞳が血走り、ギリギリと歯を鳴らしはじめた。顔からは絶えず冷や汗が噴き出していた。
自身に突き付けられた選択肢の重さ、彼女がパークの長として背負い続けてきた重圧が傍目から見ても痛々しいぐらいに感じられた。
「カコさん・・・・・・」
「ボス、アンタの言う事を聞くヨ」
私とウィザードが固唾を飲んで見守る中、カコさんの姿は石のように動かなかった。
まるでそのまま動かなくなってしまうんじゃないかと思うぐらいに、一瞬が永遠に感じられた。
「やりましょう」
カコさんは聞き取れないぐらい小さな声で呟くと、メガバットから手を放してスッと立ち上がった。その表情からは迷いも苦悩もすべて消えていた。私の良く知るままの、鋼鉄のように強い彼女の姿だった。
「ウィザード、ハッキングを再開してください。手順はあなたにお任せします」
「OK。今度こそやってやるゼ!」
ウィザードは燃えるような背中を見せつけながら、颯爽とパソコンの席に戻った。
そして下のフロアにいるシガニーに何やら連絡を取っている。また2人でスーパーコンピューターを動かすための段取りをしているのだろう。
私は頭が真っ白になりながらその様子を見ていた。
もちろん文句なんて言えない。カコさんが断腸の思いで下した決断なんだもの。私は黙って言うことを聞くだけだ。
・・・・・・自壊装置という物がいつ発動するのかわからないが、私にはただ彼女が死んでいくのを黙って見ていることしか出来ないんだ。
「アムールトラ、あなたにも仕事を頼みます」
「・・・・・・え?」
仁王立ちのカコさんが私を見下ろしながら、神妙な態度で言葉を投げかけて来る。瓶の蓋を開けろとか、そんな小事ではないのは明らかだった・・・・・・だけど、今さら私に出来ることなんてあるのだろうか?
「あなたの”勁脈打ち”を使ってこの子を助けてあげて欲しい」
「そ、それはどういうことなんですか!?」
勁脈打ちのことは、前にカコさんに一通り説明してある。
物体の中に特殊なエネルギーを伝わらせて、離れた目標物だけを狙って破壊する技だということは彼女も知っている。
カコさんの命令は、ウィザードのハッキングが済み次第、メガバットの脳内にあるマイクロチップを勁脈打ちで破壊して欲しいというものだった。
自壊装置を作動させるのはマイクロチップに送られてくる信号だ。だからチップさえ破壊すれば信号を止められるはず・・・・・・それはもう願望にも近い推測でしかなかった。それ以前に、ハッキングが終わるまで彼女の体が持つ確証もない。
「アムールトラ、どうかお願いします。もうこの手に賭けるしかない」
「か、カコさん・・・・・・!」
理屈の上では可能なのかもしれない。似たような事ならば今までに何度もやってきた。
しかし大型セルリアンの体内に隠された核を探して砕くのと、メガバットの脳内にあるマイクロチップを探して砕くことは、似ているようでまったく話が違うように思う。
まずターゲットの大きさが違いすぎる。マイクロチップというのはどれだけ小さいのだろう? 小指の先よりもずっとずっと・・・・・・まともに見えないぐらいの大きさを想像してみる。そんなに小さい物など、私はこれまでに見た事も聞いたこともない。
そして、セルリアンの体組織と違って、メガバットの脳細胞にはわずかな傷すらも付けてはならない。手元が狂えば私自身の手で彼女を殺してしまうことにもなりかねない。
・・・・・・今までの戦いで、これほどまでに精密さが求められる局面なんてなかった。
こんな無理難題が果たして私に出来るのか。そもそも勁脈打ちとは、そんな繊細な力加減が出来る技なのだろうか・・・・・・
「シベリアン、いっそ私の頭を吹き飛ばしてくださいな。そっちの方が苦しまなくて済みますわ」
メガバットはなおもそんなことを言っている。彼女は間違いなく死を望んでいる。生きることに絶望した結果、死こそが唯一の救いだと思っているのだろう。
だけど、いやなんだ。死ぬことしか救いにならないなんて悲しい生きざまを認めたくない。
このうえメガバットに不幸な生を押し付けるのは、単に私のわがままなのかもしれない。でも私は彼女に生きてて欲しいんだ。そのうち良いことだってあるかもしれないじゃないか。生きている限りは、新しい幸せが見つかるかもしれないじゃないか。
・・・・・・具体的なことなんか何も言えやしないけれど、私がそう思うことを許してはくれないか? メガバット・・・・・・
「準備はオールコンプリートしたヨ。ゴーサインをちょうだいナ」
ウィザードの呼びかけにすぐさま答えるようにして、カコさんが血まみれの手のひらを握りしめながら叫んだ。
「これより最後のクラッキングを開始します! リミットタイムは300秒! それまでに退避活動を始めます!」
「OK! まあ、その3分の1もかかんないと思うけどネ!」
(やるしかない!)
頭の中で大声で叫んで自分に言い聞かせながら、目を固く閉じて、私の腕の中で浅い呼吸を繰り返すメガバットの額に手のひらを押し当てた。
みるみるうちに、私の意識は暗い呼吸の中へと潜っていった。
to be continued・・・
_______________Cast________________
哺乳綱・ネコ目・ネコ科・ヒョウ属トラ亜種
「アムールトラ」
哺乳綱・コウモリ目・オオコウモリ科・オオコウモリ属
「インドオオコウモリ(俗称メガバット)」
哺乳綱・ネコ目・ネコ科・ヒョウ属
「パンサー」
哺乳綱・鯨偶蹄目・ウシ科・スプリングボック属
「スプリングボック」
_______________Human cast ________________
「久留生 果子(くりゅうかこ)」
年齢:26歳 性別:女 職業:国際的非政府組織「PARK」構成員 南アフリカ事業所代表
「ウィザード(本名不明)」
年齢:30代半ば 性別:男 職業:フリーランス・ブラックハッカー
「シガニー・スティッケル(Sigourney Stickell)」
年齢:41歳 性別:女 職業:国際的非政府組織「PARK」構成員 南アフリカ事業所副代表
「バズ・チャラ・カーター(Baz Challa Carter)」
年齢:29歳 性別:男 職業:国際的非政府組織「PARK」構成員 南アフリカ事業所職員
_______________Story inspired by________________
“けものフレンズ” “けものフレンズ2”
byけものフレンズプロジェクト
“けものフレンズR”
by呪詛兄貴