けものフレンズR あるトラのものがたり   作:ナガミヒナゲシ

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現代編17「たびのはじまり」

「いっただっきまーす! うほほっ! うめーっ! うますぎる!」

「もうっロードランナーちゃんったら! ちゃんとアムールトラさんの分を残さなきゃダメなんだからね!」

「大丈夫だ。いただいてるよ」

「わふっ! いっぱい作ったからどんどん食べてください!」

 

 戦いが終わり、ささやかな安息の時が訪れた。

 私はともえ、イエイヌ、ロードランナーと一緒に食卓を囲んでいた。

 今日のごちそうはイエイヌ特製のトマトリゾットとかいう料理だ。一口含むと、口じゅうにトマトの甘味と酸味が広がっていく。

 かぼちゃとかナスとかが大きな切り身のまま入っているけど、クタクタに煮込んであって、口の中でほろりとほぐれてトマトソースと絡み合う。

 

 ・・・・・・まったく、何という美味さだろう。それに傷ついた体がホッと休まるのがわかる。

 ジャパリまんが食べられない私にとって、野菜や果物はまぎれもなく主食だったが、そこら辺に生えているのを生で食べることしかしてこなかった。

 上手に手を加えたらこんな風になるなんて想像してもみなかった。

 

「おい、おかわりくれよー! うますぎてやべーぞこれ!」

「イエイヌちゃんは凄いんだよ。ありあわせの材料で美味しいもの何でも作っちゃうの」

「まったくその通りだな。イエイヌは料理の天才だ」

「み、みんな大袈裟ですね・・・・・・こんなもので良かったらいくらでも作ってあげますよ」

 

 いっせいに褒め称える私たちに対してイエイヌは何の気なしに答えて見せたが、彼女の尻尾がはち切れんばかりにブンブン回っているのが見える。

 ・・・・・・イエイヌは感情が尻尾に出るタイプなんだな。

 

「ふうっ、ごちそうさま」

 4人で談笑しながら食事にありついていると、フレンズの背丈と同じぐらいの巨釜に入っていたリゾットがあっという間に空になった。

 ともえ達が食器を片づけながら席を立つのを見ながら、私は一人机に手を付いて安堵の溜息を付いていた。

 

 ・・・・・・メリノヒツジとの戦いから4日ほど経ったか。

 栄養が良いからだろうか。傷の治りは自分でも驚くほどに早かった。

 未だに全身包帯ぐるぐる巻きのみじめな姿だけど、こうして座って食事が出来るぐらいにまで回復している。

 それどころか体調も気分もかなり良い。こんなのいつ以来だろう。

 ビーストだった頃の体調は常に最悪だった。終わることのない飢餓感と焦燥感に襲われていた。それが今となっては信じられないぐらいだ。

 この調子なら・・・・・・

 

「なあ、みんな」と、シンクで洗い物をしている3人に後ろから声をかける。キョトンと振り返る彼女達だったが、私が真剣な表情をしているのを見て何事か感じ取ったようだ。

 そして私は用意していた一言を告げる。

 

「そろそろここを出発しないか?」

「でも、アムールトラさんの傷がまだ塞がってないよ」

「そーだぜ、そんな体で無茶することねーよ」

「もうほとんど治りかけなんだ・・・・・・それに、急ぐ理由は、私達にはいっぱいあるはずだ」

 

 私の言葉を聞くなり、3人が3人とも不安の入り混じったような顔つきで俯いた。

 これまでに起きたさまざまな出来事を回想し、このさきの旅路でやるべきことに思いを馳せているのがわかる。

 

 そもそも私達が今いるこの家は、リャマというフレンズが経営していたレストランだ。

 しかし本来の家主である彼女はもういない。すでにここを発っているんだ。じゃあ、どうして私達4人だけが残っているのかというと、一言じゃ言えないぐらい色々な経緯がある。

 ・・・・・・だから、ちょっと、じゅんぐりに思いだしてみようかな。

 

 

 メリノヒツジとの決着をつけたあの日、傷だらけの私はこの家へと運び込まれた。

 そこでは何人かのフレンズが身を潜めており、戻ってきた私達の姿を見るなり、たがいの無事を喜び合った。

 だが、決してハッピーエンドでは終わらなかった。

 たった1人だけ、その場にいるべきフレンズがいなかったからだ。

 

 ワシミミズクだ。

 ご丁寧にも彼女は、リャマのレストランの入口の前に置手紙を残していた。そこに彼女の心境がしたためられていた。

 彼女はどうやらメリノヒツジの思想に深く共鳴してしまったようだ。

 この世の本質は弱肉強食であり、生きるために己を成長させることこそフレンズのあるべき姿である・・・・・・。

 メリノヒツジのその言葉がどうしても頭から離れない彼女は、強くなるために1人旅に出ることにしたのだと。

 いわく、大切なものを失わないための力が欲しいのだと。

 

