及川光成は走者である   作:水上竜華

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今回は恵那ちゃん視点の振り返りです。

更新を待っている方がいるかはわかりませんが、毎日投稿は一旦これで終わりです。





閑話 とある巫女の軌跡

 

 

 2016年5月7日

 

 私の名前は小柳恵那。今年で11歳になり、今は諏訪で巫女という重要なお役目についています。

 生まれは新潟にある港町で去年の夏までそこで母と二人暮らしをしていました。

 父は私が幼稚園に入る前に不慮の事故で亡くなり、母は父の代わりに仕事をしながら女手一つで私を大切に育ててくれました自慢の母です。

 でも、そんな優しい母は私が小学校に入学した頃から様子がおかしくなりました。

 

 丁度その年に母方のおばあちゃんが亡くなり、既におじいちゃんも先立っていた母に私以外の親族はおらず、父方の人達は元々母と仲が悪かったため父がいなくなってからは交流がありません。

 大変な毎日で押しつぶされそうになりながらも精神的な支えになっていた唯一の肉親であるおばあちゃんがいなくなってから、母は今までのように私の前で笑わなくなりました。

 それから母の気性はだんだん荒くなり、ついに自分ではどうしようもないイライラをぶつけるかのように私に暴言を吐くようになります。

 母の異変はそれだけでは終わらず、食事は家で作らずにコンビニの弁当ですますようになり、嫌なことがあったら家にあるモノに当たり散らし、夜には余り耐性がないのにお酒をたくさん飲むようになり、近所での評判も悪くなるばかり。

 私は日に日に荒れていく母の逆鱗に自分が巻き込まれることを恐れ、家にいるときは部屋の隅っこでうずくまるようになりました。

 誰かを頼りたくても、もともと恥ずかしがり屋な私は人とうまく話すことができず、そんな私に付き合ってくれる友達なんて一人もいなくて、担任の先生や近所のおじさんやおばさんなど、身近な大人の人達も誰も私に構ってくれず、そのまま私の悩みを共有してくれる人に巡り合うこともなく恐怖に怯える日々を過ごしていました。

 

 そんな日常が続き小学四年生の夏になり、私の運命を変えるあの大事件が起こります。

 その年の日本は全国的に地震や台風、津波などの自然災害の脅威にさらされていて、メディアでは日本のこれからについて騒がれていたくらい大変な時期でした。

 私がいた地域でも七月の末に大きな地震が起き、私が知るだけでも一部の木造の建物が半壊するほどの被害が出るほどの規模でした。

 港町では海に面している分津波の危険についても考えなければいけないこともあり、家で地震にあった私と母は避難する際に必要なモノが詰め込まれた袋を持って高台にある避難所に向かいます。

 避難所は地区ごとに決められているので町中の人が一つの高台に集まることはなく、それなりのスペースは確保されていましたがそれでも多くの人が高台に集まっていました。

 時期的に夏休みに入っている所為か、地元の人以外にも合宿に来た学生さんから旅行にきた老夫婦など普段は見かけない人もたくさんいてその人たちがいる分スペースに余裕がなくなっていたのかもしれません。

 周りの様子を見て私と同じようなことを考えていたのか、母は周囲の人間に対しあからさまに嫌な視線を飛ばしていました。

 日々蓄積されてきたストレスで悩まされていた母は以前は全然平気だった人ごみを嫌うようになり、その時も人で溢れかえっていた避難所の状態が嫌で嫌で仕方なかったのでしょう。

 

 不機嫌な母に何かを言おうとすればたとえ家の中にいなくても怒鳴り声が飛んでくるため、私は何もせずに母の近くにいました。

 それからも母はそのイライラを表すように貧乏ゆすりをし始め、隣にいる私にすら聞こえないくらい小さな声で何かをブツブツと呟き、避難所に来てから四十分ほど経ったその時、唐突に母の動きが止まり横目で母を見ていた私に視線を移します。

 突然私を見た母に言えもしない恐怖を感じた私は耐え切れずに体を大きく震わせてしまいます。

 もしかしたら私が見ていたことに腹を立ててしまったのかもしれない。

 そう思った私はこれから来るであろう理不尽な罵倒の嵐を前に目を閉じて体を強張らせながら待ちました。

 

 しかし、いつまで経っても予想していた大きな声は飛んできません。

 私は恐る恐る目を開けて、母の方へと視線を動かすとそこには機嫌の悪い母の顔は無く、憑き物が落ちたかのようにスッキリとした表情の母がいました。

 余りにも予想外な事態に私は混乱していましたが母はそんな私の様子など気にもせず、笑顔を作り私に話しかけます。

 かれこれ数年間母が笑った顔を見ていなかった私は久しぶりに見た母の笑顔に驚き、そして疑問に思いました。

 

