記憶喪失の私は記憶喪失の養子になりました 作:TAKUMIN_T
それはそうと、今回から魔術競技祭に入ります。
こんなのプロローグじゃ無いわ!(他からしたら)ただの本編よ!(8,434字)
010.02-00:Prologue_ミカクテイジショウ
ところで、こんな話を皆さんはどう思うだろうか。
「俺、前世があるんだぜ!」
どうぞ精神病院にでも行ってください。もしくは掲示板にでも書き込んでください。もれなく「まずは目を覚ましましょう」と、暖かい視線と共にお声が掛かる事でしょう。
ほぼ同じ反応を貴方達もするはずだ。
そういえば、掲示板では本当に生まれ変わりと信じていた者達が通じ合った例が存在するらしいが、それは置いておき……。
あまりに唐突すぎて「何言ってんだこいつ」と思っただろう。早く本篇始めろとも。
大丈夫だ。それがまともな反応だからなにも問題ない。逆の意味で「何言ってんだこいつ」と感じた人はもれなく
つまり、「唐突」が重要なのだ。
知人、他人を問わず、急に支離滅裂と取れる言動をし始めたらどう思うだろう。挙げ句の果てに勧誘してきたらどうだろうか。どこぞの宗教団体にでも洗脳させられたのかと疑うことだろう。そうか以下略。
▷▷▷
晴天とは、色んな出来事が舞い込む天気である。
時には、パンをくわえた少女と角でぶつかって始まる恋物語――なんて妄想。
時には、『俺、これが終わったら結婚するんだ』と同僚に告げる――フラグ。
時には。『ウホッウホッキー! ウホッウホッキー!』 ――理解不能。エクバにでも行っ(検閲されました
――とにかく、様々な出来事が舞い込む天気である(思考放棄
タライに溜められた水が波一つ立つことなく、天然の鏡となって街の隙間から雄大な空を写している。そこに小さな
街の路地裏での一角、何気無いワンシーン。一つの光景でも、今のこの時間、平和という二文字がとてもよく似合っていた。何処からか子供達の喜ぶような声が、辺りで残響していた。
とある日。
襲撃騒動からいくばくか*1の時間が経ち、アルザーノ帝国魔術学院にあった襲撃の痕跡は、すっかりと消えて無くなっている。主にノエルが一日でやってくれました。「またあいつか」とか言わない。
廊下では、クラスを跨いだ友達同士が笑顔を浮かべて歓談している。また、ある先生の元に向かい、何かを訊いている生徒もいる。
のんびりとした時間が、平穏な一時が戻ってきた学院の学院長室にて。騒動のタネが、再び起ころうとしていた。
とにかく前述は端折り、こう、どストレートに続けよう。
「――お金貸して☆」
「地獄に落ちるか?☆」
「利子は?☆」
「死ね☆」
笑顔でキラキラとエフェクトが出そうなグレン、対して、同じようにキラキラしながらも黒いオーラを纏っていうセリカ。その中央で我関せずと、執務席に腰を落ち着かせて静観しているリック。
セリカの手からなにやら青い炎が人魂みたいに浮いている。顔を下から照らすような灯りが、明らかにホラー演出で用いられる照明だ。グレンの心と顔が引きつき始めている。
「なんでダメなんですかね?」
「
「ほうほう――で、その心は?」
「誰が給料を全額ギャンブルにスったやつに金を貸すか!」
「正論だけど傷を抉るのはやめてくれませんかねぇ!?」
先日――または昨日だ。その日、グレンが学院に就職してからはじめての給料日だった。その給料を携えて真っ先に向かったのは――カジノだ。
とはいっても、現代であるような電子制御されたスロットゲームではない。ごく一般的な、トランプを使用することによる博打をメインに据えたカジノだ。
それでも賭場あるからして、まあ、連戦連勝するには〝運〟が必要なわけで。
結果、全額を一日にしてスったグレンがこうしてお金を要求している訳だ。
「あそこでハートの3が出たから――! 4以上だったら勝ってた――ッ!」