 ワシミミズクがいないことが分かった途端、他のフレンズたちが必死に周囲を捜索したのだけれど、すでに忽然と姿を消してしまっていて見つけることはできなかった。

 さすがに彼女は鳥類だ。さっと飛び去ってしまったら痕跡も何も残らないだろう。 

 

 可哀そうなのは彼女の相棒のオオコノハズクだったけれど、手がかりもないまま無闇に探し回ってもどうしようもない状況だった。

 フレンズ達はやむなくワシミミズクの捜索をあきらめて、これから自分達がどうするべきなのかをしばし話し合うことになった。

 

 話し合いを取り仕切ったのはハツカネズミだ。

 メリノヒツジの元側近である彼女が、ジャパリパークに今何が起こっていて、今後どんなことが起こり得るかを事細かに教えてくれた。

 メリノヒツジに逆らった制裁として記憶喪失にさせられ追放の身となっていた彼女だったが、かつての上司と再会したことで失った記憶を取り戻すことが出来たようだ。

 ・・・・・・と言っても未だに曖昧な部分が多いらしいけれど。

 

 他のフレンズもハツカネズミのように記憶を取り戻せるかというと、残念ながらそれはたぶん無理だろうとのことだ。

 あくまで彼女は記憶を「封じられた」状態だった。だから切っ掛けを得て取り戻すことが出来たんだ。

 それに対し、いっぱんにフレンズが長く生きたことで、自然の成り行きとして起こる忘却は、頭の中から記憶そのものが無くなってしまうんだ。だから元に戻ることはない。

 ・・・・・・フレンズは生きている限り忘却の宿命に縛られているんだとわかった。

 

 さて、ハツカネズミいわく、メリノヒツジ亡き今も、彼女が仕組んだ計画は続行されているんだと。

 いずれやって来るかもしれないヒトに対抗するために、フレンズとセルリアンを強くしなければならない。

 そのために彼女が思いついたのは、この世界に「弱肉強食」を取り戻すことだった。

 

 計画を実行しているのは「マザー」と呼ばれるラッキービーストの親玉的存在らしい。

 マザーの影響力は絶大だ。実質的にジャパリパークを支配していると言っても過言ではない。

 ラッキービーストを操って各地のフレンズへとジャパリまんを配給したり、気候風土を調整してジャパリパークの環境を整えていく。

 さらにはフレンズとセルリアンの双方に無意識のうちに働きかけ、小競り合いをしながらも二つの種族がそれぞれ繁栄できるように絶妙にバランスを取っていく・・・・・・

 そういったことをマザーは影ながら行っているんだという。

 

 が、メリノヒツジはそんなマザーに改変を加えた。

 ジャパリまん配給や気候調整システムはそのままに、フレンズとセルリアン間の争いを抑制するプログラムを弄った。

 その結果、セルリアンのフレンズに対する攻撃は以前よりも激しくなり、フレンズは今までのように穏やかに暮らすことが難しくなってしまった。

 

 そして、そのことがフレンズ達の意識を次第に変化させていく。

 現代のフレンズは、ジャパリパークを創造した神「カコ・クリュウ」によって牧歌的な性質を植え付けられたことで、その力は昔よりも弱くなっている。

 しかしそんなフレンズ達も、セルリアンとの激しい戦いを繰り返すことで、戦わなければ生きていけないという弱肉強食の思想に目覚め、次第にかつての力を取り戻していくだろうとのことだ。

 

 二つの種族にかつての強大さを取り戻させる。それによりヒトという侵略者に立ち向かう準備を整える・・・・・・というのがメリノヒツジの計画だった。

 私もまた計画の一部だった。メリノヒツジは私を完全に暴走させて、弱肉強食の世界の象徴としてまつり上げようとしていた。

 

 計画はまだ序の口の段階に過ぎない。

 ジャパリパークに暮らす大部分のフレンズは、今までと変わらない穏やかで争いを好まない子達ばかりだ。

 ・・・・・・だが、こんな状況が続けば続くほど「弱肉強食」の思想に目覚めるフレンズが次第に増えていき、ジャパリパークは殺伐とした場所になってしまうだろう、とハツカネズミは予測した。

 ワシミミズクの心変わりを目にした今となっては、じつに納得のいく未来予想だった。

 

 ・・・・・・そこから先のことは、ハツカネズミの知識を持ってしても読めないんだという。

 いつかの未来にて、実際にヒトがジャパリパークにやって来た時。

 戦いか平和か、フレンズという種族は今後どちらの道を選ぶのか。 

 それ以前に、私達はひとつにまとまり切れるんだろうか?

 

 対するヒトはどのような考えを持っているんだろう?

 かつての星の支配者であり、遠い昔にカコ・クリュウの手で宇宙へと追放された種族。

 彼らがふたたび星に降り立った時、その胸に何を望むんだろう?