 なんでこんなにも嬉しそうな顔で、こんな状況で、私を見ているのだろうと。

 

 大好きな母の笑顔をまた見れたというのに、私達を取り巻く環境が私に喜びを感じさせることを阻みます。

 この時私は初めて怖い笑顔があることを知りました。

 一時的に放心状態になっていた私でしたが、それでも母が言っていたことは耳に入っていました。

 そろそろトイレに行かないと込み合うだろうから早くいってきなさいと母は私にそう言い聞かせるように言いました。

 母は私が戻ってくるまでここで待ってくれるとも言っていましたが、私は今ここで母と別れてはいけないと本能で察します。

 嫌な胸騒ぎがしましたが時間が経つにつれて笑顔が引くついていく様子を見て、母に反抗することも出来ない弱い私は大人しく避難所のトイレに向かいました。

 トイレの前にはまだそんなに人が集まっていなかったので、すぐに用を済ませた私は駆け足で母が待っているところまで戻ります。

 きっと私を待ってくれていると信じて私は走り続けました。

 

 しかし、戻った場所に母の姿はありません。

 

 私は自分の顔から血の気が引いたのを感じました。

 それからはもう必死です。母を探すために一縷の望みに賭けて私は待ち合わせ場所から離れない範囲で辺り一帯を走り回り、母の姿を血眼になって探しました。

 それから数十分もの時間が過ぎた頃には私の中にあった母を必死になって探す気力は無くなり、深い絶望感だけが胸に刻まれました。

 誰かに助けてもらおうにも母が豹変してから若干人間不信になってしまった私に知らない大人に話しかける勇気はなく、周りにいた大人たちも厄介ごとに関わりたくないのか私に近づく人は全くいません。

 

 このまま母と会えなかったらどうしよう。私はこれからどうなるのだろう。もしもこのまま一人になったらどうしよう。住む場所はどうなるんだろう。これからあの家も津波でなくなってしまうかもしれない。もしかしたら私に帰る場所はもうないのだろうか。ご飯はどうしよう。私はお金を持っていない。盗みをする度胸もない私はこのまま飢えて死んでしまうのかもしれない。もしかしたら飢えて死ぬ前に誰か悪い大人に誘拐されてたくさん酷いことをされてしまうのかもしれないーーー

 もしかしたら、もしかしたらと、私は稚拙な小学生の頭でこれから自分が辿るであろう最悪の未来を考え続けました。

 母はどんなに変わっても私に暴力だけは振るわなかった。

 だから、私は母がまだ私を愛してくれているのだと心のどこかで思い続けていました。

 でも、その結果、私は母に置いて行かれて一人ぼっち。

 その事実が、私の幼い心をズタズタに切り裂き、絶望のどん底に突き落としたのです。

 それでも…。それでもっ、諦めきれなかった私は母の姿を追い求めて歩き続けました。

 

 そんな時でした、あの人が私の前に現れたのは。

 

 母を探していたとき、後ろから知らない誰かに呼び止められた私は恐怖で体を震わせながらも恐る恐る後ろを振り向きました。

 私を呼び止めたのは近隣では見慣れない学校のジャージを着た男の人で、全く表情が読めなくて正直に言ってかなり怖かったです。

 その怖い人は膝をつきながら私の顔をじっと見ながら、私の警戒心を解くように声を掛け続けました。

 状況だけを見ると完全に警戒を解くことができないのは明白で、この人が怪しい人という認識は当然のことながら全く変わりません。

 

 でも、下手に逃げ出したり抵抗すれば何をされるか分かったものではないので私は気を緩めたふりをして、その後聞かれたことにも大人しく本当のことだけを話していきました。

 私が迷子になっているのかどうか。どうしてそうなったのか。それで今までどうしてきたのか。そのすべてを母とのことをぼかしながら話しました。

 本当は迷子か否か、そうなってしまった原因は何かを聞かれただけなのに私はここまで自分がどうしてきたのかさえも洗いざらい話してしまいました。

 相手が誰であろう流暢に喋れない私の話をちゃんと最後まで聞いてくれたのが嬉しかったのでしょう。

 

 それからその人は私のトロくて長い話をちゃんと聞いた上で母を探す手助けをすると言ってくれました。

 最初のうちは不信に思っていましたが、自分だけではどうしようもなかったこともあり、藁にも縋る思いで私はその人に頼ることにしました。

 その人は手初めに私の名前を聞いたのち、大きな声で私の名前と母を探している旨を周りに呼び掛けながら歩き始めます。

 いきなり大きな声を出されてビックリしましたがその一生懸命に周りに呼び掛ける姿を見て、私は初めてこの人が本当に母を探すのを手伝ってくれていることを知りました。

 私の不信感が薄れ始めてから十数分が過ぎ大声を出しすぎて喉に限界が来たのか、お兄さんは呼びかけを止めてしまいます。

 お兄さんは少し考えるような素振りを見せると、今度は母の写真があるか聞いてきました。

 少し躊躇いはありましたがこれで母が見つかるのであればと思い、首から下げていたパスケースの中にある母との写真を貸すことにしました。

 