「大して変わらんだろ」
「カードが悪い! 俺悪く無い!」
「だから変わらんだろ」
「倍にして返すから!」
「信じられるか!」
なんというか、もう、評価は地に元々堕ちていたね。これ以上何処に堕ちろと。
ラスベガスのホテルで人のお金借りて『倍にして返してあげるから!』と意気揚々と出かけ、見事にスった
グレンもその例に漏れないだろう。ノエルのお陰でグレンとセリカの性格は案外落ち着いているのだが、根本的な部分ではその影響をあまり受けていない。
必死な様子を見兼ねて、リックが口を挟む。
「セリカ君は一応グレン君のことを家に置いておるのだろう? そこは融通してやっても構わないでのは?」
「そこを甘やかすとこいつはずっと甘えてくるかな。そこはしっかりとしないといけない」
「大変じゃの……」
「学院長はなんで冷静で居られるんっすか!?」
訊きたいことを訊き、用が済んだら再び手元の本に視線を落とす。
もしかしたら暴風が巻き荒れるかもしれないこの状況で、よく冷静で居られる。悪い意味で慣れてしまったのか、それとも諦めがついてしまったのか。
「なんでって、そりゃあわしは関係ないからの」
「おに! あくま! おばけ!」
「ほっほっほ」
もしかして、扱いに慣れてしまったからなのだろうか……。なんとも要らないスキルだ。
――しつれいしまーす
すると、聞き覚えのある少女声が扉から聞こえる。
ガチャ――。
扉を開け、ドアノブに手を掛けたまま、目の前の光景に目をパチクリさせる。本日の髪型は、流した状態。生徒達の間では〈妹〉フォームと呼ばれるようになっている。
それは置いておき、グレンとセリカは睨めっこ。リックは平然とした様子でノエルを見ている。
普通は、異常と思わない方がどうかしている。
「えっと……リックさん、どうなってるんですか?」
「ギャンブルで給料を全額スったみたいで、セリカ君にお金を貸してと言っておるんじゃよ」
「あぁ〜、お兄さんっぽいですね」
「……グレン」
「やめて、そんな目で見ないで……」
まあ、ねだるグレンはいつものこと。ブッ飛ばすセリカもいつものこと。ノエルが変なことやり始めてもいつものこと。
これがアルフォネアに関係した者達の末路だ。嘘です。
とにかく何時もの事と判って、そのまま部屋に入って扉を閉める。
その間にグレンは、リックに
「とにかく学院長! お金が無いと明日も生きられないんですよ! 給料の前借りとかできないですか!? なんとか融通とかインチキできないんですか!?」*2
とにかく手段はどうであれ生活費を手に入れなければ、主に
ちなみにアルフォネア宅にある食材となりそうなものは、全てセリカに鍵付き(魔術)倉庫に仕舞われました。
しかしながら、事情を知っていながらにしてもリックは苦笑して。
「規則で決まっとるから、残念ながら――無理じゃ」
「おうふっ」
規則だからね、しょうがないね。
トドメのアッパー。グレン、リングサイドに沈む。
それを邪魔だと、セリカは物を扱うように腕を掴んでズルズルと部屋の隅へと引きずる。
なんとも平和で愉快な光景を肴に、リックはコップに入ったコーヒーを一杯。――ふと質問が浮かんだ。
「そういえばノエル君は、ギャンブルをやったことはあるのかね?」
「お兄さんに連れられて遊び程度にやったりはしますよ?」
「あぁ、私もグレンから聞いた。金に関して全く心配しなくていいから、私はノエルに一任させてるよ」
どうやら、セリカ公認のようだ。確かにノエルはお金に堅実そうではある。主にグレンの胃袋を握っているとかいう意味で。
リックはノエルが賭場に行ってと何か賭け事をやるとは思っておらず、意外そうな表情を見せる。
「勝ったりは?」
「そこは私も聞いた事ないな――実際どうなんだ?」