 力によってフレンズとセルリアンを支配したがるだろうか。

 それとも対話によって分かり合おうとしてくれるだろうか。

 

 未来に何が起こるか、良くも悪くもあらゆる可能性が無限に広がっている。

 いくら考えても答えが出るものではない。考えれば考えるほどに袋小路にはまっていくようだ。

 

 メリノヒツジが死ぬ間際に言った言葉を思い出す。「僕の分まで未来を見届けろ」と・・・・・・

 それがどんなに難しいことなのかを思い知らされた気分だ。

 フレンズ達を導いてきたメリノヒツジはもういない。そして彼女に取って代われる者もいない。私達1人1人が重荷を背負わなきゃいけない。

 自分が何をやりたいのか、何が正しいのかを考えて、信じる道を歩かなきゃいけない。

 

 あらためて考える。メリノヒツジとはどのようなフレンズだっただろう。

 強くもあった。賢くもあった・・・・・・けれども一番に思うのは、痛々しいほどに、どうしようもなく生真面目な奴だったということだ。

 

 だから彼女は止まらなかった。未来という重荷を1人で背負い。無限の選択肢の中から一つの可能性を選び取った。それに向かってジャパリパーク全体をひとつにまとめて導かんとしていた。

 やったことは悪かもしれないけれど、ただひたむきに己の信念に従っていただけなんだ。

 

 ・・・・・・私はメリノヒツジのような大きな事が出来る存在ではないし、するつもりもない。

 だが彼女と同じように、自分の信じる道は曲げずに歩いて行きたい。

 自分が何者かもわからず足掻き続ける時間はもう終わりにしたいんだ。

 

 私はともえ達の旅について行きたい。

 もちろん助けてもらった恩を返したいのもあるけど、それよりも何よりも、私は彼女達が好きだ。もっと一緒にいたいし、力になってあげたいとも思う。

 

 ともえは色々と謎を抱える存在だ。

 ホッカイエリアの中でも最も厳しい寒気に包まれた「アンタークティカ」という土地で、氷漬けの古ぼけた装置の中で眠っていたという。

 目覚めた時の彼女は、過去の記憶を一切失っていた。

 唯一の手がかりは、自分はヒトなのではないかというおぼろげな予感と、セントラルエリアに行けば全てがわかるという情報のみ。

 そしてセントラルエリアへの道を開くためには4つの「オーブ」が必要だと。

 

 ともえを眠りから覚ましたのはイエイヌだ。

 彼女は遠い昔とあるヒトに仕えていたらしい。

 長く生きたフレンズに待ち受ける忘却の運命によって、そのヒトの顔も名前も忘れてしまっているけれど、自分に取ってかけがえのない存在だったことだけは確かなようだ。

 イエイヌは再び主人に出会うためにジャパリパーク中を旅してきた。やがてアンタークティカに眠るともえの存在を突きとめて彼女を呼び起こした。

 ともえが自分の主人であるかどうかは確証がないが、彼女はともえに仕えることを決めた。

 ・・・・・・かくして、ともえの記憶を取り戻すための2人の旅路が始まった。

 

 ありがたいことに、ハツカネズミが新しい旅の手がかりをくれた。

 まずは「セントラルエリアに行けば全てがわかる」ということについてだ。

 やはりここでもラッキービーストの親玉「マザー」が絡んでくるようだ。

 彼女の情報によれば、マザーはセントラルエリアのどこかに存在しているらしい。残念ながら具体的な位置については思いだせないらしいが。

 

 マザーが持っているのはジャパリパークを支配する力だけじゃない。

 話によると、マザーの中にはあらゆる過去の歴史情報が蓄積されているんだそうだ。

 ともえは何者なのか、イエイヌの主人はどんなヒトなのか、あらゆる問いに答えがもたらされるのだと。

 

 そしてセントラルエリアへの道を開くという「4つのオーブ」の正体についての情報もくれた。

 私達はいま2つのオーブを手にしている。ひとつはロードランナーが海底で手に入れたという「蒼穹のオーブ」。

 そして「白銀のオーブ」・・・・・・私の恩人のビャッコだ。

 

 8本足セルリアンとの戦いで完全に消滅してしまったように見えたビャッコだったが、今も私の体内で存在し続けているようだ。

 蒼穹のオーブを私の体に近づけると、わずかだが私の腹部が白く光り出すことから、その事実を確認することができた。

 残りのあと2つ「紅炎」と「漆黒」の行方については知れないが、オーブ同士が共鳴し合う性質があることから、見つけることは決して不可能じゃないはずだ。

 

 4つのオーブ。それは「四神」と呼ばれる存在に関係しているようだ。

 かつてカコ・クリュウ=セルリアン・クイーンを倒す際に主力を担った神獣たちの中でも、取り分け強大な力を持った4人のフレンズ・・・・・・それが四神。

 ビャッコはそのうちの1人だったようだ。

 

 四神を語るうえで欠かせないのは「封印の伝説」だという。

 クイーンを倒してもなお、セントラルエリアは凶暴なセルリアンの一大生息地帯であり、フレンズが生存していくことは困難を極めたそうだ。

 さらに、余りにも数の多いセルリアンたちが他所の土地に流出してしまったら、フレンズ達の暮らしが脅かされるのは明らかだった。

 