 お兄さんは私にお礼を言うと、母の写真を使って周囲の人たちに聞き込みを始めます。

 その成果は先程の声出しよりもよく、母の姿を見たという人が次々に現れました。

 その中には近所に住んでいる人たちもいて、そのうちの何人かは私に「母の所業で大変だろう」と暗に労いの言葉を掛けてきました。

 

 私は少しだけ嬉しく思う反面、なぜ今になってそんなことを言うのかと腹が立ちました。

 今まで散々無視してきたのに今更虫が良すぎると思いましたが、私が彼らと同じ立場であればどうしていたかと考えるとそれ以上恨めしく考えることはやめました。

 むしろ、今まで顔すらも知らなかったこのお兄さんが助けてくれたことが、すごいことなのだと私は心底感じます。

 

 この時点で私のお兄さんに対する警戒心は殆んどなくなり、聞き込みを始めた時点でお兄さんの服の端っこを掴んで付いて行くくらい心を許していました。

 余りにも無警戒過ぎると今でも思いますが、私と直接肌で接触しないように注意してくれたり、上から見下ろさずに同じ目線で話をしてくれたり、余り近づき過ぎないように距離を取ってくれたりと、お兄さんの何気ない心遣いが私の警戒心を緩めてしまったのかもしれません。

 

 それからも捜索は続きましたが母の居場所が断定できる情報は集まらず、お兄さんの事情もあり結果的に母を見つけることなく私はお巡りさんのところまで連れていかれることになりました。

 最終的に母とのことを詳しく話すことはできなかったけど、最後まで私の面倒を嫌な素振りもせずに見てくれたお兄さんは私にとって憧れにも似た何か特別な存在になっていました。

 そして私は例え母がこれから先見つからなくても絶望せず、この人のように他人を思いやれる立派な人間になりたいと思うようになりました。

 そんな人間になるための第一歩として私は勇気を振り絞ってお兄さんの名前を聞きました。

 相変わらず舌足らずな話し方でしたが、心なしか声に覇気が込められているように自分でも感じました。

 

 そうして教えてもらったお兄さんの名前は「及川光成」。

 名前を教えてもらった瞬間、私は新品のおもちゃを親からもらったばかりの子供のように嬉しそうにお兄さんの名前を小声で繰り返し呟きました。

 その時の私はうれしさの余りに冷静さを欠いていたのでしょう。

 その勢いのまま普段では絶対に口にしない様な言葉を衝動的に紡いでいました。

 

 今思い返してみても羞恥心で顔が真っ赤になるくらい我ながら乙女チックなことを言ってしまったなぁと思います。

 でも、後悔はしていません。

 あの日、絶望してしまった私に再び立ち上がり生きる目標をくれた光成お兄さんへ、その時本当に言いたかったことをありのまま言えたのだから。

 

 このまま何事もなく別れられれば、私はどんなに辛いことがあっても自分の未来に悲観せずにその後の人生を過ごせたのでしょう。

 しかし、あの悲劇によって私の人生は再び絶望のどん底に突き落とされたのです。

 

 お兄さんに別れの言葉を告げた直後、先程の地震よりも遥かに大きい揺れが起きました。

 余りにも強い揺れに私はバランスを崩して後頭部から地面に倒れそうになりましたが、光成お兄さんに支えてもらったおかげでケガはありません。

 目立った外傷は特になかったのですが、その時を境に明確な異変が私に起きます。

 

 突然、私の頭の中にこれまで見たこともない光景が流れ始めたのです。

 その光景の内容は星々が大地に降り注ぎ、地上に住まうありとあらゆる生き物を消し去るというモノでした。

 実際に見たわけでもないのに嫌にリアルで、私はあまりの恐ろしさに体が硬直してしまいその場から動けなくなってしまいます。

 

 そして、その光景は形を変えながらも現実となり、私達人間は空からの襲来者になすすべもなく食い殺されていきました。

 私もお兄さんに助けてもらわなかったら今頃あの場にいた人たちと同じ末路を辿っていたでしょう。

 お兄さんは私と同じように何かしらの力に目覚めたのか、常人ではありえない程の速さで走ることができる身体能力を有していました。

 

 その力を使ったお兄さんは私を抱えて、化け物達がまだそんなに多くいない山の方へと逃げおおせることができたのですが、私は余りの急加速に耐え切れずに気絶してしまいお兄さんに大変心配を掛けてしまいました。