少なくとも博打は、必ずしも賭場が儲かる様になっている。そうでなければ、誰かに当たりを引かせる、または引かれた際に配当を渡せる訳が無い。そこに勤める従業員の賃金、施設の運営費を含めれば、一夜の賭場を巡る金の動きは相当な金額になる。
ぶっちゃけて言ってしまえば、相当デカい当たりを引かない限り、賭場に使った掛け金は帰ってこないのだ。そしてその裏では、その額と同等の金額を賭場に落とした客達がいる。
そのことを現実主義者のノエルは勿論判っている。でなければ、賭場で賭け事をやる訳が無い。
それでも、ノエルは笑顔だ。
「そうじゃなかったら、魔術に使う材料の資金がありませんからねぇ」
……暗に趣味に回せる程に儲かってるって言ってる。
セリカとリックの頰が思わずひきつる。
「――――グレン君には言っておるのか」
「いいえ☆」
とっても清々しい、無垢な笑顔で。なお内包する意味は、人に聞かせたくないトンデモ発言である。
そしてさらに一言。
「イカサマとかバレなきゃいいんですよ☆」
「可哀想な賭場じゃな……」
「ノエル……」
手段が判らない以上、どう言っても手口を明かす証拠になり得ない。もしかしたら本当は、何もやっていないのかもしれない。ノエルだから可能性は無きにしも非ず。
ただ、グレンからの影響なのだろうか。妙な所で口が回る。
それでもこれが、
人為的に除け者にされた
「餓死してしまうぅ――」
蚊が鳴くような声で、救いを乞うていた。
目を細めながら、セリカが一言。
「ノエルが作ってくれるのにか?」
「――――あ」
「「……」」
「んにゃ?」
黒は気の抜けた声が漏れた。水色は首を傾げている。金と白は掛ける言葉も見つからない。
確かに、「お弁当です」と昼食を手渡す光景を学院内で見ることがある。毎日ではないにしろ、目立つ二人が来たことにより増えた学院内の新しい光景となっている。
しかしセリカに言われるまで、グレンはそのことを完全に失念していた。
気が付けば、部屋の隅で悔しがるように
「なんたる失態――ッ! 側にお弁当を渡してくれる妹がいるのを忘れるとは、痛恨の極みぃ――ッ!!」
妹と言ってるが、この際、気にしないほうがいいだろう。周りからも妹として見られているし。
グレンの悔しがる様子に、呆れたと嘆息をつくセリカ。
「――餓死問題、解決したな?」
「本当、ノエル君さまさまじゃのぉー」
ノエルの編入字にグレンの保護者と言っていたのは伊達じゃないと、リックは改めて思い返していた。
そしてその様子を見ながら、ノエルがにっこりと一言。
「作らなきゃいいんですか?」
ピタリとグレンの動きが止まる。焦ったように、恐る恐る首を後ろに回す。
「今、なんて?」
「作らなきゃいいんですか?」
「やめてくださいお願いしますノエルさん! シロッテの樹液で飢えを凌ぐことになっちゃう!」
一言一句
しかしマイペースは聞く耳を持たない。
「私も舐めてみたいです♪」
「嫌だぁああああああ!!」
味に興味津々とばかりのノエルと、グレンの再燃しかねない餓死問題。グレンが悲鳴を大にして絶叫する。
流れで脇に追い出された二人。その様子に苦笑しながらも、改めて日常を感じていた。
ゆっくりとセリカが、リックの横に付く。
「セリカ君。ノエル君は昔、あんなだったかの?」
「私とグレンも身に覚えが無いんだよ……」
「でも、伸び伸びしておるなぁ……」
「年寄りくさいぞ?」
「事実じゃよ?」
一人は還暦越え。一人はそれ以上の昔から生きる姿の変わらぬ魔女。セリカに関しては、精神年齢はそこまでではないのが、一連の行動からなんとなくは判る。
だが一般的に見れば、他の人の言う「年の功」が一切通じない程には永く生きている。
それでも崇められる存在としてではなく、
「ほらお兄さん、誰かと
「俺の給料でかけるのはやめてくれませんかねぇ!?」
「ギャンブル好きのお兄さんなら勢い任せでやりますよね!」
「今それとこれとは話が違うんだよ――ッ!」
