ダ・カーポ~繰り返される桜物語   作:みっくん

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そろそろ冬休みを終了

学校がまた始まるのか(遠い目)

それでは第5話どうぞ!


第五話「女王の鐘」

義之達がこの学園に来てから数日が経ったある日

 

何時もどおりに授業を受けていると、遠くから鐘の音が聞こえた

 

ゴーンゴーンゴーン

 

「えー……授業の途中ですが『女王の鐘』が鳴ってしまいましたので今日の授業はここまでです」

 

そう言って、授業をしていた先生は教室を出て行く

 

「なぁなぁ、清隆。何が始まるんだろうな」

 

前の席に座っている耕助がワクワクしながら言う

 

「先生は『女王の鐘』って言ってたな……俺にもさっぱり分からん」

 

「でも、何だか面白そうな予感がするよ」

 

ななかが自分の席からやってきた

 

「まぁ、つまらない事ではなさそうだが」

 

「もう少し待ってみれば分かるよね」

 

音姫さんもやって来たようだ

 

「皆、一度席に着いて」

 

俺達が話しに夢中になっていると、立夏さんが入ってきた

 

「いよいよあなた達のデビューの時が来たわ」

 

「デビューってどういう事ですか?」

 

皆の質問をサラが代表して言う

 

「いい質問ねサラ。魔法を使うものとしての義務を私達はしなければいけないの。具体的に言うと、女王陛下からの依頼が我らが学園長のもとに届き、その依頼内容に応じて風見鶏の生徒が解決するってわけ」

 

立夏さんが少し長めに説明をする

 

「で、さっきの『女王の鐘』ってことか」

 

「そう。さっきの鐘の音がその知らせってわけ。ついに予科1年A組にも出勤要請が来たってこと」

 

立夏さんが皆の顔を見ながら言う

 

「ようやく俺達の実力を見せる時が来たな」

 

「あまり張りきると、無様な結果を晒したとき、余計無様になりますよ」

 

耕助が手をグーの形に変えながら言う

 

「女王陛下からの依頼か……」

 

「緊張しますね」

 

隣に居る姫乃と少し緊張しながら話をした

 

 

一体どんな事件を任されるのか

 

 

 

「で、何で俺らは外で清掃活動をしているんだ?」

 

義之がゴミを回収袋に入れながらぼやく

 

「まぁ、これも任務の一つってことだろ。真面目にやったほうが良さそうだよな」

 

「そうだけどさぁ。魔法学園なんだからもっと派手なのを期待してたんだけどなぁ」

 

「初めての依頼だ。いきなり凄いものを任されても成功する確率は低いだろ」

 

「……ちぇ」

 

俺達は不満を口にしながらも清掃を続ける

 

「どう?清隆。初めての女王陛下からの依頼は」

 

「立夏さん。……まぁ、最初の依頼ですからね。期待してたのとは違いますが、これが今の俺達にとっては妥当でしょう」

 

「そうね……そこまで分かってるならいいかな?」

 

「しっかし、量が多すぎません?」

 

俺が現在ゴミを入れている袋は3袋目だ

 

ロンドンは確かに広いが、俺達の割り振られた地域でこれだけの量が集まるって……

 

ロンドンで清掃をしている業者の人も大変だろうな

 

俺は少し感動をした

 

「おーい、清隆君」

 

音姫さんがこっちに向かって手を振りながら走ってくる

 

「どうかしました?」

 

「タワーブリッジの方が騒がしいみたい。だから行ってみようよ」

 

「タワーブリッジ……良く分かりませんが、言ってみますか」

 

近くに居た姫乃とななかに声を掛けて俺はタワーブリッジへと向かった

 

目的地に付いた俺達を待っていたのは立夏さんだった

 

「跳ね橋が上がらないみたいよ。清隆達はどう思う?」

 

跳ね橋が上がらない……

 

普通に考えるならば、故障だろうが……

 

「故障ですか?」

 

姫乃が俺の考えていた事を口にしてくれた

 

「違うわ。橋が開かない原因は不明だそうよ」

 

原因不明……

 

じゃあ、考えるも何も……

 

「まさか、妖精のしわざ!?」

 

耕助が少し怯えながら言う

 

「そうでは無いけど、あながち的外れでは無いわね」

 

妖精で的外れでは無い

 

ってことは……

 

「何かしらの魔法的要素が関わっているってことですか」

 

「そう判断してもらっても差し支えないわ」

 

「それって結構大変な事ですよね!?事件じゃないですか!」

 

「慌てない慌てない。その為に私達がここに居るのよ?皆で力を合わせてあの跳ね橋を上げるわよ」

 

立夏さんが自信満々に言った

 

「てことで、クラスの皆を集めてきて頂戴。時間は余り無いから急いで」

 

俺達は遠くに居る皆に声を掛けていく

 

立夏さんは皆が集まったと聞くと皆の顔を見る

 

「これから皆さんにはタワーブリッジの開閉部を開く作業を行ってもらいます」

 

「これが事故じゃないっていう根拠はあるんですか?」

 

「あるわ。でもそれを説明する必要は無いわ」

 

「え?どうしてです?」

 

「説明するのもかったるいし、あなた達の知識じゃ今は理解できないわ」

 

「理解できないのに、俺達の力でこの橋開くんですか?」

 

「だから、私が此処に居るのよ。この橋には『開いてほしくない』っていう何者かの想いが干渉してるみたい。それが何かの要因で増幅されて、呪いみたいな感じで本当に開かなくなっているみたい」

 

“呪い”

 

俺が『葛城清隆』が風見鶏学園に来た理由である“ある呪い”を解く方法

 

それを探しに来たのだが、今聞く事になるとは……

 

「だから、魔法で無理やりこじ開けるよりも、端にかかっている魔法を中和するという方法をとりたいと思うの」

 

「魔法を中和……ですか」

 

「ええ。調整は私が行うから、皆は橋が開くように想いをこめて私に送って頂戴」

 

立夏さんはそう言うと魔法に集中し始める

 

俺達は顔を見合わせると一斉に目を閉じる

 

橋が開くイメージ……

 

俺はこの橋が開いているところを多く見てるわけではないが、ある程度見た事があるのでイメージしながら想いを立夏さんに送る

 

俺達が送り始めてから数分後立夏さんの周りの空気が少し違うのを感じた

 

「よし。これでフィナーレね」

 

立夏さんがそう言うと何かしらの魔法を使ったみたいでタワーブリッジの橋が上がった

 

俺達はそれを見ると皆で大喜びをする

 

 

「さて、橋は開いたけど私達の依頼はまだよ。最低でも1時間は働いてもらうわよ」

 

「うそだぁああああああ」

 

耕助の叫びが周りに響き渡った

 

 

 

 

 




今回は漫画を参考に書かせてもらいました

ゲームでもあった初めての女王の鐘の部分ですね

次の更新では多分、キャラクター紹介をしようと思います

誤字・脱字等ありましたらご連絡ください

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