 これらのことを鑑みた四神は、フレンズを別の土地に立ち退かせた後に、セントラルエリア一帯に強力な封印を施したそうだ。

 セントラルエリアを取り囲むように四方に散り、自らの魂をセントラルエリア封印の要とすることに決めたんだと。

 

 その後、彼女たちの絶大な超能力によって形成された「見えざる障壁」によって、フレンズが立ち入ることも、セルリアンが外へ出ることも困難になった。

 かくしてセントラルエリアは外界から隔絶された禁足地となった。

 

 ・・・・・・だが、後にその封印を破った者がいた。

 もちろんメリノヒツジだ。あの無敵の防御力を誇る「深紅の鎧」を身にまとい、力づくでセントラルエリアに侵入したんだと。

 一度侵入さえしてしまえば、園長としてセルリアンを操る能力を持った彼女ならば行動に支障はなかっただろう。

 

 メリノヒツジはまず、封印の柱となっていた四神の魂が収められた4つの「聖櫃(アーク)」を破壊した。

 それにより障壁が消え去り、閉じ込められていたセルリアン達が外部に漏れ出てしまう結果になった。彼女は自分の手駒に使えるセルリアンを大幅に増やすことが出来たんだ。

 だがそれで彼女の目的が達成されたわけじゃなかった。

 

 彼女の一番の目的は、自らの手でマザーを弄ることだった。

 園長としてマザーへの遠隔アクセス権は持っていたものの、プログラムを直接的に書き換えるためには現地へと赴くしかなかったからだ。

 ・・・・・・後は知っての通りだ。メリノヒツジの手でマザーは改竄され、彼女の悲願である「弱肉強食」をジャパリパークにもたらす命令を実行するに至ったのだと。

 

 四神がその後どうなったのかはわからない。

 オーブとは四神そのものではなく、あくまで彼女達の力の一部に過ぎないのだろうとハツカネズミは推測する。

 魂の器を破壊されてしまったことで完全な実体化が出来なくなったために、オーブという不完全な方法を取るしかなかったのかもしれない。

 

 オーブがセントラルエリアへの道を開く、というのはどういう意味なのかわからないが、四神が封印の鍵になっているのは確かだ。

 もしかしたら、4つのオーブがあれば、再びセントラルエリアに封印を施し直す手立てもあるのかもしれない、とハツカネズミは推測した。

 

 とにもかくにも、これで私達がやるべきことが決まった。

 4つのオーブを手にセントラルエリアに赴き、マザーの元へたどり着くことだ。

 メリノヒツジがマザーに加えた改変を元に戻すことが出来れば、彼女が仕組んだ「弱肉強食」の流れを押しとどめることが出来る。

 ともえやイエイヌの失った記憶をも取り戻せる。

 

 が、マザーを目指す旅路には多くの困難が付いて回るだろう、とハツカネズミは言った。 

 脅威となるのはメリノヒツジの手下達だ。

 長いあいだ園長を務めていた彼女には、ハツカネズミの他にも昔から仕えている忠実なフレンズが何人もいて、彼女亡き今も命令に従い続けている。

 その者たちがマザーに近づこうとする者を妨害してきても何らおかしくはないという。

 

 メリノヒツジは側近たちにそれぞれ子飼いのセルリアンを与えていたようだ。

 もちろんハツカネズミにも自分の思いのままに動かせるセルリアンがいたという。

 今はどこで何をしているのか知らないが、3本の長い角を持つカブトムシ型の強力な大型個体だったそうだ。

 

 メリノヒツジはセルリアンのモデルとして「虫」に着目していたそうだ。

 なんでも彼女は虫のことを、サンドスターの影響を受けない一つの完成された生物だと考えていたのだとか。

 だから虫の姿をしたセルリアンを見たら彼女の手下がいると見て間違いないと。

 ・・・・・・あの8本足みたいなのがまた襲いかかってくるのかと思うと胸がざわつく思いだった。

 

 さらに考えるべきことがある。

 そもそも、この問題はマザーを何とかするだけで一件落着するのだろうかということだ。

 今後もワシミミズクのようにメリノヒツジに感化されたフレンズが増えていくだろう。

 彼女は操られたわけじゃない。自らの意志でメリノヒツジの思想が正しいと確信したんだ。

 そういったフレンズたちの気持ちを無視して、ジャパリパークに「今まで通り」を強制することが果たして正しいのだろうか・・・・・・

 

 ハツカネズミから聞いた情報を元に、私達は4人であれこれと話し合った。

 その結果、セントラルエリアを目指すよりも先にやるべきことを決めた。

 それはヒトのフレンズ「かばん」に会いに行くことだ。

 ゴコクエリアで消息を断ったという「かばん」の行方は、メリノヒツジですら突きとめることが出来なかったが、ともかく現地に行って探してみるしかない。

 