と、注意を僅かな時間逸らしただけで、なにやら話が変わってきている。
このままいくと、ただでさえ少ない所持金を無許可で掛けられることになりそうだ。
「……流れが怪しくなっておらんか?」
「ここまでいくと、他人にも迷惑がかかるな……」
給料三ヶ月分。曖昧な数値であるが、常日頃の生活に直結する社会人からすればとてつもない金額だ。
それを平然と掛けさせようとするノエルと、断固拒否を貫くグレン。本当にやりかねないグレンと、落ち着かせそうなノエルの立場が逆転している。
流石にノエルが
パンパンと、セリカが手を叩く。
「ほら、そこまでだ」
「えー、つまらないですー」
「た、助かった……」
もっとやらせろとノエルの表情に出ている。グレンは九死に一生を得たと、神を目の当たりにしたかのようにセリカを崇めている。
二人の挙動に、セリカは軽く嘆息を付いた。
「全く……」
「仲が良くていいのぉ」
まるで私には関係無いという物言い。事実、その通りなのだが。
「とりあえずだ。グレンはノエルに食事を恵んでもらうということでいいか?」
「なんか、新婚さんみたいですね☆」
「だから何自然な感じでとんでも無いこといってるんだよお前は!?」
ここに病院を建てよう。
→病院は逃げた!
手の施しようがないと、セリカはただ微笑むだけ。マイペースの話に付き合うだけ行動に乗らされる羽目になるから、このほうが最善というまでだ。
「まあまあ落ち着きなさいグレン君。給料の前借りということはできんが、〝特別賞与〟の形では出せる可能性はあるぞ?」
「なんですとぉ!?」
なんなんとぉー(画像略
机に身を乗り出してまで話に食いついた。どれだけ切羽詰まっていたのか、その挙動から思案せずとも察せてしまう。
「ほっほっほ――とはいえ、先ずは確認じゃが……グレン君は来週の〈魔術競技祭〉のことは耳にしておるな?」
「え? ――まぁそりゃ……一応ここに居たし、今はここの講師っすから?」
魔術競技祭。
年三度に分けて行われている、アルザーノ帝国魔術学院の学習成果を披露できる場として、〝競技〟という形で一般公開している催し。端的に言ってしまえば、運動会みたいな祭り事に近い。
学年ごとで開催日も別けられており、学年の違いによる格差というものは存在しない。純粋に、同学院に通う同年度生と競うことができる。
グレンの返答に、リックはうんうんと頷き。
「そうか、なら話は早い。その魔術競技祭で優勝すれば、特別賞与が学院から出せるぞ?」
「ほわぁ!?」
何処からその声が出たのか。威嚇するネコみたいに、グレンは全身を総毛立たせる*3。
少し考えるように腕を組んで俯き加減になるセリカ。
「……なるほど、そんなのがあったな」
「――ねえ、なにが〝なるほど〟なんですか?」
少しの
「倍にしていいですか?」
ノエルが言っても、不穏な響きしか感じられない。魅力的ではあるが。
「俺に味方はいないんですか?」
「いる訳ないだろ」
「断言しないでくださいな?」
「お兄さん――」ウルウル
「なんだその潤みは……」
三者三様。ぴったり。
「――て、そんな話があるのならこうしちゃいられね
首に回されたセリカの腕が、自然とグレンの首を絞めた。威勢を失ったネコみたいに萎んで見えた。
「優勝――とは一言で表しても、厳しいんじゃよ。達成するには。
優勝候補はハーレイ君が率いる一組。彼処は世辞無しに優秀な生徒ばかりが揃っているからな」
「あいつらか――まあ、粒揃いだから当然か」
「成績優秀者が多くいるから層が厚い。簡単に抜ける壁ではないぞ?」
二組にも成績優秀者が一応は居る。
システィーナ=フィーベルと、彼女に次ぐ成績のギイブル=ウィズダンだ。
しかしそれ以外を挙げられるかと言われると、二組生徒でも口を閉ざすだろう。
