人が斬れないアタッカー   作:ポテチパン

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弟子入り初日

「それで?レイガストの使い方ってどう言うのを学びたいんだ?」

 

元は玉狛支部の地下にある訓練室にてレイジさんから教わろうとしていた。

 

「えっと、レイジさんはレイガストを使って殴って攻撃をすると聞いたので、それなら僕も出来るかなと。」

「何でだ?普通にブレードモードで斬ればいいんじゃないのか?と言うよりC級の間はそっちの方がいいんじゃないか?」

「いえ、僕は人が斬れないんです。」

「そうか。まあもしアタッカーとしてこの先続ける気なら克服した方がいいだろうな。」

「はい。」

「アタッカーはシューターやスナイパーと違って前線で戦うのがメインだ。人が斬れないのであればはっきり言って"役に立たないアタッカー"だ。まあ援護という手もあるがそれでもある程度は攻撃を出来るようにした方がいい。」

「ですよね。レイジさんは人を斬ったり撃ったりするのに抵抗は無いんですか?」

「ない。と言えば嘘になる。そもそも人を斬るのに抵抗があるのは正常なことだ。それでもいざ戦いの場において抵抗を感じていると負ける。それにトリオン体であればいくら斬ったって死ぬ訳では無い。」

「それは分かっているんですが、やっぱり怖いんです。人を斬るとあいつの事を思い出すんです。」

「そうか、まあとりあえずレイガストの使い方を教えよう。」

 

レイジさんが深く追及してこなかったことに元は驚きながらも「はい!!」と返事をしてレイガストを起動した。

 

「まず俺の戦い方だが、あれはレイガスト専用オプショントリガーのスラスターを使っているんだ。」

「スラスターですか?」

「ああ、トリオンを噴出して武器を加速させるトリガーだ。これを使って勢いよく相手を殴る。これが俺の戦い方だ。」

「スラスターはどうやったら使えるようになるんですか?」

「B級に上がるのが条件だ。上がれば使えるトリガーの数も増え、スラスターも使えるようになる。」

「と言うことは僕にはまだ使えないんですね・・・」

「ああ。」

「わかりました!!じゃあ個人ランク戦でB級目指します!!」

「そうだな。じゃあこうしよう。個人ランク戦でまずは人を斬れるようにする。と言っても無理はするな。出来る範囲でいい。それをしつつB級を目指す。」

「分かりました!!師匠!!」

 

そして元は本部に戻り、個人ランク戦のブースに行った。そして個室に入り、自ら対戦を申し込んだ。

 

「宜しくお願いします!!」

相手はあの三バカの1人、甲田だった。

「な!?お前、またあの戦法でやるつもりか!!」

「いえ、今回はきちんと戦います!!」

 

そして結果は元の勝ちだった。ポイントもあと1~2回戦すれば4000に届きそうだった。しかし元はブースを飛び出てまたトイレの個室に入り、盛大にぶちまけた。

 

そしてまた勝負をしたが、今度は1歩も動けず惨敗だった。

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