 ともえが信じる未来はもちろんメリノヒツジとは真逆だ。

 フレンズ達は平和に生きるべきであるし、いずれジャパリパークにやって来るかもしれないヒトとも手を取り合って共存していきたい。

 だけど、信じているだけではダメだということを彼女は悟ったようだった。

 平和な未来を実現するために、知らなければならないことがたくさんあると。

 そのためにもまずは「かばん」と会って話を聞きたいと言うのだ。

 

 ともえの言葉に諸手を上げて賛成してくれたフレンズがいた。

 オオコノハズクだ。

 どうやら彼女はかばんに全幅の信頼を置いているようだ。

 かばんならばジャパリパークを平和にするために行動を起こしているはずだし、必ずや私達の力になってくれるというのだ。

 

 そしてオオコノハズクから、さらに衝撃的な一言が告げられた。

 私達の旅路に自分も同行したいと言ってきたのだ。

 今の彼女は何といってもワシミミズクを連れ戻すことが一番の望みだ。

 なんとなくだけれど、私達に同行すればそのうちワシミミズクの手がかりも掴めるんじゃないかというのが理由だ。

 それにジャパリパークを平和にするという私達の旅にぜひ協力したいんだと。

 

 ただ、同行するにしても今すぐは無理だという。

 キョウシュウエリアではオオコノハズクとワシミミズクの2人はフレンズ達のまとめ役だった。

 ワシミミズクが出奔したいま、オオコノハズクまで何も言わずにいなくなることは許されない。

 同行するのは他のフレンズに自分の役目を引き継いでからだと言った。

 

 そしてオオコノハズクは自分の弟子である4人のフクロウに後のことを任せると断言した。

 それを聞いた当の4人組は目玉が飛び出る程おどろき拒否したが、彼女は一歩も譲らずに弟子達に言って聞かせた。

 今回の一件でも4人組はよく働いてくれたし、後を任せるのに不足はないと言うのが理由だ。

 

 オオコノハズクが4人の弟子のことをそれぞれ評価した。

 メガネフクロウは頭は良くないが体力は凄い。逆にアオバズクは知恵が回るが貧弱。メンフクロウは弁が立つがメンタルが弱い。逆にアナホリフクロウはどもりがちだが根性は一番ある。

 4人が助け合って短所を補い合えばきっと大丈夫、と不安におびえる弟子たちを鼓舞した。

 

 オオコノハズクは私達との再会を約束すると、褒められて若干涙目になっている弟子たちを連れて一足先に旅立つことになった。

 フクロウ達の翼なら長い距離もあっという間だろう。

 傷をゆっくり治してからキョウシュウに来るように・・・・・・と最後にオオコノハズクは言った。

 それまで用事を済ませながら待っていてくれるようだ。

 

 キョウシュウでオオコノハズクが住んでいるのは「としょかん」という建物で、かの地における知識のメッカ的な場所だという。

 自分が何者かわからないフレンズならまずは「としょかん」に質問しに行くし、他にも施設内の豊かな蔵書によって、フレンズ達がそれぞれしたい勉強を続けることだってできた。

 ・・・・・・ともかくキョウシュウのフレンズでは知らない者がいないほどの場所らしい。

 それだったら私達がオオコノハズクと再会するのも簡単だろう。

 

 ここホッカイからゴコクまで行くのに、キョウシュウは海をまたいでちょうど中継地点のような位置にあるという。

 キョウシュウでオオコノハズクと合流し、その後にゴコクを目指すという流れが自然だ。

 もちろん私達は彼女とは違って徒歩での移動になるし、海を渡るには船がいるが。

 

 オオコノハズク達がいなくなると、次はハツカネズミらジャパリホテルで働いていたフレンズ達の順番が回って来た。

 ハツカネズミは「本当に申し訳ない」と私達に頭を下げた。

 彼女はオオコノハズクとは違って私達に付いて行くつもりはないようだ。

 

 本来であれば、事情に通じている自分こそが事態の収拾に動かなければならないのに、それでも自分は今の仲間達と一緒にいたい、とハツカネズミは言ったのだ。

 ジャパリホテルが崩壊してしまった今、せめて代わりとなる新しい場所が見つけられるまでは仲間達を助けたいと。

 

 オオミミギツネ、ハブ、ブタ・・・・・・ジャパリホテルでハツカネズミと働いていた彼女たちは、記憶を取り戻したハツカネズミの素性に驚きを隠せていない様子だった。

 だがそれだけだ。ハツカネズミが過去に何者であったとしても、今は自分たちの仲間であることには変わりない、と3人は言ってくれた。

 

 もちろん私としては、ハツカネズミが一緒に来てくれるんなら大助かりなことは間違いない。

 でも彼女の選択を悪く思ったりはしない。それどころか共感さえ覚える。過去に何があったにせよ、彼女は今の自分に大切なことを精一杯やろうとしているんだ。私もそういう気持ちでともえ達と旅をしたい・・・・・・

 行く道は違っても、私とハツカネズミは同志だ。

 