優秀者は優秀者で集めて同レベルで一斉に育てる。――と言ったら聴こえはいいのだが、裏を返せば、生徒の都合を問わずに、人を選んでクラス配分していると言える。
最上級クラスに編入できた事で慢心し、他クラスを自分より下だと決めつける
自然と選民思想に染まっている人物が我が物顔で表舞台に立てるのは、魔術界隈での当然と言ったところだろう。それが常識となっているのだから、異議を申し立てたのが異端扱いされる事になる。
しかしその中でも、間違いなく実力者が混じっているというのも否定できない。
現に一組担任のハーレイ=アストレイも、26という若さで
競技祭当日には、全クラスの前に立ちはだかる難敵として一組が君臨することだろう。
それでも、そんなの関係無いとヒャッハーしている奴がいるのも事実。
ほら、
「リックさーん。私、出場しちゃ駄目ですか?」
「そうしたら、二組の優勝が確実になってしまうの……」
「ノエルは駄目、絶対にだ」
「それ以前にノエル君は今、客員教授じゃろ。どうやっても参加できないじゃろ?」
屋台に来た子供みたいな感覚でハーイと手をあげる。
参加させてしまったその暁には、ノエルが通った道には何も残らない。生徒の心をバッキバキと良い音を立てて無邪気に叩き折るような、無差別の絨毯爆撃をやらせるわけにはいかない。
いたずらがバレた子供みたいに、バツが悪そうに舌をチョロっと出す。
「バレましたか」
「……本当に出場するつもりだったんじゃな」
本当に出場させてしまったら、全部門において、ノエルがダントツの一位を獲得することになるだろう。もしそうなってしまえば、もはや祭り事の程を成さなくなってしまう。
「流石にノエルをあの場に出すのは、私でも許可しないな」
「そりゃそうだ」
同調するようにセリカとグレンも口を出す。
「でもでも、お兄さんと一緒に生徒達を特訓させるのは構わないですよね!?」
「それは他の担任も行っておる事だから、そこに関しては制限せんよ」
「やった!」
流石にそこを制限したら、何の為にこの魔術競技祭という催し事があるのか、その意味を問い質される事になる。
ノエルが右手を上に突き出して。
「めざせ! ハーレイ先生の給料三ヶ月分!」
「諦めてくれお願いだから」
そこまでして誰かの給料をふんだくりたいのか。それと明確に名前を出されたハーレイにどんな恨みがあるのか。
――単に面白そうだから行動しているだけなのだろうけど。
「優勝は難しいと、言っておるのにのぉ……」
「ノエルには何言ったって無駄だろ。マイペースを貫かないノエルの方が私は心配だな」
「俺もそう思うわ」
「――なんか、不名誉な会話がされてる気がします」
「「いや全然」」
「ならいいです」
流石家族。ノエルの手綱の握り方をしっかりと判っておられる。
嬉しそうな表情をしながらグレンの右隣にベッタリとくっついて、腕を絡ませて。
――
「
「
……。
…………。
「小悪魔じゃないかね、あれ」
「私に似たのか……?」
「それはないじゃろ……」
▷▷▷
風も何もない、暗い色が広がる虚無の空間。
自分という感覚も、判らない。身体――自我――そんなもの、ここには存在していない。概念すら、無いのかもしれない。
ねえ、――は誰?
――。
持ちうる答えは、無い。
=24:00:00
すぅ――すぅ――
カーテンの隙間から月光が差し込み、顔を優しく照らす。睡眠が光によって妨げられる事もなく、ノエルは安らかな寝顔を晒していた。
今すぐにでも、
永遠の眠りに
ついてしまいそうな程に。
プリコネRのバトルアリーナ編成?
ノゾミ
カオリ(サマー)
シノブ(ハロウィン)
ネネカ
マホ or ジュン or ムイミ or プリン or プリン(ハロウィン) or etc...
文句あっか。
2019.09.28
Q:間が空いた理由
A:ホームステイ先の親戚がディヴィジョン2(北米版)買っててね。それやってた。