 でも、お兄さんがこんなダメダメな私のことを心配してくれたことに場違いではありましたが、少しだけ嬉しくも感じていました。

 それから私とお兄さんは先程と同じように私の頭の中に浮かんだイメージを頼りに化け物達を避けながら逃げ続けました。

 私自身も半信半疑でしたが私のこの不思議な感覚によって得られる情報は思いのほか精度が高く、お兄さんも「恵那がいなかったら今頃死んでいたよ」と言ってくれるほどです。

 

 しかし化け物達の数は日に日に増していき、危険な場所を避けるように移動してもどうしても遭遇してしまうことがありましたが、その時はお兄さんの自慢の足で何度も逃げ延びてきました。

 化け物の分布的に余り市街地に降りられなくて山や森での生活を余儀なくされた私達でしたが、お兄さんのサバイバルスキルのおかげで食事に関して言えば母が豹変してからの食事よりも健康的なモノを味わうことができました。

 私は比較的同年代の女の子と比べて虫は平気な質だったので虫を食べることには特に抵抗感はなく、最初は躊躇しましたが今では目をつむれば生でも食べられる自信があります。

 好き嫌いを言えるような状況じゃなかったというのもありましたが、何よりもお兄さんと一緒に食事をしていたからあんなにも早く適応できたのだと今では思います。

 

 安易に人里に下りられず、満足に体を清めることも出来ないくらい緊迫した毎日でしたがご飯もあって誰かに束縛されることもなく、そして何よりも私の味方のままでいてくれる人と一緒にすごしてきた日々はとても充実していました。

 そんな生活を一カ月も続けた成果なのか一般的な小学三年生の女子にしては小柄で貧弱だった私の体は厳しい環境に適応するように強くなり、今では同年代の男子よりもタフな自信があります。

 危険と隣り合わせではあったけどとても幸せな時を過ごしてきましたが、この逃走劇も終わりが見えてきます。

 

 私達はこの混沌とした世界で数少ない化け物に侵略されていない場所があることを私の力で知り、その中でも一番近い場所に向かって歩き続けてきました。

 詳しい地名までは分かりませんが、道中で手に入れた地図から長野の何処かに向かっていることだけは分かりました。

 そこに着いたら化け物達に怯えて過ごす必要はなく、私からお兄さんと一緒にいる正当な理由がなくなってしまいます。

 

 そのことに気が付いてから私は目的地に向かうことに消極的になってしまいしたが、これまで何度か危ない場面に遭遇したことがあり、その度にお兄さんに助けてもらったことを考えるとこれ以上お兄さんの負担を増やすわけにもいかず、私は自分の気持ちに蓋を閉め、目的地まで比較的安全な最短距離を示し続けました。

 

 そして長いようで短い時を経てついに、命を懸けた逃走劇も終わりを迎えました。

 

 諏訪に着いたときには想定外の事態に見舞われましたが、助っ人として駆けつけてくれた諏訪の勇者、白鳥歌野さんの助けもあり、誰も犠牲にならずに生還することができました。

 生存者の救出に向かったお兄さんは少し怪我をしていましたが命に別状はなく、その帰りをただ一人待ちわびていた私はそのことに安堵し、堪らずに泣き出してしまいました。

 

 その後、私と光成お兄さんは特例として一緒に住むことを許され、今でも貸し与えられたおウチで幸せに暮らしています。

 諏訪では勇者の歌野さんと、私と同じ巫女の力を持つ水都ちゃんともお友達になり、大人の人とも徐々に普通にお話しできるようになってきました。

 今は本当に毎日が輝かしく見えて、故郷にいた頃とは比べ物にならないくらい充実した日々を送っています。

 今の生活で唯一悩みがあるとするのであれば、あの日別れたままの母の所在が分からないことです。

 母は私に酷いことをしてきました。

 でも、母は母で大変な日々を過ごし、あの日までずっと私を育ててきてくれたことを考えると母を恨む気持ちは自然と霧散して、今ではその身の無事を祈っています。

 

 私がこうして母のことを思うことが出来るのも、あの日助けてくれた光成お兄さんのおかげです。

 

 だから私は、お兄さんが私に与えてくれた幸せの分だけ、いえ、それ以上の幸せをお兄さん返せるように、精一杯がんばりたいと思います!

 

 

 そして、いつの日か、私のこの思いが届くことを切に願います………。

 

 

 

 






オリキャラの主要人物のはずなのにあまりにも恵那ちゃんの影が薄すぎると思い、今回の話を書いてみました。
彼女は光成くんがいなかった場合、巫女の力が発現していようといまいと死んでいたという設定のキャラクターです。
彼女を書こうと思ったのは単純に神託を授かっても死んでしまった巫女もいるのではないか、と私が考察したためです。
彼女は主人公が転生したことで救った命の一つであり、彼を導く大切な役回りを持った重要キャラなのです。

なんか、感想とか評価とか一切されずに書き続ける作者さん達を今更ながらすごいと思った、まる


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