 ここに住んでいたリャマも、元ジャパリホテル組について行くことに決めたようだ。

 メリノヒツジに建物を半壊させられたからレストランを続けるのは難しいし、色々と恐ろしい光景を目にしてしまった今となっては、1人で暮らすのは不安だから・・・・・・と言うのが理由だ。

 

 リャマの申し出をジャパリホテル組は快く受け入れた。

 ここいらでは彼女が料理人として評判が高い事は知られていたので、シェフとして新しい「ホテル」を盛り立ててくれるに違いないと言う。

 

 彼女たちはこれからジャパリホテルに代わる場所を探して旅に出ることになる。

 そんな場所など容易には見つからないと思われたが、意外なことに候補地はすぐに見つかった。

 

 話はジャパリホテルでの一件よりも前に遡る。

 ともえとイエイヌが2人で旅をしていた頃、とあるホッカイエリアの砂漠地帯にて、セルリアンの大群に追われていたフレンズ達と出会うことになったという。

 その中にロードランナーもいた。

 彼女はその時プロングホーンという、彼女が姉貴分と慕うフレンズと行動を共にしていたんだ。

 彼女たちは今まで暮らしていたオアシスを突然にセルリアン達によって占拠され、這う這うの体で新しい住まいを探すことになったところだったらしい。

 

 ともえ達は彼女らと協力して砂漠を渡ることにした。

 セルリアンに追跡を受けながらも、偶然発見した大型の「トラック」を動かしたりして逃げようとしていた。

 

 ともえ達に襲い掛かってくるのはセルリアンだけではなかった。咆哮を発しながらセルリアンの集団をなぎ倒していく恐ろしい怪物が現れたのだ。

 ・・・・・・な、なんと、その怪物とは私だったという。 

 私とともえ達が出会ったのはそれが最初だったみたいだ。

 お恥ずかしいことに、当時のことは全く思いだせないのだけれども。

 

 ともえ達は私やセルリアンに追われ、途中で私にトラックを壊されたりしながらも、砂漠地帯の切れ目にあったとある洞窟に逃げ込んだ。

 そこは洞窟の中にも関わらず流れの速い川が横たわっていたんだという。

 後からわかったことだけれど、その洞窟は潮の満ち引きによって地形が変わるらしい。

 満潮時は入口が水で満たされるために侵入することさえ出来ないんだと。

 

 私はそんなこともお構いなしにともえ達を追いかけようとしたから、川に溺れて流されてその場から退場することになったようだ。

 危機から逃れたともえ達が奥へ奥へと進んで洞窟を抜けると、辺りを切り立った崖に囲まれた窪地へとたどり着いたそうだ。

 

 そこは奇妙な場所で、セルリアンもフレンズも住んではいなかったが、広々とした土地に多くの植物が実り、豊かな川が流れる実に住み心地の良さそうな土地だったそうだ。

 ともえはその場所を「虹の楽園」と命名した。

 窪地のすぐ向こうに見える岩山から時おり勢いよく水が噴出して、その飛沫が太陽に照らされて虹を作るから、というのがその理由だ。

 

 偶然にも見つけた楽園だったが、旅の途中だったともえ達は先を急ぐことにした。そしてロードランナーもそんなともえ達にがぜん意気投合し、一緒について行くことに決めたんだと。

 

 プロングホーンや他の数人のフレンズはそのまま虹の楽園に残ることに決めたらしい。

 が、しかし彼女は、こんな良い土地を自分達だけで独占するのは良くない、とも考えたようだ。

 そこで楽園を拠点にしつつも、近くで自分達と同じように住処を追われたフレンズを探して保護する活動を始めたらしい。

 

 そして旅立つともえ達にもお願い事をしたそうだ。

「これから先、住処に困っているフレンズがいたら、この場所のことを紹介してくれ」と。

 ・・・・・・なるほど。話を聞いただけでわかる。プロングホーンは実に見上げた心意気を持ったフレンズのようだ。ロードランナーが慕ってやまないのも頷ける。

 

 ロードランナーが旅に出た理由。それは見聞を深めて自分を成長させるためだと言う。

 どうやらロードランナーは、プロングホーンを尊敬する一方で、自分のことを彼女に甘えてばかりの未熟者だと常々思っていたようだ。

 だから、いつか旅を終えたらプロングホーンの元に帰り、自分が成長した姿を見せて彼女に褒めてもらいたいんだと言う。

 ・・・・・・その時が来たら、私もロードランナーと一緒にプロングホーンに会いに行こう。

 砂漠地帯で危険な目に遭わせてしまったことを彼女に詫びなきゃいけないし。

 

 かくしてハツカネズミ達の旅の目的地が定まった。

 プロングホーンが取り仕切る虹の楽園へ行き、そこでジャパリホテルに代わる新しいホテルを作り上げる・・・・・・それが今の彼女たちの夢だ。

 

