それでは、第6話どうぞ!
俺達は放課後、練習の為に競技場を目指して歩いていた
何故競技場を目指しているかと説明するには今朝のHRまで時間は巻き戻る
俺達が入学してから早数ヶ月、ななか達がやってきて数週間が経った
「なぁ、清隆。今日は帰りにでも地上で遊んでこようぜ」
「おっ、偶には良さそうだな」
前の席に座る耕助と朝にも関わらず、放課後の事を話していた
「兄さん。放課後の事を考えるのは早すぎません?」
「大丈夫大丈夫。勉強の事も大事だが、羽を伸ばす事を考えなきゃ」
俺達が喋っていると教室の扉が開いた
「皆、朝のHRするから席に着いて」
うちのクラスの担任の立夏さんだった
「今日は皆にお知らせがあるわ。前回もやったけど、次は学園全体でグニルックを行う事が決まったわ。一つの行事として扱うからちゃんと練習するように」
「グニルック?」
姫乃の隣に座る音姫さんが首を傾げる
「あーそっか。音姫さん達は知らないのか。グニルックっていうのはですね」
俺は簡単なグニルックの説明を始める
欧州の魔法使いの間で古くから親しまれている魔法競技
数ヤード離れたパネルにブリットと呼ばれる玉で打ち抜き、それを2チームで競い合って勝敗を決めるスポーツ
俺達の居た世界で言うゴルフのようなものだ
「へぇ。ゴルフみたいなものかぁ……」
「でも、魔力を使って勝負しますから持久戦に持ち込まれると辛い人も居るんですよ」
俺はあまり人には言えないが、カテゴリー4の実力を持っているので学園内の一般生徒には負けない自身がある
っても、俺の中には記憶しかないから実戦経験はないんだけどね
「ってことで、皆には4人1組のチームを作ってもらうわ。決まったらこの用紙に記入して頂戴」
チームかぁ……
俺が悩んでいると
「「清隆俺達と組もうぜ!」」
すっかり意気投合した義之と耕助が話しかけてきた
「お前らとか……まぁ、良いか」
「これで、あと一人だな」
「えっと……私も入れてもらっていい?」
音姫さんが遠慮気味に声を掛けてきた
「そりゃあもう、喜んで!」
耕助が一人ではしゃぎながら了承をする
「俺もいいですよ」
「音姉なら歓迎だよ」
さて、これで俺達はチームを組めたな
姫乃達は……
っと、サラとななかと……クラスの女子と組んだようだ
「じゃあ、記入しちゃうぜ」
義之達と自分の名前を記入していく
「あれ?この間と違って、大将とか書いてあるな」
「ええ。今回は一人一人に役割を持ってもらうわ。簡単に説明すると、大将はその名の通りリーダーよ。大将が負けたらその時点で試合は決着が付くわ」
立夏さんの説明をまとめるとこうだ
大将は最後に相手と戦う
大将にたどり着く前に2連勝したほうが勝ちとなる
チームの中で役割として参謀役がある
参謀役は他の選手が試合をしていても、アドバイスを送る事が出来る(回数制限あり)
↑現代でいう監督みたいに指示が出来る
残った二人は何も条件が無く、お互いの魔力と参謀役の力で戦う
大将は選手の順番を試合中に1回だけ変えることが出来る(ただし一人のみ)
↑対戦順を見て、不利だと思ったら変えることが出来る
「じゃあ、今日の放課後から競技場を開放しておくわ。各チームで好きな時に練習をして頂戴。でも、これだけは言っておくわ。前回もそうだけど、今回も私達が優勝しなきゃ駄目よ」
優勝か……
こないだの試合みたいには行かないだろうから、練習をしないと
「じゃあ、これで朝のHRは終了よ」
そして、今に至る
「ところで、参謀と大将誰にする?」
練習を開始する前に登録用紙を見ながら相談をする
「俺と音姉は経験と知識が無いから、耕助と清隆のどっちかが大将だな」
「じゃあ、俺は推理が得意だから参謀に向いてるかもな」
「なら、俺が大将か……」
俺達は役割を紙に書いていく
「じゃあ、簡単な説明でもするか」
俺と耕助は義之と音姫さんに簡単なブリットの打ち方を教える
ブリットはゴルフボールのようなものだ
ブリットを打つのはロッドと呼ばれる杖を使用する
「最初はこんなものかな」
俺達はお互いの気になった事などを話しながら練習をしていく
練習に一息でも入れようと思ったら既に周りには人が数人しか残っていなかった
「あれ?もうこんな時間か……」
「皆で夢中で練習してたからね」
「じゃあ、今日はここらで終わりにするか」
俺達は荷物をまとめると寮へと戻る
「葛城?」
戻る最中に聞き覚えのある声が聞こえた
「ん?久しぶりだな……名前なんだっけ?」
「イアンだ。イアン・セルウェイ」
名乗ったとおり声の主の名前はイアン
ロンドンで有名な貴族であるセルウェイ家のご子息で、高飛車な性格をしている
だけど、面倒見が良く女子からは評判が良い
「ああ、イアンだったな」
「二度と忘れるなよ。ところで、こんな時間まで練習かい?」
「そうそう。立夏さんが優勝しろって言ってるしさ」
「あの時は君達に負けたけど、その屈辱は次回晴らしてやる」
「楽しみにしておくよ。じゃあ、俺達は疲れてるから」
片手を挙げて、イアンと別れる
部屋に戻ると食事もとらずにベッドで寝てしまった
記憶があっても経験が無いと、予想以上に疲れるな……
学力テストが終わったので、書くことが出来ました
勉強をしつづけるのって予想以上に難しい……
今回のお話は今後、魔法のお話をするときに必要だと思い書きました
誤字・脱字等ありましたらご連絡ください
感想・要望楽しみにしてます