私はあの日、人であることを捨てた。   作:水戸 遥

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書き出しは前話後
ちなみに時間設定とか後から変わる可能性もあります。


姉妹

「ん……」

目を開くとそこに飛び込んできたのは、漆黒の、それも少し高い天井だ。軽く見えるところを見ると、お城だろうか……?

ガチャッ─

誰か入ってきたようです。先程から体に力が入らず、少し起き上がるということも出来ません。

おや、入ってきた人?はこちらに向かってきたようです。

「……」「……」

どちらも喋りません。

「「あの……」」「あなたからどうぞ」

2人して今度は被り、私が譲る。

「分かった。簡潔に言うわね。あなたは、私、クルル・ツェペシの妹よ。ちなみに吸血鬼」

「え……っと?」

「何かしら、まぁものによっては答えれないけど」

「私は何故ここにいるの?」

「ん、簡単に言うと世界が壊れました。それは人間の世界だけが壊れました。だけど、子供はそれから逃げることが出来ました。だけど、1人だけ変わった子供が居ました。それがあなたです。」

「うん?」

「まぁ、もう一度だけ寝れば、思い出すのではないでしょうか?」

「分かった。少し寝かせてもらうよ……」

私は余程疲れていたのかそのまま、夢の世界へと堕ちていった。

 

4年後── 吸血鬼の都市、その第三都市サングィネムにて

 

真っ白な世界。そこに私は立っていた。

いや、どう言う状態かすらわかっていない。

ただ、私はもうすぐ、『覚醒する(目覚める)』のだろう。

 

「うぅっ……」

 

軽い呻き声が漏れる。頭はグラグラするし、何故か喉が熱い。

 

私は、前に眠りについた時と同じ姿で起きる。

「あれ?ここは……」

眠りについた時とは違う部屋に私はいた。

周りを見渡すと、あらゆる高価そうな調度品があり、それ以外だと男女の写った写真が飾っていた。

記憶では覚えて無いが、何故か私の本当の両親だと感覚的にだが、分かる。というか思い出していっている。

カチャッ─……

「……誰?」

「ルミア!よかったぁ〜〜〜……」

この人?は私の姉であるクルル・ツェペシだ。

私はどんどん頭の中に記憶や知識が溢れていく。

「あなた4年も目覚めなかったのよ……よかった、目を覚まして」

「ううん。えっと、私のお姉ちゃんのクルル…であってるよね?」

「そうよ……あなたはルミア…であってるかしら?」

「うん。これからよろしく。お姉ちゃん」

(お姉ちゃん……いいわね……)

なんか不穏な顔してるけど、大丈夫かな?

「そう言えばルミア、あなたは私と同じ第三位始祖の地位に着くことになったわ。それに伴って上位始祖会に参加することも可能よ。どうする?」

「上位始祖会か……最初は発言せずに、ただ眺めてようかな。私が吸血鬼だったことにもまだ慣れてないしね」

「そう。なら、そうするといいわ」




何とか書きました……
てか、絶対『奴ら』にバレたら叱られそう……

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