 ともえは出発しようとしたハツカネズミ達にある贈り物をした。

 彼女たちが迷わないようにと、虹の楽園の手がかりになる「スケッチ」を何枚か手渡したんだ。

 ジャパリパークを上から俯瞰した「地図」や、虹の楽園の目印である「地表から噴出した水が虹をつくる様子」を描いた絵なんかがあった。

 

 ・・・・・・絵のことはてんでわからないけれど、ともえの絵が物凄く上手いことだけはわかった。

 噴き出す水の勢いがありありと感じられるし、白黒のスケッチなのにも関わらず、色鮮やかな虹の色合いすら脳裏に浮かんだ。まるで現物を見ているようだった。

 ハツカネズミはその絵を見るなり「ここは間欠泉のようですね」と、描かれている風景について理解したようだ。

 

 素敵な贈り物を受け取ったハツカネズミもまた、手厚いお礼を私達にしてくれた。

 メリノヒツジとの戦いで破壊されてしまったラッキービーストの「ラモリ」についてだ。

 彼女はラモリの残骸を旅に持っていき、落ち着いたら修理に取りかかるつもりだという。

 何となくだが自分にならラモリを直せる気がするとのことだ。今すぐは無理でも、きっといつか元通りにしてみせると。

 

 さらに彼女はラモリの残骸の中からとあるパーツを取り出し、それをともえに託した。

 ラモリのボディのちょうど腹部あたりにあったレンズ状のパーツだ。

 ハツカネズミがちゃっちゃと弄くるとレンズに明かりが灯り、そしてそこから機械的な声が聴こえてきたのだ。

 

 ・・・・・・私はその声を聞くのは初めてだったが、ともえ達の喜びようときたらなかった。

 どうやらそのレンズはラッキービーストの「頭脳」にあたる部分であり、レンズだけの状態になっても機能するようだった。

 ともえ達の大事な仲間ラモリは生きていたんだ。そしてこれからは私の仲間でもある。

 

 さらに、レンズは通信機としての機能もあるようだ。

 何か困ったことがあったらいつでも連絡して欲しい、とハツカネズミは言った。彼女の知識によるバックアップが得られるなら百人力だ。

 

 ・・・・・・だが、何でもかんでも教えるわけにはいかない、と最後に彼女は申し訳なさそうな表情で切り出した。

 何の話かって言うと、ともえとイエイヌの素性についてだ。

 ともえが「アニムス」であり、イエイヌが「ハイブリッド」であることは、すでにメリノヒツジから告げられている。

 それらの単語の意味について、勿論ハツカネズミは答えることが出来る。

 ・・・・・・しかし自分の口から話すのはどうしても遠慮させて欲しいと言うのだ。

 

 歯に衣着せぬ性格のロードランナーからは「隠し事なんかするな」と批判の声が上がったが、ハツカネズミの言い分としては、2人の出生に関する大事な話になるから、誰かから教えてもらうよりも、自分の意思で事の真相を知りに行くのが一番だということであった。

 それに彼女が知っているのは単語の意味だけであり、実際に2人の生い立ちがどのようなものであるかはもちろん知らない。

 そんな不十分な情報などを知ってもかえって足枷になるだけだと。

 ・・・・・・ともえとイエイヌは不安そうな表情で逡巡しながらもハツカネズミの意見を尊重した。

 

 名残惜しい空気の中、やがてハツカネズミ達は旅立って行った。

 リャマは私の傷が癒えるまでこのレストランを好きに使ってくれていいと言ってくれた。

 食料も十分に残していくから食べて栄養を付けてほしいと。

 残された私たちは、彼女たちの無事を願いながら、しばしの休息を迎えることになった。

 いつかこの旅が終わったら、必ずみんなで「虹の楽園」に行こう。

 ハツカネズミ達がそこでどんなに素敵なホテルを建ててくれるのか今から楽しみだ。

  

 

「・・・・・・この先、どうなるんだろう」

 今までの出来事を4人で振り返っていると、ともえが思いついたように呟いた。

 緑と赤の瞳を不安そうにしばたたかせると、自らの手首に身に着けたラモリに視線を落とす。

 

「トモエ ダイジョウブ カ」

「だ、大丈夫だよ」

 

 レンズの中のラモリが光を明滅させながら気遣うも、ともえは不器用な返事をするばかりだ。 

 見かけ上は平気そうに振る舞っているけれど、本当のところはやっぱり相当に気落ちしてしまっているんだと思う。

 ・・・・・・無理もないだろう。己の過去についての手がかりは謎のキーワード「アニムス」だけで、後は何にもわからないんだもの。

 ハツカネズミがそのことについて黙秘したい意図もわかるけど、ともえにしてみれば宙ぶらりんの状態だ。

 

「わふ、ともえさん、1人で悩まないでください」

「そーだぜ! オレ様達が力を合わせれば怖いもんなんかねーさ! それに、きっとこの先も色んなフレンズが助けてくれるにちげーねー!」

「ありがとう、そうだよね」

 

 ともえはイエイヌとロードランナーに励まされて表情を明るくしていた。

 彼女たちはこれまでもこうやって互いに励まし合って旅をしてきたんだろう。何というか、仲間って感じがしていいな・・・・・・

 

「なあ、みんな」

________スッ

 いい気分になった私は、おもむろに握り拳をともえ達に向けて掲げた。

 拳と拳を合わせる仲間同士の挨拶がやりたかったからだ。これをやると仲間意識が高まる。

 しかし3人ともこのハンドサインのことは知らなかったらしく、ポカンとした顔で首をかしげてしまった。

 

「アムールトラ、何やってんだー?」

「つ、つまりだな、これは挨拶の一種で・・・・・・みんなでがんばろうって、拳を合わせるんだ」

「え? 知らねー。それってどーいう意味なんだ?」

 

 例によってざっくばらんなロードランナーに詰め寄られて、思わず取り乱してしまう私だった。

 どういう意味と聞かれても、このハンドサインのことはいつどこで知ったのかわからないし、みんな知ってるのが当たり前だと思ってたから説明なんか出来っこない。

 ・・・・・・それと、私はどうやら自分で思っているよりも口下手みたいだ。

 ちょっと前まで喋れなかった後遺症なのか、それとも元々からしてこういう感じだったのかわからないけれど。

 

「クスッ、あははっ・・・・・・アムールトラさんって、意外にトボけた所があるんだね! でもいいじゃない! やろうよそれ」

 

 私がどぎまぎしていると、ともえが不意に笑い出し同意してくれた。

 さっそく彼女が私に応じて握り拳をかかげると、それを見てイエイヌもロードランナーも真似するようにおずおずと倣った。

 

________コツンッ

 4人で輪になって拳を重ね合う。

 これがやりたかったと感激している私を見て、ともえとイエイヌは楽しそうに笑い、ロードランナーも「なんかいいじゃん」と満更でもなさそうだった。

 

 その後私達は、誰が言い出すまでもなく旅の準備を始めた。

 ここで私はまたも驚かされることになった。

 ともえがいつも肩にかけているショルダーバッグについてだ。

 一見して何の変哲もないバッグにしか見えないけれど、明らかに普通じゃなかった。

 

 理由はよくわからないけれど、バッグの中には物がいくらでも入るんだ。

 ともえのお絵描き帳や、ロープや松明等の道具だったり、ジャパリまんやその他の食料、イエイヌが使う調理器具なんかが無尽蔵に収められている。

 それでいてバッグの見た目は何も入っていないようにペラペラで、持っても全然重くない。

 

「え、ええっ、何だこれ!? こんなバカなことが・・・・・・?」

 呆気に取られたままショルダーバッグを上げ下げしていると「もう返してってば」と、ともえがそれをひったくる。

 細かいことはどうでもいいじゃないと言うのだ・・・・・・まあ持ち主の彼女がそう思ってるんだったらそれでいいか。

 ともかくこんなすごい道具があるなら、旅の備えは十分だ。

 それに、どこで寝泊りすることになってもイエイヌの美味しい料理が味わえるってことなんだからよろこばしい。

 

 4人でレストランの扉をくぐると、これ以上ないぐらい澄み切った青空と、豊かな木々が生い茂る森が広がっていた。

 ジャパリパークとはこんなに綺麗だったのか・・・・・・と、自分が知っているはずの景色とは別物のように見えて不思議な気持ちになった。

 

 さあ行こう。素晴らしい仲間達と共に、この広く美しい世界を旅しよう。

 

 to be continued・・・




_______________Cast________________
 
哺乳綱・ネコ目・ネコ科・ヒョウ属トラ亜種 
「アムールトラ」
哺乳綱・ネコ目・イヌ科・イヌ属 
「イエイヌ」
鳥綱・カッコウ目・カッコウ科・ミチバシリ属 
「ロードランナー」
自立行動型ジャパリパークガイドロボット 
「ラッキービーストR‐TYPE-ゼロワン 通称ラモリ」
????????????????????? 
「通称ともえ」

_______________The Power of Next (野生解放の先にある力)

「レガーロ・アモーレ」
使用者:イエイヌ
概要:イエイヌがまごころを込めて料理を作ることで発現する能力。食材が持つ栄養以上の特別な回復効果が料理に宿り、口にした者の傷をたちどころに癒し、心身の疲労を取り除く。
 ただし致命傷や不治の病、また根本的な体質を治すことは不可能である。
 イエイヌ本人は自分が野生開放を使えることも忘れてしまっているが、この能力だけは無意識に発現し続けている。
 周囲からは「イエイヌの料理は美味しい」としか認識されないため、能力の存在は彼女自身を含めて誰も知らない。
 料理の出来はあくまでイエイヌの才能と努力によるもので、能力が影響しているわけではない。フレンズが忘却するのはエピソード記憶だけで、技能記憶は半永久的に保持されることの一例とも言える。

_______________Story inspired by________________

“けものフレンズ”  “けものフレンズ2”
      byけものフレンズプロジェクト

     “けものフレンズR”
      by呪詛兄貴
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